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1994/12/09 第131回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第131回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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1994/12/09 第131回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第131回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号

#1
第131回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
平成六年十二月九日(金曜日)
    午前十時五十一分開議
出席委員
  委員長 中山 利生君
  理事 田野瀬良太郎君 理事 東家 嘉幸君
   理事 西田  司君 理事 村田敬次郎君
   理事 久保 哲司君 理事 山岡 賢次君
   理事 永井 哲男君
      根本  匠君    古屋 圭司君
      堀内 光雄君    井上 喜一君
      河村たかし君    山名 靖英君
      玄葉光一郎君    中島 武敏君
 出席政府委員
        国土庁長官官房
        長       三井 康壽君
        国土庁大都市圏
        整備局長    荒田  建君
 委員外の出席者
        国会等の移転に
        関する特別委員
        会調査室長   杉本 康人君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 閉会中審査に関する件
     ――――◇―――――
#2
○中山委員長 これより会議を開きます。
 この際、去る十一月二十一日に宮城県仙台市で開催いたしました国会等の移転に関する意見交換会の出席委員を代表いたしまして、私からその概要を簡単に御報告申し上げます。
 今回の意見交換会は、国会等の移転について広く全国の皆様の御意見を伺うとともに、国民合意の形成を図ることを目的とした地方ブロック単位の意見交換会の第二回目として、東北ブロックの宮城県で行われたものであります。
 出席委員は、私を団長として、自由民主党の西田司君、村田敬次郎君、改革の久保哲司君、塚田延充君、長浜博行君、日本社会党・護憲民主連合の永井哲男君、新党さきがけの玄葉光一郎君、日本共産党の中島武敏君の九名であります。
 それでは、意見交換会の概要について申し上げます。
 まず、団長からのあいさつ、出席委員及び意見陳述者の紹介を行い、次いで意見陳述及び意見交換が行われました。
 意見陳述者は、宮城県知事の浅野史郎君、東北経済連合会副会長の竹澤清隆君、東北大学大学院情報科学研究科教授の須田熈君、日本青年会議所東北地区協議会会務副会長の谷ケ城隆君の四名でありました。
 意見陳述者の意見について、簡単にその要旨を御報告申し上げます。
 まず、浅野史郎君からは、国会等の移転に関する議論を行うに当たっては、国土利用の偏在是正という基本的な観点を十分に認識し深めていくことが最も重要である。今後、国会等の移転の実現に向けて、以下の四点に留意してもらいたい。第一に、国会等の移転問題が、第一国土軸のリストラだけで終わることのないようにお願いしたい。第二に、候補地の選定に当たっては、多数を背景にした地域への利益誘導という結末に終わることのないようにしてもらいたい。第三に、行財政改革や地方分権の推進をお願いしたい。第四に、北海道、東北地方の基盤整備や機能集積に特段の配慮を賜りたいとの意見が述べられました。
 次に、竹澤清隆君からは、首都機能移転は、東京の一極集中に歯どめをかけ、人心の一新を図るとともに、強固な中央集権体制にくさびを打ち込み、政治改革、行政改革、経済改革の起爆剤となり得ると信じている。移転に当たっては、政経分離の基本的立場に立ち、スリムな首都にすべきである。移転先地としては、国土の均衡ある発展に寄与し得るものであること、自然災害に強いこと、世界都市東京との連携が保てること、未来型の魅力ある都市であること等を条件とすべきである。そして、今や関係機関の考え方をより深め国民世論の域に引き上げるため、複数の具体的候補地の選定作業に入るべき段階に来ていると考えている。最後に、東北地方は、我が国の未来を託せる基礎条件を完備し、多極分散型国土形成における寄与可能性の高い地域であること等を紹介したいとの意見が述べられました。
 須田熈君からは、地震災害への対応、多極分散型国土の構築、東京における過密の弊害の解決のために、国会等の移転が必要だと考えている。その際、移転先はできるだけ小さな首都、いわゆる政治都市に限定するとともに、本省以外の独立行政機関、公社公団等については、地方の県都あるいはそれに準ずる中核都市に移転させるべきである。また、移転とあわせて地方分権も進めなければならない。移転先の条件としては、大災害の危険のないこと、首都へのアクセスが良好であること、水が十分にあること、まとまった広い安い土地が十分供給できること、景観や気候がある程度よいこと等が必要であるとの意見が述べられました。
 最後に、谷ケ城隆君からは、国会等移転調査会中間報告は、二十一世紀を目前にして我が国の向かうべき一つの未来像を国民に示したという点で画期的なものである。その意味から、今回の遷都は内外に向け日本が中央集権的国家統治システムから生活者主体の地域主権的行政システムへ変革させていく意思を表明することを前提としなければならない。そのため、遷都に当たって、地域主権社会実現に向けた思い切った行政改革を伴うことを条件にする必要がある。移転候補地としては、地価が安く、広大な面積を持ち、自然が豊富で、災害が起きにくく、世界へ向けて門戸を広く開放できることが必要である。東北地方の潜在的開発ポテンシャルは多大であり、東北地方が最適地であると考えているとの意見が述べられました。
 次いで、出席委員と意見陳述者との間で、移転候補地名、国会等の移転が東京一極集中の是正に及ほす効果、分割移転の是非、空港整備の必要性、移転先地の選定手続等について活発な意見交換が行われました。
 以上が、意見交換会の概要であります。
 なお、意見交換会の開催等に当たりましては、地元関係者初め多数の方々の御協力をいただきました。ここに深く謝意を表しまして、報告といたします。
     ――――◇―――――
#3
○中山委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
 国会等の移転に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○中山委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 次に、閉会中審査におきまして、参考人から意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○中山委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十時五十九分散会
ソース: 国立国会図書館
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