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1994/06/10 第129回国会 参議院 参議院会議録情報 第129回国会 本会議 第21号
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1994/06/10 第129回国会 参議院

参議院会議録情報 第129回国会 本会議 第21号

#1
第129回国会 本会議 第21号
平成六年六月十日(金曜日)
   午後零時三十一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第二十号
  平成六年六月十日
   午後零時三十分開議
 第一 国務大臣の報告に関する件(衆議院議員
  選挙区画定審議会の「区割り案の作成方針」
  に関する報告について)
 第二 薬事法の一部を改正する法律案(内閣提
  出)
 第三 予防接種法及び結核予防法の一部を改正
  する法律案(内閣提出)
 第四 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律
  の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院
  送付)
 第五 特定物質の規制等によるオゾン層の保護
  に関する法律の一部を改正する法律案(内閣
  提出)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、日程第一より第五まで
 一、放送番組素材利用促進事業の推進に関する
  臨時措置法案(内閣提出、衆議院送付)
 一、特定都市鉄道整備促進特別措置法の一部を
  改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
     ―――――・―――――
#3
○議長(原文兵衛君) これより会議を開きます。
 日程第一 国務大臣の報告に関する件(衆議院議貧選挙区画定審議会の「区割り案の作成方針」に関する報告について)
 自治大臣から発言を求められております。発言を許します。石井自治大臣。
   〔国務大臣石井一君登壇、拍手〕
#4
○国務大臣(石井一君) 衆議院議員選挙区画定審議会が取りまとめた「区割り案の作成方針」について御報告いたします。
 先般成立いたしました政治改革関連法においては、衆議院議員の選挙に小選挙区比例代表並立制を導入することとし、小選挙区の区割りについては、これを厳正、公正なものとするために、いわゆる第三者機関にその画定案の作成をゆだねることとして、衆議院議員選挙区画定審議会を総理府に設置することとしております。
 政府といたしましては、衆参両院の御同意をいただいた上で、去る四月十一日、七人の委員の任命を行ったところでありますが、同審議会では、以後審議を進められ、去る六月二日、「区割り案の作成方針」を取りまとめられたところであります。
 審議会の運営、審議は、委員の合議に基づき行われているものでありますが、その庶務は自治省において処理することとされておりますので、当職から「区割り案の作成方針」について御報告申し上げるものであります。
 以下、その全文を申し上げます。
    区割り案の作成方針
 一、区割り基準
 (一) 各選挙区の人口の均衡を図り、各選挙区の人口のうち、その最も多いものを最も少ないもので除して得た数が二以上とならないようにすることを基本とする。
  (イ) 各選挙区の人口は、全国の議員一人当たり人口の三分の二から三分の四までとし、全国の議員一人当たり人口の三分の四を上回る選挙区は設けないものとし、全国の議員一人当たり人口の三分の二を下回る選挙区はできるだけ設けないものとする。
  (ロ) 各選挙区の人口は、当該都道府県の議員一人当たり人口の三分の二から三分の四までとする。
  (ハ) 都道府県の議員一人当たり人口が全国の議員一人当たり人口の三分の二を下回る都道府県にあっては、各選挙区の人口をできるだけ均等にするものとする。
 (二) 市(指定都市にあっては行政区)区町村の区域は、分割しないことを原則とする。ただし、次の場合には、市区の区域は分割するものとする。
  (イ) 市区の人口が全国の議員一人当たり人口の三分の四を超える場合
  (ロ) 市区の人口が当該都道府県の議員一人当たり人口の三分の四を超える場合
  (ハ) 当該都道府県の人口最大の市の区域をもって単独の選挙区としたときに全国の議員一人当たり人口の三分の二を下回る選挙区が生じる場合
  (ニ) 選挙区が飛地となることを避けるために必要な場合
 (三) 郡(北海道にあっては支庁)の区域は、分割しないことを原則とする。ただし、次の場合には、郡の区域は分割することができるものとする。
  (イ) (一)に沿った選挙区を設けるために必要な場合
  (ロ) 選挙区が飛地となることを避けるために必要な場合
  (ハ)郡の区域が現に他の郡市により分断されている場合又は郡の区域に離島を含む場合
 (四) 選挙区は、飛地にしないものとする。
 (五) 地勢、交通、歴史的沿革その他の自然的社会的条件を総合的に考慮するものとする。二、作業手順(一) 都道府県の区域を地域区分するに当たっては、現行の衆議院議員の選挙区の区域を手がかりとする。この場合において、現行選挙区の区域又は二以上の現行選挙区の区域をあわせた区域に二以上の選挙区を設けるときは、その区域の地理上の周辺部から、順次、当該区域の議員一人当たり人口を目途とし、かつ、一、区割り基準に適合するように、選挙区を設けていくものとする。
 (二)作業の結果得られた区割り案が合理的かつ整合性のとれたものになっているかどうかの総合的な検討を行うものとする。
 以上をもちまして御報告を終わります。(拍手)
     ―――――・―――――
#5
○議長(原文兵衛君) 日程第二 薬事法の一部を改正する法律案
 日程第三 予防接種法及び結核予防法の一部を改正する法律案
  (いずれも内閣提出)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。厚生委員長会田長栄君。
    ―――――――――――――
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
   〔会田長栄君登壇、拍手〕
#6
○会田長栄君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、厚生委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、薬事法の一部を改正する法律案は、近年における医療用具の多様化及び高度化の状況等にかんがみ、医療用具の品質、有効性及び安全性を確保するため、医療用具の製造業の許可基準の改善、再審査及び再評価の制度の導入並びに特定医療用具に関する記録の作成及び保存の制度の新設を行うとともに、医療用具の製造の承認審査の事務の一部を指定調査機関に行わせる等の措置を講じようとするものであります。
 次に、予防接種法及び結核予防法の一部を改正する法律案は、最近における伝染病の発生状況、医学医術の進歩、生活環境の改善、予防接種に関する国民の意識の変化等にかんがみ、予防接種の対象疾病、実施方法等を改めるとともに、予防接種による健康被害について救済の措置を充実しようとするものであります。
 委員会におきましては、両案を一括して審査し、医療用具による被害の実態、薬事法による医療用具規制の効果、予防接種の努力義務化の影響、安全な予防接種実施体制の整備等の諸問題について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終わりましたところ、予防接種法及び結核予防法の一部を改正する法律案に対し、大島理事より、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、新緑風会、公明党・国民会議、日本共産党の五会派共同提案に係る修正案が提出されました。
 修正案の要旨は、この法律の施行後五年を目途として、疾病の流行の状況、予防接種の接種率の状況、予防接種による健康被害の発生状況その他新法の規定の施行の状況を勘案し、新法の規定について検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとすることであります。
 次いで、順次採決の結果、薬事法の一部を改正する法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、予防接種法及び結核予防法の一部を改正する法律案に対する修正案及び修正部分を除く原案はいずれも全会一致をもって可決され、本法律案は全会一致をもって修正議決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対し、附帯決議が付されております。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#7
○議長(原文兵衛君) これより採決をいたします。
 まず、薬事法の一部を改正する法律案の採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#8
○議長(原文兵衛君) 総員起立と認めます。
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。
 次に、予防接種法及び結核予防法の一部を改正する法律案の採決をいたします。
 本案の委員長報告は修正議決報告でございます。
 本案を委員長報告のとおり修正議決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#9
○議長(原文兵衛君) 総員起立と認めます。
 よって、本案は全会一致をもって委員長報告のとおり修正議決されました。
     ―――――・―――――
#10
○議長(原文兵衛君) 日程第四 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。労働委員長野村五男君。
    ―――――――――――――
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
   〔野村五男君登壇、拍手〕
#11
○野村五男君 ただいま議題となりました法律案につきまして、労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、急速な高齢化が進展している状況のもとで、高年齢者の安定した雇用を確保し、その職業生活の充実を図るため、六十歳未満の定年を定めることを禁止するとともに、定年後の継続雇用制度の導入を促進するための措置を講ずるほか、高齢期における職業生活の設計の援助、高年齢者に係る労働者派遣事業の特例、職業経験により得た知識や技能を生かした短期的な雇用機会の確保等の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、高齢化社会における労働のあり方、日本的雇用慣行についての展望、労働者派遣事業の特例が高齢者雇用に及ぼす影響、出向や早期退職優遇制度と六十歳定年制の関係、継続雇用制度の普及の方途等について熱心な質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
 質疑を終了し、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して吉川委員より本法律案に反対する旨の意見が述べられました。
 討論を終わり、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#12
○議長(原文兵衛君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#13
○議長(原文兵衛君) 過半数と認めます。
 よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#14
○議長(原文兵衛君) 日程第五 特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。商工委員長中曽根弘文君。
    ―――――――――――――
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
   〔中曽根弘文君登壇、拍手〕
#15
○中曽根弘文君 ただいま議題となりました特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、オゾン層破壊の進行と同問題に対する科学的知見を背景としたモントリオール議定書の改正に応じて国内規制体制を整備しようとするもので、製造の規制対象となる特定物質を政令で定め、新たに特定物質を追加するとともに、製造が全廃された後も特定用途に限り特例として一定量の特定物質の製造を認める等の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、特定物質の規制スケジュール、回収・再利用システムの構築、中小企業支援策等の諸問題について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終わり、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対し、四項目の附帯決議を行いました。以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#16
○議長(原文兵衛君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#17
○議長(原文兵衛君) 総員起立と認めます。
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。
     ―――――・―――――
#18
○議長(原文兵衛君) この際、日程に追加して、
 放送番組素材利用促進事業の推進に関する臨時措置法案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#19
○議長(原文兵衛君) 御異議ないと認めます。
 まず、委員長の報告を求めます。逓信委員長森暢子君。
    ―――――――――――――
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
   〔森暢子君登壇、拍手〕
#20
○森暢子君 ただいま議題となりました放送番組素材利用促進事業の推進に関する臨時措置法案につきまして、逓信委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、有線放送を含めた放送に関する国民の需要の多様化に伴い、おのおのその特色を生かした番組の放送が行われることの重要性が増大していることから、多様な番組の制作に資する放送番組素材利用促進事業を推進しようとするものであります。
 委員会におきましては、放送番組素材の収集・制作のあり方、放送番組ソフト振興のための環境整備の方策等の諸問題について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終了し、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#21
○議長(原文兵衛君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#22
○議長(原文兵衛君) 過半数と認めます。
 よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#23
○議長(原文兵衛君) この際、日程に追加して、
 特定都市鉄道整備促進特別措置法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#24
○議長(原文兵衛君) 御異議ないと認めます。
 まず、委員長の報告を求めます。運輸委員長和田則教美君。
    ―――――――――――――
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
   〔和田教美君登壇、拍手〕
#25
○和田教美君 ただいま議題となりました法律案につきまして、運輸委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、首都圏を初めとする大都市圏における通勤・通学時の鉄道の混雑率がいまだ高い水準にあり、この通勤ラッシュの緩和が社会的に強く要請されていることから、都市鉄道の計画的な輸送力の増強をさらに一層促進するため、本法律の対象となる工事に一定の鉄道新線の建設工事を追加する等、制度の拡充を図るための所要の改正を行おうとするものであります。
 委員会におきましては、鉄道の混雑緩和対策、鉄道利用者の負担増加問題等、各般にわたり質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党高崎委員より反対の意見が述べられ、次いで採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#26
○議長(原文兵衛君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#27
○議長(原文兵衛君) 過半数と認めます。
 よって、本案は可決されました。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時五十二分散会
ソース: 国立国会図書館
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