くにさくロゴ
1993/01/13 第128回国会 参議院 参議院会議録情報 第128回国会 議院運営委員会 第11号
姉妹サイト
 
1993/01/13 第128回国会 参議院

参議院会議録情報 第128回国会 議院運営委員会 第11号

#1
第128回国会 議院運営委員会 第11号
平成六年一月十三日(木曜日)
   午前十一時十分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 十二月十六日
    辞任         補欠選任
     浦田  勝君     吉村剛太郎君
 一月十二日
    辞任         補欠選任
     上野 雄文君     浜本 万三君
     続  訓弘君     山下 栄一君
     寺澤 芳男君     山崎 順子君
 一月十三日
    辞任         補欠選任
     加藤 紀文君     狩野  安君
     松谷蒼一郎君     真島 一男君
     山崎 正昭君     野間  赳君
     山崎 順子君     武田邦太郎君
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         大森  昭君
    理 事
                田沢 智治君
                田辺 哲夫君
                西田 吉宏君
                及川 一夫君
                渕上 貞雄君
                片上 公人君
                井上 哲夫君
                寺崎 昭久君
                橋本  敦君
    委 員
                上野 公成君
                大木  浩君
                岡  利定君
                狩野  安君
                佐藤 泰三君
                野間  赳君
                真島 一男君
                吉村剛太郎君
                岩崎 昭弥君
                栗原 君子君
                野別 隆俊君
                浜本 万三君
                峰崎 直樹君
                山下 栄一君
                武田邦太郎君
        ―――――
       議     長  原 文兵衛君
       副  議  長  赤桐  操君
        ―――――
   事務局側
       事 務 総 長  戸張 正雄君
       事 務 次 長  黒澤 隆雄君
       議 事 部 長  堀川 久士君
       委 員 部 長  貝田 泰雄君
       記 録 部 長  鈴木 威男君
       警 務 部 長  宍戸  洋君
       庶 務 部 長  吉岡 恒男君
       管 理 部 長  島原  勉君
       渉 外 部 長  川島  純君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○国土審議会特別委員の推薦に関する件
○公聴会開会承認要求の取り扱いに関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(大森昭君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
 まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い理事が一名欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行いたいと存じます。
 割り当て会派推薦のとおり、及川一夫君を理事に選任することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○委員長(大森昭君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#4
○委員長(大森昭君) 次に、国土審議会特別委員の推薦に関する件を議題といたします。
 本件につきましては、割り当て会派からお手元の資料のとおり申し出がございました。
 割り当て会派申し出のとおり推薦することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(大森昭君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#6
○委員長(大森昭君) 次に、公聴会開会承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。
 去る十日、政治改革に関する特別委員長から、お手元の資料のとおり公聴会開会承認要求書が提出されました。
 本件に対し、意見開陳の申し出がございます。田沢智治君。
#7
○田沢智治君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております政治改革特別委員長より提出されました一月十七日中央公聴会開催の件につきましては、去る一月十日の同委員会での動議採択に瑕疵があると認めざるを得ない状況にありますので、残念ながら反対をいたしたいと思っておるのでございます。
 この議運委員会も本来は反対ではありますが、やはり議会制民主主義のルールというものの中で、委員長職権という形で招集されたということでありますので、あえて自民党は欠席をすることなく堂々と出て、民主主義のルールに基づく我が党の所信を明確に表明して、採決で決着をつけるということも大事であるとの認識に立って、我が自民党議運委員全員出席のもとに我々の主張を述べたいと思っております。
 リクルート事件の反省に立って、我が自由民主党は、海部内閣以来三たびにわたり政治改革関連法案を提出し、熱心に政治改革断行くの道を歩んできたところでございますが、結果において三たび挫折に終わったということは皆様周知のとおりであります。
 その後、我が党にかわって細川新政権のもとで関連四法案が衆議院より送付され、参議院で初めて政治改革に関する審議が行われるに当たって、参議院にふさわしい充実した審議を通じて、二院制の使命を発揮することが国民の期待しているところであり、また我が党もそれをよしとして今日まで来ているのであります。
 衆議院では、百二十六国会及び今期国会において計二百五十時間に及ぶ実質審議が行われていることを考慮するならば、参議院としてもそれに匹敵するぐらいの審議時間をかけ、衆議院の足らざるところ、また参議院サイドに立った議論を行うべきことは当然のことであります。
 しかるに、この十日ようやく実質審議が始まり、円満な審議が進行する段階で法案の最終態度決定に通ずる公聴会の設定を、話し合いではなく、問答無用、数の論理で動議によりこれを行ったことは、民主的な委員会をないがしろにするという極めて暴挙に値するもので、連立政権の行為は許しがたいものであります。
 我々としては、公聴会の開催は十分にその必要
性を認めておるのであります。審議の最終段階においては、中央、地方を通じて公聴会を行うことは関連法案の審議に当たって当然必要であり、かつまた、細川政権は地方の時代を政治のかなめとしているにもかかわらず、地方公聴会を行うことについて、十七日の中央公聴会のみ可決したと言い張っていることに我々は極めて不満の意を持っておるのでございます。
 そこで、中央公聴会は一月十八、十九の両日、地方公聴会は同じく二十、二十一の両日、衆議院と同様計四日間を要求いたしたのでありますが、連立与党側は政治改革特別委員会の現場の要求を無視して、動議により数で押し切ったことは、選挙制度、政治資金等の政治システムの根幹にかかわる大法案の審議であるだけにまことに遺憾であり、かつ、こういうような行動を二度と再び許してはならないという決意を持っていることを披瀝いたします。
 その第二は、十日の政治改革特別委員会における動議採決の確認に瑕疵があるということであります。
 当日の本岡委員長は多数を確認したと申しますが、そもそも下村委員が質問を終え、自席に戻るため歩いているときに動議が提出され、採決が行われているのでありまして、例えば、下村君は何が行われているか存じなかったと言っておるのであります。この法案に対する態度が各会派で微妙な状況にあるだけに、その採決の確認に当たっては、より慎重に行うことが当然であろうかと思います。
 昨十二日、本岡委員長の不信任動議が可決されたゆえんもそこに大きな理由があったと思っております。
 以上の理由により、議長への公聴会開催要求書については撤回を我々は求めるのであり、かつ、中央公聴会の開催は我が党の主張する二日間とすることを改めて申し上げ、反対の意を表します。
#8
○委員長(大森昭君) 橋本敦君。
#9
○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、反対の意見を表明いたします。
 まず最初に、私は公聴会承認要求のこの件が、特別委員会で突然の動議によって強行可決されたこと並びに今行われているこの委員会が、我が党などがこの問題について重大な疑義があるために、徹底的にその議決の有効、無効の判断をきわめるべきであるということを厳しく指摘して、この承認案件のための委員会を開くこと自体に反対だということを表明いたしましたが、職権でこの委員会が開かれることになりました。こうした強行的な措置に対して、まず最初に強く抗議の意を表明するものであります。
 この小選挙区並立制法案なるものが、実は民意をゆがめ、虚構の多数の上に政権をつくり上げるという、民主主義の根本原則に反するこういったことを通じて強力な政治、これを意図するものであることは、審議の中で私どもは厳しく指摘をしてまいりました。こうした強権政治へ向かう道が、この手続の面においても強行可決あるいは職権開会といった手法で行われていることは、まさにその危険な一端をあらわすものとして断じて容認することができないわけであります。
 反対の大きな第一の理由は、そもそも公聴会の設定が、今の審議の経過に照らして論外であるという問題であります。
 私どもは、公聴会の必要性を否定しているわけでは毛頭ありません。しかし、この法案が持っているさまざまな問題点、憲法にかかわる民意のゆがみがどうであるか、あるいは少数政党排除が憲法のもとの平等に反するという重大な問題があるのではないか。あるいは政党助成法、それをめぐって政党のあり方と国民の税金とのかかわりで憲法十九条に違反する重要な問題が含まれているのではないか。こういった憲法にかかわる重要な問題が指摘をされてきましたし、私どもも指摘をしてまいりました。
 また同時に、企業献金の問題についても、個人には禁止をするが政党には認めるというその措置が、実は抜け穴を許して腐敗政治を根絶することに実効性がないという問題なども現に明らかになっております。こういった諸問題を徹底的に論議をして、そして、それを明らかにした上で国民諸階層の御意見を伺うというのが、私は公聴会本来の責務だと思うのであります。
 ところが、この法案の審議の今の現状について言うなら、そういった問題点をまだまだこれから論議をしなければならない状況であり、この法案の出口をあらかじめ設定し、これを見きわめた上で、それに合わして強行的に公聴会日程を設定して強行採決の前提条件をつくるという、こういう意図に基づく公聴会の提案には断じて承認することができないのは当然であります。
 私はこういう意味から、そもそも公聴会を今の時期に提案するというそのこと自体が審議を尽くすことを妨げる暴挙であるということを厳しく指摘せざるを得ないのであります。
 次の問題は、田沢委員からも指摘がありましたが、特別委員会におけるこの公聴会決定の瑕疵についてであります。
 私は、この点については重大な疑問があるところから、明白に無効のものであると考えるのであります。
 下村議員は記者会見をして、明らかにわけがわからないうちに採決されたという状況を述べ、そして、本当にこれが正式に採決されるなら、その問題については反対だったということも表明しております。議員の表決権というのは極めて大事であります。しかも、可否同数と言われる状況の中で、議員の表決権がどうあるべきかは、委員長として慎重にこれを見きわめた上で採否を決定するのが当然の義務であります。
 そういった点で、まさに表決がどうであるかということについて正確な判断を欠いたという点が委員長不信任の一つの理由にもなりましたが、委員長の責任は重大であります。その委員長の責任だけにとどまらず、まさに表決自体にもしも下村議員が反対であるということであれば可否同数になりますから、多数の決定によって承認されたというその手続は覆るわけでありますから、採決をし直さなければならないのは当然であります。そういった意味で、この重大な採決については疑問が依然として払拭し切れない。
 そして、現に特別委員会でもこの問題については決着がついていないという状況で、これからも議論が続いていくわけであります。そういう状況をなおざりにして、その決議が形式的に正当になされたという上に立ってこの委員会で承認手続をするということは、私は委員会の議事運営、そしてまた議員の表決権を尊重するという立場からの慎重性、そして下村議員がこの問題を訴え、二院クラブが議長にまでこの問題について白紙に還元してもらいたいということを公式に申し出ている、こういう状況をすべて総合するなら、私は、この問題は当然委員会に差し戻して、議決のやり直しをするというのが正当なルール、手続であると、こう考えるわけであります。
 したがって、今の時点において出されました承認要求案件につきましては、以上述べましたような理由から到底賛成することはできません。速やかにこれを白紙撤回して、もう一度きちっと正式に採決をやり直すのが相当であるということを強く主張し、それを求めて意見を終わります。
#10
○委員長(大森昭君) 他に御発言もないようでありますので、これより採決を行います。
 政治改革に関する特別委員長要求のとおり承認することに賛成の諸君の挙手を願います。
   〔賛成者挙手〕
#11
○委員長(大森昭君) 可否同数であります。
 可否同数でありますから、委員長といたしましては、規定に基づいて判断いたさなければなりません。よって、国会法五十条後段の規定に基づきまして、委員長において本件を決します。
 委員長は、政治改革に関する特別委員長要求のとおり承認すべきものと決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十一時二十六分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト