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1993/12/15 第128回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第128回国会 本会議 第14号
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1993/12/15 第128回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第128回国会 本会議 第14号

#1
第128回国会 本会議 第14号
平成五年十二月十五日(水曜日)
    ―――――――――――――
  平成五年十二月十五日
    午前十時 本会議
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 会期延長の件
    午後十一時三分開議
#2
○議長(土井たか子君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 会期延長の件
#3
○議長(土井たか子君) 会期延長の件につきお諮りいたします。
 本国会の会期を平成六年一月二十九日まで四十五日間延長いたしたいと存じ、これを発議いたします。
 本件につき討論の通告があります。これを許します。東中光雄さん。
    〔東中光雄君登壇〕
#4
○東中光雄君 私は、日本共産党を代表して、会期を四十五日間延長することに断固反対の討論を行います。(拍手)
 連立与党が小選挙区制を中心とする政治改革関連法案の成立をねらい、いまだかつてなかった越年の大幅会期延長を強行しようとしていることは、言語道断であります。(拍手)憲法と民主主義に反する悪法を押し通すための会期延長は、断じて認めることはできません。(拍手)
 そもそも今回の臨時国会は、細川内閣が政治改革国会と称して召集し、九十日間という異例の大幅会期を設定し、政治改革特別委員会を設置して、総理自身が年内成立に政治責任をかけると公言をし、小選挙区制を初めとする政治改革関連法案を最優先にしてきたものであります。にもかかわらず、会期末を迎え、小選挙区制法案は、成立はおろか、参議院の委員会で一度の質疑さえ行っていないのであります。こうした事態に立ち至ったのは、細川内閣が進めてきた政治改革なるものが、国民が切実に願っている本当の政治改革とは全く無縁の、民主主義を覆す大政治改悪であることの一つの結果にほかなりません。この事実を重く受けとめて、今国会の会期は本日をもって閉じ、小選挙区制を初めとする政治改革関連法案は、きっぱりと廃案にすべきであります。(拍手)
 いわゆる政治改革関連法案は、金権腐敗政治の根絶という国民多数が求める政治改革を選挙制度の問題にすりかえ、あまつさえ、連立与党がみずから、民主政治を根底から覆す最悪の選挙制度と公言してきた小選挙区制を導入しようとするものであります。
 法案の第一の問題、小選挙区並立制は民意をゆがめ、独裁・強権政治に道を開くものであり、国民に犠牲と痛みを強いる政治を推し進めようとするものであります。米輸入の完全自由化、消費税率の大幅アップ、自衛隊の本格的海外派兵、さらには憲法改悪までをねらうものであります。
 この制度が導入されれば、自民党であれ連立与党の連合であれ、第一党になったものが三、四割の得票で六割前後の議席を独占するということになることは、審議の中で政府も認めざるを得なかったのであります。大政党に有利になるよう民意をゆがめ、半数に満たない少数の勢力による偽りの多数支配をつくり出す小選挙区制は、憲法の根本原理である国民主権と議会制民主主義を真っ向からじゅうりんする違憲立法であると断ぜざるを得ないのであります。(拍手)
 第二に、政治改革関連法案が、国民多数の願っている金権腐敗政治一掃に全く背を向けたものであるということであります。
 細川内閣と連立与党は、史上かつてないゼネコン疑惑に対し、一切の証人喚問を拒否し、真相究明に背を向けており、細川総理自身の佐川疑惑についても、総理はくるくる答弁を訂正し、いまだに国民に明確な説明をなし得ていないのであります。これでどうして政治改革を語れるでしょうか。(拍手)
 法案は、金権腐敗の大もとである企業・団体献金を温存し、国民の税金を山分けする憲法違反の政党助成の制定に熱中して、国民の大きな批判を受けておるのであります。さらに、小選挙区制の導入がより一層の金権腐敗政治をもたらすことは、戦前に二度にわたって小選挙区制を導入した日本の歴史からいっても、数年前に小選挙区並立制を導入した南朝鮮、韓国で金権選挙への厳しい反省が起こっていることからも明らかであります。政府・連立与党が、こうしたあらゆる点で民主主義を踏みつぶすにせの政治改革を押し通すために会期の大幅延長をするというのは、まさに言語道断であり、断じて許されません。小選挙区制を初めとする政治改革関連法案はきっぱりと廃案にし、国民が望む金権腐敗政治根絶という真の政治改革の原点に戻ることこそ、唯一の道理ある道筋ではありませんか。
 日本共産党は、細川内閣の悪政に反対し、憲法と民主主義に反する小選挙区制阻止のため、国民とともに断固闘い抜く決意を表明して、反対討論を終わります。(拍手)
#5
○議長(土井たか子君) これにて討論は終局いたしました。
    ―――――――――――――
#6
○議長(土井たか子君) 採決いたします。
 会期を平成六年一月二十九日まで四十五日間延長するに賛成の皆さんの起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#7
○議長(土井たか子君) 起立多数。よって、会期は四十五日間延長することに決まりました。(拍手)
     ――――◇―――――
#8
○議長(土井たか子君) 本日は、これにて散会いたします。
    午後十一時十三分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
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