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1993/06/04 第126回国会 参議院 参議院会議録情報 第126回国会 本会議 第22号
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1993/06/04 第126回国会 参議院

参議院会議録情報 第126回国会 本会議 第22号

#1
第126回国会 本会議 第22号
平成五年六月四日(金曜日)
   午前十時一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第二十二号
  平成五年六月四日
   午前十時開議
 第一 皇太子殿下結婚の儀につき慶賀の意を表
  する件
 第二 銃砲刀剣類所持等取締法及び武器等製造
  法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議
  院送付)
 第三 地方自治法の一部を改正する法律案(地
  方行政委員長提出)
 第四 商法等の一部を改正する法律案(内閣提
  出、衆議院送付)
 第五 商法等の一部を改正する法律の施行に伴
  う関係法律の整備等に関する法律案(内閣提
  出、衆議院送付)
 第六 社会保険労務士法の一部を改正する法律
  案(衆議院提出)
 第七 調理師法の一部を改正する法律案(衆議
  院提出)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、日程第一
 一、地方分権の推進に関する決議案(佐藤三吾
  君外八名発議)(委員会審査省略要求事件)
 以下 議事日程のとおり
     ―――――・―――――
#3
○議長(原文兵衛君) これより会議を開きます。
 日程第一 皇太子殿下結婚の儀につき慶賀の意を表する件
 来る九日に皇太子殿下の結婚の儀が行われます。まことに慶賀の至りにたえません。
 つきましては、本院といたしましては、慶賀の意を表するため、天皇陛下並びに皇太子殿下に院議をもって賀詞を奉呈することとし、その賀詞は議長に一任せられたいと存じます。
 これに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#4
○議長(原文兵衛君) 過半数と認めます。
 よって、院議をもって賀詞を奉呈することに決し、その賀詞は議長に一任されました。
 議長において起草いたしました賀詞を朗読いたします。
    天皇陛下にささげる賀詞
 きょうのよき日に 皇太子徳仁親王殿下の結婚の儀を行わせられましたことは 国民のひとしく喜びとするところであります
 このたびの御盛典は 皇室の御繁栄とわが国の進展に 一層の輝きをそえるものと信じます
 ここに参議院は 国民慶祝の至情を代表し院議をもって恭しく賀詞をささげます
   〔拍手〕
    皇太子殿下にささげる賀詞
 きょうのよき日に 皇太子殿下の結婚の儀が行われましたことは 国民のひとしく喜びとするところであります
 われら国民敬愛のまととなっておられます両殿下には ますます御健康にあらせられ幸福な御家庭を築かれますよう祈ってやみません
 ここに参議院は 国民慶祝の至情を代表し院議をもって恭しく賀詞をささげます
   〔拍手〕
 賀詞の奉呈方は、議長において取り計らいます。
     ―――――・―――――
#5
○議長(原文兵衛君) この際、お諮りいたします。
 佐藤三吾君外八名発議に係る地方分権の推進に関する決議案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、日程に追加してこれを議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○議長(原文兵衛君) 御異議ないと認めます。
 よって、本案を議題といたします。
 まず、君。発議者の趣旨説明を求めます。佐藤三吾
    ―――――――――――――
   〔議案は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
   〔佐藤三吾君登壇、拍手〕
#7
○佐藤三吾君 ただいま議題となりました地方分権の推進に関する決議案につきまして、発議者を代表して提案の趣旨を御説明いたします。
 まず、案文を朗読いたします。
    地方分権の推進に関する決議案
  今日、さまざまな問題を発生させている東京への一極集中を排除し、国土の均衡ある発展を図るとともに、国民が等しくゆとりと豊かさを実感できる社会を実現していくために、地方公共団体の果たすべき役割に国民の強い期待が寄せられており、中央集権的行政のあり方を問い直し、地方分権のより一層の推進を望む声は大きな流れとなっている。
  このような国民の期待に応え、国と地方の役割を見直し、国から地方への権限移譲、地方税財源の充実強化等地方公共団体の自主性、自律性の強化を図り、二十一世紀にふさわしい地方自治を確立することが現下の急務である。
  したがって、地方分権を積極的に推進するための法制定をはじめ、抜本的な施策を総力をあげて断行していくべきである。
  右決議する。
 二十一世紀を目前に控え、今我が国は、政治改革、行政の改革を初め、経済社会の各分野で新しい時代にふさわしい仕組みや制度への変革が進められようとしております。中央集権から地方分権
への転換はまさにその中心課題であり、住民自治の視点に立って国と地方の関係を見直し、地方公共団体の自主性、自律性を高めていくことが強く求められております。
 しかし、「地方の時代」と言われて既に十五年、地方制度調査会あるいは臨時行政改革推進審議会等から地方分権の推進に関する多くの提言がなされているにもかかわらず、その実施は遅々として進まず、むしろ、その間、国の許認可権は増加し、機関委任事務もふえているのが実情であります。
 このような現状では、東京圏への一極集中を排除して多極分散型国土を形成し、国民がひとしくゆとりと豊かさを実感できる国土づくりや地域づくりは到底実現できません。生活大国を実現するには地方分権の推進が不可欠であります。地方公共団体の組織や運営に対する国の過剰な関与や介入を改め、国の権限と財源の地方移譲を大胆に進め、住民に身近な行政は基礎的自治体である市町村においてすべて処理されるようにすることが何よりも重要であります。
 顧みれば、今日ほど地方公共団体の役割と責任が広く認識され期待されている時期はありません。地方分権に関する論議も、最近では。パイロット自治体や中核市制度など多彩な展開を見せております。また、地方分権推進のための法制定の動きも活発化しており、既に具体的な立法構想が各方面から数多く発表されております。
 もはや地方分権を単なる流行語に終わらせてはなりません。今こそ、国も地方も、そして国会も、ともに地方分権の推進に向けて全力を尽くすべきであると考え、本決議案を提出した次第でありますj
 何とぞ議員各位の御賛同をいただきますようお願い申し上げる次第でございます。(拍手)
    ―――――――――――――
#8
○議長(原文兵衛君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#9
○議長(原文兵衛君) 総員起立と認めます。
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。
 ただいまの決議に対し、自治大臣から発言を求められました。村田自治大臣。
   〔国務大臣村田敬次郎君登壇、拍手〕
#10
○国務大臣(村田敬次郎君) ただいまの地方分権の推進に関する決議に対しまして、所信を申し述べます。
 一極集中を是正して国土の均衡ある発展を図り、生活大国をつくり上げていくために、また二十一世紀の我が国のグランドデザインを考えるに際しましても、現在議論されている政治改革、国会等移転にあわせ、地方分権のより一層の推進が必要であると考えております。
 ただいま採択されました御決議の趣旨に十分配意して、政府としても、今後とも地方分権のより一層の推進に全力を尽くしてまいる所存であります。(拍手)
     ―――――・―――――
#11
○議長(原文兵衛君) 日程第二 銃砲刀剣類所持等取締法及び武器等製造法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 日程第三 地方自治法の一部を改正する法律案(地方行政委員長提出)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告及び趣旨説明を求めます。地方行政委員長佐藤三吾君。
    ―――――――――――――
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
   〔佐藤三吾君登壇、拍手〕
#12
○佐藤三吾君 ただいま議題となりました銃砲刀剣類所持等取締法及び武器等製造法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、最近におけるけん銃使用犯罪の実情等にかんがみ、けん銃等の輸入、所持及び製造に関する罰則を強化するとともに、けん銃等の譲り渡し、譲り受け等に罰則を適用することとするほか、けん銃等を不法に所持する者が当該けん銃等を提出して自首した場合には当該所持等に係る刑を減軽し、または免除することとする等を主な内容とするものであります。
 委員会におきましては、政府より趣旨説明を聴取した後、最近のけん銃事犯の情勢、けん銃の摘発と密輸入取り締まりの強化、自首による刑の減免規定の目的と効果等の諸問題について質疑が行われました。
 質疑を終局し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。
 次に、地方自治法の一部を改正する法律案につきまして、地方行政委員会を代表して、その提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。
 最近における社会経済の進展に伴いまして、国と地方の双方に関係する行政分野が拡大しております。住民からの多様なニーズにこたえるためには、国と地方公共団体が相互信頼の上に立って協力協同関係を一層促進することが要請されております。
 本法律案は、このような情勢を勘案し、地方公共団体全体の意向を国政に適切に反映させるため、都道府県または市町村の長または議会の議長の全国的連合組織で自治大臣に届け出をしたものは、地方自治に影響を及ぼす法令その他の事項に関し、自治大臣を経由して内閣に対し意見を申し出、または国会に意見書を提出することができることとするものであります。なお、この法律は公布の日から施行することといたしております。
 以上がこの法律案の提案の趣旨及び内容であります。
 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げる次第でございます。(拍手)
    ―――――――――――――
#13
○議長(原文兵衛君) これより両案を一括して採決いたします。
 両案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#14
○議長(原文兵衛君) 総員起立と認めます。
 よって、両案は全会一致をもって可決されました。
     ―――――・―――――
#15
○議長(原文兵衛君) 日程第四 商法等の一部を改正する法律案
 日程第五 両法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案
  (いずれも内閣提出、衆議院送付)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。法務委員長片上公人君。
    ―――――――――――――
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
   〔片上公人君登垣、拍手〕
#16
○片上公人君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、商法等の一部を改正する法律案は、会社をめぐる最近の社会経済情勢等にかんがみ、株主による会社の業務執行に対する監督是正機能を強固にするとともに、株式会社の監査役制度の実効性を高めるために必要な措置を講ずるほか、株式会社の社債による資金調達の需要の増大の状況にかんがみ、企業の資金調達の方法の合理化を図り、あわせて社債権者の保護を強化するため、商法、株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律及び担保附社債信託法の各一部を改正しようとするものであり、その主な内容は次のとおりであります。
 第一に、株主の代表訴訟の訴訟の遂行に伴う株主の費用の負担を軽減すること。第二に、株主の会計帳簿等の閲覧謄写権の持ち株要件を十分の一から百分の三に緩和すること。第三に、監査役の任期を二年から三年に伸長するとともに、大会社の監査役を増員して、いわゆる社外監査役と監査役会の制度を設けること。第四に、社債発行限度に関する規制を廃止するとともに、発行会社が社債権者のために社債管理会社に社債の管理を委託することを義務づけること等であります。
 次に、商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案は、商法等の一部を改正する法律の施行に伴い、社債発行限度暫定措置法等二法律を廃止するとともに、非訟事件手続法等六十九法律について規定を整備し、所要の経過措置を定めようとするものであります。
 委員会におきましては、以上二法律案を一括議題として審査を進め、株主代表訴訟の訴額を九十五万円とみなす根拠、社外監査役及び監査役会設置の理由、社債発行限度規制の廃止と社債権者の保護、会社の監査機能の充実と使途不明金の解明等について質疑を行ったほか、参考人の意見を聴取する等慎重に審査を行いましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終わり、順次採決の結果、二法律案はいずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、商法等の一部を改正する法律案に対して附帯決議が付されております。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#17
○議長(原文兵衛君) これより両案を一括して採決いたします。
 両案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#18
○議長(原文兵衛君) 過半数と認めます。
 よって、両案は可決されました。
     ―――――・―――――
#19
○議長(原文兵衛君) 日程第六 社会保険労務士法の一部を改正する法律案
 日程第七 調理師法の一部を改正する法律案
  (いずれも衆議院提出)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。厚生委員長細谷昭雄君。
    ―――――――――――――
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
   〔細谷昭雄君登壇、拍手〕
#20
○細谷昭雄君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、厚生委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、社会保険労務士法の一部を改正する法律案は、社会保険労務士制度の実情等にかんがみ、社会保険労務士の資質の向上等を図るため、社会保険労務士会への入会制度を整備するとともに、社会保険労務士の職務内容を明確にする等の措置を講じようとするものであります。
 次に、調理師法の一部を改正する法律案は、国民の食生活における近年の外食依存の傾向にかんがみ、飲食店等において調理の業務に従事する調理師の資質の向上を目的とする研修等の事業の円滑な実施に資するため、これらの調理師にその氏名、住所等の届け出を行わせようとするものであります。
 委員会におきましては、両案を一括して議題とし審査を行いましたが、別に質疑もなく、順次採決の結果、両案はいずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#21
○議長(原文兵衛君) これより両案を一括して採決いたします。
 両案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#22
○議長(原文兵衛君) 総員起立と認めます。
 よって、両案は全会一致をもって可決されました。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時二十一分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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