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1992/06/18 第123回国会 参議院 参議院会議録情報 第123回国会 環境特別委員会 第10号
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1992/06/18 第123回国会 参議院

参議院会議録情報 第123回国会 環境特別委員会 第10号

#1
第123回国会 環境特別委員会 第10号
平成四年六月十八日(木曜日)
   午後零時十分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 五月二十八日
    辞任         補欠選任
     藤田 雄山君     真島 一男君
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         渕上 貞雄君
    理 事
                石川  弘君
                西岡瑠璃子君
                広中和歌子君
    委 員
                井上 章平君
                石渡 清元君
                大島 慶久君
                須藤良太郎君
                原 文兵衛君
                真島 一男君
                久保田真苗君
                清水 澄子君
                堂本 暁子君
                西野 康雄君
                沓脱タケ子君
                中村 鋭一君
                山田  勇君
   国務大臣
       国 務 大 臣
       (環境庁長官)  中村正三郎君
   政府委員
       環境庁長官官房
       長        森  仁美君
       環境庁企画調整
       局長       八木橋惇夫君
   事務局側
       第二特別調査室
       長        宅間 圭輔君
   説明員
       環境庁企画調整
       局地球環境部長  加藤 三郎君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○公害及び環境保全対策樹立に関する調査
 (環境と開発に関する国連会議に関する件)
○水俣病問題早期徹底解決のための裁判所和解
 (解決)勧告の国による即時受諾と和解交渉の
 国会による促進に関する請願(第一七四号外二
 件)
○水俣病問題徹底・完全解決のための国による患
 者との和解協議即時開始の国会による促進に関
 する請願(第二二二号外七九件)
○水俣病被害者の早期、抜本的救済に関する請願
 (第四三四号外一四件)
○博多湾の豊かな自然環境保全に関する請願(第
 八七五号外一四件)
○地球環境の保全強化に関する請願(第一四〇六
 号)
○環境アセスメント法の制定に関する請願(第一
 五一九号外一二件)
○地球環境保全の強化に関する請願(第二九九三
 号)
○CO2・NOxなどの排出基準と発生源対策の
 強化に関する請願(第三〇二二号外一件)
○水俣病被害者の早期全面的救済に関する請願
 (第三九二七号外一七件)
○継続調査要求に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(渕上貞雄君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 去る五月二十八日、藤田雄山君が委員を辞任され、その補欠として真島一男君が選任されました。
    ―――――――――――――
#3
○委員長(渕上貞雄君) 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。
 本日は、本調査のうち、環境と開発に関する国連会議に関する件につきまして、政府から報告を聴取することといたします。
 それでは、中村環境庁長官から報告を聴取いたします。中村環境庁長官。
#4
○国務大臣(中村正三郎君) 六月三日から十四日まで、ブラジルのリオデジャネイロにおいて、世界から約百七十の国及び多くの国際機関等が参加して地球サミットが行われました。政府、国際機関等による一般演説は約二百三十に上り、十二日から行われた首脳会議には百カ国余りから首脳が集まるなど、地球サミットは過去に例を見ない大規模なものであり、名実ともに世界の英知を結集したものでありました。
 私は、日本国政府代表として、六月三日から六日までと十二日から十四日までの二度にわたり会議に出席し、開会式及び全体会合に参加するとともに、五日には政府代表演説を行いました。また、十二日及び十三日の閣僚レベルの全体会合及び十四日の閉会式に出席いたしました。
 代表演説の中で、私は、我が国が公害問題を克服してきた経験を紹介し、環境破壊の未然防止の重要性を訴えました。また、国際社会における責務として、我が国みずからが環境保全型の社会経済活動への変革を率先して積極的に進めるとともに、我が国の環境対策の経験、技術等を活用して開発途上国への支援を充実させ、開発途上国と先進国を含めた国際的な合意形成のために貢献する決意であることを申し述べました。
 このほか、十二日及び十三日に行われた首脳会議には残念ながら宮澤総理は出席できませんでしたが、総理の演説は首脳会議の場で議長の紹介によって国連の正式文書として配付されました。総理の演説の中では、新しい地球市民時代の構築を目指すべきであるとし、我が国の環境対策の経験を紹介した上で、日本を地球に優しい日本としていくことが国際的な責任であるとするとともに、環境分野への政府開発援助を一九九二年度より五年間にわたり九千億円から一兆円を目途として大幅に拡充強化することなどが明らかにされました。
 会議においては、全体会合の間に、具体的な検討作業を行う主要委員会及びその下に八つの作業部会が設けられ、環境と開発に関するリオ宣言、二十一世紀へ向けての行動計画であるアジェンダ21及び森林原則声明について審議が行われました。これらの審議は三日から十日まで行われ多くの部分について合意を見ましたが、資金、大気、森林の一部は閣僚レベルの全体会合に持ち越されました。
 私は、閣僚レベルの全体会合はもとより、あらゆる機会を通じて各国の閣僚と積極的に意見を交換し、我が国がリーダーシップを発揮することにより各国の合意が形成されるよう最大限の努力をいたしました。閣僚レベルの会議は十三日の深夜まで続きましたが、最終的にすべての問題について合意に至ることができました。
 この結果、地球サミットにおいては、環境と開発に関するリオ宣言、アジェンダ21及び森林原則声明について採択が行われるとともに、気候変動に関する国際連合枠組み条約については百五十四カ国が、生物多様性に関する条約については百五十七カ国が、それぞれ署名を行いました。我が国は気候変動に関する国際連合枠組み条約及び生物多様性に関する条約について十三日に署名を行い
ました。また、国連経済社会理事会のもとに持続可能な開発委員会を設け、地球サミットの成果のフォローアップをすることとなりました。
 私は、環境と開発に関して基本的な方針と実行体制が各国の最高意思決定レベルで合意できたこと、環境と開発に関する世界の関心が定着し、世界が一丸となって地球環境の保全に向けた今後の取り組みの具体的な枠組みが定まったことが今回の地球サミットの大きな成果であると考えております。
 特に、実行の裏づけである財源の確保について、異なる立場の国の間で合意が得られたことは画期的なことだと思います。
 私は、今後、国際協力を一層強力に進めるとともに、国内の政策についても日本が世界の重要な一部となっていることを念頭に置き積極的な取り組みを率先して進めてまいる所存であります。
 引き続き、本委員会の先生方の御協力をよろしくお願いいたします。
#5
○委員長(渕上貞雄君) 以上で環境と開発に関する国連会議に関する報告の聴取は終了いたしました。
    ―――――――――――――
#6
○委員長(渕上貞雄君) 次に、請願の審査を行います。
 第一七四号水俣病問題早期徹底解決のための裁判所和解(解決)勧告の国による即時受諾と和解交渉の国会による促進に関する請願外百五十件を議題といたします。
 これらの請願につきましては、理事会における協議の結果、第二〇六五号地球環境の保全に関する請願外二件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第一七四号水俣病問題早期徹底解決のための裁判所和解(解決)勧告の国による即時受諾と和解交渉の国会による促進に関する請願外百四十七件は保留とすることに意見が一致をいたしました。
 以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(渕上貞雄君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定をいたします。
 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○委員長(渕上貞雄君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
    ―――――――――――――
#9
○委員長(渕上貞雄君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
 公害及び環境保全対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○委員長(渕上貞雄君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
 なお、要求書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○委員長(渕上貞雄君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
    ―――――――――――――
#12
○委員長(渕上貞雄君) 私ごとになりますけれども、任期満了と同時に委員長を退任することになりました。
 この際、この場をおかりいたしまして、一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。
 委員長に選任されて以来、理事会を初め委員各位の御協力を得まして、無事委員長の職員を全うすることができました。ここに改めて厚くお礼を申し上げます。
 地球環境保全を初め本委員会にかかわる問題は、内外において重要な時期を迎えております。委員の皆様におかれましては、今後一層の御奮闘を心からお祈り申し上げます。
 また、これを機に改選をされる方はどうかひとつ再びこの場に帰ってきていただいて、元気で、笑顔で再会することをお願い申し上げておきたいと思います。
 なお、今期をもちまして引退をされる三期にわたる人格識見を備えた沓脱議員のこの場での御討議などに感謝を申し上げて、退任のごあいさつといたします。
 大変ありがとうございました。(拍手)
 本日はこれにて散会をいたします。
   午後零時十八分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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