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1992/06/12 第123回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第123回国会 本会議 第30号
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1992/06/12 第123回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第123回国会 本会議 第30号

#1
第123回国会 本会議 第30号
平成四年六月十二日(金曜日)
    ―――――――――――――
 議事日程 第二十五号
  平成四年六月十二日
    午後一時開議
 第一 議院運営委員長中西啓介君解任決議案
    (村山富市君外三名提出)
         (委員会審査省略要求案件)
 第二 国際連合平和維持活動等に対する協力に
    関する法律案(第百二十一回国会、内閣
    提出)(参議院送付)
 第三 国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一
    部を改正する法律案(第百二十一回国会
    、内閣提出)(参議院送付)
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 本日の議事における発言時間は趣旨弁明につい
  ては十五分質疑答弁討論その他については十
  分とするの動議(梶山静六君外六十三名提出
  )
 日程第一 議院運営委員長中西啓介君解任決議
  案(村山富市君外三名提出)
    午後二時四十四分開議
#2
○議長(櫻内義雄君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 発言時間に関する動議
#3
○議長(櫻内義雄君) 梶山静六君外六十三名から、本日の議事における発言時間は趣旨弁明については十五分質疑答弁討論その他については十分とするの動議が提出されました。
 本動議は記名投票をもって採決いたします。
 本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。
 氏名点呼を命じます。
    〔参事氏名を点呼〕
    〔各員投票〕
#4
○議長(櫻内義雄君) 速やかに投票をしてください。――投票をお急ぎ願います。――速やかに投票をしてください。
    〔投票継続〕
#5
○議長(櫻内義雄君) 投票を開始して既に一時間経過しております。投票をお急ぎ願います。
    〔投票継続〕
#6
○議長(櫻内義雄君) 投票される方は、立ちどまらずに、速やかに投票願います。――投票を開始して既に二時間を経過しております。投票をお急ぎ願います。
    〔投票継続〕
#7
○議長(櫻内義雄君) 投票される方は、立ちどまらずに、速やかに投票願います。――投票の意思のある方は、速やかに投票してください。
    〔投票継続〕
#8
○議長(櫻内義雄君) 投票をお急ぎ願います。――投票される方は、立ちどまらずに、速やかに投票願います、どうぞ。お願いします。――どうぞ。どうぞ。――立ちどまらずに、どうぞ投票をお願いします。――どうぞ投票をお急ぎ願います、どうぞ。
    〔投票継続〕
#9
○議長(櫻内義雄君) どうぞ投票をお願いします、どうぞ。どうぞ。――立ちどまらずに、どうぞ投票をお願いします、どうぞ。――速やかに投票をお願いします。――立ちどまらずに、投票をお願いします。――速やかにお願いします。――並ちどまらずに、投票をお急ぎください。
    〔投票継続〕
#10
○議長(櫻内義雄君) 立ちどまらずに、投票を急いでください。――速やかに投票をお願いします。――立ちどまらずに、投票をお急ぎください。――どうぞ投票をお急ぎください。
    〔投票継続〕
#11
○議長(櫻内義雄君) どうぞ投票をお急ぎください。――どうぞ立ちどまらずに、速やかに投票をお願いします。
    〔投票継続〕
#12
○議長(櫻内義雄君) どうぞ投票をお急ぎください。立ちどまらずに、どうぞお願いします。――速やかに投票をお願いします。速やかにお願いをいたします。――どうぞ投票をお急ぎください。
    〔投票継続〕
#13
○議長(櫻内義雄君) どうぞ立ちどまらずに、速やかに御投票ください。
    〔投票継続〕
#14
○議長(櫻内義雄君) どうぞ投票をお急ぎください。立ちどまらずに、投票をお願いします。――速やかに投票をお願いします。――どうぞ、速やかに御投票ください。――立ちどまらずに、速やかに投票をお願いします。どうぞお願いします。
    〔投票継続〕
#15
○議長(櫻内義雄君) 点呼が終わって既に三時間以上が経過しております。ただいまから三十分以内に投票されるように望みます。(拍手)どうぞ投票してください。――どうぞお急ぎください。どうぞお急ぎください。どうぞお急ぎください。
 再度申し上げます。
 点呼が終わって既に三時間以上が経過しております。ただいまから三十分以内に投票をされるように望みます。(拍手)どうぞお願いします。――どうぞお急ぎください。――どうぞお願いします。
    〔投票継続〕
#16
○議長(櫻内義雄君) 立ちどまらずに、投票をお急ぎください。――どうぞ投票をお急ぎください。――速やかに投票をお願いします。お急ぎください。
    〔議長退席、副議長着席〕
    〔投票継続〕
#17
○副議長(村山喜一君) 投票をお急ぎ願います。――速やかに投票してください。
    〔投票継続〕
#18
○副議長(村山喜一君) 投票される方は、立ちどまらずに、速やかに投票願います。
    〔投票継続〕
#19
○副議長(村山喜一君) 投票をお急ぎ願います。――速やかに投票をしてください。遠いまだ投票されない方は、速やかに投票をお願いいたします。
    〔投票継続〕
#20
○副議長(村山喜一君) さきに要望申し上げました時間が経過しております、ただいまから三十分以内に投票されるよう望みます。この時間内に投票されない方は、棄権したものとみなします。(拍手)
    〔投票継続〕
#21
○副議長(村山喜一君) 速やかに投票してください。――投票をお急ぎ願います。――速やかに投票してください。――いまだ投票されない方は、速やかに投票願います。――速やかに投票してください。――投票をお急ぎ願います。――速やかに投票してください。――投票をお急ぎ願います。
    〔投票継続〕
#22
○副議長(村山喜一君) 投票をされる方は、立ちどまらずに、速やかに投票願います。――投票をお急ぎ願いざす。
 先ほど申し上げました、七時十三分に、申し上げました三十分が経過しました。投票時間を、ただい省から三十分以内に制限いたします。この時間内に投票されない方は、棄権したものとみなします。
    〔投票継続〕
#23
○副議長(村山喜一君) 投票をお急ぎ願います。――さきに申し上げました三十分が経過しました。
 投票時間は、ただいまから三十分以内に制限いたします。この時間内に投票されない方は、棄権したものとみなします。
    〔投票継続〕
#24
○副議長(村山喜一君) 投票をお急ぎ願います。――速やかに投票してください。――投票をお急ぎ願います。
    〔投票継続〕
#25
○副議長(村山喜一君) 投票される方は、立ちどまらずに、速やかに投票願います。――速やかに投票してください。
    〔投票継続〕
#26
○副議長(村山喜一君) いまだ投票されない方は、速やかに投票願います。――投票をお急ぎ願います。――速やかに投票してください。
    〔投票継続〕
#27
○副議長(村山喜一君) 速やかに投票してください。
    〔投票継続〕
#28
○副議長(村山喜一君) 投票をお急ぎ願います。――速やかに投票してください。――投票される方は、立ちどまらずに、速やかに投票願います。
    〔投票継続〕
#29
○副議長(村山喜一君) 投票をお急ぎ願います。――制限時間が参りました。投票箱の閉鎖を命ずる前に、いまだ投票されない方は、速やかに投票されるように望みます。(発言する者あり)
 制限の時間が参りましたので、投票箱の閉鎖を命じます。開票。――議場開鎖。
 投票を計算させます。
    〔参事投票を計算〕
#30
○副議長(村山喜一君) 投票の結果を事務総長から報告させます。
    〔事務総長報告〕
 投票総数 三百七十八
  可とする者(白票)      三百二十四
  否とする者(青票)        五十四
    〔拍手〕
#31
○副議長(村山喜一君) 右の結果、本日の議事における発言時間は、趣旨弁明については十五分、質疑、答弁、討論その他については十分とするに決しました。
    ―――――――――――――
 梶山静六君外六十三名提出発言時間制限の動議を可とする議員の氏名
      相沢 英之君    逢沢 一郎君
      愛知 和男君    青木 正久君
      赤城 徳彦君    浅野 勝人君
      麻生 太郎君    甘利  明君
      新井 将敬君    粟屋 敏信君
      井奥 貞雄君    井出 正一君
      井上 喜一君    伊藤 公介君
      伊藤宗一郎君    伊吹 文明君
      池田 行彦君    石井  一君
      石川 要三君    石破  茂君
      石橋 一弥君    石原慎太郎君
      石原 伸晃君    今枝 敬雄君
      今津  寛君    岩村卯一郎君
      岩屋  毅君    宇野 宗佑君
      上草 義輝君    植竹 繁雄君
      魚住 汎英君    臼井日出男君
      内海 英男君    浦野 烋興君
      江口 一雄君    江崎 真澄君
      衛藤征士郎君    衛藤 晟一君
      遠藤 武彦君    小里 貞利君
      小澤  潔君    小沢 辰男君
      小渕 恵三君    尾身 幸次君
      越智 伊平君    越智 通雄君
      大石 千八君    大石 正光君
      大島 理森君    大塚 雄司君
      大野  明君    大野 功統君
      大原 一三君    太田 誠一君
      岡島 正之君    岡田 克也君
      奥田 敬和君    奥田 幹生君
      奥野 誠亮君    加藤 紘一君
      加藤 卓二君    加藤 六月君
      鹿野 道彦君    狩野  勝君
      海部 俊樹君    柿澤 弘治君
      梶山 静六君    粕谷  茂君
      片岡 武司君    金子 一義君
      金子原二郎君    金子徳之介君
      亀井 静香君    亀井 久興君
      亀井 善之君    唐沢俊二郎君
      川崎 二郎君    河村 建夫君
      瓦   力君    木部 佳昭君
      木村 守男君    木村 義雄君
      北川 石松君    北川 正恭君
      北村 直人君    久間 章生君
      久野統一郎君    鯨岡 兵輔君
      熊谷  弘君    栗原 祐幸君
      小泉純一郎君    小坂 憲次君
      小杉  隆君    小林 興起君
      小宮山重四郎君    古賀 一成君
      古賀  誠君    後藤田正晴君
      河野 洋平君    河本 敏夫君
      高村 正彦君    鴻池 祥肇君
      近藤 元次君    左藤  恵君
      佐田玄一郎君    佐藤謙一郎君
      佐藤 孝行君    佐藤 信二君
      佐藤 敬夫君    佐藤 守良君
      斉藤斗志二君    坂井 隆憲君
      坂本 剛二君    坂本三十次君
      桜井  新君    笹川  堯君
      志賀  節君    自見庄三郎君
      塩川正十郎君    塩崎  潤君
      塩谷  立君    島村 宜伸君
      杉浦 正健君    杉山 憲夫君
      鈴木 俊一君    鈴木 恒夫君
      鈴木 宗男君    住  博司君
      関谷 勝嗣君    園田 博之君
      田澤 吉郎君    田名部匡省君
      田中 秀征君    田邉 國男君
      田辺 広雄君    田原  隆君
      田村  元君    高鳥  修君
      高橋 一郎君    竹下  登君
      武部  勤君    武村 正義君
      谷  洋一君    谷垣 禎一君
      谷川 和穗君    近岡理一郎君
      中馬 弘毅君    津島 雄二君
      塚原 俊平君    戸井田三郎君
      戸塚 進也君    渡海紀三朗君
      東家 嘉幸君    虎島 和夫君
      中尾 栄一君    中川 昭一君
      中島  衛君    中島洋次郎君
      中谷  元君    中西 啓介君
      中村喜四郎君    中山 太郎君
      中山 利生君    中山 成彬君
      中山 正暉君    仲村 正治君
      長勢 甚遠君    二階 俊博君
      二階堂 進君    丹羽 雄哉君
      西岡 武夫君    西田  司君
      額賀福志郎君    野田  毅君
      野田  実君    野中 広務君
      野呂 昭彦君    野呂田芳成君
      羽田  孜君    葉梨 信行君
      萩山 教嚴君    橋本龍太郎君
      長谷川 峻君    畑 英次郎君
      鳩山 邦夫君    鳩山由紀夫君
      浜田 幸一君    浜田卓二郎君
      浜野  剛君    林  大幹君
      林  義郎君    原 健三郎君
      原田  憲君    原田昇左右君
      原田 義昭君    平泉  渉君
      平田辰一郎君    平沼 赳夫君
      深谷 隆司君    吹田  ナ君
      福田 康夫君    福永 信彦君
      藤井 裕久君    藤尾 正行君
      二田 孝治君    船田  元君
      古屋 圭司君    保利 耕輔君
      穂積 良行君    星野 行男君
      細田 博之君    真鍋 光広君
      前田 武志君    前田  正君
      牧野 隆守君    増子 輝彦君
      増岡 博之君    増田 敏男君
      町村 信孝君    松浦  昭君
      松岡 利勝君    松田 岩夫君
      松永  光君    松本 十郎君
      三ツ林弥太郎君    三原 朝彦君
      三塚  博君    御法川英文君
      水野  清君    光武  顕君
      宮崎 茂一君    宮里 松正君
      宮澤 喜一君    宮路 和明君
      宮下 創平君    武藤 嘉文君
      村井  仁君    村岡 兼造君
      村上誠一郎君    村田敬次郎君
      村田 吉隆君    村山 達雄君
      持永 和見君    森  英介君
      森  喜朗君    森田  一君
      谷津 義男君    簗瀬  進君
      柳沢 伯夫君    柳本 卓治君
      山口 俊一君    山口 敏夫君
      山崎  拓君    山下 元利君
      山下 徳夫君    山本  拓君
      山本 有二君    与謝野 馨君
      渡瀬 憲明君    渡部 恒三君
      渡辺 栄一君    渡辺 省一君
      渡辺 秀央君    綿貫 民輔君
      浅井 美幸君    東  祥三君
      井上 義久君    石田幸四郎君
      石田 祝稔君    市川 雄一君
      遠藤 乙彦君    遠藤 和良君
      大野由利子君    近江巳記夫君
      長田 武士君    鍛冶  清君
      貝沼 次郎君    河上 覃雄君
      神崎 武法君    北側 一雄君
      草川 昭三君    草野  威君
      倉田 栄喜君    小谷 輝二君
      権藤 恒夫君    斉藤  節君
      坂井 弘一君    竹内 勝彦君
      玉城 栄一君    鳥居 一雄君
      中村  巖君    西中  清君
      春田 重昭君    日笠 勝之君
      東  順治君    平田 米男君
      伏木 和雄君    伏屋 修治君
      藤原 房雄君    二見 伸明君
      冬柴 鐵三君    宮地 正介君
      森本 晃司君    矢追 秀彦君
      矢野 絢也君    薮仲 義彦君
      山口那津男君    山田 英介君
      吉井 光照君    渡部 一郎君
      伊藤 英成君    大内 啓伍君
      川端 達夫君    神田  厚君
      小平 忠正君    高木 義明君
      塚本 三郎君    中井  洽君
      中野 寛成君    柳田  稔君
      米沢  隆君    和田 一仁君
      徳田 虎雄君    藤波 孝生君
 否とする議員の氏名
      網岡  雄君    井上 普方君
      小川 国彦君    大木 正吾君
      大畠 章宏君    岡崎 宏美君
      加藤 繁秋君    小岩井 清君
      小松 定男君    小森 龍邦君
      五島 正規君    佐藤 恒晴君
      佐藤 徳雄君    斉藤 一雄君
      志賀 一夫君    竹内  猛君
      竹村 幸雄君    谷村 啓介君
      辻  一彦君    土肥 隆一君
      富塚 三夫君    中村 正男君
      鉢呂 吉雄君    細川 律夫君
      細谷 治通君    堀  昌雄君
      堀込 征雄君    前島 秀行君
      松本  龍君    武藤 山治君
      村山 富市君    元信  堯君
      和田 貞夫君    小沢 和秋君
      金子 満広君    木島日出夫君
      児玉 健次君    佐藤 祐弘君
      菅野 悦子君    辻  第一君
      寺前  巖君    東中 光雄君
      不破 哲三君    藤田 スミ君
      古堅 実吉君    正森 成二君
      三浦  久君    山原健二郎君
      吉井 英勝君    阿部 昭吾君
      江田 五月君    菅  直人君
      田川 誠一君    楢崎弥之助君
    ―――――――――――――
#32
○副議長(村山喜一君) 日程第一は、提出者から委員会の審査省略の申し出があります。右申し出のとおり決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#33
○副議長(村山喜一君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 日程第一 議院運営委員長中西啓介君解任決
  議案(村山富市君外三名提出)
#34
○副議長(村山喜一君) 日程第一、議院運営委員長中西啓介君解任決議案を議題といたします。
 提出者の趣旨弁明を許します。阿部未喜男君。
    ―――――――――――――
 議院運営委員長中西啓介君解任決議案
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔阿部未喜男君登壇〕
#35
○阿部未喜男君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました議院運営委員長中西啓介君の解任決議案について、提案理由を説明いたします。(拍手)
 主文、
  本院は、議院運営委員長中西啓介君を解任する。
 以下、その理由を申し上げます。
 議院運営委員長は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である国会の議院の運営に関する委員会の最高責任者として、その責任は極めて重大であり、議院の運営に当たっては、慎重かつ公正でなければなりません。
 しかるに、議院運営委員長中西啓介君は、全会一致を基本とする委員会運営のまさによき慣行を全く無視し、自民党と一部の政党によって、我が党の要求した国際連合平和維持活動に対する協力に関する法律案等の二法案に対する本会議趣旨説明、質疑要求を一方的に無視し、特別委員会への付託を強行採決いたしました。
 参議院段階においては、衆議院での政府原案の内容とは根幹の異なる修正を行って、新法ともいうべき二法案を衆議院に送付をしてまいりました。こうした経過を踏まえるならば、衆議院は本会議を開き、この修正された二法案の趣旨説明を衆議院議員全員に行った上、その意見も聞くのが極めて妥当な手順でなければなりません。この極めて正当な我が党の要求を一顧だにせず、一方的に委員会への付託を強行した自民党と一部政党の暴挙に対し、中西委員長はこれにくみし……(発言する者あり)議長、騒然として発言できません。議場の整理をお願いします。(発言する者あり)
#36
○副議長(村山喜一君) 静粛に願います。――静粛に願います。――静粛に願います。
#37
○阿部未喜男君(続) こうした議院運営委員長の行為により、国会の権威は地に落ち、正常かつ公正であるべき議会運営を期待することは到底困難となりました。このような議院運営委員長をひとときたりとも容認することはできません。(発言する者あり)
#38
○副議長(村山喜一君) 静粛に願います。
#39
○阿部未喜男君(続) これが、本決議案を提出する理由であります。(発言する者あり)議長、静粛に……(発言する者あり)
#40
○副議長(村山喜一君) 静粛に願います。――静粛に願います。――静粛に願います。――静粛にしてください。
#41
○阿部未喜男君(続) さて、議院運営委員長中西啓介君の委員会運営がいかに一方的であったかを具体的に申し述べます。(拍手)
 一九九二年六月九日午前十一時、議院運営委員会理事会が開かれました。参議院より送付された国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律案など二法案に対する取り扱いを協議をいたしました。この法案は、自衛隊を海外に派遣するかどうかを決める国民注視の重大な法案であり、特に、参議院においてその根幹にかかわる部分が大幅に修正され、しかも自公民三党の思惑が絡み合い、全く整合性を欠いたガラス細工のような新法案であります。(拍手)したがって、我が党は、本会議において全議員に修正の内容を説明をし、疑義を解明すべきであると主張いたしました。
 正午から一時間の休憩の後、午後一時に再開された理事会で、自民党は突如として、我が党が強く求めている本会議での趣旨説明を省略して直ちに委員会に付託すると提案をしてまいったのであります。
 自民党がなぜ本会議での趣旨説明を拒むのか全く理解に苦しみまして、話し合いを続けておりましたところ、午後一時三十分ごろ、自民党は突然理事会の話し合いを打ち切り、委員会を開いて採決すると主張してきたのであります。私は、議院運営委員会の理事会で結論が出ないのであれば、政党間の話し合いの場として慣行が確立しておる国会対策委員長会談等を開いて話し合いをするように提案をいたしました。
 自民党は、わずか五分間の党内協議で、国会対策委員長会談を開く必要はない、議院運営委員会を開いて直ちに採決をすると回答してまいったのであります。これが午後一時五十分でございました。中西委員長は、これを受けて、委員会を開いて採決すると宣言したのであります。
 我々は、このような事態は予想していなかったので、党に持ち帰り、協議の上回答をするので、休憩をするように要求をいたしましたところ、中西啓介議運委員長は、十分だけ待ちます、十分ですよ、十分ですよ、こう叫びました。皆さんの常識でも、わずか十分間で党内の協議ができるものでございましょうか。それでは時間が少ないからもう少し待ってもらいたい、そう申し上げて、党に帰って協議をしておりましたところ、使いの方が参りまして、委員会を開くから直ちに出てくださいというお話でございました。我々、議運の委員でございますから、委員会の場、議長サロンに駆けつけたところ、既に議運の委員会が開かれて進行しておる、しかも我が社会党の委員には連絡がない。こういう状態で法案の本会議付託を否決をし、委員会に付託をすることになったのであります。これが午後一時十分ごろ。
 このように、中西啓介議運委員長が、我々の国会法にのっとった本会議要求を一方的に否決をし、委員会を開いて強行採決した、それがこの動議を提出する国会無視の中西委員長の責任を問う第一点であります。(拍手)
 第二の理由を申し上げます。
 これは皆さんにも非常に関係が深い。国会法第三十二条は、「両議院の経費は、独立して、国の予算にこれを計上しなければならない。」と規定をされ、財政法第十七条、第二十条及び第二十一条に、国会法の趣旨に沿ってその手続が定められておるのであります。
 ところで、国会議員の秘書は、今、第一秘書と第二秘書の二名分が国の経費で支弁をされております。一名を国会の事務局に置き、一名を地元の事務所に配置をすると、秘書が行動するときは事務所は留守になってしまって、秘書の行動は著しく制約をされます。そのため議員の国会活動が制限され、私設の秘書を置くなどの方法がとられていますが、自民党の一年生議員の調査によると、政治活動に要する経費は年間一億三千万円余り、その大半が秘書等の人件費であると言われております。
 議院運営委員会は、このような実態を少しでも緩和するため、秘書の増員を検討し、秘書問題を検討するための第三者の機関を設け、その答申も受けました。答申の内容は、政策を担当する秘書の増員を行うべきであるという答申でございました。我々はこの答申を受けて、議院運営委員会としては、当面、非常に少ないが一名だけの秘書の増員を行うことを決定をしたのであります。また、各党協議の場である幹事長・書記長会談、国会対策委員長会談においても、秘書の増員を行うよう申し合わせておるのであります。
 しかるに、中西啓介議運委員長は、秘書増員のための必要経費を国会予算に計上せず、言を左右して、単なる事項要求にとどめたために、ついに大蔵省に押し切られ、本年度の秘書増員が実現できなかったのでございます。これは、大蔵族と言われる議院運営委員長中西啓介君が大蔵省の走狗となり、大蔵省に対して本院の意思を明確に伝えなかったからであり、著しく本院の権威を傷つけたと言わなければなりません。(拍手)
 議院運営委員長中西啓介君が委員長として不適格である第三の理由を申し上げます。
 政治倫理、政治家のモラルが今日ほど強く求められているときはありません。議院運営委員長中西啓介君は、政治家としての倫理観に欠け、本院の議院運営委員長としては極めて不適格であります。(拍手)
 本年二月十八日、毎日新聞の報道によりますと、以下、新聞の記事を援用いたします。
  衆院議院運営委員長の中西啓介衆院議員(自民、和歌山一区)が一九八七年末に開いた「励ますつどい」のパーティー券三千万円分を東京佐川急便が購入していたことが十七日、明らかになった。中西氏の事務所では「知人を介し、パーティー券を買ってもらった」と事実関係を認めている。
  地元後援者らが議員在職十周年を記念して開いた「中西啓介君を励ますつどい」は八七年十二月十二日、和歌山市の県立体育館で開かれ、金丸信自民党副総裁や田村元・元衆院議長らが来賓として出席した。
  中西事務所によると、都内在住の中西氏の知人が東京佐川急便側にパーティー券の購入を働きかけ、千五百枚(一枚二万円)計三千万円分を買ってもらったという。同事務所では「政治資金収支報告書に届け出ていないが、励ますつどいが領収書を切っており、やましい点はない」(小川博光・第一秘書)としている。
#42
○副議長(村山喜一君) 阿部未喜男君、制限の時間になりましたから、結論を急いでください。
○阿部未喜男君(続)
  また、東京佐川急便とのつながりについて同秘書は「このパーティー券を購入してもらっただけで、それ以外の付き合いはない」とする一方で「渡辺広康・前東京佐川急便社長=特別背任容疑で逮捕=とは面識はある」と話している。
  この八七年十二月の「励ますつどい」では、バブル商法≠ナ急成長したリゾート開発会社「イ・アイ・イ・インターナショナル」(本社・東京都)が六千万円分のパーティー券を購入したことが判明している。
のであります。
 以下、新聞の援用は省略をいたします。
 さて、我が党議員は、同じ東京佐川急便からわずか五百万円のパーティー券を購入してもらった、そのゆえをもって党の役員を辞任し、政治の浄化に努めております。(拍手、発言する者あり)
#43
○副議長(村山喜一君) 静粛に願います。
#44
○阿部未喜男君(続) 議院運営委員長中西啓介君は、悪名高い佐川急便から三千万円に上るパーティー券の購入と、問題のあるイ・アイ・イ・インターナショナル社から六千万円、その金額が社会常識の外にあることは論をまちません。しかるに、一片の反省もなく……
#45
○副議長(村山喜一君) 阿部未喜男君、制限の時間になりましたから、結論を急いでください。
#46
○阿部未喜男君(続) 後援団体に責任を転嫁し、みずからの責任を回避している姿勢は、議院運営委員長の適格性に欠けるばかりでなく、議員としての政治倫理観を失ったものと断ぜざるを得ません。(拍手)
 以上の理由により、議院運営委員長中西啓介君の解任動議に全員の御賛同をお願いしまして、私の趣旨弁明を終わります。(拍手)
    ―――――――――――――
#47
○副議長(村山喜一君) 質疑の通告があります。順次これを許します。田口健二君。
    〔田口健二君登壇〕
#48
○田口健二君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました議院運営委員長中西啓介君の解任決議案に対して質問いたします。
 ただいまの提案者の説明によれば、議院運営に当たっては慎重かつ公正でなければならない立場にいる議院運営委員長中西啓介君が、全会一致を基本とする委員会運営のまさによき慣行を全く無視し、自民党と一部の政党によって、我が党の要求した国際連合平和維持活動等に対する協力法律案等の二法案に対する本会議趣旨説明、質疑要求を一方的に無視して特別委員会への付託を強行採決したことは、まことに許すべからざる暴挙と言わざるを得ないのであります。(拍手)
 二法案が参議院段階において、衆議院での政府原案の内容に根本的かつ大幅な修正を加えられて衆議院に送付されてきたという経過を踏まえるならば、衆議院本会議でのこの二法案の趣旨説明を求めた我が党の要求は極めて正当であり、この要求を一顧だにせず、一方的に委員会への付託を強行しようとする自民党と一部政党の暴挙にくみし、議会制民主主義を破壊した委員長の行為は、国会の権威を失墜せしめ、正常かつ公正な議会運営を期待することを困難にするものと言わざるを得ません。
 また、中西啓介君は、佐川急便など、これらの、企業から九千万円余りという常識を超えたパーティー券の購入などがマスコミによって報道されておるわけであります。このような委員長をひとときたりとも容認することはできないことは、提案者の申されるとおりであると思うのであります。
 改めて言うまでもなく、幕末の維新以来、西洋列強に伍しての強国たらんとひたすら富国強兵政策を進め、日清、日露戦争はもちろん、第一次、第二次両大戦と戦った我が国は、アジアの近隣諸国の人々に対し多大の被害と苦痛を与え、みずからも人的、物的に甚大な被害をこうむり、ついに敗戦の日を迎えたのであります。ここに、我が国のアジアの盟主たらんとした野望はついえたのであります。
 日本国民は、世界最初の原爆の被爆国として、広島、長崎の廃壊の中で、再びこのような過ちは繰り返しませんと幾百万の死者の霊前に誓いを立てるとともに、憲法前文において我々日本国民は政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることがないようにすることを決意するとともに、
  日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてみる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
  われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
  日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ったのであります。
 しかし、一九五〇年二月十三日の吉田首相の国会答弁では、「たとえ軍備が強大であっても国を守るに足りない。私は武力なくして国を守り得ると確信するのであります」また、「私は軍備を放棄することに徹して、世界の輿論を背景として日本の将来は開拓して行く、これが日本を守る最もいい賢明な政策と確信して疑わないのであります。」こう言っておられるのであります。
 しかし、この平和と非武装の誓いは、その舌の根も乾かぬ同年五月の二十五日の朝鮮戦争勃発を契機として、政府が推し進めた警察予備隊の創設に始まる解釈改憲によるなし崩しの軍事力の増強によって雲散霧消してしまったことは、国民周知の事実であります。
 さきの湾岸戦争の勃発に際して、政府は、ペルシャ湾に展開するアメリカを中心とした多国籍重の支援を名目として自衛隊の海外派遣の実現を図ろうともくろみ、今また、国際貢献の美名のもとに、カンボジア等における国連のPKO活動に自衛隊の派遣を強行しようとしているのであります。
 これは、少なくとも戦後一貫して政府みずからが憲法の枠内で専守防衛に徹し、海外に派遣せずの自衛隊に対する歯どめを無視し、これを乗り越えようとするものであります。自衛隊を名実ともに軍隊として海外に派兵をしようともくろむものであります。
 こうした一方で、私の地元であります雲仙・普賢岳噴火災害については、地元住民の切なる願いております特別立法の問題については、いまだに一顧もしないという今日の政府の姿勢は、断じて許すことはできないと思います。(拍手)
 最後に、私は、政府がさきの大戦でアジア近隣諸国に与えた甚大な被害と痛みに十分こたえることもなしに、また、いつか来た道を繰り返すことを心配する国民の十分な理解と賛成を得ることなく、自衛隊があるから使うという方式で自衛隊の海外派遣を強行しようとしていることに遺憾の意を表明をするものであります。
 これに対し、我が日本社会党・護憲共同は、自衛隊とは別組織による「非軍事・文民・民生」の分野に限ったPKO活動への積極的な参加と協力を推進をしてまいる考えであります。
 この点について、提案者は。いかようにお考えになっておられるかお尋ねをいたしまして、私の質問を終わります。(拍手)、
    〔阿部未喜男君登壇〕
#49
○阿部未喜男君 田口議員にお答えを申し上げます。
 今、田口議員御質問の趣旨のとおりでございまして、改めて答弁することはございません。(拍手)
#50
○副議長(村山喜一君) 菅野悦子君。
    〔菅野悦子君登壇〕
#51
○菅野悦子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま趣旨説明のありました議院運営委員長中西啓介君解任決議案について、提案者に対し質問をいたします。
 第一に、中西啓介君解任決議案の趣旨弁明で指摘されている点、中西君が、参議院から送付されてきた国連平和維持活動協力法案、いわゆるPKO法案について、本院での趣旨説明、質疑の要求を踏みにじって、PKO特別委員会への付託を強行した問題です。
 言うまでもなく、本法案は、憲法の平和原則をじゅうりんし、戦後日本の進路を根本的に変えてしまおうというものです。しかも、重大なことは、参議院における自民、公明、民社三党の修正が、新たな憲法上重大な内容を加えたということです。その一つは、自公民三党修正で「平和維持隊に参加」という規定が盛り込まれていることです。平和維持隊、いわゆるPKFは、国会の政府答弁でも、国連において明確な定義がないことを認めています。なのに、その国際活動の規定を突如盛り込んだのです。さらに、「参加」という問題です。従来の政府統一見解では、「参加」とは、国連の指揮下に入り、その一員として活動するということであり、政府原案の協力法の体系とは異質のものであります。
 さらに、自公民三党修正の事前承認についても、七日以内に議決するよう努めるという規定が盛り込まれています。これは国会の審議権を不当に制限するものであります。
 こうした重大な修正が加えられて、参議院より送付されてきた本法案は、文字どおり重要な新しい法案として、一から本格的に審議するのは、言論の府、国会の当然の責任であります。(拍手)日本共産党は、この立場から、本格審議の出発点として、本会議趣旨説明、質疑を要求したのであります。
 ところが、我が党のこの要求に対し、自公民三党は、前例がないの一点張りで反対しました。前例がないのは、むしろ自公民三党修正による本法案自体であり、こんなことで、すべての代議士の前で法案の説明、質疑を行う権利を踏みつぶすことなど、断じて容認できません。(拍手)
 しかるに、中西啓介君は、自公民三党の言い分に同調して、理事会で合意のないまま、しかも、委員会開催の通知すらせずに、抜き打ち的に議院運営委員会を開会し、この本会議趣旨説明、質疑の要求を踏みにじって、PKO特別委員会への付託の強行を行ったのであります。このように、手続も、各党合意という運営の民主的ルールも全く無視した中西啓介君の態度は、本来、公正、中立な運営を使命とする議院運営委員長の任にふさわしくないと思いますが、いかがでしょうか、御見解を求めます。(拍手)
 第二に、昨日のPKO特別委員会での特別委員長による強行的審議打ち切りと不当な採決を、中西議院運営委員長が追認して、本日の本会議開催を決定したことについてであります。
 昨日のPKO特別委員会で、林特別委員長は、一方的に質疑終局の採決を強行し、多くの委員の質疑続行の要求を無視して、PKO法案の採決を強行しました。自公民三党は、質疑は十分行われたと言っていますが、これは全くの偽りであります。
 委員会付託を強行して、審議したのはわずか二日、時間にして十二時間にすぎないではありませんか。しかも、再修正の提案者である自公民三党が相当な時間を消費したのであり、全く審議は尽くされておりません。
 また、採決強行の一時間前に、宮澤首相自身が日本共産党の東中議員の質問に答えて、国連で検討されているPKO特別委員会報告に関する資料の委員会への提出を約束いたしました。この国連資料は、審議の対象となっているPKO自体の性格や内容が大きく変化しつつあることを示すものであり、この資料の検討を抜きにしてPKO法案の採決を行うことは許されません。資料の提出を待ってさらに審議を行うことが当然必要であったと考えます。(拍手)この点について、提案者の見解を伺います。
 さらに、我が党委員は、国連特別委員会に日本代表として出席した角茂樹氏の参考人招致を要求しましたが、林委員長は、この点についても、お預かりすると明言しました。国連特別委員会の報告書によれば、日本代表は、国連が予防的措置を強化するよう主張したとされており、これは、PKOを一層危険な方向に変質させることを積極的に後押しするものであり、極めて重大です。日本代表を参考人として招致することは、PKO法案の審議に不可欠なことであります。
 このように、首相の約束した資料の提出もされず、参考人招致についての理事会での検討もされていない状況のもとで、さらに、質問を希望する委員が多数存在しているにもかかわらず、理事会の合意もなく、委員長が一方的に質疑を打ち切って採決を強行するなどということは、議会制民主主義を踏みにじる暴挙であると言わなければなりません。(拍手)
 以上のように、PKO特別委員会での審議が全く不十分であり、審議終了などと言えるものではないことは明白であり、この法案を本会議に上程することは断じて許されません。委員会に差し戻して、さらに審議を行うのが当然であると考えます。
 しかるに、中西啓介君は、不当な採決を追認し、本法案の本会議上程をも強行的に決めたのであります。
 事は、議員の審議権を、問答無用として奪い去ったPKO特別委員長の行為を追認するのかどうかという大問題であり、中西君の態度は、当然弾劾さるべきと思いますが、いかがでしょうか。
 第三に、昨日の特別委員会の強行採決の核心は、自公民三党の幹事長、書記長が決めたシナリオが委員会に押しつけられ、その外圧に屈してシナリオどおりの演出がやられたという問題についてであります。
 自公民三党は、委員会審議が始まった十日、幹事長・書記長会談を開き、もう審議を尽くしたからと言って、十一日にPKO特別委員会の質疑打ち切り、採決強行の段取りを決めました。問題は、その合意された自公民のシナリオに沿った運営を、事もあろうに、国会の正規の機関であるPKO特別委員会に押しつけたことであります。昨日の事態は、そのことを事実をもって裏づけています。
 しかも、自公民三党の会談では、十一日の審議は二時間でいい、もしくは譲っても四時間だとか、それをPKO特別委員会の自民党の理事が譲って六時間にしたのはけしからぬなどということまで話し合われているのであります。これは、その会談に参加した政党の機関紙が報じているところなんです。
 こんなことは前代未聞のことではありませんか。委員会の審議がどこまで進んだかの判断は委員会自体がやるべきでして、三党の幹事長、書記長が勝手に結論を出してシナリオを押しつけるというのは、国会にとってはまさに外圧であります。これは、国会の自殺行為にほかなりません。こんなことを許せば、議会を三党で支配することになり、議会制民主主義からいって絶対許すことはできないのであります。
 提案者の御見解をお伺いして、質問を終わります。(拍手)
    〔阿部未喜男君登壇〕
#52
○阿部未喜男君 菅野議員にお答えを申し上げます。
 菅野議員の私に対する御質問は、四点であったと思います。
 まことに御質問のとおり、中西啓介議院運営委員長は解任に値するものでありまして、菅野議員の御質問の趣旨は、私が提案で申し上げましたとおり、私の趣旨説明をお読みいただくことによって、答弁にかえさせてもらいたいと思います。(拍手)
     ――――◇―――――
#53
○副議長(村山喜一君) 本日はこの程度にとどめ、明十三日午前零時十分から本会議を開き、本日の議事を継続することといたします。
 本日は、これにて延会いたします。
    午後八時三十四分延会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
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