1991/09/20 第121回国会 参議院
参議院会議録情報 第121回国会 議院運営委員会 第6号
#1
第121回国会 議院運営委員会 第6号平成三年九月二十日(金曜日)
午前九時四十分開会
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委員の異動
九月十一日
辞任 補欠選任
山中 郁子君 橋本 敦君
九月二十日
辞任 補欠選任
北村 哲男君 櫻井 規順君
岩本 久人君 吉田 達男君
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出席者は左のとおり。
理 事
石井 一二君
沓掛 哲男君
高木 正明君
稲村 稔夫君
小川 仁一君
矢原 秀男君
橋本 敦君
磯村 修君
足立 良平君
委 員
石川 弘君
大島 慶久君
鹿熊 安正君
田村 秀昭君
仲川 幸男君
成瀬 守重君
藤田 雄山君
山口 光一君
櫻井 規順君
肥田美代子君
三上 隆雄君
三石 久江君
吉田 達男君
―――――
議 長 土屋 義彦君
副 議 長 小山 一平君
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政府委員
法務政務次官 吉川 芳男君
大蔵政務次官 上杉 光弘君
厚生政務次官 伊吹 文明君
郵政政務次官 大野 功統君
事務局側
事 務 総 長 佐伯 英明君
事 務 次 長 戸張 正雄君
議 事 部 長 菅野 清君
委 員 部 長 黒澤 隆雄君
記 録 部 長 中川 俊彦君
警 務 部 長 鈴木 重夫君
庶 務 部 長 島田 豊光君
管 理 部 長 堀川 久士君
渉 外 部 長 大鷹 市郎君
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本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○中央更生保護審査会委員の任命同意に関する件
○日本銀行政策委員会委員の任命同意に関する件
○中央社会保険医療協議会委員の任命同意に関す
る件
○電波監理審議会委員の任命同意に関する件
○本日の本会議の議事に関する件
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〔理事高木正明君委員長席に着く〕
#2
○理事(高木正明君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い理事が一名欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行いたいと存じます。
割り当て会派推薦のとおり、橋本敦君を理事に選任することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○理事(高木正明君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。―――――――――――――
#4
○理事(高木正明君) 次に、中央更生保護審査会委員、日本銀行政策委員会委員、中央社会保険医療協議会委員及び電波監理審議会委員の任命同意に関する件を議題といたします。政府委員の説明を求めます。法務政務次官吉川芳男君。
#5
○政府委員(吉川芳男君) 中央更生保護審査会委員金平輝子君は五月三十一日辞任いたしましたが、同君の後任として宮本美沙子君を任命いたしたいので、犯罪者予防更生法第五条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
#6
○理事(高木正明君) 次に、大蔵政務次官上杉光弘君。#7
○政府委員(上杉光弘君) 日本銀行政策委員会委員武田誠三君は十月十日任期満了となりますが、その後任として中野和仁君を任命いたしたいので、日本銀行法第十三条ノ四第三項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
#8
○理事(高木正明君) 次に、厚生政務次官伊吹文明君。#9
○政府委員(伊吹文明君) 中央社会保険医療協議会の公益を代表する委員三藤邦彦君は十月八日任期満了となりますが、同君を再任いたしたいので、社会保険審議会及び社会保険医療協議会法第十五条第五項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。何とぞ、御審議の上、速やかに御同意くだされますようお願い申し上げます。
#10
○理事(高木正明君) 次に、郵政政務次官大野功統君。#11
○政府委員(大野功統君) 電波監理審議会委員芦部信喜君は九月二十一日任期満了となりますが、後任として塩野宏君を任命いたしたいので、電波法第九十九条の三第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
#12
○理事(高木正明君) 本件につきまして発言を求められておりますので、これを許します。小川君。#13
○小川仁一君 日銀の政策委員のことについて質問と意見を申し上げたいと思います。日銀法第十三条ノ四政策委員の項でございますが、第五項「商業及工業ニ関シ優レタル経験ト識見ヲ有スル者一人」、第六項「農業ニ関シ優レタル経験ト識見ヲ有スル者一人」と、こういう項目によって今回中野さんが日銀政策委員になるわけでございます。調査をいたしましたところ、第五項、第六項とも連続事務次官の方が就任されております、数代。したがいまして、この解釈は今後とも事務次官の方が当然なるものとしてそれぞれの省庁でお考えになっているのかどうかということが第一点。
続いて、大蔵省の方でも天下り自粛という言い方をしておられます。政労協問題を含めて、閣議でも天下り問題並びにいわゆる渡り鳥問題を非常に問題にしてその禁止を決定しているところでございますが、今回、第六項にかかわる方の選任は、調査をいたしましたところ、三カ所目の政府関係機関への就任でございます。渡り鳥も三カ所ということは普通ないわけなんで、せいぜい南と北ぐらいのところだろうと思います、これはちょっと余計なことでございますが。これでは少し、何といいますか慣習としても、また今後の一般的な物の決め方としても問題があるかと思いますので、この際、御意見を承りたいと思います。
#14
○政府委員(上杉光弘君) 御承知のとおり、日銀政策委員会は日本銀行の最高意思決定機関でございますことから、その委員につきましては、先生御承知のとおり、日本銀行法第十三条ノ四にございますように、金融業、商業及び工業、農業に関してすぐれた経験と識見を有する者となっておりまして、これによって任命されることになっておるわけでございます。したがいまして、委員の選任に当たりましては、それぞれの分野ですぐれた経験と識見を有し、かつ国民全体を代表する幅広い立場に立ちまして、国民経済の要請に適合した金融政策に関与するとの観点からその選考を行っているところでございます。この選考は、まさに適材適所の原則にのっとりまして行ったものでございまして、その結果事務次官等経験者が続く例もございますが、これは順送りといった性格のものではございません。二点目の御質問でございますが、日本銀行政策委員会は日本銀行の最高意思決定機関であるということで、委員の選任に当たりましては、それぞれの分野ですぐれた経験と識見を有すること、また国民的な幅広い立場に立つ、そういうことも含め、先ほど申し上げました国民経済の要請にも適合した金融政策に関与するというこのような観点がございますことから、また日本銀行はその性格及び沿革からいわゆる特殊法人としては取り扱っておりません。また、中央銀行として我が国の金融政策を所管する極めて重要な機関でございますことも考慮いたしますとともに、その委員の選任に当たりまして特殊法人の役員の場合と同様の取り扱いをすることは極めて困難と考えておるわけでございます。
しかしながら、今後委員の任命に当たりましては、御指摘の趣旨を十分踏まえまして、七十歳以上の者については極力選考しない方向で対処してまいりたいと存じます。
御理解をいただきたいと思います。
#15
○理事(高木正明君) ただいま説明の人事案件について、これより採決を行います。まず、日本銀行政策委員会委員の任命について同意を与えることに賛成の諸君の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
#16
○理事(高木正明君) 多数と認めます。よって、本件は同意を与えることに決定いたしました。次に、中央更生保護審査会委員、中央社会保険医療協議会委員及び電波監理審議会委員の任命について同意を与えることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○理事(高木正明君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。―――――――――――――
#18
○理事(高木正明君) 次に、本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。事務総長の説明を求めます。
#19
○事務総長(佐伯英明君) 本日の議事は、まず、堀利和君及び中西珠子君申し出の請暇の件について異議の有無をもってお諮りいたします。次に、国家公務員等の任命に関する件でございます。中央更生保護審査会委員外三委員計四名の任命について同意を求める件でございます。採決は、お手元の資料のとおり二回に分けて行います。
次に、日程第一について、災害対策特別委員長が報告された後、採決いたします。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。その所要時間は約五分の見込みでございます。
#20
○理事(高木正明君) ただいまの事務総長説明のとおり、本日の本会議の議事を進めることに御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○理事(高木正明君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。暫時休憩いたします。
午前九時五十分休憩
〔休憩後開会に至らなかった〕
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