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1991/09/11 第121回国会 参議院 参議院会議録情報 第121回国会 本会議 第5号
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1991/09/11 第121回国会 参議院

参議院会議録情報 第121回国会 本会議 第5号

#1
第121回国会 本会議 第5号
平成三年九月十一日(水曜日)
   午前十時一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第五号
    ―――――――――――――
  平成三年九月十一日
   午前十時 本会議
    ―――――――――――――
 第一 国会法の一部を改正する法律案(衆議院
  提出)
 第二 裁判官弾劾法の一部を改正する法律案
  (衆議院提出)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、請暇の件
 一、議員本村和喜君逝去につき哀悼の件
 一、日程第一及び第二
     ―――――・―――――
#3
○議長(土屋義彦君) これより会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。
 八百板正君から海外旅行のため十三日間の請暇の申し出がございました。
 これを許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○議長(土屋義彦君) 御異議ないと認めます。
 よって、許可することに決しました。
     ―――――・―――――
#5
○議長(土屋義彦君) 議員本村和喜君は、去る八月十七日逝去されました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。
 同君に対しましては、議長は、既に弔詞をささげました。
 ここにその弔詞を朗読いたします。
   〔総員起立〕
 参議院はわが国民主政治発展のため力を尽くされました議員正五位勲三等本村和喜君の長逝に対しつつしんで哀悼の意を表しうやうやしく弔詞をささげます
    ―――――――――――――
#6
○議長(土屋義彦君) 永田良雄君から発言を求められております。この際、発言を許します。永田良雄君。
   〔永田良雄君登壇〕
#7
○永田良雄君 本院議員本村和喜君は、去る八月十七日、大分県別府市の新別府病院において急性心筋梗塞のため逝去されました。まことに痛惜哀悼の念にたえません。
 私は、ここに、皆様の御賛同をいただき、議員一同を代表して、正五位勲三等故本村和喜君の御功績をしのび、謹んで哀悼の言葉をささげます。
 君は、昭和十年十一月福岡県北九州市八幡東区に生を受け、県立八幡高等学校を経て、立命館大学法学部を御卒業になられました。
 大学在学中は、ボクシング部と弁論部に所属し、大学代表として弁論大会に出場するなど、活躍されました。そして、学生の時代から政治家としての道を歩みたいと考えていた君は、演説の腕を磨くため、選挙の応援演説に精を出し、選挙のあるところどこにでも労をいとわず出かけられたそうであります。
 大学卒業後、一たんは御母堂を助けて家業に従事しておられましたが、政治家としての志やみがたく、上京して、昭和三十九年に小峯柳多代議士の秘書となり、政治への道を歩み始められました。
 そして、昭和四十六年には福岡県議会議員に当選なされました。以来二期にわたり県議会議員を務め、その間、警察常任委員長、公害環境調査特別委員長等を歴任し、県政の発展に力を尽くされました。この間、君は、NHKテレビの国会討論会に、都道府県議会議員を代表する新進気鋭の政治家四人のうちの一人に選ばれて出演するなど、当時から次代を担う政治家として将来を嘱望されていたのであります。
 その君は、先輩や郷里の人々の推挙を受けて参議院議員を目指して三たび挑戦され、ついに昭和六十一年の第十四回参議院議員通常選挙の福岡県選挙区において当選の栄冠をから取られたのであります。
 本院におきまして、君は、農林水産委員会、議院運営委員会、産業・資源エネルギーに関する調査会及び災害対策特別委員会の委員を務め、幅広く活躍されました。特に農業問題には深く取り組み、農林水産委員会に一貫して在籍し、農林水産業の振興、食糧政策の充実を訴えられました。また、中小企業問題にも高い関心を持ち、その振興育成のため努力されました。
 昨年、君は、科学技術政務次官に就任し、二十一世紀へ向けての科学技術、先端技術の発展のため力を尽くされました。君は、放送衛星ゆり三号bの打ち上げを大変楽しみにしていたそうですが、その成功を見届けることができず、さぞや御無念であったろうと存じます。
 さらに、党務としては、地方行政部会副部会長、国会対策委員会委員等を務め、活躍されたのであります。
 君は、大衆の中から生まれてくる政治家が真の政治家であるとして、大衆の心をみずからの心とし、大衆のため、とりわけ弱者のため働き、弱者に真に光を当てる政治を絶えず口にし、それを実行されました。
 君は、この政治信条を実現するため大変な情熱を傾け、東奔西走して、一年三百六十五日働き続けて一日も休むことがなかったそうであります。まさに、政治に志し、政治一筋に生きた御生涯であったと思うのであります。
 先年、君は、再起を危ぶまれるような大病に倒れられました。そこから奇跡的とも言えるカムバックを遂げることができたのも、まさにこの政治への熱い情熱があったゆえとお聞きしているのであります。
 君は、せんな困難な場面に直面しても、決して愚痴を言わず、人の悪口を言わなかったそうであります。君の明おさ、意志の強さ、そして政治に対する志の高さは、君の知人の一様に認めるところであります。
 あれほど全精力を傾けて参議院選挙に当選し、これからの君の政治家としての花が開こうというとき、わずか五十五歳という若さで、志半ばにして不帰の客となった君の御心中は、察するに余りあるものがあります。
 君を失ったことは、御遺族のお悲しみはもとよりのこと、ひとり本院にとどまらず、国家、社会にとりましてもこの上ない痛恨事と申さなければなりません。
 ここに、謹んで、ありし日の本村君の御功績とお人柄をしのび、院を代表して心から御冥福をお祈り申し上げ、哀悼の言葉といたします。
     ―――――・―――――
#8
○議長(土屋義彦君) 日程第一 国会法の一部を改正する法律案
 日程第二 裁判官弾劾法の一部を改正する法律案
  (いずれも衆議院提出)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。議院運営委員長伊江朝雄君。
   〔伊江朝雄君登壇、拍手〕
#9
○伊江朝雄君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。
 まず、国会法の一部を改正する法律案は、第一に、常会は、毎年一月に召集するのを常例とすること、第二に、常会の召集詔書は、少なくとも十日前にこれを公布しなければならないこと、第三に、財政法第二十七条の規定を改め、内閣は、毎会計年度の予算を前年度の一月中に国会に提出するのを常例とすること、第四に、公布の日からこれを施行することを内容とするものであります。
 常会の一月召集は、かねてより、参議院改革における懸案の一つとして、参議院における審議期間を十分に確保し、審議の充実を図るとの観点からその検討が重ねられてまいったもので、今般、衆議院の協力が得られ、その実現の運びとなったものであります。
 委員会におきましては、提出者の森衆議院議院運営委員長から趣旨説明を聴取いたしました後、予算の提出時期の改善、常会の一月召集と憲法第五十二条との関係、人事院勧告への対応などについて質疑が行われました。
 質疑を終局し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 次に、裁判官弾劾法の一部を改正する法律案は、経済事情の変動等にかんがみ、裁判官弾劾裁判所及び裁判官訴追委員会における証人の不出頭等の場合の過料の多額を十万円に引き上げようとするもりでありまして、委員会におきましては、審査の結果、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#10
○議長(土屋義彦君) これより両案を一括して採決いたします。
 両案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#11
○議長(土屋義彦君) 総員起立と認めます。
 よって、両案は全会一致をもって可決されました。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時十四分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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