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#1
第120回国会 社会労働委員会 第1号
平成二年十二月十八日(火曜日)
   午後一時開会
    ─────────────
  委員氏名
    委員長         福間 知之君
    理 事         小野 清子君
    理 事         前島英三郎君
    理 事         対馬 孝且君
    理 事         高桑 栄松君
                尾辻 秀久君
                木暮 山人君
                佐々木 満君
                清水嘉与子君
                田代由紀男君
                田中 正巳君
                西田 吉宏君
                糸久八重子君
                菅野  壽君
               日下部禧代子君
                堀  利和君
                木庭健太郎君
                沓脱タケ子君
                乾  晴美君
                勝木 健司君
                西川  潔君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         福間 知之君
    理 事
                小野 清子君
                前島英三郎君
                対馬 孝且君
                高桑 栄松君
    委 員
                尾辻 秀久君
                木暮 山人君
                佐々木 満君
                清水嘉与子君
                田代由紀男君
                田中 正巳君
                西田 吉宏君
                糸久八重子君
                菅野  壽君
               日下部禧代子君
                堀  利和君
                木庭健太郎君
                沓脱タケ子君
                乾  晴美君
                勝木 健司君
                西川  潔君
   政府委員
       労働大臣官房長  齋藤 邦彦君
       労働省婦人局長  高橋柵太郎君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        此村 友一君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○国政調査に関する件
○小委員会設置に関する件
○労働問題に関する調査
 (小委員長の報告)
    ─────────────
#2
○委員長(福間知之君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
 本委員会は、今期国会におきましても、社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○委員長(福間知之君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#4
○委員長(福間知之君) 次に、小委員会の設置に関する件を議題といたします。
 育児休業制度等について調査検討するため、小委員十三名から成る育児休業制度検討小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(福間知之君) 御異議ないと認めます。
 つきましては、小委員及び小委員長の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○委員長(福間知之君) 御異議ないと認めます。
 それでは、小委員に小野清子君、尾辻秀久君、清水嘉与子君、西田吉宏君、前島英三郎君、糸久八重子君、菅野壽君、日下部禧代子君、木庭健太郎君、沓脱タケ子君、乾晴美君、勝木健司君及び西川潔君を指名いたします。
 また、小委員長に小野清子君を指名いたします。 なお、小委員及び小委員長の辞任の許可及びその補欠選任、並びに小委員会から参考人の出席要求がありました場合の取り扱いにつきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(福間知之君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#8
○委員長(福間知之君) 次に、労働問題に関する調査のうち、育児休業制度に関する件を議題といたします。
 本件につきましては、昨年の第百十六回国会に育児休業問題に関する小委員会が設置され、第百十八回国会からは名称を育児休業制度検討小委員会と変えて、今日まで一年有余にわたり育児休業制度について検討が行われてきました。
 本日、小野小委員長から、小委員会における審査の経過の概要について報告したい旨の申し出がございましたので、この際、これを許します。小野小委員長。
#9
○小野清子君 昨年の第百十六回国会において、本委員会内に育児休業問題に関する小委員会が設置されて以来、一年有余の間に七回にわたり小委員会を開催し、育児休業制度について検討を続けてまいりましたが、去る十二月七日、小委員会の検討状況につきまして、一定の整理が行われますとともに、通常国会において育児休業制度の法制化を実現すべきである旨与野党の意見の一致を見ることができました。そこで、この際、小委員会における最近の審査の経過について、その概要を御報告申し上げます。
 第百十八回国会では、去る六月二十二日の育児休業制度検討小委員会において、育児休業制度に関する自由民主党の取り組みについて、また、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の四会派共同提出の育児休業法案について、さらに、日本共産党の育児休業法案要綱について、それぞれ説明が行われ、意見の交換を行いました。
 第百十九回国会では、十一月一日の育児休業制度検討小委員会において、労働省から、育児休業制度普及促進事業の実施状況等について説明を聞き、質疑を行った後、十一月八日の同小委員会において、自民党の育児休業問題等検討小委員会で取りまとめられた「育児休業制度の確立等を行うための法的整備について」の説明を聞き、意見の
交換を行いました。
 次いで、同国会閉会後の十一月二十八日の同小委員会において、前回に示された自民党の考え方につき、四会派共同提出法案との相違を踏まえて説明が行われた後、四会派共同提出法案及び自民党の考え方につき、意見の交換を行いました。
 この間の議論において、自民党、四会派法案及び共産党の三者の意見の主要な論点が明らかになりました。それを整理しますと、次のとおりであります。
 第一に、労働者が求めたときは、男女ともに子が一歳に達するまで育児休業を取得できることとすることについては、三者とも一致しております。
 第二に、育児休業中の手当については、四会派法案及び共産党の考え方では、給付割合は異なるものの、労働者の所得を保障するための経済的給付を考えているのに対し、自民党は、ノーワーク・ノーペイの原則から手当の支給は適当でないとしております。
 第三に、不利益取り扱いについては、四会派法案及び共産党の考え方では、これを禁止すべきであるとしていますが、自民党は、制度を否定するような不利益取り扱いは許されないはずであるとして特段の規定は設けないこととしております。
 第四に、担保措置については、四会派法案においては罰則を設けていますが、自民党は罰則を設けないという考え方であります。
 第五に、中小零細企業への配慮については、自民党は弾力的措置を検討するとしていますが、四会派及び共産党は助成措置等を検討すべきであるとしています。
 次いで、十二月七日の小委員会におきまして、自民党委員より、この辺で政府に預け、立案作業を行わせてはどうかとの提案がありました。この提案に対し、野党委員からは、白紙で預けることには反対であるとして、どういう方向で政府に立案させていくのか、考えを示してほしい旨の発言がありました。これを受けて自民党委員より、次の五つの柱が示されました。
 第一に、男女労働者が等しく育児休業を取得し得る制度とすること。
 第二に、育児休業制度についての労働者の権利を実質的に確保できるような法律とすること。
 第三に、育児休業期間中の何らかの経済的援助の措置について検討すること。
 第四に、育児休業取得の実効性を確保するための措置について検討すること。
 第五に、中小零細企業については、その経営の実態を踏まえて弾力的な措置を講ずることであります。
 これに対して、野党委員からは、政府が立案するに当たっての五項目の条件が提示されました。その概要は、次のとおりであります。
 第一に、一致しなかった点についても小委員会における論議の状況を十分踏まえること、特に、休業期間中には何らかの所得保障の措置を講ずること、また、不利益取り扱いの禁止・原則原職復帰や罰則等の実効性を確保する措置についても十分検討することを政府・労働省に約束させること。
 第二に、参議院社会労働委員会の育児休業制度検討小委員会は存置し、四会派共同提出法案についても引き続き審査できる態勢を残しておくこと。
 第三に、政府案は参議院先議とすること。
 第四に、与野党としても、育児休業法の官民同時の制定施行のための法的措置が次期通常国会で講じられるべきであるとの見解を明らかにすること。
 第五に、現行の特定職種育児休業法の水準を下回らないことであります。
 これに対し、自民党委員からは、所得保障、実効性確保等の問題は重要な論点であるので、政府における十分な多角的検討を期待していること、小委員会の存置に異論はないこと、参議院先議については、私としては、真摯に受けとめたいこと、官民同時施行については、公務員について民間と同様の措置が講じられる方向で努力したいこと、現行育児休業法の適用対象者にとって後退のない形で制度が構築されることが望ましいこと等の回答がありました。
 ここに、冒頭にも申し上げましたように、通常国会において育児休業制度の法制化を実現すべきである旨与野党委員の意見の一致を見ることができ、さらに、今後の検討作業につきましても、与野党委員が歩み寄りまして、政府に、小委員会のこれまでの検討状況を踏まえ、法案の作成に当たらせることにつき合意に達しました。
 ただいま申し上げましたような経過にかんがみ、小委員会を今後も引き続き存置していただくこととなった次第であります。
 以上、小委員会における審査の経過の概要を御説明いたしましたが、審査の詳細については、小委員会会議録によって御承知おき願いたいと存じます。
 以上、御報告申し上げます。
#10
○委員長(福間知之君) 以上で小委員長の報告は終わりました。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後一時十分散会
ソース: 国立国会図書館
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