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#1
第120回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号
平成三年四月九日(火曜日)
    午前九時四十分開議
 出席委員
   委員長 中西 績介君
   理事 岡田 克也君 理事 武部  勤君
   理事 中川 昭一君 理事 宮里 松正君
   理事 五十嵐広三君 理事 上原 康助君
   理事 玉城 栄一君
      阿部 文男君    新井 将敬君
      北村 直人君    町村 信孝君
      松浦  昭君    伊東 秀子君
      岩垂寿喜男君    川崎 寛治君
      前島 秀行君    藤原 房雄君
      古堅 実吉君    小平 忠正君
 出席国務大臣
        外 務 大 臣 中山 太郎君
        国 務 大 臣
        (総務庁長官) 佐々木 満君
 出席政府委員
        総務庁長官官房
        会計課長    菊地 徳彌君
        北方対策本部審
        議官      池ノ内祐司君
        外務省欧亜局長 兵藤 長雄君
 委員外の出席者
        特別委員会第一
        調査室長    直江 鷹郎君
    ─────────────
四月二日
 北方領土問題の解決促進に関する請願(木島日出夫君紹介)(第二一七二号)
は本委員会に付託された。
    ─────────────
本日の会議に付した案件
 北方領土問題の解決促進に関する件
     ────◇─────
#2
○中西委員長 これより会議を開きます。
 沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。
 この際、北方領土問題の解決促進に関する件について決議をいたしたいと存じます。
 本件に関しましては、各党間において御協議願っておりましたが、協議が調い、案文がまとまりました。
 まず、案文を朗読いたします。
    北方領土問題の解決促進に関する件(案)
  この度のゴルバチョフ大統領の日本訪問を両国首脳間の直接対話の実現として歓迎するとともに、史上初のソ連邦元首の訪日が北方領土問題を解決し、日ソ関係の画期的な発展を実現するための突破口となることを強く期待する。
  北方領土の返還実現は、日本全国民の長年の悲願であるにもかかわらず、戦後四十五年を経過した今日もなお、歯舞、色丹及び国後、択捉等の北方領土問題が解決せず、日ソ両国間に平和条約が締結されていないことは、誠に遺憾なことである。
  北方領土問題を解決し、平和条約を締結することにより日ソ両国間に真に安定的な平和友好関係を確立することは、両国のあらゆる分野での協力関係の飛躍的発展につながるものであり、また、今日の国際社会における新しい国際秩序造りに大きく貢献するものと確信する。
  よって政府は、かかる国民の総意と心情に応え、日ソ間に真に安定的な平和友好関係を確立するため、ゴルバチョフ大統領の訪日を機として、北方領土の返還を実現し、平和条約を締結するよう全力を傾注すべきである。
  右決議する。
以上であります。
 次に、趣旨の説明をいたします。
 改めて申し上げるまでもなく、北方領土の返還の実現は日本全国民の長年の悲願であります。このことはたび重なる国会あるいは地方議会における決議並びに民間団体や全国各地におけるさまざまな返還要求運動の高まりを見ても明らかであります。
 しかしながら、戦後四十五年を経過いたしましたが、歯舞、色丹及び国後、択捉等の北方領土問題が解決せず、平和条約が締結されていないことはまことに遺憾なことであります。最近、この日ソ関係の打開を目指して、外相間定期協議や平和条約作業グループ等の話し合いが活発に行われておりますが、領土問題に関するソ連側の態度は、依然として実質的な変化は見られません。
 このような状況の中で、このたびゴルバチョフ大統領が訪日され、日ソ最高首脳による協議が予定されております。史上初のソ連邦元首の日本訪問に衷心より歓迎の意を表するとともに、今回の訪日が、北方領土問題を解決して、日ソ関係の画期的な発展を実現するための突破口となるよう強く期待するところであります。
 北方領土問題を解決して、平和条約を締結することにより日ソ両国間に真に安定的な平和友好関係を確立することは、両国のあらゆる分野での協力関係の飛躍的な発展につながるものであり、また、今日の国際社会における新しい国際秩序を築く上で大きく貢献するものと確信いたします。どうかこの点に配意して、ゴルバチョフ大統領が種々の困難な要因を乗り越えて決断されるよう強く願うものであります。
 北方領土問題をめぐる日ソ間の話し合いが、まさに正念場を迎えようとするこのときに当たりまして、政府に対し、ソ連政府との話し合いに最善を尽くし、一日も早く北方領土の返還を実現して平和条約を締結し、日本全国民の悲願にこたえるよう特段の努力を求めるものであります。
 以上が本決議案の趣旨であります。
 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
 採決いたします。
 北方領土問題の解決促進に関する件を本委員会の決議とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#3
○中西委員長 起立総員。よって、本件は本委員会の決議とすることに決しました。(拍手)
 この際、ただいまの決議に対しまして政府から発言を求められておりますので、これを許します。中山外務大臣。
#4
○中山国務大臣 ただいまの御決議に対して、所信を申し述べます。
 政府といたしましては、ただいま採択された御決議の趣旨を十分に体しまして、今月予定されますゴルバチョフ大統領の訪日を通じ、北方領土問題の解決と日ソ平和条約の締結のため、全力を傾注しつつ、一層強力にソ連との交渉に当たる所存であります。
#5
○中西委員長 次に、佐々木総務庁長官。
#6
○佐々木国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分体しまして、今後とも引き続き、北方領土の問題の解決のため、最大限努力を払ってまいる所存でございます。ありがとうございました。
#7
○中西委員長 本決議の議長に対する報告及び関係各方面への参考送付等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○中西委員長 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前九時四十八分散会
ソース: 国立国会図書館
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