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1947/10/14 第1回国会 両院協議会・合同審査会等 両院協議会会議録情報 第001回国会 両院法規委員会 第5号
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1947/10/14 第1回国会 両院協議会・合同審査会等

両院協議会会議録情報 第001回国会 両院法規委員会 第5号

#1
第001回国会 両院法規委員会 第5号
昭和二十二年十月十四日(火曜日)
    午後二時三分開議
 出席委員
   委員長代理 理事 藤井 新一君
   理事 松澤 兼人君 理事 降旗 徳弥君
      菊池  豐君    松永 義雄君
      原 彪之助君    高瀬荘太郎君
      中井 光次君    奧 主一郎君
      齋  武雄君    新谷寅三郎君
 出席政府委員
        法制局長官   佐藤 達夫君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 両院法規委員会の運営に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長代理(藤井新一君) これから法規委員会を開会いたします。
 まず最初に、私が委員長代理になつてもよろしうございますか。
#3
○委員長代理(藤井新一君) それでは委員長代理としてしばらくこの席を汚します。
 本日は法制局の長官が見えておりますから、内閣が出す立法の現状をお伺いして、われわれの参考に供したいと思います。長官の御説明をお願いいたします。
#4
○政府委員(佐藤達夫君) 私こちらでお調べの印刷物は拜見したのでありますが、要するに十月十三日現在で、七十四件こちらへ御提出申し上げて御審議を受けたわけであります。そのうち二十九件ばかりすでに成立したのがございまするが、これは過去はそういうことでありまするが、さて今後政府としての提案についてどういう心組をもつておるかという点を申し上ぐべきであろうと思います。できるだけ正確にと申しますか、実はいろいろな関係がございまして、確定したものとして申し上げるわけにはまいりませんけれども、大体政府限りで考えておるものに、こういうものがありますというようなことを申し上げたいと存じます。
 まず第一番目に、おそらく國会の方で御心配でありますのは、憲法附属関係の法律の事柄であると存じます。この関係はさいわいにいたしまして、ほとんどもう全部憲法上直接立法を必要とするものは、すでに成立済みでありまするか、あるいは今日御審議を受けておるのでありまして、憲法関係の残りのものといたしましては、大したものはないわけであります。但し、憲法関係として、例の民事訴訟法、それから刑事訴訟法、これが一應暫定法として今日ありますので、それがしかもたしか今年一ぱいで期限が切れるようになつておつたと思うのであります。從いまして刑事訴訟法、民事訴訟法について、本年一ぱいに何らかの措置を要することになつておるわけであります。憲法関係といたしましてはそのくらいであると考えております。
 次は事柄の順序から申しまして、少しおかしいかもしれませんが、一應今の今年一ぱいの締切りの問題を申し上げましたから、同じく今年一ぱいの有効期間の関係にありまする例の法律第七十二号の関係の事柄、すなわち新憲法制定前の命令で、新憲法によれば法律できめなければならぬものの効力について、第七十二号という法律で今年一ぱい従前の命令が法律としての力をもつということになつておりますが、これをやはり今年中に手当をいたしませんと失効いたすことになるわけであります。その方の手当を今年夏から、すでに政府は心がけて準備をしておつたのでありますが、それに該当するものがどういうふうになつておるか、どのくらいあるかということを次に申し上げたいと思います。実は件数から申しますと相当あります。二十九件という数字が出ておりますが、もとより、これは二、三の法律を一本の法律で処置することもございますから、件数ははつきりしませんが、事柄から申しますと二十九という件数がございます。その内容を申しますと、こまごましたものが多いのでありますが、多少目ぼしいものを申し上げますると、一番多いのは厚生関係でございます。飲食物関係につきまして、人工の甘味料とか牛乳でありますとか、清涼飲料水とか何とか、いろいろな取締規則が省令でたくさん出ております。それを一本にとりまとめまして、食品衛生法というような一本の法律にまとめております。それから厚生省関係で申しますと、輸血の取締法、それから栄養の方の栄養士法、それから薬の関係で毒物劇物の取締法でありますとか、それから医薬部外品の取締法であります。それから例の浴場美容理髪関係、それから旅館関係については地方廳令がたくさん出ております。それらのものを一まとめにいたしまして、美容、宿屋等の取締に関する法律案というようなものを準備しております。その他たとえば、看護婦でありますとか、助産婦でありますとか、保健婦というものについての規則がありますが、こういうものは國民医療法の一部を改正いたしまして、その中に盛りこみたいというように考えております。そのほか單行法類似の法令によらずして、一部改正で組みこむというのが厚生省関係で数件ございます。その他目ぼしいものといたしましては、司法省関係で御承知の警察犯処罰令というものがあります。これは非常に古い内務省令でありますが、ぜひとも法律に直す必要がありますので、これを法律に直す手順を運んでおります。軽い犯罪というので軽犯罪法とでもしたらどうだろうというようなことで考えております。それから官吏の俸給の関係につきましては、國家公務員給與臨時措置法というようなものを考えております。目ぼしいものは今申しましたようなものでありますが、先ほど申しましたように、二十何件というので、個々の省令、いろいろなものがございますが、それらを法律の中に組みこみましたり、あるいは一括して一つの法律にしましたり、またそのほか今申し上げた以外に相当ございます。またこれはお尋ねによりまして申し上げることにいたしたいと思います。
 それからもう一つ、ちよつと申し落しましたが、順序が不同で恐縮でありますが、内務省関係の風俗警察の関係で、風俗営業取締法案というようなものを準備いたしております。これが例の今年一ぱいにという関係の準備作業についての御説明であります。
 それからそれ以外の一般の問題と申しますか、法案について申し上げますると、実はすでに提出予定済みで、すなわち政府といたしまして閣議決定は早く済まして、ただ関係方面との折衝の関係で提案の運びに至つておらないというものが、今まで申し上げましたものとは全然別に十七件ございます。それからなおそのほかに閣議決定もまだいたしませんが、提案の予想されまするものは、例の予算に伴いまして、税法の関係のものが、おそらく三件くらいは確実に出るのではないか、これは予算の方が確定いたしておりませんので、この方も確定はいたしておりませんが、税法関係がおそらく三件くらいは出るのではないかというふうに考えております。それからそのほか一般の問題といたしましては、新聞等にも出ておりまするが、例の警察法であります。これは相当大きなものでございます。それから司法省、法制局解体に伴いまする法律があります。それから一旦こちらに提案いたしまして撤回いたしました内務省の廃止に関する措置の法律案、これはまたいずれ出し直して御審議を仰がなければならぬというふうに考えております。大体のところを申し上げますとさような見込みに相なつております。
#5
○中井光次君 今年一ぱいにやらなければならぬというものがずいぶんたくさんあるようでありますが、これは民訴、刑訴、その他いろいろの厚生省関係、雜多のものをお話になりましたが、いつごろ御提案になるお見込でございますか。
#6
○政府委員(佐藤達夫君) このお答えは非常に私辛いのでございますが、まず会期の問題は別でありますが、すべての政府部内の処置のついているものと、政府部内の処置がまだついておらぬものと二通りございます。ちよつと速記を止めていただきたい。
#7
○委員長代理(藤井新一君) 速記を止めて。
#8
○委員長代理(藤井新一君) 速記を始めます。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後二時五十六分散会
ソース: 国立国会図書館
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