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#1
第120回国会 本会議 第4号
平成二年十二月十八日(火曜日)
    ―――――――――――――
  平成二年十二月十八日
    午後一時 本会議
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 原子力安全委員会委員任命につき同意を求める
  の件
 科学技術会議議員任命につき同意を求めるの件
 公害健康被害補償不服審査会委員任命につき同
  意を求めるの件
 中央更生保護審査会委員任命につき同意を求め
  るの件
 公安審査委員会委員任命につき同意を求めるの
  件
 社会保険審査会委員任命につき同意を求めるの
  件
 運輸審議会委員任命につき同意を求めるの件
 日本放送協会経営委員会委員任命につき同意を
  求めるの件
 労働保険審査会委員任命につき同意を求めるの
  件
 一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改
  正する法律案(内閣提出)
 特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と
  緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置
  法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改
  正する法律案(内閣提出)
 地方交付税法等の一部を改正する法律案(内閣
  提出)
 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する
  法律案(内閣提出)
 検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する
  法律案(内閣提出)
 万国郵便連合憲章の第四追加議定書の締結につ
  いて承認を求めるの件
 万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約の締結
  について承認を求めるの件
 小包郵便物に関する約定の締結について承認を
  求めるの件
 郵便為替に関する約定の締結について承認を求
  めるの件
 郵便小切手業務に関する約定の締結について承
  認を求めるの件
 日本体育・学校健康センター法の一部を改正す
  る法律案(内閣提出)
 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律
  の一部を改正する法律案(議院運営委員長提
  出)
 国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を
  改正する法律案(議院運営委員長提出)
 草川昭三君の故議員丹羽兵助君に対する追悼演
  説
    午後一時三分開議
#2
○議長(櫻内義雄君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 原子力安全委員会委員任命につき同意を求め
  るの件
 科学技術会議議員任命につき同意を求めるの
  件
 公害健康被害補償不服審査会委員任命につき
  同意を求めるの件
 中央夏生保護審査会委員任命につき同意を求
  めるの件
 公安審査委員会委員任命につき同意を求める
  の件
 社会保険審査会委員任命につき同意を求める
  の件
 運輸審議会委員任命につき同意を求めるの件
 日本放送協会経営委員会委員任命につき同意
  を求めるの件
 制働保険審査会委員任命につき同意を求める
  の件
#3
○議長(櫻内義雄君) お諮りいたします。
 内閣から、
 原子力安全委員会委員に内田秀雄君、内藤奎爾君及び宮永一郎君を、
 科学技術会議議員に大澤弘之君及び森井清二君を、
 公害健康被害補償不服審査会委員に出原孝夫君及び服部坦君を、
 中央更生保護審査会委員に小野義秀君及び野田愛子君を、
 公安審査委員会委員に堀田勝二君及び山内一夫君を、
 社会保険審査会委員に木暮保成岩及び三橋昭男君を、
 運輸審議会委員に石山陽君を、
 日本放送協会経営委員会委員に石井幹子君、草柳大蔵君、中村紀伊君及び松山公一君を、
 労働保険審査会委員に志賀巌君及び仙田明雄君を任命したいので、それぞれ本院の同意を得たいとの申し出があります。
 まず、原子力安全委員会委員及び公安審査委員会委員の任命について、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#4
○議長(櫻内義雄君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えるに決しました。
 次に、科学技術会議議員、運輸審議会委員及び日本放送協会経営委員会委員の任命について、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#5
○議長(櫻内義雄君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えるに決しました。
 次に、公害健康被害補償不服審査会委員、中央更生保護審査会委員、社会保険審査会委員及び労働保険審査会委員の任命について、申し出のとおり同意を与えるに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも同意を与えるに決しました。
     ――――◇―――――
#7
○佐藤敬夫君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 内閣提出、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案、右三案を一括議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
#8
○議長(櫻内義雄君) 佐藤敬夫君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 一般職の職員の給与等に関する法律の一部を
  改正する法律案(内閣提出)
 特別職の職員の給与に関する法律及び国際花
  と緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時
  措置法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部名
  改正する法律案(内閣提出)
#10
○議長(櫻内義雄君) 一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案、右三案を一括して議題といたします。
 委員長の報告を求めます。内閣委員長岸田文武君。
    ―――――――――――――
 一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改
  正する法律案及び同報告書
 特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と
  緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置
  法の一部を改正する法律案及び同報告書
 防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改
  正する法律案及び同報告書
    〔本号(二)に掲載〕
    〔岸田文武君登壇〕
#11
○岸田文武君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 まず、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案は、本年八月七日の人事院勧告を勧告どおり実施しようとするもので、一般職の職員の給与について、全俸給表の全俸給月額、初任給調整手当、住居手当、期末手当支給割合の改定を行うとともに、期末・勤勉手当の算定の基礎額に加算措置を講じようとするものであります。
 次に、特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案は、内閣総理大臣、国務大臣、大使、公使及び秘書官並びに国際花と緑の博覧会政府代表等の特別職の職員について、一般職の職員の給与改定にあわせてその俸給月額の改定等を行おうとするものであります。
 次に、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案は、一般職の職員の給与改定に準じて防衛庁職員の俸給月額の改定等を行おうとするものであります。
 以上三法律案は、十二月十二日本委員会に付託され、本日塩崎総務庁長官及び石川防衛庁長官から提案理由の説明を聴取した後、一括して質疑を行い、これを終了いたしました。
 一般職職員給与法改正案に対し、日本共産党の三浦久君から、修正案が提出され、趣旨の説明を聴取した後、採決いたしましたところ、修正案は賛成少数をもって否決され、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決し、他の二法律案は賛成多数をもっていずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#12
○議長(櫻内義雄君) これより採決に入ります。
 まず、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案につき採決いたします。
 本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
 次に、特別職の職員の給与に関する法律及び国際花と緑の博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して採決いたします。
 両案の委員長の報告はいずれも可決であります。両案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#14
○議長(櫻内義雄君) 起立多数。よって、両案とも委員長報告のとおり可決いたしました。
     ――――◇―――――
#15
○佐藤敬夫君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 内閣提出、地方交付税法等の一部を改正する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
#16
○議長(櫻内義雄君) 佐藤敬夫君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 地方交付税法等の一部を改正する法律案(内
  閣提出)
#18
○議長(櫻内義雄君) 地方交付税法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。地方行政委員長島村宜伸君。
    ―――――――――――――
 地方交付税法等の一部を改正する法律案及び同
  報告書
    〔本号(二)に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔島村宜伸君登壇〕
#19
○島村宜伸君 ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案につきまして、地方行政委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 本案は、今回の補正予算により増加することとなりました地方交付税六千五百五十七億円について、地方財政の状況にかんがみ、地方公務員の給与改定に要する額二千八百二十億円、消費譲与税の減額に対する補てんに要する額千二十八億円、その他の財政需要の増に伴い必要となる額二百四十五億円等、合わせて五千六百八十五億円を地方公共団体に交付するとともに、残余の額八百七十二億円を交付税特別会計における借入金の減額等に充てることとするため、平成二年度分の地方交付税の総額について特例を設けることとするほか、給与改定等に伴い必要となる財源を措置するため、普通交付税の額の算定に用いる単位費用の一部を改定ずみ等所要の改正を行おうとするものであります。本案は、十二月十二日に本委員会に付託され、本日奥田自治大臣から提案理由の説明を聴取した後、質疑を行い、採決の結果、本案は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#20
○議長(櫻内義雄君) 採決いたします。
 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#21
○議長(櫻内義雄君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
     ――――◇―――――
#22
○佐藤敬夫君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 内閣提出、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、右両案を一括議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
#23
○議長(櫻内義雄君) 佐藤敬夫君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#24
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正す
  石法律案(内閣提出)
 検察官の俸給等に関する法律の一部を改正す
  る法律案(内閣提出)
#25
○議長(櫻内義雄君) 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。
 委員長の報告を求めます。法務委員長小澤潔君。
    ―――――――――――――
 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する
  法律案及び同報告書
 検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する
  法律案及び同報告書
    〔本号(二)に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔小澤潔君登壇〕
#26
○小澤潔君 ただいま議題となりました両法律案について、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 両案は、一般の政府職員の給与の改善に伴い、裁判官及び検察官についても、一般の政府職員の例に準じてその給与を改善する等の措置を講じようとするもので、その内容は次のとおりであります。
 第一に、最高裁判所長官、最高裁判所判事及び高等裁判所長官の報酬並びに検事総長、次長検事及び検事長の俸給については、これに対応する内閣総理大臣その他の特別職の職員の俸給の増額に準じ、その他の裁判官の報酬並びに検察官の俸給については、これに対応する一般職の職員の俸給の増額に準じてそれぞれこれを増額すること、
 第二に、特別職の職員の給与に関する法律の調整手当に関する特例措置の廃止に伴い、最高裁判所長官、最高裁判所判事及び高等裁判所長官並びに検事総長、次長検事及び検事長に支給する調整手当に関する暫定措置を取りやめること、
 第三に、これらの給与の改定等は、平成二年四月一日にさかのぼって行うことであります。
 委員会においては、本日提案理由の説明を聴取した後、質疑を行い、これを終了し、直ちに採決を行った結果、両案はいずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#27
○議長(櫻内義雄君) 両案を一括して採決いたします。
 両案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#28
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。よって、両案とも委員長報告のとおり可決いたしました。
#29
○佐藤敬夫君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 万国郵便連合憲章の第四追加議定書の締結について承認を求めるの件、万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約の締結について承認を求めるの件、小包郵便物に関する約定の締結について承認を求めるの件、郵便為替に関する約定の締結について承認を求めるの件、郵便小切手業務に関する約定の締結について承認を求めるの件、右五件を一括議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
#30
○議長(櫻内義雄君) 佐藤敬夫君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#31
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 万国郵便連合憲章の第四追加議定書の締結に
  ついて承認を求めるの件
 万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約の締
  結について承認を求めるの件
 小包郵便物に関する約定の締結について承認
  を求めるの件
 郵便為替に関する約定の締結について承認を
  求めるの件
 郵便小切手業務に関する約定の締結について
  承認を求めるの件
#32
○議長(櫻内義雄君) 万国郵便連合憲章の第四道加議定書の締結について承認を求めるの件、万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約の締結について承認を求めるの件、小包郵便物に関する約定の締結について承認を求めるの件、郵便為替に関する約定の締結について承認を求めるの件、郵便小切手業務に関する約定の締結について承認を求めるの件、右五件を一括して議題といたします。
 委員長の報告を求めます。外務委員長柿澤弘治君。
    ―――――――――――――
 万国郵便連合憲章の第四追加議定書の締結につ
  いて承認を求めるの件及び同報告書
 万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約の締結
  について承認を求めるの件及び同報告書
 小包郵便物に関する約定の締結について承認を
  求めるの件及び同報告書
 郵便為替に関する約定の締結について承認を求
  めるの件及び同報告書
 郵便小切手業務に関する約定の締結について承
  詔を求めるの件及び同報告書
    〔本号(二)に掲載〕
    〔柿澤弘治君登壇〕
    ―――――――――――――
#33
○柿澤弘治君 ただいま議題となりました五件につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 万国郵便連合憲章外関係五文書は、平成元年十一月十三日よりワシントンで開催された第二十回大会議において、国際郵便業務における最近の事情にかんがみ、料金その他の業務上の事項について修正及び補足が行われ、憲章については、追加議定書の形でその一部が改正され、その他の文書については、現行の文書にかわる新たな文書が作成され、同年十二月十四日に署名されたものであります。
 まず、万国郵便連合憲章第四追加議定書は、連合の文書における貨幣単位を国際通貨基金の特別引出権とすること及び連合への加入、加盟または脱退の手続等を国際事務局長が行うことに改めるものであります。
 次に、万国郵便連合一般規則は、執行理事会の権限に条約及び約定の施行規則を改正する権限等を加えること、郵便研究諮問理事会の権限にバーコードを利用する場合等の技術、業務その他の実施基準を作成する等の権限を加えること並びに連合の年次経費及び次回の大会議開催の経費の最高限度額を定めたこと等を内容としており、また、万国郵便条約は、通常郵便物に従来の種別のほかに、取扱速度に従った新たな種別を導入すること及び通常郵便物の普通料金について基本料金の上限下限を撤廃し、ガイドラインとして定める等の改正を行うものであります。
 次に、小包郵便約定は、二国間の合意により二十キログラムを超える小包の交換を可能にすること等の改正を行うものであります。
 次に、郵便為替約定は、通常為替一口の最高限度額を関係郵政庁間の合意により定めること及び振り出しの際に差出人から徴収する通常為替一口の料金の最高限度額を引き上げること等の改正を行うものであります。
 次に、郵便小切手約定は、郵政機関以外の機関の小切手業務の交換への参加、郵便小切手業務における業務の種類の明記等の改正を行うものであります。
 以上五件は、去る十二月十一日外務委員会に付託され、本日中山外務大臣から提案理由の説明を聴取し、質疑を行い、引き続き採決を行いました結果、いずれも全会一致をもって承認すべきものと議決した次第であります。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#34
○議長(櫻内義雄君) 五件を一括して採決いたします。
 五件は委員長報告のとおり承認するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#35
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。よって、五件とも委員長報告のとおり承認するに決しました。
     ――――◇―――――
#36
○佐藤敬夫君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 内閣提出、日本体育・学校健康センター法の一部を改正する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
#37
○議長(櫻内義雄君) 佐藤敬夫君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#38
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 日本体育・学校健康センター法の一部を改正
  する法律案(内閣提出)
#39
○議長(櫻内義雄君) 日本体育・学校健康センター法の一部を改正する法律案を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。文教委員長船田元君。
    ―――――――――――――
 日本体育・学校健康センター法の一部を改正す
  る法律案及び同報告書
    〔本号(二)に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔船田元君登壇〕
#40
○船田元君 ただいま議題となりました日本体育・学校健康センター法の一部を改正する法律案につきまして、文教委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。本案は、我が国のスポーツの一層の振興を図るため、日本体育・学校健康センターにスポーツ振興基金を設け、スポーツに関する競技水準の向上等のために必要な援助の業務を行わせようとするものでありまして、その主な内容は、第一に、センターの目的に、スポーツに関する競技水準の向上等のために必要な援助を追加すること、第二に、センターの業務に、スポーツ団体及び優秀なスポーツ選手等が行う競技力の向上を図るための活動等に対し、資金の支給その他必要な援助を行う業務を追加すること、第三に、センターは、援助業務に必要な経費の財源をその運用によって得るためにスポーツ振興基金を設け、政府からの出資金と政府以外のものからの出捐金をもってこれに充てること、第四に、本案は、公布の日から施行することなどであります。
 本案は、去る十二月十一日本院に提出され、同日本委員会に付託となり、本日保利文部大臣から提案理由の説明を聴取した後、質疑を行い、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
 なお、本案に対し附帯決議が付されました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#41
○議長(櫻内義雄君) 採決いたします。
 本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#42
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
     ――――◇―――――
#43
○佐藤敬夫君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 議院運営委員長提出、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案及び国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案の両案は、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。
#44
○議長(櫻内義雄君) 佐藤敬夫君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#45
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法
  律の一部を改正する法律案(議院運営委員
  長提出)
 国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部
  を改正する法律案(議院運営委員長提出)
#46
○議長(櫻内義雄君) 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案、国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。
 委員長の趣旨弁明を許します。議院運営委員長山下徳夫君。
    ―――――――――――――
 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律
  の一部を改正する法律案
 国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を
  改正する法律案
    〔本号(二)に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔山下徳夫君登壇〕
#47
○山下徳夫君 ただいま議題となりました国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案並びに国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。
 まず、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案でありますが、これは、国会議員に支給する期末手当の算出の基礎額のうち、歳費月額に加算する額の算出に係る両議院の議長が協議して定める割合の限度を百分の二十五から百分の四十五に改めるものであります。
 次に、国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案でありますが、これは、国会議員の秘書の給料表を全部改定するとともに、期末・勤勉手当の算出の基礎額を、現行の基礎額に給料月額の百分の十五以内の額を加算するものであります。
 以上両案は、いずれも議院運営委員会において起草、提出したものであります。何とぞ、御賛同くださるようお願い申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#48
○議長(櫻内義雄君) これより採決に入ります。
 まず、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案につき採決いたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#49
○議長(櫻内義雄君) 起立多数。よって、本案は可決いたしました。次に、国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案につき採決いたします。本案を可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#50
○議長(櫻内義雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。
     ――――◇―――――
#51
○議長(櫻内義雄君) 御報告いたすことがあります。
 議員丹羽兵助君は、去る十一月二日逝去されました。まことに哀悼痛惜の至りにたえません。
 同君に対する弔詞は、議長において去る十二月七日贈呈いたしました。これを朗読いたします。
    〔総員起立〕
 衆議院は 多年憲政のために尽力し 特に院議
 をもってその功労を表彰され さきに農林水
 産委員長文教委員長の要職につき またしば
 じは国務大臣の重任にあたられた議員勲一等
 丹羽兵助君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞を
 ささげます
 故議員丹羽兵助君に対する追悼演説
#52
○議長(櫻内義雄君) この際、弔意を表するため、草川昭三君から発言を求められております。これを許します。草川昭三君。
   〔草川昭三君登壇〕
#53
○草川昭三君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員丹羽兵助先生は、去る十一月二日逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。私は、ここに、皆様の御同意を得て、議員一同を代表して、謹んで哀悼の言葉を申し述べたいと存じます。(拍手)先生は、去る十月二十一日、陸上自衛隊守山駐屯地で行われた自衛隊記念式典に出席途上、刃物を持った男に襲われました。この報が伝わるや、先生を知る多くの国民は驚き、あの腰の低い庶民的な政治家がなぜと、深い悲しみに浸ったのであります。
 国会議員の殺傷事件は、去る昭和三十五年十月十二日の日本社会党中央執行委員長浅沼稲次郎氏以来であります。
 事件後、医師団の懸命な治療と御家族の手厚い看護により回復に向かわれていると伝えられ、私どもはひとまず安堵したのであります。しかし、その後容体が急変し、事件から十三日目に不帰の客となられました。
 先生は、去る二月の総選挙の際、国政に携わるのもこれが最後になるであろうと言っておられました。その先生と先生を支えてこられた大勢の方々の御心中を思うとき、言葉を失います。ただただ残念でなりません。
 私と先生は同じ選挙区で立ち、主義主張こ手違っておりましたが、政治の大先輩であり、多くの貴重な経験と高邁な人格を備えられた先生に個人的なおつき合いをいただき、父親とも兄とも慕っておりました。その私が、今この壇上において先生に追悼の言葉を申し述べますことは、まことに悲しみにたえません。
 丹羽先生は、明治四十四年五月、愛知県名古屋市にお生まれになり、名古屋中学校を経て、牧師を志して関西学院神学部に進まれました。しかし、学業半ばにして父上を失われ、長男として家業の土木建築請負業を継ぎ、一家を背負われることになりました。先生の温厚、実直なお人柄は同業者の信望を集め、やがて地元業界の指導的立場を占められるに至りました。
 私はかつて、先生が政界入りをされた動機をお尋ねしたことがあります。先生は、父親が死んで家業の土建業を継いだ、でも仕事がもらえぬ、偉い人につてを求める連中はいつも仕事がある、不公平だ、辛等に仕事がもらえるような世の中にしたいと義憤に燃えたと語っておられました。
 このような正義感で先生が政治の道に進まれたのは昭和十五年、二十九歳のときでありました。守山町議会議員を経て、昭和二十二年には愛知県議会議員、そして副議長を務め、昭和三十年の第二十七回衆議院議員総選挙に際し、立候補をされ、見事当選をされました。(拍手)
 本院に議席を得られてからの先生は、地方政界時代の豊富な政治経験と知識をもとに、昼夜をおかず政策研究に励まれるとともに、終始熱心に国政の審議に当たられました。そして、昭和四十三年には農林水産委員長、また四十六年には文教委員長につかれました。
 委員長としての先生は、党派を超えて公正な立場を守り、各党の意見を十分に聞き、まとめ役として重責を果たされたのであります。
 内閣にあっては、まず昭和四十九年に第二次田中内閣の国土庁長官に就任されました。さらに、五十七年には第一次中曽根内閣の総理府総務長官、沖縄開発庁長官として再度入閣、行政の簡素化、効率化を推進されました。六十三年には竹下内閣の労働大臣として三たび入閣、リクルート事件という労働省創設以来の危機に際しては、就任早々ではありましたが、職員の陣頭に立って綱紀の粛正を徹底させるとともに、労働行政の信頼回復に努められたのであります。
 他方、自由民主党にあっては、昭和四十八年から六十三年までの間に三たびも党総合農政調査会長を務められ、有数の農政通として農業政策の企画立案に先導的な役割を果たされ、米価シーズンには立て役者として大変活躍をされました。(拍手)生産者の激しい要求と厳しい政府側の査定との間に立ち、党の責任者として、徹夜の交渉の続く中で米価をまとめていくという手腕は名人芸とも言うべきで、まさに「米の丹羽兵」の面目躍如たるものがありました。(拍手)
 今日、食糧安保論が叫ばれていますが、先生は、九年前に既に「食糧安全保障への提言」という著書を出版され、いかに食糧の安定確保を図るかとの問題提起をしておられます。また、多忙な活動の合間を縫って多くの著書を発表されておりますが、それらの著作の中でバイオテクノロジーに関する三部作は、高等学校の教材として使用されるほどで、その卓越した先見性には敬服せざるを得ません。
 同僚議員の信頼の厚かった先生は、昭和六十二年、推されて自由民主党代議士会会長の要職につかれ、党内の意見調整のかなめとして尽力されてこられました。
 また、郷土愛知県にあっては、愛知用水二期工事の大事業を推進し、土地改良事業を全国に先駆けて実施し、知多半島を日本有数の酪農地帯に育て上げるなど、多大な尽力をなされました。
 先生は、地元を決して忘れず大切にされる方でもありました。「地域を最優先する政治」をモットーとされ、勲一等旭日大綬章受章の弁も、「選挙区の人々のおかげ、地方が栄えてこそ国の発展がある。」というものでした。
 かくて、本院議員に当選すること実に十二回、在職三十三年二カ月の長きにわたりました。昭和五十七年十一月には、永年在職議員として院議をもって表彰を受けられております。その際に吐露された言葉は、政治は清かるべし、政治は正しかるべしとの政治信条でした。これは、先生が初当選以来私淑していた三木元総理の「信なくんば立たず」の政治姿勢に傾倒されたこと、また、先生が若いころに、社会運動家として有名な賀川豊彦氏の影響を受けたゆえと考えられます。
 先生は人の心をじんわりと温める政治家であり、丹羽兵(にわひょう)さんの愛称で親しまれ、長老になってもおごらず、庶民性を失われませんでした。いつも名古屋弁で「あのよーう」と率直に語りかけ、だれしもが親しみを感じ、信頼を寄せたのであります。
 また、先生は、「おじぎの丹羽兵」七も呼ばれました。先生の一礼には心があり、哲学があったのです。かつて私に、おじぎをするのはけじめをつけることだと信念を披瀝されたことがあります。先生は、心は高く、身は低くを政治姿勢の基本として人に接せられたのであります。(拍手)
 こ寧議場において議長に一礼するのはもちろんですが、議場への出入りに際しても深々と一礼をされ、また、衛視さんにも御苦労さまですと頭を下げておられました。私はそのお姿に、真の議会人としての心構えを教えられたことを思い起こします。(拍手)
 きょうの先生の議席には、清廉な人柄にふさわしく白い花が飾られております。再びこの議場で先生のお姿を見ることはできません。ただただ寂しさをかみしめるばかりです。内外情勢極めて多難な時期に、練達堪能な指導者を本院より失いましたことは、国家国民のために大きな不幸であり、惜しみても余りあることと申さなければなりません。
 私たちは、丹羽先生がこの議場から永遠に奪い去られた悔しさを改めて銘記し、このような悲しい出来事が二度と繰り返されないことを先生にお誓いし、心から御冥福をお祈りしたいと存じます。
 ここに、丹羽兵助先生の生前の御功績をたたえ、追悼の言葉といたします。(拍手)
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#54
○議長(櫻内義雄君) 本日は、これにて散会いたします。
    午後一時四十六分散会
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ソース: 国立国会図書館
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