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1990/11/07 第119回国会 参議院 参議院会議録情報 第119回国会 本会議 第6号
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1990/11/07 第119回国会 参議院

参議院会議録情報 第119回国会 本会議 第6号

#1
第119回国会 本会議 第6号
平成二年十一月七日(水曜日)
   午前十時一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第六号
  平成二年十一月七日
   午前十時開議
 第一 即位の礼につき慶賀の意を表する件
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、新議員の紹介
 一、日程第一
 一、国会等の移転に関する決議案(下条進一郎君外八名発議)(委員会審査省略要求事件)
     ─────・─────
#3
○議長(土屋義彦君) これより会議を開きます。
 この際、新たに議席に着かれました議員を御紹介いたします。
 議席第百七番、選挙区選出議員、愛知県選出、大島慶久君。
   〔大島慶久君起立、拍手〕
#4
○議長(土屋義彦君) 議長は、本院規則第三十条により、大島慶久君を逓信委員に指名いたします。
     ─────・─────
#5
○議長(土屋義彦君) 日程第一 即位の礼につき慶賀の意を表する件
 天皇陛下におかせられましては、来る十一月十二日に即位の礼を行わせられます。まことに慶賀の至りにたえません。
 つきましては、本院といたしましては、慶賀の意を表するため、院議をもって賀詞を奉呈することとし、ここに即位の礼につき天皇陛下に奉呈する賀詞案起草のため、委員二十五名から成る賀詞案起草に関する特別委員会を設置いたしたいと存じます。
 院議をもって賀詞を奉呈すること並びに本特別委員会を設置することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#6
○議長(土屋義彦君) 過半数と認めます。
 よって、院議をもって賀詞を奉呈することとし、賀詞案起草に関する特別委員会を設置することに決しました。
 本院規則第三十条により、議長は、議席に配付いたしました氏名表のとおり特別委員を指名いたします。
#7
○議長(土屋義彦君) 賀詞案の起草のため、午前十時三十分まで休憩いたします。
   午前十時三分休憩
     ─────・─────
   午前十一時十六分開議
#8
○議長(土屋義彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 これより賀詞案起草に関する特別委員長の報告を求めます。賀詞案起草に関する特別委員長下条進一郎君。
   〔下条進一郎君登壇、拍手〕
#9
○下条進一郎君 賀詞案起草に関する特別委員会における賀詞案起草の経過及び結果につきまして御報告申し上げます。
 天皇陛下におかせられましては、来る十一月十二日のよき日に、即位の礼を皇居において挙行せられます。まことに慶賀の至りにたえません。
 先ほどの本会議におきまして指名されました特別委員は、直ちに会議を開き、委員長の互選を行いましたところ、委員長に私、下条進一郎が互選されました。
 引き続いて、賀詞案の協議に入りました。
 案文の起草に当たりましては、このたびの御盛典にふさわしい賀詞を作成することに努めまして、慎重に協議いたしました。
 その結果、次のような成案を得た次第でございます。
 賀詞案を朗読いたします。
    賀 詞 (案)
 天皇陛下におかせられましては 菊花かおるきょうの佳き日に 即位の礼を挙行せられますことは 国民のひとしく 歓喜にたえないところであります
 天皇陛下 皇后陛下の万歳をことほぎ このたびの御盛典が 末永く 我が国の進展に光を添えるものでありますよう お祈り申し上げます
 ここに参議院は 国民の至情を代表して院議をもって 恭しく慶賀の誠を表します
以上でございます。
 何とぞ皆様の御賛同をお願い申し上げまして、報告を終わる次第でございます。(拍手)
#10
○議長(土屋義彦君) これより採決をいたします。
 ただいまの委員長報告の賀詞案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#11
○議長(土屋義彦君) 過半数と認めます。
 よって、賀詞案は可決されました。
 賀詞の奉呈方は、議長において取り計らいます。
 これにて休憩いたします。
   午前十一時十九分休憩
     ─────・─────
   午後零時十六分開議
#12
○議長(土屋義彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。
 下条進一郎君外八名発議に係る国会等の移転に関する決議案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、日程に追加してこれを議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#13
○議長(土屋義彦君) 過半数と認めます。
 よって、本案を議題といたします。
 まず、発議者の趣旨説明を求めます。下条進一郎君。
   〔下条進一郎君登壇、拍手〕
#14
○下条進一郎君 ただいま議題となりました国会等の移転に関する決議案につきまして、発議者を代表して提案の趣旨を御説明いたします。
 まず、案文を朗読いたします。
    国会等の移転に関する決議案
  わが国は、明治以来近代化をなしとげ、第二次世界大戦後の荒廃から立ち上がり、今日の繁栄を築きあげてきた。今後の課題は、国民がひとしく豊かさを実感する社会を実現し、世界の人々との友好親善を深め、国際社会に貢献していくことである。
  わが国の現状は、政治、経済、文化等の中枢機能が首都東京へ集中した結果、人口の過密、地価の異常な高騰、良好な生活環境の欠如、災害時における都市機能の麻痺等を生ぜしめるとともに、地域経済の停滞や過疎地域を拡大させるなど、さまざまな問題を発生させている。
  これら国土全般にわたって生じた歪を是正するための基本的対応策として一極集中を排除し、さらに、二十一世紀にふさわしい政治・行政機能を確立するため、国会及び政府機能の移転を行うべきである。
  政府においては、右の趣旨を体し、その実現に努力すべきである。
  右決議する。
 我が国は、戦後の荒廃から立ち上がり、勤勉な国民の努力等に支えられて、世界にもまれに見る高度経済成長を遂げてまいりました。しかし、この高度成長の過程において首都東京へ人口、産業等が過度に集中し、過密の弊害と地域格差などの諸問題が深刻化し、その是正を図り、国土の均衡ある発展を図ることが国土政策の大きな課題となり、昭和三十年代後半より遷都等について各方面よりさまざまな構想が発表され、調査も進められてまいりました。
 しかるに、近年、我が国経済の国際的地位が急速に高まり、金融、情報等の分野において世界の重要なセンターとしての役割が増大するにつれ、東京への中枢管理機能の集積が一段と加速され、肥大化が進み、世界に類を見ない大都市となっております。このため、東京においては地価が異常に高騰し、良好な居住環境を維持することが困難となっているのみならず、災害時における都市機能の麻痺が懸念され、防災上の観点からも看過し得ない重大な問題となっております。他方、地方においては、急激な産業構造の転換過程の中で地域経済の停滞が深刻化し、人口の減少と過疎地域の拡大が生じるなど国土全般に大きなひずみと弊害を生じております。これらのひずみを是正し、安全で潤いのある均衡のとれた多極分散型の国土を形成していくことは、今政治に課せられた喫緊の課題であります。
 議会開設百年という記念すべき年に当たり、二十一世紀に向けて国際国家としての新しい理念に立った政治行政機能を確立していくため、率先して国会及び政府機能の移転を行うことが何よりも重要であると考え、本決議案を提出した次第であります。
 政府においては、その実現のため最大限努力されることを強く期待しまして、提案の趣旨説明といたします。
 何とぞ皆様の御賛同をいただきますようお願い申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#15
○議長(土屋義彦君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#16
○議長(土屋義彦君) 過半数と認めます。
 よって、本案は可決されました。
 ただいまの決議に対し、内閣総理大臣から発言を求められました。海部内閣総理大臣。
   〔国務大臣海部俊樹君登壇、拍手〕
#17
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。
 東京一極集中を是正し、多極分散型国土の形成を図ることは内政上の重要課題であります。
 今回の御決議は、国会が率先して一極集中是正のきっかけを与えていただいたものと理解しております。
 政府としても、国の行政機関等の移転を推進しているところであります。
 もとより、首都機能の移転問題については、国民生活全体に大きな影響を及ぼすものであり、国民的な合意も必要とする問題であります。
 今後とも本決議の具体化のための議論が各党間で深められますことを期待いたしますとともに、
政府といたしましては、本決議の意を体して、政府の各部門での検討を進めさせる所存であります。(拍手)
#18
○議長(土屋義彦君) 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時二十三分散会
ソース: 国立国会図書館
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