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1988/04/04 第114回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第114回国会 本会議 第9号
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1988/04/04 第114回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第114回国会 本会議 第9号

#1
第114回国会 本会議 第9号
平成元年四月四日(火曜日)
    ―――――――――――――
  平成元年四月四日
    午後二時 本会議
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 検査官任命につき同意を求めるの件
 原子力委員会委員任命につき同意を求めるの件
 原子力安全委員会委員任命につき同意を求める
  の件
 国家公安委員会委員任命につき同意を求めるの
  件
 国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例
  等に関する法律案(内閣提出)
    午後五時三十二分開議
#2
○議長(原健三郎君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 検査官任命につき同意を求めるの件
 原子力委員会委員任命につき同意を求めるの件
 原子力安全委員会委員任命につき同意を求めるの件
 国家公安委員会委員任命につき同意を求めるの件
#3
○議長(原健三郎君) お諮りいたします。
 内閣から、
 検査官に矢崎新二君を、
 原子力委員会委員に大山彰君及び林政義君を、
 原子力安全委員会委員に寺島東洋三君及び都甲泰正君を、
 国家公安委員会委員に富田朝彦君を任命したいので、それぞれ本院の同意を得たいとの申し出があります。
 まず、検査官及び国家公安委員会委員の任命について、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#4
○議長(原健三郎君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えるに決しました。
 次に、原子力委員会委員及び原子力安全委員会委員の任命について、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#5
○議長(原健三郎君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えるに決しました。
     ――――◇―――――
#6
○自見庄三郎君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 内閣提出、国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案を議題とし、委員岳の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
#7
○議長(原健三郎君) 自見庄三郎君の動議に御異議はございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案(内閣提出)
#9
○議長(原健三郎君) 国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。大蔵委員長中村正三郎君。
    ―――――――――――――
 国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔中村正三郎君登壇〕
#10
○中村正三郎君 ただいま議題となりました国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 この法律案は、最近における財政状況及び累次の臨時行政調査会の答申等の趣旨を踏まえ、財政資金の効率的使用を図り、あわせて、国及び地方の財政関係の安定化に資するため、国の負担金、補助金等に関する整理及び合理化並びに臨時特例等の措置を定めようとするもので、その主な内容を申し上げます。
 第一に、昭和六十三年度まで暫定措置が講じられてきた事業に係る補助率等について、まず、生活保護・措置費等に係る補助率等を定める改正を行うこととし、さらに義務教育費国庫負担金のうち共済長期給付等に関する補助率等の取り扱いに定めることとしております。また、公共事業等については、平成二年度までの暫定措置として、昭和六十三年度の補助率等を適用することとしております。これらの措置は、四十四の法律にわたっております。
 なお、今回の補助率等の見直しに伴い、別途、地方交付税法の改正により、たばこ税を地方交付税の対象とするほか、地方公共団体の事務事業の執行及び財政運営に支障を生ずることのないよう財政金融上の措置を講ずることとしております。
 第二に、厚生保険特別会計法等、一般会計から特別会計への国庫負担金等の繰り入れを規定している三法律について、繰り入れの特例を定めることとしております。
 本案につきましては、四月三日村山大蔵大臣から提案理由の説明を聴取した後、直ちに質疑に入り、本日質疑を終了いたしましたところ、中西啓介君外四名から、自由民主党提案による施行期日を「公布の日」に改める修正案が提出されました。
 次いで、討論を行い、採決いたしました結果、本案は多数をもって修正案のとおり修正議決すべきものと決しました。
 なお、本案に対し附帯決議が付されましたことを申し添えます。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#11
○議長(原健三郎君) 討論の通告があります。順次これを許します。沢田広君。
    〔沢田広君登壇〕
#12
○沢田広君 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、ただいま議題となりましたいわゆる補助金の整理合理化特例に関する法律及び同修正案に反対の討論を行うものであります。(拍手)
 整理合理化の美名で国民の権利に属する分を減額することは許されるものではありません。まさに羊頭を掲げて狗肉を売るの非難は避けられないものであろうと思います。
 今回の提案は、四十七法案に及ぶものであります。この法案に反対する理由を申し述べます。
 第一は、政府が約束違反を続けておりますが、消費税ばかりでなく、当初八五年度限りとされ、地方団体に約束したのでありますが、それが八六年度からは三年間限りと延長し、八七年にカットの拡大となり、その恒久化を図り、その一部は再び暫定措置として延長することは、まさに約束違反であることは明らかであります。
 第二に、生活保護の補助の引き下げについては、八四年度の負担八〇%であったものが、八五年度から八八年まで七〇%となり、八九年度から七五%と、足して二で割ると言われる提案は、その政策の権威を傷つけるものであると存じます。たばこ税の一部が交付税となっておりますが、施策が生活保護である限り、福祉切り捨てと言われてもやむを得ないのではないでしょうか。
 第三に、大切な児童、老人、身体障害者、精神薄弱者などは二分の一の補助にカットされましたが、法が示すように、その原点は国の義務に該当するものであります。その責任の所在と財源の確保に十分対応する措置が必要であったのではないかと思います。
 第四に、投資的経費については今後二年間の暫定措置のカットが延長され、九一年には復元すると言われておりますが、一抹の不安があります。公共事業のあり方、農業問題も、時が時だけに十分な配慮が必要であったのではないかと危惧するものであります。角を矯めて牛を殺すといったことになりかねないのであります。
 時あたかも消費税の四月一日施行のときに当たり、混乱に次ぐ混乱、地方団体もその実施について戸惑い、実施を見送っている全国都道府県団体は数多くであります。ちまたには便乗値上げ、内枠、外枠、簡易税、政府においてすらその一部見直しが既に述べられているようであります。まさに朝令暮改とでも言うのでありましょうか、舌の根も乾かないうちの修正と、政治家として全く恥ずかしい次第であります。
 リクルート疑惑もますます拡大の一途であります。今や収拾できない状況に追い込まれております。見直しもあるいは全く困難な状況であります。直ちに消費税を廃止するべきであることを申し添えておきたいと思います。(拍手)政府の権威まさに地に落ちた状況はどう受けとめているのでありましょうか。
 最後に、今日の混迷から脱却するためには、速やかに国民すなわち主権者にその審判をゆだね、政治の信頼を取り戻すことは緊急な課題であります。事の都合、党利党略にかかわることなく、直ちに解散・総選挙は、まさに天の声、民の声、時の流れでもあります。余断を許すことはできません。
 総理の決断を求めて、反対の討論といたします。(拍手)
#13
○議長(原健三郎君) 金子一義君。
    〔金子一義君登壇〕
#14
○金子一義君 私は、自由民主党を代表して、国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案に賛成の意見を述べるものであります。(拍手)
 周知のとおり、現下の我が国財政は、本年度末の公債残高が百六十二兆円程度に達する見込みであり、これから生ずる国債の利払い費も歳出予算の約二割を占め、引き続き極めて厳しい状況であります。今後急速に進展する人口の高齢化や国際社会における我が国の責任の増大等社会経済情勢の変化に財政が弾力的に対応していくためには、今のうちにその基盤とも言うべき財政の対応力を回復することが緊要な課題であることは言うまでもありません。したがって、平成二年度特例公債依存体質からの脱却という目標の達成に向けて、さらに歳出の徹底した見直し、合理化等に取り組むことが必要であります。
 政府は、平成元年度予算の編成に当たり、内需の持続的拡大に十分配慮する一方で、財政改革を推進するため、歳出面において、既存の制度、施策の見直しを行うとともに、特に一般歳出の四割を超える補助金等の整理合理化に引き続き努力を払っているところであります。もちろん、補助金等の整理合理化は、行政の見直しを伴うもので、極めて困難な側面を持っていることは十分承知しております。しかし、それがいかに困難であっても、その努力を放棄するわけにはいきません。
 私は、このような観点から、政府が緩むことなく歳出の徹底した見直し、合理化に取り組んだ証左として本法律案を極めて高く評価するものであります。(拍手)
 本法律案における各措置は、累次の臨時行政調査会の答申等の趣旨を踏まえ、昭和六十三年度までの暫定措置が講じられてきた事業の補助率等について、改めて最近における財政状況、国と地方の機能分担、費用負担のあり方等を十分に考慮しつつ一体的、総合的な見直しを行うこととしたものであります。
 さらに、今回の補助率等の見直しに伴い、地方公共団体の財政の円滑な運営及び事業等の執行に支障を生ずることのないよう、これまでとられてきた財政金融上の措置を講ずるほか、別途、たばこ税を地方交付税の対象とすることにより、万全を期していることをあわせ考えれば、現下の厳しい財政状況における政府の努力と英断に対し、心から賛意を表するものであります。
 最後に、私は、政府が国民の皆様の理解と協力を得て行財政改革に引き続き積極的に取り組み、
限られた財源の中で、一層の財政資金の効率的使用並びに国と地方の財政関係の安定化が図られることを切望して、本案及び修正案に対する賛成討論を終わります。(拍手)
#15
○議長(原健三郎君) これにて討論は終局いたしました。
    ―――――――――――――
#16
○議長(原健三郎君) 採決いたします。
 本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#17
○議長(原健三郎君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。(拍手)
     ――――◇―――――
#18
○議長(原健三郎君) 本日は、これにて散会いたします。
    午後五時四十八分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
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