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1987/11/06 第110回国会 参議院 参議院会議録情報 第110回国会 本会議 第1号
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1987/11/06 第110回国会 参議院

参議院会議録情報 第110回国会 本会議 第1号

#1
第110回国会 本会議 第1号
昭和六十二年十一月六日(金曜日)
   午前十時一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第一号
  昭和六十二年十一月六日
   午前十時開議
 第一 議席の指定
 第二 会期の件
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、日程第一
 一、新議員の紹介
 一、常任委員長辞任の件
 一、常任委員長の選挙
 一、特別委員会設置の件
 一、北海道開発審議会委員の選挙
 一、永年在職議員表彰の件
 一、日程第二
 一、内閣総理大臣の指名
     ―――――・―――――
#3
○議長(藤田正明君) これより会議を開きます。
 日程第一 議席の指定
 議長は、本院規則第十四条により、諸君の議席をただいまの仮議席のとおりに指定いたします。
     ―――――・―――――
#4
○議長(藤田正明君) この際、新たに議席に着かれました議員を御紹介いたします。
 議席第百三十二番、選挙区選出議員、神奈川県選出、佐藤謙一郎君。
   〔佐藤謙一郎君起立、拍手〕
     ―――――・―――――
#5
○議長(藤田正明君) この際、お諮りいたします。
 運輸委員長田代富士男君から常任委員長を辞任いたしたいとの申し出がございました。
 これを許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○議長(藤田正明君) 御異議ないと認めます。
 よって、許可することに決しました。
     ―――――・―――――
#7
○議長(藤田正明君) つきましては、この際、欠員となりました運輸委員長の選挙を行います。
#8
○太田淳夫君 運輸委員長の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
#9
○倉田寛之君 私は、ただいまの太田君の動議に賛成いたします。
#10
○議長(藤田正明君) 太田君の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○議長(藤田正明君) 御異議ないと認めます。
 よって、議長は、運輸委員長に中野鉄造君を指名いたします。
   〔拍手〕
     ―――――・―――――
#12
○議長(藤田正明君) この際、特別委員会の設置についてお諮りいたします。
 科学技術振興に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため、委員二十名から成る科学技術特別委員会を、
 公害及び環境保全に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため、委員二十名から成る環境特別委員会を、
 災害に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため、委員二十名から成る災害対策特別委員会を、
 選挙制度に関する調査のため、委員二十五名から成る選挙制度に関する特別委員会を、
 また、沖縄及び北方問題に関する対策樹立に資するため、委員二十名から成る沖縄及び北方問題に関する特別委員会を、それぞれ設置いたしたいと存じます。御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○議長(藤田正明君) 御異議ないと認めます。
 よって、科学技術特別委員会外四特別委員会を設置することに決しました。
 本院規則第三十条により、議長は、議席に配付いたしました氏名表のとおり特別委員を指名いたします。
    ―――――――――――――
   議長の指名した委員は左のとおり
#14
○科学技術特別委員 
      岡野  裕君    岡部 三郎君
      木宮 和彦君    後藤 正夫君
      出口 廣光君    中村 太郎君
      成相 善十君    長谷川 信君
      林  寛子君    堀内 俊夫君
      前島英三郎君    最上  進君
      稲村 稔夫君    久保田真苗君
      高杉 廸忠君    松前 達郎君
      飯田 忠雄君    伏見 康治君
      佐藤 昭夫君    小西 博行君
○環境特別委員
      青木 幹雄君    石井 道子君
      石本  茂君    梶木 又三君
      関口 恵造君    曽根田郁夫君
      原 文兵衛君    星  長治君
      松尾 官平君    宮崎 秀樹君
      森下  泰君    小川 仁一君
      田渕 勲二君    丸谷 金保君
      渡辺 四郎君    高桑 栄松君
      広中和歌子君    沓脱タケ子君
      近藤 忠孝君    山田  勇君
○災害対策特別委員
      井上  孝君    岩崎 純三君
      上杉 光弘君    浦田  勝君
     大河原太一郎君    下条進一郎君
      田代由紀男君    竹山  裕君
      永田 良雄君    野沢 太三君
      増岡 康治君    本村 和喜君
      青木 薪次君    梶原 敬義君
      松本 英一君    太田 淳夫君
      片上 公人君    下田 京子君
      勝木 健司君    秋山  肇君
○選挙制度に関する特別委員
      岩上 二郎君    梶原  清君
      金丸 三郎君    久世 公堯君
      佐藤栄佐久君    斎藤栄三郎君
      杉山 令肇君    田中 正巳君
      中西 一郎君    藤野 賢二君
      降矢 敬義君    松浦  功君
      村上 正邦君    森田 重郎君
      吉村 真事君    上野 雄文君
      小山 一平君    佐藤 三吾君
      安恒 良一君    猪熊 重二君
      多田 省吾君    諌山  博君
      山中 郁子君    栗林 卓司君
      宇都宮徳馬君
○沖縄及び北方問題に関する特別委員
      伊江 朝雄君    板垣  正君
      岩本 政光君    大城 眞順君
      大浜 方栄君    岡田  広君
      川原新次郎君    北  修二君
      志村 愛子君    高木 正明君
      矢野俊比古君    菅野 久光君
      鈴木 和美君    中村  哲君
      及川 順郎君    中野  明君
      市川 正一君    井上  計君
      喜屋武眞榮君    木本平八郎君
     ―――――・―――――
#15
○議長(藤田正明君) この際、欠員中の北海道開発審議会委員一名の選挙を行います。
#16
○浜本万三君 北海道開発審議会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
#17
○倉田寛之君 私は、ただいまの浜本君の動議に賛成いたします。
#18
○議長(藤田正明君) 浜本君の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#19
○議長(藤田正明君) 御異議ないと認めます。
 よって、議長は、北海道開発審議会委員に菅野久光君を指名いたします。(拍手)
     ―――――・―――――
#20
○議長(藤田正明君) この際、永年在職議員表彰の件についてお諮りいたします。
 議員加藤武徳君は、国会議員として在職すること二十五年に達せられました。
 つきましては、院議をもって同君の永年の功労を表彰することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○議長(藤田正明君) 御異議ないと認めます。
 同君に対する表彰文を朗読いたします。
   〔加藤武徳君起立〕
 議員加藤武徳君君は国会議員としてその職に
 あること二十五年に及び常に憲政のために力を
 尽くされました
 参議院は君の永年の功労に対しここに院議をも
 つて表彰いたします
   〔拍手〕
     ―――――・―――――
#22
○議長(藤田正明君) 土屋義彦君から発言を求められました。発言を許します。土屋義彦君。
   〔土屋義彦君登壇、拍手〕
#23
○土屋義彦君 私は、本院議員を代表いたしまして、ただいま永年在職のゆえをもって表彰せられました加藤武徳君に対しまして、一言お祝いの言葉を申し述べさせていただきます。
 加藤武徳君は、昭和二十五年第二回参議院議員通常選挙に立候補され、全国最年少で当選し、政界に入られました。
 その後、岡山県知事に就任されましたが、四十九年に再び参議院議員に当選され、以来今日に至るまで本院議員として活躍してこられました。その間、社会労働委員長、内閣委員長、商工委員長、安全保障特別委員長及び裁判官弾劾裁判所裁判長を歴任され、現在、外交・総合安全保障に関する調査会長に就任されておられます。
 また、第二次池田内閣の労働政務次官、福田内閣の自治大臣として国政の枢機に参画し、その卓越しました政治手腕を遺憾なく発揮されました。
 一方、党内におきましては、参議院議員副会長、総務会副会長、税制改革推進本部副本部長等の要職を歴任されておられます。
 このように君は、その高邁なる人格とすぐれた識見により、我が国議会政治発展のため多大の貢献をしてこられました。昨年秋には、勲一等旭日大綬章を受章されましたことは私どもの記憶に新たなところであります。
 ここに、我々議員一同は、君の二十五年の御功績に対しまして深甚なる敬意を表しますとともに、本日栄誉ある表彰を受けられましたことに対し、心から祝意を表する次第であります。
 現下、我が国内外の諸情勢はまことに多事多増であり、本院に対する国民の期待もまた大なるものがあります。どうか、加藤君におかれましては、御健康に留意されまして、本院の使命達成と議会制民主主義の発展のため、より一層の御尽力を賜りますよう切にお願い申し上げる次第であります。
 まことに簡単でございますが、お祝いの言葉といたします。(拍手)
    ―――――――――――――
#24
○議長(藤田正明君) 加藤武徳君から発言を求められました。発言を許します。加藤武徳君。
   〔加藤武徳君登壇、拍手〕
#25
○加藤武徳君 お許しをいただきまして一言御礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。
 ただいまは、永年在職のゆえをもちまして、院議をもって表彰の栄を担わしていただき、かつまた、皆様を代表して土屋義彦先生から御懇篤な祝辞を賜りまして、まさに感激いっぱいでございます。
 思えば、昭和二十五年六月、第二回参議院議員通常選挙におきまして当選の栄を担わしていただき、安井謙先生、郡祐一先生、上原正吉先生、あるいはまた多くの方々と御一緒に当選をさしていただきまして、最前列に議席をちょうだいいたしました。また、若い者はしっかり苦労しろということで、最初から党の執行部、そして議院運営委員会の理事を仰せつかりました。
 当時の自由党は七十数名の少数与党でございましたので、大変苦労も多うございましたけれども、殊に議運の理事会なんかでは社会党の江田三郎先生や小笠原二三男先生に大変にもんでいただいたのでありますけれども、皆今日、鬼籍に入られ、幽明境を異にすることになってしまいました。
 当時は、もとより占領下の国会でございましたから、法律案や予算案の修正はもとよりのこと、附帯決議を上程いたすのにもGHQのオーケーが必要である、かような状況であり、こういう制約を加えられていることを外部に漏らすことさえ禁じられておったのでありますけれども、朝鮮動乱を契機といたしまして講和条約の議が起こり、そして昭和二十七年四月二十八日に独立を回復いたしまして、万歳を心の中で叫んだようなことでございます。
 ただ、安保条約につきましては、もともといろいろ議論があり、問題があったのでありまして、昭和三十五年、岸内閣の最後の仕事といたしまし
て、日米安保条約の改定が行われたことは御承知のとおりでございます。
 ただ、あの国会の会期の最終段階で一挙に大幅な会期の延長が行われ、同時にまた、安保条約を参議院に送付してきたのでありますけれども、十分な審議を行うことなくして、憲法第六十一条の定めるところに従って自然承認という形が生まれてしまいましたことは、参議院の独自性からいたしまして残念な思いをいたしたことでございます。
 昭和三十九年には、岡山県の知事が突然亡くなりました。私は、参議院から派遣されて、数名の同僚議員と御一緒に外国におったのでありますけれども、任を全うして帰ってまいりますと、知事選挙が目前に迫っておりました。私は、党は違え、社会党の秋山長造先生とは長い間ごじっこんに願い、かつまた、尊敬してまいっておったのでありますけれども、二人とも党の決定に従いまして、参議院議員を辞任いたしまして選挙をやらざるを得ない羽目になってしまったのであります。
 自来、約十年郷里に帰っておりましたが、昭和四十九年七月に、再び参議院に議席をお与えいただきまして、今日を迎えたのであります。
 この間、先輩、同僚の議員の皆さん方のいろいろの御指導や御鞭撻のたまもので今日あり得たのでありまして、心から感謝いたし、また感激でいっぱいであります。
 きょうを契機といたしまして、さらに決意を新たに国政に微力を尽くしたい、かような決意でございますので、どうぞ皆様の変わりませぬ御指導、御鞭撻を心からお願いをいたしまして、御礼のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。(拍手)
#26
○議長(藤田正明君) これにて休憩いたします。
   午前十時十六分休憩
     ―――――・―――――
   午後三時三十一分開議
#27
○議長(藤田正明君) 休憩前に引き説き、会議を開きます。
 日程第二 会期の件
 議長は、今期国会の会期を六日間といたしたいと存じます。
 会期を六日間とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#28
○議長(藤田正明君) 総員起立と認めます。
 よって、会期は全会一致をもって六日間と決定いたしました。
     ―――――・―――――
#29
○議長(藤田正明君) 本日、中曽根内閣総理大臣から次の通知に接しました。
  内閣は、本日総辞職をすることに決定いたし
 ましたから、国会法第六十四条によって、この旨通知いたします。以上であります。
     ―――――・―――――
#30
○議長(藤田正明君) これより内閣総理大臣の指名を行います。
 指名は、本院規則第二十条により、記名投票をもって行います。議席に配付してあります赤色の記名投票用紙に国会議員のうち一人の氏名を記入して、御登壇の上、御投票を願います。
 氏名点呼を行います。
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
#31
○議長(藤田正明君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
#32
○議長(藤田正明君) これより開票いたします。投票を参事に点検させます。
   〔参事投票を計算、点検〕
#33
○議長(藤田正明君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数        二百四十六票
 本投票の過半数は百二十四票でございます。
  竹下登君         百四十三票
   〔拍手〕
  土井たか子君       七十二票
   〔拍手〕
  宮本顕治君          十五票
   〔拍手〕
  塚本三郎君          十二票
   〔拍手〕
  白票             四票
 よって、本院は、竹下登君を内閣総理大臣に指名することに決しました。
   〔拍手〕
    
    
#34
○議長(藤田正明君) 本日はこれにて散会いたします。
   午後三時五十七分散会
     ―――――・―――――
昭和六十二年十一月六日(金曜日)
    開 会 式
 午後零時五十八分 参議院議長、衆議院参議院の副議長、常任委員長、特別委員長、参議院の調査会長、衆議院参議院の議員、内閣総理大臣その他の国務大臣、最高裁判所長官及び会計検査院長は、式場に入り、所定の位置に着いた。
 午後一時 皇太子明仁親王殿下は、衆議院議長の前行で式場に入られ、お席に着かれた。
   〔一同敬礼〕
 午後一時一分 衆議院議長原健三郎君は、式場の中央に進み、次の式辞を述べた。
   式 辞
  天皇陛下の御名代として
  皇太子明仁親王殿下の御臨席をいただき、第百十回国会の開会式を行うにあたり、衆議院及び参議院を代表して、式辞を申し述べます。
  現下わが国をめぐる内外の情勢はきわめて多端であります。
  このときにあたり、われわれはすみやかに新内閣の成立を期し、諸般の態勢を整え、もつて内政、外交に万全の方策を講じなければなりません。
  ここに、開会式にあたり、われわれに負荷された重大な使命にかんがみ、日本国憲法の精神を体し、おのおの最善をつくしてその任務を遂行し、もつて国民の委託にこたえようとするものであります。
 次いで、天皇陛下の次のおことばを
     皇太子明仁親王殿下から賜った。
   おことば
  本日、第百十回国会の開会式に当たり、この席に親しく臨めないことを、誠に残念に思います。
  国会が、国権の最高機関として、当面する内外の過大に対処し、その使命を遺憾なく果たし、国民の信託にこたえることを切に望みます。
   〔一同敬礼〕
 衆議院議長は、おことば書をお受けした。
 午後一時五分 皇太子明仁親王殿下は、参議院議長の前行で式場を出られた。
 次いで、一同は式場を出た。
   午後一時六分式を終わる
ソース: 国立国会図書館
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