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1947/10/02 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第2号
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1947/10/02 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第2号

#1
第001回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第2号
  付託事件
○在外同胞引揚促進及び引揚者の援護
 更生に関する請願(第五号)
○ソ連軍管下の未復員軍人帰還促進に
 関する請願(第七号)
○在外同胞引揚促進に関する請願(第
 八十三号)
○海外引揚者生存権保証等の問題に関
 する請願(第八十四号)
○海外引揚者の更生対策に関する請願
 (第百四号)
○海外引揚者の住宅問題に関する請願
 (第百五号)
○在外同胞引揚促進に関する請願(第
 百六十三号)
――――――――――――――――
昭和二十二年十月二日(木曜日)
   午前十一時三分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○海外引揚者の住宅問題に関する請願
 (第百五号)
○海外引揚者の更生対策に関する請願
 (第百四号)
○在外同胞引揚促進及び引揚者の援護
 更生に関する請願(第五号)
○海外引揚者生存権保証等の問題に関
 する請願(第八十四号)
○在外同胞引揚促進に関する請願(第
 八十三号)
  ―――――――――――――
#2
○委員長(山田節男君) 大変お待たせいたしました。それでは只今から在外同胞引揚問題に関する特別委員会第一小委員会を開催いたします。
 先ず付託されました請願の審査から始めたいと存じますが、公報に御紹介してあります請願、九月十八日現在で六件付託されておりますので、この六件の請願を、この順序に從いまして審査いたしたいと思います。それにつきましては各請願の紹介者がございまするので、紹介者から御説明をお願いしたいと思います。北條君がお見えになつておりませんが、星野さんどうでしよう。
#3
○星野芳樹君 住宅問題を先にしたらどうですか。
#4
○委員長(山田節男君) それでは請願第百五号の海外引揚者の住宅問題に関する請願、北條君が今おいでになりませんので、星野委員から御説明を願います。
#5
○星野芳樹君 それでは御紹介いたします。本請願は八月十一日に受理されたものでありまして、表題は海外引揚者の住宅問題に関する請願、請願者は東京都中野区江古田四丁目一五一五番地、浦田武雄、紹介議員は北條秀一君になつております。北條秀一氏が見えておりませんから、私が代つて御紹介いたします。
 本請願は、八月九日に開かれました住宅獲得國民大会の決議による請願であります。そしてその内容は住宅問題が食糧事情と共に緊急で根本的施策を要する問題という建前に立つて、その内容は大別をして六項目に亙つております。第一は國有建物、大邸宅、寺院大料理店を開放せよ、特に一昨年十一月に公布された住宅緊急措置令が一應公布されたが、掛声だけで実行が伴われていないという、そして七・一禁止令によつて閉店されておる大料理店とか待合とかが、旅館に変装されて、それが住宅に開放されてない、これが第一。第二には國有土地、遊休土地を國家管理して、無償で提供せよというのでありますが、これはちよつと氣が著かない問題ですが、家が急に建たないのに、資材が足りないというばかりでなく、市内に土地が空いていながら、その所有権の問題で利用できないで家が建たないという問題を突いておるのであります。
 それから第三が、非戰災者課税による庶民住宅を建設せよ、庶民住宅の建設が遅々として進まないのに対して、非戰災者課税によつて庶民住宅を建設せよ、それから第四項目は会社官廳の貝担による勤労者住宅を建設せよ、折角小さい住宅を建てて頂いても勤労者が通勤する距離が遠いために利用することができない。こういう点を考慮して働く職場と密接なる住宅の建設を要望したものであります。
 それから第五項目が強制立退、追立絶対反対というので、既得住居権を擁護するために、借地借家法を強化して、借家人の不安を護れという項目、終りには建築行政を民主化せよ、行政官廳の割拠主義を止めよ、戰災復興院が住宅問題では主管であるけれども、これが計画輸送、資材及び資金について何ら案権がないので、これを本当に家の建つ行政機構への改革を図つて欲しい。それから建築行政の民主化を図るために、官民合同の住宅委員会を作つてくれ。大別してこういう六項目の決議案でありまして、この大会に参加したのが住宅獲得同盟、東京都引揚者團体連合会等二十六團体であります。それでこの問題について本小委員会の中から特に四名の委員、即ち田村文吉議員、それから高橋啓議員、それから中西功議員と私星野芳樹、この四人が特にこの問題を扱うことを命じられまして、私が主任に命じられたのでありますから、特にそこで四人集まつて協議する機会がなかつたのでありますが、私と一人々々懇談いたしまして、大体四名の者の意見を纏めたのであります。その意見の糧まつた結果として、住宅問題が非常に緊急な問題であるから、この拔本塞源的な手段を取るべしということはもう一分も異論のない一致した意見でありまして、その意味からして本請願の大体の趣旨はこれを賛同し、これを採択すべきものであるというこ結論に達しました。併しながらこれに対して附帯意見として第五項目の強制立退追立て絶対反対という項目が、從來の借家人組合的な公式的な表現が取られており、実際においては惡家主もおりますが、大きい面積を占有しておるということが、現在は家の持主であるないということよりむしろ重大な問題になつておると見受けられるのであります。つまり家主の方は勤人階級で、辛苦してやつと家を建てた、それを安い家賃で新円階級が借りて、人数が少ないのに二階を閉め切つて占領しておるというようなのもあるわけなのであります。で、これが最も科学的に扱われるには、むしろこの占有権に対する一種の制裁が必要ではないか。そうしてこの第三項目にも非戰災者課税による庶民住宅を建設せよとありますが、これが余り具体的に謳われてない。その点から考えまして、大体委員の中からこういう案が出たのであります。つまり各人に対して大体一定の最小占有権を認めそれ以上の占有に対しては高率な税金を取る。例えば一人四坪までは無税とする。併しそれ以上は疊一疊に月々一人百円ぐらいの高率な税金をとる。そうすれば、八疊の間を余分に持つておると、一月八百円拂わなければならん。これでは占有していたら大変な負担だから、他人に貸すことになる、それから家主に返した方がいいということにもなるし、又大邸宅を直ちに引揚者等に解放せよと言うても非常に、なんというか、美術的な邸宅があつて、これを分讓しちやうと折角の價値が潰れちやつて惜しいという人がある。その面も考慮して、それなら守つて置きたければ、それに対する負担を拂つて行くという方法をとるという解決しかないと思います。そういう意味でこういう方法をとる、而もそれを強行して、これは名目上如何に宜い法律を作つても、これを強行する決意がなければならん。これを強行して、そうしてそれによる収益を特別会計として庶民住宅建築費に入れる。こういう方法によつて解決できはしないかというような意見が出たのであります。それから更に住宅問題については、本請願は海外引揚者の住宅問題となつておりますが、成る程海外引揚者が最も住宅問題に切実なる痛苦を味わつておるのでありますが、その他戰災者というようなものも、同じく痛苦を味わつており、これは單に海外引揚者の問題でないので、海外引揚に関する本特別委員会のみでなく、参議院を一体とする住宅問題に対する特別委員会において、適当なる機関を持つて、本格的に参議院全体としてこの問題の解決に当たるよう要請したい。大体委員における意見はこういうようなものでありました。
#6
○委員長(山田節男君) 只今星野委員から北條委員に代つて請願第百五号の御説明がございましたのですが、今まで受付けました請願六件の中では、住宅に関する請願はこの一件でございます。只今の星野委員の御説明になりました海外引揚者の住宅問題に関する請願、このことにつきましてはどういたしましよう。これについて幸い政府の委員もお見えになつておりまするから、政府の委員の御意嚮を伺うということにいたしましようか。或いは一應各委員のこれに対する御意見を承つて、そのあとで聽くことにいたしますか。
#7
○星野芳樹君 各委員の御意見を先き伺うのが本当じやないでしようか。
#8
○委員外委員(北條秀一君) 只今住宅に関する請願は一件というお話でありましたが、実は別途の請願第百四号の引揚者緊急更生対策の中に、やはりこの住宅問題が入つておるわけであります。從いましてこれも同樣に、只今星野委員から説明のありましたものと同じ問題でありますので、これも一緒に、採択して頂きたいと考えるのであります。
#9
○委員長(山田節男君) それでは請願第百四号海外引揚者の更生対策に関する請願、この中にやはり住宅問題が含まれておるということでありますから、紹介者である北條委員から御説明願うことにいたします。
#10
○委員外委員(北條秀一君) 只今星野委員から可なり詳細に亙つて説明がありましたし、大綱は同じ要求になつておりますので、説明を簡略にしたいと考えます。これらの要求は外地から引揚げて來ました君たちが、上陸と同時に、緊急の措置として、即ち家も土地もない引揚者が、本國に帰りまして立ちどころに生活の安定を得る場所に窮しますので、その急場の問題として要求しておるのであります。從いましてそのために緊急措置として國家が國有財産の建物、土地を開放することであるとか或いは遊休の大邸宅、寺院、料理屋等を開放して貰いたいという要求になつておるのでありますが、いずれもそういたしました恒久的対策は、別途に國会或いは政府において考慮して頂くべきでありまして、應急施設と申しますか、緊急対策としてのこれらの外地引揚者の切実なる要求として出ておるのであります。私の説明は以上で省略したいと考えます。
#11
○委員長(山田節男君) それでは只今の北條委員の御説明になつた請願第百四号と、先程星野委員が御説明になつた請願第百五号、この二つが本小委員会に現在までに付託されております請願で、住宅問題に関する請願になつておりますので、これに対しまして委員の方で何か御意見があれば御開陳を願います。
#12
○千田正君 從來住宅問題のみに拘わらず、海外引揚者の厚生施設その他の問題については、再三再四終戰後各團体から幾度となく政府当局に要請されておりますけれども、いまだその要請の百分の一をも達成していないという実情であることは皆さん御承知の通りであります。
 本年の國会の第一囘におきまして、片山首相の施政方針に対しまして、私の質問演説の中においても、日本の民主主義の政治を徹底するためにはこうした海外引揚者であるとか、戰災者であるとか、復員者であるとかいう、いわゆる戰争の犠牲者の根本的な生活の水準を定めて行かない限りにおいては。日本の民主主義政治は徹底しないことを再三繰り返して私から要請しておりましたのでありますが、ややもすれば次から次と起きて來るところの敗戰後におけるところの日本の災害に眼を奪われてしまつて、本当のいわゆる基本的な根本的なこうした厚生施設の徹底的な計画というものは政府が作つておらないとしか思われないのであります。先程の請願の中にもありました通りに、復興院が戰災復興院としての立場から建設をしなければならないけれども、資材その他の面においては安本が握つている。安本を衝けばこれは日本の現在としてはどうしても木材が足りない、資材が足りない。一々聯合國側の許可を受けて、或程度やらなければならない。いろいろそうした面において無理な点もありましようが、現実において海外の引揚者であるとか、戰災者であるというものは、今日住む家がない、食するものがないという大きな生存の本当の面に直面しておりますので、この問題を解決しない限りにおいては、日本の民主主義政治の徹底なんということは恐らくでき得ない。最近は関東の水害、或いは東北の水害、災害が相引続いて参りまして、とかく前に起つておつたところの海外引揚者その他の住宅問題、或いは厚生施設の問題が取り上げられる点がやや薄らぎかかつつているのじやないかということを感ずるのであります。併しながら毎日々々我々はソヴイエト領内から引揚げてくるところの人たちを迎えなければならない。そうしてそういう人たちに、提示したところの施設を設けなければならないという時において、政府において果してこういう面におけるところの、万全とまではいかずとも、應急対策として何かはつきり我々に提示するものがあるとするならば、この際伺つて置きたいと思うのでありますが、どうかこの点政府委員の方々から特に今までやられた、実行された面と、これから実施しようという御計画がありますれば、詳細に亙つて承りたいと思うのであります。
#13
○政府委員(齋藤惣一君) 只今のお尋ねに対しましてお答え申し上げて置きます。住宅のことは只今お話しの通り、專ら戰災復興院でやつておるのでありますが、引揚者の緊急収容施設といたしまして、最初に昨年いたしました越冬対策で建築いたしました住宅の費用は二億六千万円を要しておりまして、これは十四万五千人ぐらいの人が使つておるのであります。又本年の計画でございますが、これは只今もお話しの中にありましたソ聯領地区から帰つて参りまする人々が段々に縁故者が少くなりまして、いわゆる無縁故の人が多くなつて参ります。これに対しまして直接の問題を感じますのは北海道であります。それで來年は北海道に一万八千人の人を入れまする住宅計画を、すでにこれはそれぞれ手配をいたしまして、ただ單に予算の措置をいたしましたばかりでなく、資材の処置をもいたしております。更に北海道だけでは、実は悲鳴を上げておられるような恰好であります。これ以上無縁故を北海道に送られては困る。食糧事情その他のことからして何とか考えて欲しいといういろいろの尤もな事情もありましたので、先般仙台におきまして、最初東京で開き、後に仙台におきまして東北六縣の人々に、これは水害等がありまして、甚だお氣の毒には思いましけれども、何といたしましても北海道にやはり近接いたしましておりますので、樺太から帰られる人達を主として考えまして、東北六縣に一万一千五百人に対する住宅のできますように、これはそれぞれ手配を済ましております。これはどこまでも引揚援護院といたしましては側面的な仕事でございます。それからもう一つ御了解を願いませんければなりませんことは、何処までもこれは緊急の措置といたしておることであります。極く簡單でございますが、今までいたしましたことと、現在計画をいたしておりますること、実施いたしておりますことを御報告申し上げます。
#14
○千田正君 重ねてお伺いいたしたいと思いますのは、各工場の曾つての寄宿舎であるとか、そういうものが現在方々においてそのまま無住のままに雨ざらしになつておる所が相当あるようでございまして、これは引揚團体といたしましては、各縣の所在地において各々交渉しておりまするが、どうも会社のいわゆる一つの資本的な施策の下に、無住でありながら、実際相当入るべき余地がありながら、引揚げて來た場合には、常に拒絶されてしまう。こういうような工場の、いわゆる曾つて軍需景氣時代に作られたところの、そうした住宅の開放という面におきまして、是非強力な力を以てこういう面を復旧資金なり、或いはその他の方法によつて今後の海外引揚者の住宅に直すような方法をとつて頂くわけにいきませんでしようかということをお尋ねいたします。それはたびたび我々はこの問題については厚生省並びに援護院に昨年以來お願いしてありますけれども、現実において我々は方々を歩いて見ますと、相当の数のこうした空家になつておる工場附属の建物が相当あるのでありまして、こういうものをこの際資材の不足なときにおいて、特に一段の政府の御支持を得て、海外引揚者その他のために開放して頂くような方法を採つて頂きたい。この点について若し何か政府の方で御考慮になつておる御手段がありますればお伺いしたいと思います。
#15
○政府委員(齋藤惣一君) 只今の御意見御尤もでありまして、今日まで各都道府縣でそれぞれこのことに当つておりますものは、第一にそういう場所に眼をつけまして相当に当つておるようでありますが、ところによりますと、随分高い値でこれを買上げたとか、そういうようなことがありまして、実は困つておるような樣子であります。又前の軍事施設のようなものも、これも矛盾した話でありますけれども、それぞれの所管いたしておりますものは、それを高い収入に充てておるというようなことでありまして、うまく運ばないところもありますが、又ところによりましては、喜んでそういうものを提供してくれるというところもないのではございません。お言葉に從つて、各都道府縣でやつておりますが、尚そのことに注意いたすことにしたいと思います。
#16
○星野芳樹君 先程樺太から歸つて來た者の収容の緊急処置をとられておるということであつたのですが、それより先に引揚げて來て、例えば東京都内にいるような引揚者の住宅問題は、政府の方では一應解決されておると考えておられるのですか。これから十全な施設をしなければならんと考えておられるのでしようか。
#17
○政府委員(齋藤惣一君) これは決して解決が済でおるとは思いませんのですが、どうも差当つての問題といたしまして、この樺太の問題を取上げました大きな理由を申し上げますと、函館の援護局に多いときは千人以上、いわゆる無縁故者が溜るのであります。これに御承知のごとく、あそこには長く人をおくことのできない嚴命がありまして、至急その手配をいたさなければならん、こういうことからこういうような手配をいたしておるわけであります。他の方を忘れておるということでは決してございませんが、それは都道府縣にそれぞれ計画を立てて貰い、又それを実行して貰つておるのでありまして、今の北海道及び東北にいたしました処置は、そういう緊急止むを得ないところからいたしておるわけであります。
#18
○星野芳樹君 その北海道、東北に対する措置は感謝しておるのでございますが、それにしでも、それを使つた費用の総額というようなものは、大体から見まして非常に少ないような氣がする。もつと引揚者の住宅問題に相当な予算を出して、政府として本腰を入れるべき問題ではないかと、こう本員は考えるわけなんであります。
#19
○政府委員(齋藤惣一君) これは御承知のように、緊急の問題でございますと、私の所で取扱いますのでございますが、少し恒久的なものになりますと、引揚者だけを特別に取扱うなという非常な鉄則にぶつかるので、只今各縣、特に大きな都市だけを中心といたしまして、ここにその関係の人が見えておりませんが、厚生省の社会局において計画を立てております。これには引揚者をも含め、一般の戰災者その他困窮者をも含めた対策といたして現に立案いたしております。そういう点で私の方と手分けをして実行いたしております。
#20
○井上なつゑ君 先般水害がございまして、埼玉縣に出て参りましたときに、東村の堤防の上で避難の人が住んでおりますバラツクを見たときに、そのバラツクの中にテントの家がございましたので、縣廳に参りまして伺いましたら、それは縣の方から厚生省にお願いして拜借したものだというお話でございました。大変テントは都合がいいので、二千と仰しやいましだか二万と仰しやいましたか、はつきり記憶いたしませんが、厚生省の方へお願いして算段するつもりであるということでありました。勿論テントの家は恒久的なものではございませんし、本当に一時的のものでございますが、沢山の人が急に集まつたような場合には間に合うのじやないかと思います。実は私も戰災者でございまして、罹災いたしましてから一年餘というものはテントに住んでおりましたが、人々が、大変テントは寒いだろう、殊に年寄りなどは凍えてはいないかと心配して、近所の人が見に來て下さいましたときに、テントは割合に温こうございますというようなお話をいたしたこともございます。非常に一時的なものではございますが、こういうものでも引揚者のために都合をつけて頂くようなことはできないものであるかどうか、お伺いいたします。
#21
○政府委員(齋藤惣一君) 心得まして、よく社会局の方に話しておきます。
#22
○委員長(山田節男君) 別に他に御意見ございませんでしようか。……そういたしますと、この請願第百五号、同じく第百四号のうち、住宅に関する請願といたしまして、本小委員会のうちで、厚生、引揚促進、住宅の三つの部門に分けておりますが、住宅の部門は星野委員に担任していただいておりますので、今日審議されました請願二件並びに今後付託さるべき住宅問題に関する請願は、星野委員によりまして纏めて頂きたい。こういうようにお願いしたいと思います。
#23
○星野芳樹君 そういたしますと、この請願をどういうふうに決定いたしますか。一應締め括りを付けた方がよろしゆうございませんか。
#24
○委員長(山田節男君) それではここで、一應御審議願いましたから、これについて採択の決を採りますか。
#25
○星野芳樹君 その方がいいんじやないですか。
#26
○千田正君 結構ですね。政府に請願しておるのですから、これを是非政府の方において、できるだけ早くその住宅問題を解決して頂くということを、ここで採択して頂いてはどうですか。
#27
○星野芳樹君 形式的にはこうなるのじやないですか。本請願の願意の大体は適当なものと認めて、これを採択する、附蔕意見として、住宅問題は根本的施策を要するが故に、政府は鋭意この対策に努力されんことを希望する、そういうような形になるのじやないですか。
#28
○委員長(山田節男君) それでは只今星野委員並びに千田委員からの御意見もございまして、参議院規則の第百七十條にございまする規定によりまして、只今の御説明御討議願いました二つの百四号並びに百五号、住宅に関する請願を本会議に付するか否かについて、皆さんに一つ御所見を、御賛成か否かをして頂きたいと思います。如何でございましよう。
#29
○千田正君 本員は本会議に付することに賛成を申し上げます。
#30
○委員長(山田節男君) 千田委員の御意見に御賛成でございましようか。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#31
○委員長(山田節男君) それでは異議なし、全員賛成と認めます。そういたしますると、会議に付することになりますると、尚本請願を内閣にこれを送付するか否かということも合せて本委員会において御決定願いたいのでございますが、それについて如何でございましようか。
#32
○星野芳樹君 私はこれを内閣に送付すべきものだと考えます。
#33
○委員長(山田節男君) 只今の星野委員の御意見に御賛成或いは……。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#34
○委員長(山田節男君) 異議ないものと認めます。そういたしますると、本二件は御意見に從いまして本会議に付し、又これを内閣に送付する、かように決定いたしたいと存じます。
 それでは続きまして請願第五号、在外同胞引揚促進及び引揚者の援護更生に関する請願、この問題でございまするが、これは紹介者北條委員
#35
○淺岡信夫君 この在外同胞引揚促進及び引揚者の援護更生に関する請願でございまするが、大体この請願書の中に殆んど言い盡されておるのではございまするが、只今紹介議員の北條秀一君がここに來ておられまするから、更に紹介議員の北條秀一君から詳しい説明を聽いて頂きたいということを、私はお願いいたしたいのでございます。
#36
○委員長(山田節男君) それでは北條委員に請願第五号の御説明をお願いいたします。
#37
○委員外委員(北條秀一君) 請願第五号の説明をするように命ぜられたのでありますが、本日同時に八十四号と百四号の請願が出ておりまして、この三つの請願の基礎理念が一つでありますので、最初にその点について説明をすることをお許し願いたいのであります。この根本の考え方になつておりますのは、新らしい憲法によつて新らしく日本が本年五月三日に出発したわけでありまするが、從つて総ての人民は基本的な人権を保障されて、國民としての生活を始めたわけであります。然るに戰爭に敗けた後國内におきまする國民は何人といえども戰爭による犠牲を大なり小なり受けておるわけでありまするが、その間に著しい不均衡があるのであります。即ちどういうのが最も戰爭犠牲を大きく負担しておるかと申しますと、まだ帰つて來ない未復員者とか、或いは未帰還者というものが最も大きな戰爭犠牲を受けておるわけであります。更に戰爭によつて死にました人達、或いは戰爭によつて傷ついた人達及びその家族達というものは最も痛烈なる戰爭犠牲を受けておるわけであります。次に引揚者或いは復員者とその家族というものがこれに次ぐ戰爭犠牲の大きな負担を受けておるわけであります。以上申し上げましたような人達は特別な戰爭犠牲の過重な負担に喘いでおるわけであります。それが日本に帰りまして、出発しようとしましても、日本の現在の冷酷なる経済状態を見まして國民としてなかなか容易に出発点に著き得ないのであります。勿論これらの人達は從來國内におりまして、國民と一緒に同じスタート、出発点に立ちまして、出発しようというふうなことを要求しておるわけではありません。少くとも多少はハンデイキヤツプがありましても、一應國民として生活し得るというところまでこれらの人達に対する國家が政策を採るべきじやないか。未だ帰らない所の外地におります人達は、これはまだ全く國民としての生活をし得ませんので、これまでは全く悲惨な状態にあるわけであります。從つてそれらの人達は未帰還者は速やかに本國に引揚げるという問題が最も基本的な問題になつて來るわけであります。帰りました人達は、これに対する國家の対策が妥当であつて、從つてこれらの人達が多少の不均衡はあつても、先ず國民としての最底生活をなし得るというふうな所に政策を実施して頂きたいという要求が根拠になつておるのであります。從つて平和文化國家を作り上げんとする今日におきまして、そうした根底に不平があり、不満があるということは、國家の將來に非常に大きな暗影を與えることでありますので、恰も焼跡の敷地を地均しいたしますごとく、敗戰の國民間に犠牲負担の不均衡をできる限りこれを地均しをして、そうしてその上に堅実な國家の基礎を作つて行くべきである、こういう主張が根本になつておるのであります。
 で請願第五号でありますが、請願第五号は満洲関係の人が種々國会に対して陳情しておるのでありまするがその第一は引揚者の問題。先程申しましたような根本的な考え、要求に出発しておるのでありまするが、これらの引揚者は…引揚者は復員者を勿論含んでおりますが、國民の一割を占めておるのでありまして、從つて國民の一割を占める大多数の人が極めて不均等な取扱を受け、從つて又悲惨な状態にあることを考えますときに、政府はこれに対する政策を重要なる國策の一つとして採り上げるべきであるにも拘わらず、現在の内閣は引揚者問題についての対策を採り上げていないということは誠に遺憾であるので、國会は速やかにこれに対する処置を講じられたいというのが請願第五号の一つであります。
 第二は先程総論のときに申しましたが、引揚促進を即刻にやるべきであるという問題であります。
 それから第三の在外資産の問題、殊にその救済資金の問題でありまするがこれは第二小委員会の方に付託さるべき問題であると考えますが、一應お聞取り願いたいのであります。即ち存外資産の問題につきましては、これは容易に解決困難かと考えられますが、現地におきます同胞救済資金の問題であります。これは政府におきましては既に当時外地出先機関に対しまして訓令を発して、その結果在外同胞から金を借り上げ、或いは又居留民会が同胞から金を借り上げた問題でありまして從つてこれを政府におきましては行政費として確認しておるわけであります行政費ならば当然に國内において救済資金の問題は解決さるべきが至当でありまするが今日まで二年余の間何らの処置が講じられていないというところにこの請願があるのであります。從つて当然に行政費として賄うべき問題は、行政費として処理すべきであるというふうに私は考えるのであります。
 それから第四の庶民金庫の問題でありまするが、今日まで政府が引揚者、或いは復員者に対してとりました更生政策といたしましては、庶民金庫の生業資金の貸出というのが最も普遍的であつて、而も極めて善政の一つであります。極端に言いますと、これを除いては殆ど政府は引揚者、復員者に対するところの更生に対する処置を取つていないということが言えるのであります勿論先程來問題となりました引揚者に対する應急援護の問題につきましては、政府は可なりやつておられるのでありますが、その更生面に対する政策については、政府の政策は殆んどないのでありまするが、その皆無とも言える中に唯一の政策は、この庶民金庫によりますところの生業資金の貸出であります。一口三千円乃至五千円の貸出でありますが、極めて零細なるところの融資金でありますが、これが引揚げて参りました人達が、本國におきますところの各事業面において更正して行きます基礎的な資金になりますので、非常に今日まで有効に使われておるのであります、ところがその今まで放出しました金額は僅かに十億一千五百万円程度でありまして、更に二十数億の要求が現在出ておるのでありまするがこれに対して、政府の折角の善政の一つを傷つけないように、今後とも早急にそれらに対する処置をして頂きたいというのが第四項であります。
 最後の項は農地問題でありまするが即ち引揚者が、本國に農地を残して外地に出かけておつたのでありまするが帰つてみると、農地調整法によりまして自分の土地が不在地主として、これが取り上げられてしまうというふうな問題になりまして、今日まで引揚者を非常に苦しめておるのでありますが、これに対する処置は從來政府当局におかれましても、可なりな程度に善処するように努力されて來ておるのでありますが、まだ未解決であります。從つて折角自分の土地がありながら、その土地が自分の生活をするために活用することができない、にも拘わらず土地を借りておる小作人たちは一應生活が安定しておる。こういう矛盾がありますので、從つて外地から帰りまして職業のない現在でありますので、百姓するより方法がないというふうな人たちに対しましては、是非法律を改正してまでも土地を返してやるようにして頂きたい、これがこの請願であります。
 八十四号の請願は海外引揚者生存権保証等の問題に関する請願であります。これは第五号の請願と内容を殆んど同じくしておりますので、簡單に先程申しませんでした点を附加えたいのであります。それは引揚者或いは復員者が國内におきまして、就業せんとする場合にその就業につきまして非常に大きな障害があるのであります。例えて申しますと本屋をやろうといたしますと、過去の実績がなければ本屋をやることができないというふうな問題が現実に起きて参りまして、なかなか仕事が進まないのであります。で極めて簡單な一例を申したのでありますが、引揚者が今日のごとき國内におきます経済情勢の中に、いろいろな仕事を自己の才能を活かしてやろうと思いましても、何れも地盤もなし、或いは金もない、人と人との関係もないというようなことで、なかなか容易に仕事に就けないのであります。昨年の暮に商工省は引揚者に関する限り特にあらゆる仕事に二割程度の特別な企業許可という方法を講じたにも拘わらず、今日まで殆んど商工省及び内務省の地方に対する指令というものは実行されていないのであります。人口構成から申しましても引揚者、復員者は全人口の約一割五分に当たると考えるのであります。從つて当然にこれらの人たちに、そうした特殊な援護措置、企業援護措置というものを講じなければ、如何に更生しろと言いましたところで、引揚者、復員者というものが更正できないというのが現状であります。その点について特に國会においては積極的な御処置を願いたいのであります。次に請願第百四号でありまするが、百四号は先程住宅の問題につきまして、補足いたしましたのでその点は省きたいのであります。百四号の請願も何れも引揚者及び復員者に対するところの企業処置を要求しておるのであります。即ち総論において述べましたところの復員者或いは引揚者、とにかく國民として一應の生活の出発をしたい、それに当つてこれだけの緊急の最少限度の処置をして頂きたいというのがこの請願の根本になつておるわけであります。
 その第一は先程申しました庶民金庫の生業資金貸付の問題であります。次には生産協同組合の問題でありまするが、單にこれは生産協同組合だけでなしに、各種の協同組合が今日逐次立法化されつつあるのでありますが、その際にとかくしますと復員者、引揚者という者は既往に関係を持ちませんために、無視され勝ちなのでありますが、無視されては勿論困りますが、それ以上に若干の積極的な特例を認めて、そうして復員者、引揚者の更生を図るというふうに立法的措置を講じなければならないという要求がその次に來ておるわけであります。
 更にその次には授産所の問題があるわけであります。これは今日のような経濟危機の時代におきましては、職場を得ようとしましても、なかなか得るわけには参りません。資金もなし、建物もなしという状態では、なかなか職場は得られないのでありまするが、併しながら國家が協同組合政策を採つております線に則りまして、協同した授産事業というものを起しますならば、最も國家の現状にふさわしいのではないか。從つて協同授産事業施設というものに対するところの緊急の措置を講じて頂きたいというのが第三の要求になつておるわけであります。その外引揚者の自由販費店を保護して頂きたいという問題が緊急の問題となつて起きておるわけであります。現在御承知のように、衣料の登録店でありますとか、塩乾物の登録店、或いは漬物の登録という問題が次々に起きて來るわけでありまするが、折角外地から帰りまして、どうにか店を開いてその日の糧を得ておるという現状に対しまして、今申しましたような登録制度が布かれて來たのであります。これの最も代表的なものは、七月一日の飲食営業の禁止の問題でありまするがこテした後からからの法的な措置によりまして、復員者、引揚者がいろいろな仕事をやつておりますが、それが次々に壞されて行くというふうな実情でありまして、どうかこうした政策に十分なる反省を加えられると同時に、特に引揚者の緊急更生措置として自由販賣店を保護して貰いたいという要求が出ておるわけであります。それから第四番目には、財産のない引揚者には、即ち引揚者でありましても、國内に多少の財産を残しておつた方もあるのでありますが、全く素つ裸で帰つて來た人に、戰災者と同樣に免税の措置を講じて頂きたいという要求であります。これは國内におりましたところの戰災者は戰災補償というものを受け、尚且一ケ年間の免税の特典を與えられたのでありますが、にも拘わらず、同じ戰災者でありますところの復員者或いは引揚者にはこれらの特典が何ら與えられていないのであります。最近の帰つて來る人達の例を見ましても、今日のような特に困難な経濟状態の中にありまして、依然として持帰金は一千円、或いは兵隊の持帰金は三百円といふえうな状態でありまして、その上にそれぞれ職場に就けば翌日から直ぐ税金がかけられるというふうな不公平な扱いを受けておりますので、この際曾つて戰災者が一ケ年間の免税の特典を與えられたことく、今後引揚げて來る人達に対しましては、引揚げの日から一ケ年間各種の税金を免除して貰いたい、免除すべきであるという要求になつておるのであります。これ亦当然のことかと考えられるのであります。他にいろいろな問題があるのでありまするが、時間を節約する建前から、特に本日申し上げて御了解を得たいと考えますのは、特に國立病院の患者の点であります。國立病院の患者は御承知のような状態でありまして、これらの療養或いは生活費というものを全額國庫の負担とするということは、永久には不可能であるかも知れませんけれども、少なくとも今日のところではこれは容易ではないのであります。殊に最近外地から歸つて來ます人達の中に沢山の傷痍者がおるわけでありまするが、これらが國立病院に入りまして、現在の処置から申しますと、立ちどころに医療費というようなものを負担しなければならんということになりますと、到底それは不可能な問題でありますので、從つて國立病院に收容中の患者に対しましては、特に戰爭犠牲者中の患者に対しましては、その給費額を増加すると同時に、生活費と医療費を全額國庫で負担をして頂きたいという要求があるのであります。特にこの点は委員各位の格別な御考慮を煩わしたのであります。以上申上げまして、紹介議員としての皆さんに対するお願いを申し上げる次第であります。
#38
○淺岡信夫君 只今紹介議員北條君から縷々詳細なる御説明がございましたが、要するに引揚者の援護更生の問題、更に未帰還者同胞の完全引揚げの問題、或いは在外財産の補償の問題、或いは庶民金庫貸付金の問題、或いは引揚者帰農に伴う農地問題、更にこれに対しまして、私はすでに亡くなつた人の農地の問題もあるのです。外地に出ていた人で戰死者の農地問題もあるのであります。それから今の國立病院の問題でございまするが、実はこの問題に関しまして、先だつての日曜に伊東の國立療養所を私は参観に参りまして、いろいろな実情も聽いたのでございますが、これはすでに衆議院の厚生委員会におきましても、或いは参議院の厚生委員会におきましても、或いは衆議院の在外引揚特別委員会におきましても取上げられつつある問題でありまするが、この患者は二月以上大体置くわけには行かんことになつております。ところが事実は、伊東の療養所などに一年ニケ月に及んでおる人もあるのであります、ということは、ここにおることが恐ろしいんだが、偖て療養所を出るということになると、出るそれ自体がもつと恐ろしい、出ることもできなければおることもできないというのが現状である。例えば自分たちに支給されておる問題、或いは援護されておる問題、ところが出るとなれば義足或いは義手、そうしたものにも五千円、六千円金がかかる、明日からの生活をどうする、ただ生活保護法の適用を受けるというだけでは到底やつて行けないというような問題を聞かされまして、実際そうした問題に対して今政府の施策としてどういうものがあるかということを考えて行きますときに、いろいろな請願に出ておりますような問題は、これは御採択頂きまして、そうして今後政府におきましてこれらの問題を相当眞劔に御檢討して実施して頂くことといたしまして、國会においても更に一段の御檢討を加えて頂きたいということを申し上げまして、これは採択願いたいと思います。お諮り頂きたいと思います。
#39
○委員長(山田節男君) 別に只今の北條委員から御説明になりました請願五号、それから同じく第八十四号、更に又同じ第百四号、この三つの請願でございまするが、只今淺岡委員からの御提案もございます通り、本三件の請願を本会議に付するか否かということについて皆さんの御採決を得たいと存じますが、本会議に付することについて御異議ございませんでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#40
○委員長(山田節男君) 御異議ないものと認めまして、然らばこれを内閣に送付するか否かということについて御意見を伺いたいと存じまするが御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#41
○委員長(山田節男君) 御異議ないものと認めまして……。
#42
○千田正君 只今の百四号、八十四号、それから五号と三つ出ておりますが、でき得れば大体根本方針は一致しておりますけれども、この小委員会において十分に檢討しまして、そうして完全を期してこれを提出したいと思いまするが、これを皆さんにお諮りしたいと思います。
#43
○淺岡信夫君 今千田委員の提議に賛成するものであります。そこで各常任委員会におきましては専門委員がありまして、そうして諸般の請願なり或いは陳情なりに対して相当檢討を加えられ、その檢討を加えられたものをその小委員会に諮られておるわけでございまするが、この特別委員会におきましては專門委員というものがないのでございますから、それでこれは第一小委員会、第二小委員会におきましても、或いは特別委員会、海外同胞引揚者問題に関する委員会、いずれでも結構でございまするが、特別委員会というようなものに対しまして特別專門委員をその期間中置かれまして、こうした今の五号、或いは八十四号、百四号というような請願に対しては重複した点も多多あると思います。或いはこれに対して足りない点も多々あると思います。こうした面を一括処理されまして、そうして本会議にかけるなり、或いは政府に御送付頂くよう私は提案をいたします。
#44
○千田正君 只今の淺岡委員の提案に賛成するものであります。
#45
○委員長(山田節男君) 只今の淺岡委員からの御提案になりましたことは、私としましてもこれは誠に然るべきものだと存じます。各委員におきましても勿論御異議ないものと存じます。只今の淺岡委員、千田委員からの御意見のことは十分承知いたしまして、その目的達成のために諸般の手続を取りたいと思います。尚又本小委員会におきましては先程もちよつと申し上げましたけれども、大体厚生、生活援護等、引揚促進、住宅の三部門に分けまして、おのおの相当の方をお願いしておるわけであります。これらの方々が勿論これは第一小委員会の中で御担当願つておるのでありますけれども、更に特別委員会におきまして只今の御希望のようなことにつきまして更に檢討して、又陣容等も整えまして本請願の趣旨の徹底を取り計ろう方法を講じたいと存じます。
 もう二件残つておりますが、時間もすでに十二時十五分でございますが、如何でございましよう。
#46
○淺岡信夫君 時間が過ぎておりますので、勿論各委員におきましても、又政府委員におきましても、或いは國会の速記職員の方々におきましても、相当疲労されておると思いますので、今日はこれで一つ打切つて頂きたいということの動議を提出いたします。
#47
○委員長(山田節男君) 今の淺岡委員の御意見に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#48
○委員長(山田節男君) 御異議ないものと認めまして本日の第一小委員会はこれで散会いたします。
   午後零時十七分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     山田 節男君
   委員
           淺岡 信夫君
           井上なつゑ君
           宇都宮 登君
           田村 文吉君
           千田  正君
           星野 芳樹君
  小委員外委員   北條 秀一君
  政府委員
   引揚援護院長官 齋藤 惣一君
   復員事務官
   (官房長)   森田 俊介君
ソース: 国立国会図書館
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