くにさくロゴ
1986/06/02 第105回国会 参議院 参議院会議録情報 第105回国会 議院運営委員会 第1号
姉妹サイト
 
1986/06/02 第105回国会 参議院

参議院会議録情報 第105回国会 議院運営委員会 第1号

#1
第105回国会 議院運営委員会 第1号
昭和六十一年六月二日(月曜日)
   午前九時四十一分開会
    ─────────────
  委員氏名
    委員長         遠藤  要君
    理 事         佐藤栄佐久君
    理 事         高平 公友君
    理 事         藤井 孝男君
    理 事         穐山  篤君
    理 事         浜本 万三君
    理 事         塩出 啓典君
    理 事         内藤  功君
    理 事         柳澤 錬造君
                石井 一二君
                岡野  裕君
                小島 静馬君
                添田増太郎君
                藤田  栄君
                藤野 賢二君
                堀内 俊夫君
                松岡満寿男君
                吉川  博君
                吉川 芳男君
                吉村 真事君
                上野 雄文君
                久保  亘君
                松前 達郎君
                中野  明君
                藤原 房雄君
    ─────────────
   委員の異動
 六月二日
    辞任         補欠選任
     藤田  栄君     曽根田郁夫君
     藤野 賢二君     杉元 恒雄君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         遠藤  要君
    理 事
                佐藤栄佐久君
                高平 公友君
                藤井 孝男君
                穐山  篤君
                塩出 啓典君
                内藤  功君
                柳澤 錬造君
    委 員
                石井 一二君
                岡野  裕君
                小島 静馬君
                杉元 恒雄君
                曽根田郁夫君
                添田増太郎君
                松岡満寿男君
                吉川  博君
                吉川 芳男君
                吉村 真事君
        ─────
       議     長  木村 睦男君
       副  議  長  阿具根 登君
        ─────
   事務局側
       事 務 総 長  加藤木理勝君
       事 務 次 長  佐伯 英明君
       議 事 部 長  辻  啓明君
       委 員 部 長  原   度君
       記 録 部 長  安部  廉君
       警 務 部 長  長谷川光司君
       庶 務 部 長  戸張 正雄君
       管 理 部 長  古瀬嘉時長君
       渉 外 部 長  池部  健君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○本日の本会議の議事に関する件
    ─────────────
#2
○委員長(遠藤要君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
 本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
 事務総長の説明を求めます。
#3
○事務総長(加藤木理勝君) 御説明申し上げます。
 本日は、冒頭、日程第一 議席の指定でございます。議長は、本院規則第十四条により議席を指定されます。
 ここで、衆議院からの会期の協議を待つため、一たん休憩いたします。
#4
○委員長(遠藤要君) 本件につきまして、意見開陳の申し出がございます。順次、これをお許しいたします。
#5
○穐山篤君 私は日本社会党を代表しまして、意見の開陳をいたします。
 今臨時国会召集の大義名分は全くございません。すなわち円高対策法案、補正予算案の準備も予定せず、案件なしの臨時国会は前代未聞の出来事であり、これは明らかに衆議院解散のための臨時国会であるとの意図が明確になったわけであります。このことは憲政史上初の暴挙と言わなければなりません。
 臨時国会召集に当たっては、従来、事前に議院運営委員会、国会対策委員長会談などにおいて協議の上、閣議決定を行うのが今日までのよき慣行であったと思います。この民主的な慣行を無視し、一方的に召集することは、議会制民主主義をじゅうりんするものであります。
 さきの最高裁判決は、選挙無効の判断を示しておらず、違憲議員とは認めていないのであります。したがって、定数是正を理由とする解散は全く根拠のないものであります。
 今回の参議院自民党議員八十九名署名による臨時国会の召集要求は、円高対策を理由としているものの、政府は全くその考え方は持っておらず、そういうことも十分に承知しながら提出したものであります。言いかえてみれば、衆議院解散、衆参同日選挙の暴挙に手をかすものであります。これは衆参二院制の役割、責任を放棄する自殺行為であります。参議院改革を全く後退させる愚劣な策と言わなければなりません。
 参議院は、常に院の良識を発揮するため、各党各会派が協力のもとに慎重かつ真剣に事に当たってまいりました。今回、一方的に本会議開会を行うとするならば、良好な実績を破壊するものであり、全く残念でなりません。
 以上の理由をもちまして、十時からの本会議開会には反対であります。
#6
○塩出啓典君 公明党・国民会議を代表しまして、本会議開会は反対の立場から意見を申し述べます。
 今回、同日選挙を前提として臨時国会が召集されたわけでございますが、反対理由の第一は、同日選挙は憲法の精神に反するからであります。衆議院、参議院は、それぞれ任期が四年、六年と異なり、また、憲法第五十四条には緊急集会が規定をされており、このことは、憲法の精神は、衆議院、参議院別々に選挙を行い、きめ細かく国民の民意を反映することを前提としているわけであります。そういう意味におきまして、本日、同日選挙を行わなければならない大義名分がないにもか
かわらず、これを強行しようとすることは憲法違反であるからであります。
 第二に、今回の解散には大義名分がないことであります。国民の選んだ四年の任期を途中で解散をすることは、それなりの大義名分が必要であります。国論を二分する問題があるとか、今回はそういうものは何らなく、自由民主党に選挙に有利だからというだけの解散は許されないと思うのでございます。特に参議院において、選挙に勝てないからぜひ同時にしてもらいたい、そういうような意見もあるやに聞いておるわけでありますが、もしこういうことが事実であるならば、参議院の自主性をみずから放棄するものであり、参議院の憲政史上一大汚点となると思うのでございます。
 第三に、今回の国会召集は、野党との事前協議をしてきたという長年の慣例を無視したものであり、我が党は断固賛成しがたいことであります。
 以上、三点の理由を申し述べ、本会議開会に反対の意見を申し述べます。
#7
○内藤功君 日本共産党を代表して意見を申し上げたいと思います。
 政府は、六月二日に第百五臨時国会の召集を決定しましたが、その理由として、議運委理事会における官房長官発言等で、円高対策を挙げながら、それにかかわる法律案等を政府はいまだ何ら具体的に明らかにしておりません。全く不明確であり、極めて遺憾であります。これは解散のためだけの臨時国会という不当な意図を隠し、国民を欺くものであります。これでは臨時国会召集の政府の真意は、国民にも全く隠されたままであります。
 我が党は、既に議院運営委員会理事会でも主張し、また、五月二十九日付遠藤要議院運営委員長あての申し入れ書にも明らかにしてありますように、速やかに日程協議、会期決定を行い、総理並びに関係大臣の政局、円高対策等に関する所信表明と各党の代表質問を国民の前に国会の場で真剣に行うことを要求するものであります。
 以上の理由により、本日十時よりの本会議は議席指定のみであり、また、単純なるボイコットは不当な冒頭解散に口実を与えるのみであると考えますので、我が党はこれに出席をいたします。
#8
○柳澤錬造君 私は民社党・国民連合を代表して、今回の臨時国会召集ほど筋の通らないものはないという見解を表明いたします。
 第一に、中曽根総理は五月の二十二日、国会最終日の参議院本会議におきまして、今、臨時国会を口にするのは不見識である、解散など考えていない、一度も口にしたことはないと言っておきながら、その数日後の五月二十六日、自民党五役会議におきまして臨時国会の開会を決め、与野党の相談もないままに五月二十七日の閣議決定をいたしました。このことは極めて遺憾であり、権力の乱用と言わざるを得ません。
 第二点には、しかも、その臨時国会開会の理由として取り上げているものが、公選法が改正になったので、一日も早く違憲状態を脱したいと言っております。そうであるならば、あの公選法の改正は、総選挙をやるために改正をしたのかと言わざるを得ません。また同時に、円高対策で臨時国会を開けという、参議院から八十九名の署名で出されたということも理由に取り上げられております。これもこの憲法五十三条をよりどころにしておりますけれども、この憲法五十三条は、少数派が国会を開けという要求を通すために存在するものであって、政権党がこの五十三条を利用するということは正常ではございません。しかも、円高対策では、予算委員会でもかなり論議をされまして、東京サミット後におきましても緊急質問をさせろということを議運の場で何回も申し上げましたけれども、実現を果たせませんでした。さらには、円高対策で緊急質問をという主張もしましたが、それも実現をしないまま終わってしまいました。それが今さら円高対策でということを理由に取り上げてくるということは、そのことの方が不見識と言わざるを得ません。
 以上のような理由によりまして、本日十時よりの本会議の開会には反対をいたします。
 以上です。
#9
○委員長(遠藤要君) 本件につきましては、理事会において協議いたしましたが、残念ながら各会派の意見が一致するに至りませんでした。
 委員長といたしましては、ただいま事務総長説明のとおり、本日の本会議の議事を進めることにいたしたいと存じますが、これに賛成の諸君の挙手を願います。
   〔賛成者挙手〕
#10
○委員長(遠藤要君) 多数と認めます。よって、さよう決定いたしました。
 暫時休憩いたします。
   午前九時五十二分休憩
   〔休憩後開会に至らなかった〕
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト