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1985/05/14 第104回国会 参議院 参議院会議録情報 第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号
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1985/05/14 第104回国会 参議院

参議院会議録情報 第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号

#1
第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号
昭和六十一年五月十四日(水曜日)
   午後一時十分開会
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         植木 光教君
    理 事
                佐藤栄佐久君
                杉元 恒雄君
                堀江 正夫君
                久保  亘君
                黒柳  明君
                上田耕一郎君
                関  嘉彦君
    委 員
                安孫子藤吉君
                岩動 道行君
                石井 一二君
                大木  浩君
                大鷹 淑子君
                大坪健一郎君
                倉田 寛之君
                源田  実君
                曽根田郁夫君
                高平 公友君
                宮澤  弘君
                大木 正吾君
                久保田真苗君
                中西 珠子君
                和田 教美君
                立木  洋君
                田  英夫君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        小杉 照夫君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○外交・総合安全保障に関する調査
○調査報告書に関する件
○調査の報告に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(植木光教君) 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会を開会いたします。
 外交・総合安全保障に関する調査を議題といたします。
 本委員会は、安全保障問題小委員会、外交問題小委員会及び国際経済問題小委員会の三小委員会を設置し、それぞれ調査を進めてまいりましたが、先ほど各小委員長から委員長の手元に調査報告書が提出されました。
 この際、調査の概要につきまして、各小委員長から報告を聴取いたします。安孫子藤吉安全保障問題小委員長。
#3
○安孫子藤吉君 安全保障問題小委員会におまする調査の概要を御報告申し上げます。
 本小委員会は、安全保障問題を調査するため、第百二回国会に引き続きましてさきの第百三回及び今第百四回国会においても設置されたものでございます。
 第百三回国会におきましては、中期防衛力整備計画等について政府に対し質疑を行い、次いで今国会におきましては、調査の総まとめといたしまして、安全保障問題全般につきまして小委員の最終意見開陳を行ったところであります。
 まず、政府に対する質疑におきましては、中期防衛力整備計画等に関して、自衛隊員の隊舎、宿舎等生活関連施設の整備の問題、また侵攻事態に対処するところの能力の問題、OTHレーダー導入の問題、F16の三沢配備、防衛問題等についての国民へのPR等について論議が活発に行われたのであります。
 次に、小委員の最終意見開陳では、これまでの調査を踏まえまして、防衛の基本、自衛隊の現状と問題点、日米安全保障体制の現状と問題点、軍縮問題と我が国の対応等、安全保障全般にわたって意見の開陳が行われました。
 質疑及び意見の詳細につきましては、会議録に譲りたいと存じます。
 本小委員会といたしましては、本日これらの調査を取りまとめまして委員長に報告書を提出した次第でございます。
 以上、御報告申し上げます。
#4
○委員長(植木光教君) 大木治外交問題小委員長。
#5
○大木浩君 外交問題小委員会における調査の概要を御報告申し上げます。
 本小委員会が昨年一月に設置されて以後、第百二回国会における審議の状況につきましては、既に中間的な報告書を委員長に提出いたしましたが、引き続き第百三回国会では「国際平和年と日本外交」を議題として参考人から意見を聴取し、また、今国会ではこれまでの審議の取りまとめとして小委員が意見を開陳いたしました。
 本小委員会は、以上の二年間の主要な論議を紹介するとともに、これらの論議にかんがみ、今後検討すべき課題と若干の提言を盛り込んだ報告書を作成し、本日、これを委員長に提出した次第であります。
 「課題と提言」として掲げた主なものは次のとおりであります。
 国連の平和維持機能への我が国の協力については、資金、機材の供与その他非軍事的活動分野で何をなし得るかを検討すること。
 国連大学本部建物の早期建設を推進すること。
 核軍縮及び通常兵器の軍縮の実現のため一層の努力をするとともに、我が国の高度技術を利用した核実験の検証手段の開発、提供などの具体的協力をさらに推進すること。
 国連による紛争地域監視用人工衛星システムの開発促進のため、我が国として資金的、技術的協力の可能性を検討すること。
 開発途上国に対し効果的、効率的援助を実施するため、事前調査を拡充し、また、第三者評価機関の設置等により事故評価の体制を強化すること。
 対フィリピン援助について種々の問題点が指摘されている経緯にかんがみ、我が国の援助が有効かつ適正に実施されるよう必要な見直しを行い、責任体制を明確にし、広く国民の理解を得られる援助とするよう努力すること。
 外交実施体制を強化するため、外務省定員五千人体制の総記実現、予算の増額、人材の養成と活用などに一層努めるとともに、高度データ通信システムの導入等により情報機能の強化に積極的に取り組むこと。
 国民の国際的関心を喚起し、広く国際協力に対する意識の変革を促すために、「国際協力の日」の制定が望ましいこと。
 以上でありますが、日本共産党からは、「課題と提言」は基本政策についての同党の立場と一致しない多くの点を含んでおり、賛成できないとの意見がありましたことを付言いたします。
 以上、御報告申し上げます。
#6
○委員長(植木光教君) 大木正吾国際経済問題小委員長。
#7
○大木正吾君 国際経済問題小委員会における調査の概要を御報告いたします
 本小委員は設置以来、経済摩擦について調査を行い、昨年六月に中間報告を行ったところでございますが、その後も問題の重要性にかんがみ調
査を継続し、さきの第百三回国会においては五カ国蔵相会議の経緯及びその内容、MOSS討議の経過、アクションプログラムの実施状況及び内需拡大策について政府当局からそれぞれ説明を聴取し、質疑を行いました。
 続いて、今第百四回国会におきましては、経済摩擦の推移と今後の対応、円高問題、アクションプログラムの実施状況と内需振興策について政府当局からそれぞれ説明を聴取し、質疑を行った後、最後に経済摩擦について小委員各位から意見の表明をいただきました。
 以上の質疑応答及び委員の意見の詳細については、会議録により御承知いただきたいと存じます。
 本小委員会は、さらに小委員会設置以来の調査の実績を踏まえ、「課題と提言」として、各国との協調を図りつつ対外経済摩擦の解消に努め、自由貿易体制の維持と世界経済の活性化に貢献していくことが必要であるとの立場から、一、市場開放への自主的対応、二、製品輸入の拡大、三、節度ある輸出の確保、四、為替レートの安定化と中小企業対策の促進、五、内需の拡大、六、産業構造の転換、七、海外直接投資の推進、八、経済協力、国際交流等国際的責任の遂行の八項目にわたる提案とあわせて、経済摩擦問題は総合安全保障の視点からも重要な政策課題であることにかんがみ、国会において常時これを検討し、政府に助言するために、例えば国際経済問題の調整に関する委員会の設置を検討することの提案を取りまとめました。
 これに対し、一部の会派から、以上の「課題と提言」は、政府が推し進めようとしている施策を事実上国会がバックアップするものとなっているなどの理由から、認めることができないとする意見がありましたことを申し添えます。
 本小委員会は、以上の内容にわたる報告書を作成し、本日委員長に提出した次第でございます。
 以上、御報告いたします。
#8
○委員長(植木光教君) 以上で三小委員長の報告の聴取は終わりました。
 ただいま各小委員長から概要説明のありました調査報告書につきましては、本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○委員長(植木光教君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
    ―――――――――――――
#10
○委員長(植木光教君) 次に、調査報告書についてお諮りいたします。
 本委員会は、設置の際の経緯にかんがみ、調査をした結果について報告書を議長に提出することになっております。理事会において協議いたしました結果、お手元に配付の「外交・総合安全保障に関する調査報告書(案)」がまとまりました。つきましては、本委員会の調査報告書として議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○委員長(植木光教君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#12
○委員長(植木光教君) この際、お諮りいたします。
 ただいま決定いたしました調査報告書につきましては、議院の会議においても報告の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(植木光教君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後一時二十一分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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