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1947/11/19 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会庶務関係小委員会 第4号
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1947/11/19 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会庶務関係小委員会 第4号

#1
第001回国会 議院運営委員会庶務関係小委員会 第4号
  付託事件
○國会議員の滞在雑費に関する件
――――――――――――――――
昭和二十二年十一月十九日(水曜日)
   午後一時二十二分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○國会議員の滞在雑費に関する件
  ―――――――――――――
#2
○仮委員長(藤井新一君) これから庶務関係委員会を開会いたします。
 去る十一月十四日に、参議院の議院運営委員会と衆議院運営委員会が合同審査のために、参議院の議長室において会合がありまして、國会議員滞在雑費に関する件を議したのであります。その結果各議員より種々なる意見が出ましたが、結局各派から一名出席して、そうしてその会議に基いてGHQに日額に関する陳情をすることにしたのであります。そのときの決定要綱は、歳費に関しては従来通りの方針を変更しない。そうして更に司令部と交渉することといたしまして、できるだけ地方選出議員にして兼職を持たない議員を各派から一名ずつ出して、衆議院と連絡合同してやるということを採択いたしまして、十一月十八日に衆議院議員、参議院議員合計十二名が司令部を訪問して、我々の意のあるところを陳情したのであります。その結果、この参議院の庶務関係委員において次のようなものを試案として作つたのであります。今その内容を説明して置きます。一、第一國会召集以來地方に住所を有する議員、いわゆる地方議員は東京に出張し来り、宿所難に悩まされておる実情は、深刻なものがある。現在宿泊料は平均一日四百円にして、晝代だけでも一日五十円を要する。議会が長期にわたり、専務に職として議会に働かねばならん必要に迫られておる今日、これら地方議員の宿泊料の出費は相当の負担である。二、問題は歳費との関連であるが、現在の税引の月額手取りでは、会期中何としてもやつて行ける筈はなし、そうかといつて閉会中は選挙区その他代議士としての職務のための出費が重なるので、せめて会期中一心不乱に國務を公正に取らせるためには、在京中の実費支弁的なものだけは國家が見てやらんわけには行かない。三、現在行政部においては、その出張に当つては、國務大臣は一日四百八十円、次官は四百三十二円、局長は三百八十四円、課長は二百八十八円、一般官吏は二百四十円の日当宿泊料が支給されておる実情に鑑み、議員においても最少限度一日二百円程度の滞在費を受けるべきが当然である。四、現在國会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程により支給されておる日額四十円の滞在雑費は、その当時、即ち昭和二十一年六月における最高官吏に支給された日当宿泊料百十円と議員の滞在費として封鎖預金より引出し得べき可能額七十円との差額であつた。物償に大変動を来した今日においては、これが訂正を速かに行うことは当然のことである。というのが試案でございますが、これについて皆様方の御批判、御意見を承わりたいのでございます。
#3
○左藤義詮君 それを理由として司令部にもう一度交渉するという意味ですか。
#4
○仮委員長(藤井新一君) そうです。これについては、今朝程衆議院の方が見えられまして、この試案を見せたところ、大変結構である。ただこれについて、尚昭和二十二年九月一日から施行されておる二百円を四百円に改める旅費支給規程ができておるから、これを挿入すべき必要がなかろうかという買間があつたのであります。というのは、東京に滞在しておつて日額二百円貰つておつて、而も議員派遣として一日四百円貰うことは、二重に支給されることになる。それは不合理だから、この二十二年九月一日の分を採用してはどうかという質問があつたのであります。そこで今試案の外に、衆議院が言うところの昭和二十二年九月一日からの施行規程を挿入すべきや否かということを一つの議題といたしまして、これも諮つて見たいと思います。
#5
○左藤義詮君 データは多い方がよいのですか。
#6
○仮委員長(藤井新一君) このことについては、左藤委員が細かく書いて来るということを申述べておられました。左藤委員のように細かく書いた方がいいでしようか。
#7
○板野勝次君 それはその方がいいでしよう。
#8
○仮委員長(藤井新一君) 当日の話のもう一つは、登院をした者だけに支給してはどうだろうかというので、大体それに賛成して帰つたのですが、これもここに一つ議しておく必要があろうと思います。
#9
○左藤義詮君 尚地方だけになりますと、東京在住の者は今度はその恩恵に浴しない。前は東京在住の者も含めて四十円だつたのですが、その四十円すらも東京在住の者はなくなつてしまう。
#10
○仮委員長(藤井新一君) ちよつと速記を止めて。
   〔速記中止〕
#11
○仮委員長(藤井新一君) 速記を始めて。
#12
○駒井藤平君 今お示しになつた原案に賛成いたします。つまり出張の場合には、出張旅費を取る代りに滞在雑費は取らないということに賛成いたします。
#13
○板野勝次君 私もやはりその案に賛成いたします。だから旅費のダブル問題は当然差引きしなければなりませんが、鷹召から今度は閉会まではどうしても滞京していなければならない点が一つ、それからやはり病氣等の場合もあるし、日曜日はどうなるか。依然としてやはり旅館に住い、アパートにあるということになれば経費もかかつておるので、これは当然了解されるべきものだと思うのです。
#14
○仮委員長(藤井新一君) そうすると、先程の試案に対して、皆さんの御賛同を得ましたが、最後にこの項目を一つ入れます。現在議員は公務により出張する場合は、昭和二十二年九月一日の改正により一日四百円の手当を受けることになつておるが、これにより旅費を受け出張する場合においては滞在雑費二百円の分は重複して支給されないのは勿論である、の意味を附加しておきたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○仮委員長(藤井新一君) 本日はこれを以て閉会いたします。
   午後一時三十九分散会
 出席者は左の通り。
   仮委員長    藤井 新一君
   委員
           左藤 義詮君
           駒井 藤平君
           板野 勝次君
ソース: 国立国会図書館
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