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1984/05/14 第102回国会 参議院 参議院会議録情報 第102回国会 外務委員会 第10号
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1984/05/14 第102回国会 参議院

参議院会議録情報 第102回国会 外務委員会 第10号

#1
第102回国会 外務委員会 第10号
昭和六十年五月十四日(火曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 五月十三日
    辞任         補欠選任
     菅野 久光君     秋山 長造君
 五月十四日
    辞任         補欠選任
     杉元 恒雄君     中西 一郎君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         平井 卓志君
    理 事
                鳩山威一郎君
                久保田真苗君
                抜山 映子君
    委 員
                大鷹 淑子君
                後藤 正夫君
                志村 哲良君
                原 文兵衛君
                吉川 芳男君
                八百板 正君
                黒柳  明君
                和田 教美君
                立木  洋君
                関  嘉彦君
                秦   豊君
   国務大臣
       外 務 大 臣  安倍晋太郎君
   政府委員
       外務大臣官房審
       議官       斉藤 邦彦君
       外務省国際連合
       局長       山田 中正君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        山本 義彰君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○千九百七十九年の海上における捜索及び救助に関する国際条約の締結について承認を求めるの件(内閣提出、衆議院送付)
○大西洋のまぐろ類の保存のための国際条約の締約国の全権委員会議(千九百八十四年七月九日から十日までパリ)の最終文書に附属する議定書の締結について承認を求めるの件(内閣提出、衆議院送付)
○北太平洋のおつとせいの保存に関する暫定条約を改正する千九百八十四年の議定書の締結について承認を求めるの件(内閣提出、衆議院送付)
○国際原子力機関憲章第六条の改正の受諾について承認を求めるの件(内閣提出、衆議院送付)
    ─────────────
#2
○委員長(平井卓志君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
 まず、委員の異動について御報告いたします。
 昨日、菅野久光君が委員を辞任され、その補欠として秋山長造君が選任されました。
 また、本日、杉元恒雄君が委員を辞任され、その補欠として中西一郎君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(平井卓志君) 千九百七十九年の海上における捜索及び救助に関する国際条約の締結について承認を求めるの件、大西洋のまぐろ類の保存のための国際条約の締約国の全権委員会議(千九百八十四年七月九日から十日までパリ)の最終文書に附属する議定書の締結について承認を求めるの件、北太平洋のおつとせいの保存に関する暫定条約を改正する千九百八十四年の議定書の締結について承認を求めるの件、以上三件を便宜一括して議題といたします。
 政府から順次趣旨説明を聴取いたします。安倍外務大臣。
#4
○国務大臣(安倍晋太郎君) ただいま議題となりました千九百七十九年の海上における捜索及び救助に関する国際条約の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。
 この条約は、海上における捜索救助に関する国際協力を目的として昭和五十四年四月にハンブルグで作成されたものであります。
 この条約は、海上における遭難者を迅速かつ効果的に救助するため、沿岸国が自国の周辺水域において適切な捜索救助業務を行うための国内制度を確立するとともに、関係国間で捜索救助活動の調整等の協力を行うことを定めるものであります。
 我が国がこの条約を締結することは、海難救助というこの条約の人道的な目的にかんがみ重要であるばかりでなく、捜索救助のための国際協力を促進する観点からも極めて有意義であると認められます。
 よって、ここに、この条約の締結について御承認を求める次第であります。
 次に、大西洋のまぐろ類の保存のための国際条約の締約国の全権委員会議(千九百八十四年七月九日から十日までパリ)の最終文書に附属する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。
 大西洋のまぐろ類の保存のための国際条約は、大西洋のマグロ類の資源を最大の持続的漁獲が可能となる水準に維持するための国際協力を目的として昭和四十一年に作成されました。この議定書は、同条約を、政府間経済統合機関が締結できるようにするために、同条約に所要の改正を施すことを内容としており、昭和五十九年七月にパリで開催された全権委員会議において作成されました。
 この議定書により、欧州経済共同体のような政府間経済統合機関が、その構成国にかわり同条約の締約国となることが可能となり、同条約のもとでとられるマグロ類の資源の維持に関する措置の一層の効果的実施が図られることとなります。
 この議定書を締結することは、大西洋のマグロ漁業に関する国際協調を促進し、また、我が国のマグロ漁業の安定した発展を図るとの見地から有意義であると認められます。
 よって、ここに、この議定書の締結について御承認を求める次第であります。
 最後に、北太平洋のおつとせいの保存に関する暫定条約を改正する千九百八十四年の議定書の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。
 この議定書は、昭和三十二年に我が国、アメリカ合衆国、カナダ及びソビエト連邦の四カ国により締結され、昭和五十九年十月十三日まで適用されていた北太平洋のおつとせいの保存に関する暫定条約に所要の改正を施した上でこれを適用することを内容とするものであり、昭和五十九年十月十二日にワシントンにおいて前述の四カ国により署名されました。
 この議定書は、北太平洋のおつとせいの保存に関する暫定条約に定めるオットセイ資源の有効な保存措置を決定するための科学的調査の実施、この調査の実施を含む同条約の目的の達成のための商業的海上猟獲の禁止、その禁止の代償としての陸上猟獲されたオットセイの獣皮の分配等の枠組
みを維持していくことを可能とするものであります。
 この議定書を締結することは、オットセイ資源の適正な管理方法についての最終的な結論を得るには至っていない現状において、関係国の協力のもとに行われる科学的調査の結果を待って海洋資源の適正な管理方法を見いだすべきであるとの我が国の基本的立場に沿ったものであると考えます。
 よって、ここに、この議定書の締結について御承認を求める次第であります。
 以上三件につき、何とぞ御審議の上、速やかに御承認あらんことを希望いたします。
#5
○委員長(平井卓志君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
 三件に対する質疑は後日に譲ることにいたします。
    ─────────────
#6
○委員長(平井卓志君) 国際原子力機関憲章第六条の改正の受諾について承認を求めるの件を議題といたします。
 別に御発言もないようですから、本件に対する質疑は終局したものと認めます。
 これより討論に入ります。
 御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。――別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
 国際原子力機関憲章第六条の改正の受諾について承認を求めるの件の採決を行います。
 本件を承認することに賛成の方の挙手を願います。
  〔賛成者挙手〕
#7
○委員長(平井卓志君) 全会一致と認めます。よって、本件は全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。
 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○委員長(平井卓志君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時七分散会
ソース: 国立国会図書館
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