くにさくロゴ
1984/12/13 第102回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第102回国会 本会議 第2号
姉妹サイト
 
1984/12/13 第102回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第102回国会 本会議 第2号

#1
第102回国会 本会議 第2号
昭和五十九年十二月十三日(木曜日)
    ―――――――――――――
 議事日程 第二号
  昭和五十九年十二月十三日
    正午開議
 第一 日本国政府とソヴィエト社会主義共和国
    連邦政府との間の両国の地先沖合におけ
    る漁業の分野の相互の関係に関する協定
    の締結について承認を求めるの件
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 永年在職の議員大原亨君に対し、院議をもつて
  功労を表彰することとし、表彰文は議長に一
  任するの件(議長発議)
 裁判官訴追委員辞職の件
 裁判官訴追委員及び同予備員の選挙
 国土開発幹線自動車道建設審議会委員の選挙
 北海道開発審議会委員の選挙
 国土審議会委員の選挙
 鉄道建設審議会委員の選挙
 日程第一 日本国政府とソヴィエト社会主義共
  和国連邦政府との間の両国の地先沖合におけ
  る漁業の分野の相互の関係に関する協定の締
  結について承認を求めるの件

    午後零時四分開議
#2
○議長(福永健司君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 永年在職議員の表彰の件
#3
○議長(福永健司君) お諮りいたします。
 本院議員として在職二十五年に達せられました大原亨君に対し、先例により、院議をもってその功労を表彰いたしたいと存じます。表彰文は議長に一任せられたいと存じます。これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○議長(福永健司君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 表彰文を朗読いたします。
 議員大原亨君は衆議院議員に当選すること十回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意の伸張に努められた
 よって衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議を持ってこれを表彰する
    〔拍手〕
 この贈呈方は議長において取り計らいます。
    ―――――――――――――
#5
○議長(福永健司君) この際、大原亨君から発言を求められております。これを許します。大原亨君。
    〔大原亨君登壇〕
#6
○大原亨君 ただいま院議をもって、明治以来二百十人目の永年在職議員として御丁重なる表彰の決議をいただきました。まことに身に余る光栄であり、感激にたえないところでございます。
 初当選は昭和三十三年でありますが、当時、広島の爆心地にある原爆慰霊碑もバラック建ての廃墟の中にございました。三度目の挑戦を前にして、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という碑文を胸深く刻んで出陣したときのことを今もはっきりと記憶をいたしております。
 ともかく連続十回の当選を果たし、来年の被爆四十周年を直前にしてこの栄誉を与えられました。これひとえに先輩、同僚各位の御指導、郷土の皆様方の多年にわたる温かい御支援のたまものでございまして、心よりお礼申し上げる次第でございます。(拍手)
 初当選直後の六〇年安保のとき、故浅沼委員長が右翼の凶刃に倒れたこともショックでありましたが、二十有余年の国会を通じまして、核時代における戦争と平和の問題が真剣に追求される中で、与野党を超える第三の共通項といたしまして、満場一致の国会決議など、唯一の被爆国日本の平和に関する四つの国是が導き出されたことを忘れてはならないのでございます。
 その第一は非核三原則であり、第二は専守防衛と海外派兵の禁止であり、第三は武器輸出の禁止、第四はGNP一%の歯どめ、すなわち経済大国日本は軍事大国にはならないという内政、外交の基軸となる国民的な合意がつくり出されました。このことは、我が議会政治の大いなる成果と言わなければなりません。十年周期で大戦争を繰り返した世界史の中で、第二次大戦後四十年間、ともかくもノーモア・ヒロシマズ、ナガサキズの力が全面戦争を押しとどめたと言えないでございましょうか。
 しかし今、世界は米ソ両超大国を先頭に、全人類と世界を数回にわたって死滅させる核ミサイルが存在をいたしております。このオーバーキル、過剰殺りくの中で、世界の軍事費は二百兆円を超え、核軍拡競争はとどまるところを知らず、まさに核戦争三分前と言われる危険きわまりない情勢に直面をいたしております。また、イラン・イラク戦争など、今もなお二十余カ所で局地戦争の火種が燃え続けております。
 幸い政府も、初めて国の手で、唯一の被爆国日本のあかしとして、来年の被爆四十周年を期して原爆被災白書をつくる旨国民に約束をされました。唯一の被爆国日本のこの白書が核の廃絶から核の軍縮へ前進する大きなてことなるよう、そうしてヘーグの陸戦法規等の古典的戦時国際法を乗り越えて、核の使用を犯罪として禁止する新たな国際法秩序の確立、そうして今日の反核平和の礎となられた被爆者に対する国の補償が実りあるものとなるように心よりこいねがうものでございます。
 私は、この栄誉を機会に、革命的ともいえる高齢化社会における日本の福祉の再構築、国際化と先端技術の革新時代における完全雇用を目指す経済の発展と人間主体の確立、こういう政治課題に挑戦をして、意を新たにして休みなく前進いたしたいと存じます。(拍手)
 何よりも軍縮、平和と議会政治を守るためには、その裏づけとしてのきれいで公平な政治が実現されなければなりません。自粛自戒いたしまして、毀誉褒貶を乗り越えて、政治倫理確立のために全霊を捧げて我が所信を貫く決意でございます。
 各位の一層の御指導を賜りますように心から念じつつ、お礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
     ――――◇―――――
 裁判官訴追委員辞職の件
#7
○議長(福永健司君) お諮りいたします。
 裁判官訴追委員高鳥修君及び保岡興治君から、訴追委員を辞職いたしたいとの申し出があります。右申し出を許可するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○議長(福永健司君) 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。
     ――――◇―――――
 裁判官訴追委員及び同予備員の選挙
 国土開発幹線自動車道建設審議会委員の選挙
 北海道開発審議会委員の選挙
 国土審議会委員の選挙
 鉄道建設審議会委員の選挙
#9
○議長(福永健司君) つきましては、裁判官訴追委員の選挙を行うのでありますが、他に裁判官訴追委員の予備員、国土開発幹線自動車道建設審議会委員、北海道開発審議会委員、国土審議会委員及び鉄道建設審議会委員に欠員がありますので、この際、あわせてその選挙を行います。
#10
○長野祐也君 各種委員等の選挙は、いずれもその手続を省略して、議長において指名せられ、裁判官訴追委員の予備員の職務を行う順序については、議長において定められんことを望みます。
#11
○議長(福永健司君) 長野祐也君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし]と呼ぶ者あり〕
#12
○議長(福永健司君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。
 議長は、裁判官訴追委員に
      山本 幸雄君 及び 住  栄作君を指名いたします。
 また、裁判官訴追委員の予備員に亀井静香君を指名いたします。
 なお、予備員の職務を行う順序は第二順位といたします。
 次に、国土開発幹線自動車道建設審議会委員に
      宮澤 喜一君 及び 佐藤  隆君を指名いたします。
 次に、北海道開発審議会委員に
      渡辺 省一君 及び 町村 信孝君を指名いたします。
 次に、国土審議会委員に渡辺三郎君を指名いたします。
 次に、鉄道建設審議会委員に宮澤喜一君を指名いたします。
     ――――◇―――――
 日程第一 日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合に
  おける漁業の分野の相互の関係に関する協定の締結について承認を求めるの件
#13
○議長(福永健司君) 日程第一、日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。外務委員長愛野興一郎君。
    ―――――――――――――
 日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定の締結について承認を求めるの件及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔愛野興一郎君登壇〕
#14
○愛野興一郎君 ただいま議題となりました日ソ地先沖合漁業協定について、外務委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 ソ連邦の二百海里水域における我が国の漁船による漁獲及び我が国の二百海里水域におけるソ連邦の漁船による漁獲は、従来、それぞれ昭和五十二年に締結されたいわゆる日ソ漁業暫定協定及びソ日漁業暫定協定に基づいて行われ、昭和五十二年以来、毎年末にそれぞれ議定書を締結して、その有効期間を一年ずつ延長してまいりました。
 政府は、日ソ間の漁業関係をより安定したものとするため、かねてよりこれらの協定の有効期間の長期化をソ連邦側に提案しておりましたが、ソ連邦側から、国連海洋法条約の採択、経済水域に関するソ連邦最高会議幹部会令の採択等新たな状況を踏まえ、これらの協定にかわる新たな協定を締結する用意があるとの意向が示されたため、これを受けて政府は、本年十一月五日から東京において交渉を行ってまいりました結果、合意を見るに至りましたので、十二月七日東京において本協定の署名が行われました。
 本協定は、日ソ漁業暫定協定及びソ日漁業暫定協定を一本化したものでありまして、両国政府が自国の二百海里水域における他方の国の漁船による漁獲を許可すること、日ソ漁業委員会を設置し、同委員会において協議の後、両国政府は漁獲割り当て量、操業条件等の決定を毎年行うこと、そのほか、許可証の発給、申請及び料金の徴収、漁船の取り締まり及び生物資源の保存、最適利用についての協力等について規定しており、また、この協定のいかなる規定も、海洋法の諸問題及び相互の関係における諸問題についての両国政府の立場または見解を害するものとみなしてはならない旨定めております。
 なお、本協定の有効期間は、昭和六十二年十二月三十一日までの三年間とされ、その後は、いずれか一方の政府がこの協定の有効期間の満了の日の六カ月前までにこの協定を終了させる意思を通告しない限り、順次一年間延長されることになっております。
 本件は、十二月十一日外務委員会に付託され、昨十二日安倍外務大臣から提案理由の説明を聴取し、質疑を行い、引き続き採決を行いました結果、全会一致をもって承認すべきものと議決した次第であります。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#15
○議長(福永健司君) 採決いたします。
 本件は委員長報告のとおり承認するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○議長(福永健司君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり承認するに決しました。
     ――――◇―――――
#17
○議長(福永健司君) 本日は、これにて散会いたします。
   午後零時十九分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト