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1983/09/27 第100回国会 参議院 参議院会議録情報 第100回国会 社会労働委員会 第1号
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1983/09/27 第100回国会 参議院

参議院会議録情報 第100回国会 社会労働委員会 第1号

#1
第100回国会 社会労働委員会 第1号
昭和五十八年九月二十七日(火曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員氏名
    委員長         石本  茂君
    理 事         大坪健一郎君
    理 事         田中 正巳君
    理 事         浜本 万三君
    理 事         中野 鉄造君
                遠藤 政夫君
                大浜 方栄君
                金丸 三郎君
                斎藤 十朗君
                関口 恵造君
                曽根田郁夫君
                田代由紀男君
                村上 正邦君
                森下  泰君
                糸久八重子君
                本岡 昭次君
                和田 静夫君
                中西 珠子君
                山中 郁子君
                藤井 恒男君
                前島英三郎君
    ─────────────
   委員の異動
 九月二十六日
    辞任         補欠選任
     斎藤 十朗君     佐々木 満君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         石本  茂君
    理 事
                大坪健一郎君
                佐々木 満君
                浜本 万三君
                中野 鉄造君
    委 員
                遠藤 政夫君
                大浜 方栄君
                関口 恵造君
                曽根田郁夫君
                田代由紀男君
                田中 正巳君
                村上 正邦君
                糸久八重子君
                和田 静夫君
                中西 珠子君
                山中 郁子君
                前島英三郎君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        今藤 省三君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○理事の辞任及び補欠選任の件
○調査承認要求に関する件
○社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査
 (派遣委員の報告)
    ─────────────
#2
○委員長(石本茂君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
 まず、委員の異動につきまして御報告をいたします。
 昨二十六日、斎藤十朗君が委員を辞任され、その補欠として佐々木満君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(石本茂君) 次に、理事の辞任についてお諮りをいたします。
 田中正巳君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○委員長(石本茂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例によりまして、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(石本茂君) 御異議がないと認めます。
 それでは、理事に佐々木満君を指名いたします。(拍手)
    ─────────────
#6
○委員長(石本茂君) 次に、調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
 本委員会は、今期国会におきましても、社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を行うこととし、これら二件の調査承認要求書を議長に提出したいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(石本茂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○委員長(石本茂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#9
○委員長(石本茂君) 次に、社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を議題とし、派遣委員の報告を聴取いたします。大坪健一郎君。
#10
○大坪健一郎君 去る八月三十日から九月一日までの三日間、石本茂委員長、浜本万三理事、中野鉄造理事、関口恵造委員、対馬孝且委員、小笠原貞子委員、藤井恒男委員と私大坪健一郎の八名は、最近の雇用失業情勢と老人保健法施行状況等について実情調査のため、北海道に行ってまいりました。
 以下、調査結果の概要を御報告いたします。
 まず、労働関係でありますが、道内経済は機械鉄工関係の一部等で明るい面がありますけれども、全体として停滞ぎみに推移しており、六、七月と企業倒産の増加も見られ、七月の有効求人倍率が昨年より減少し、特に水産物、アスパラ等の加工員の求人が大幅に減少するなど厳しい雇用情勢にあります。また、鉄鋼・合板製造等構造不況業種からの離職者も相次ぎ、十一の特定不況地域は、江別で有効求人倍率〇・〇六であるなど深刻な状況にあります。その対策として、雇用関係給付金の活用、特別求人開拓、援護制度の活用、地域雇用開発推進事業等が展開されています。
 高年齢者、障害者の実雇用率は全国に比べ高くなっておりますが、高年齢者の法定雇用率未達成企業の割合は全国を上回っております。雇用環境が厳しさを増している中高年齢者、障害者への対策として、企業への雇用率達成指導の強化、定年延長機運の醸成、助成金の活用促進等が推進されております。
 北海道の季節労働者は約三十万人で、冬季には約二十七万人が失業を余儀なくされており、居住地を離れ道内外に就労する出稼ぎ労働者は約五万人であります。その雇用と生活の安定のために、通年雇用を基本方向として、職業訓練、冬季にお
ける就労の場の確保、援護対策等が講じられております。
 次に、老人保健関係でありますが、七十歳以上人口が総人口に占める割合は全国レベルを下回っておりますが、国民健康保険への七十歳以上の加入割合は全国と同程度であります。また、老人医療費の実態を国民健康保険を例に見ますると、一人当たり療養諸費、診療費が全国水準を大幅に上回り、老人病院は、特例許可四十七、特例許可外七、知事認定による特例許可外除外病院六十二となっており、全病院数に対する割合も全国平均を上回っております。医療従事者数を人口十万対で見ますると、看護婦、保健婦が全国を上回り、医師、理学療法士、作業療法士は下回る状況にあります。
 道内全市町村の五四%が六十九歳以下に対象年齢を引き下げて医療給付事業を実施しております。
 また、保健事業についてはすべての市町村が実施を予定しておりますが、機能訓練については一部市町村でしか実施を予定しておりません。道は、実施計画作成、要員確保等体制整備の指導や保健所の検診機器整備等を進めていく方針であります。道においては、保健所五十四カ所、市町村保健センター七カ所等があり、保健センターは六十二年までに二十四カ所整備する予定であります。
 なお、道は、老人の医療と福祉の連携に関する検討や老人の診療実態に関する調査等も行うことにしております。
 僻地医療対策としては、十六の地域センター病院が僻地中核病院の機能を果たしており、心電図電送解析システムは離島等の道立診療所にも及んでおります。また、離島等の緊急患者の搬送は、道警、自衛隊、海上保安庁のヘリコプターが行っており、僻地勤務医等を確保するために各種事業が実施されております。
 北海道からは、シルバー人材センターへの助成制度の充実、公共事業の追加補正等による季節労働者の就労確保、道東地域への国立医科大学の設置、公的病院への国庫補助制度の拡充等が、また、夕張市等からは、特に切実な問題として北炭夕張新炭鉱離職者の就職促進・雇用確保対策等が要望されました。
 次に、視察した施設の概要を申し上げます。
 道立札幌女子高等職業訓練校は、道婦人行動計画等の趣旨を受けて開設され、訓練期間一年の養成訓練として、写真植字、トレース、販売管理、経理事務の四科があり、各科定員三十人で、在校中または将来取得できる免許資格があります。入校者は新規学卒者、転職者が多く、高卒者や三十歳以下の者がほとんどで、訓練終了後は関連業種等へ就職しております。その他ウタリや母子家庭の母及び季節労働者等を対象とする施設外の能力再開発訓練や現職労働者のための短期の向上訓練も行われております。
 札幌山の手リハビリセンターは、北湯沢リハビリセンターの経験と実績をもとに、都市におけるリハビリの充実を目指して開設され、重度身体障害者更生援護施設と診療所を併有しております。在宅障害者のために通所部門を設け、難病のリハビリにも取り組むほか、地域とのかかわり合いを重視し、ボランティアの導入、入浴サービス、緊急一時保護、リハビリ講座開設等を行っております。
 個人病院である西円山病院は、札幌郊外の緑に恵まれた高台にあり、七百四十八床の内科と歯科を有し、X線CTスキャナー、リハビリ施設、特別入浴設備等を備えた老人特例許可病院であります。入院患者の八割以上を七十歳以上の老人が占め、脳血管疾患、老人性痴呆の患者が七割を占めており、重度の寝たきり老人、痴呆患者の看護には、現在の特例許可病院の看護婦、介助者の定数以上の者を必要とするなどの実情が訴えられました。
 特別養護老人ホーム西円山敬樹園は、昨年開園したばかりで、西円山病院が協力病院となっております。収容者は九十八人で、各室への電話設置、趣味のクラブ活動、園内新聞発行等、工夫のある運営がなされております。
 苫小牧市保健センターは、市民が人間環境都市にふさわしく快適な生活を営むため、疾病の予防・早期発見、健康増進を図り、夜間急病センターの併設により救急医療に対応し地域包括医療の展開を期することを目的としており、自動間診装置、自動身長体重計等自動計測器等を備えております。健康相談、衛生教育、各種検診等を実施するほか、短期人間ドックもあります。心電図自動解析センターでは、コンピューターと道内の医療機関の端末装置を電話回線で結び心電図電送解析サービスを行っております。
 以上が調査の概要でありますが、北海道、夕張市等からの要望事項の会議録末尾掲載方を委員長においてお取り計らいくださいますようお願いいたしまして報告を終わります。
#11
○委員長(石本茂君) 以上をもちまして派遣委員の報告は終了いたしました。
 なお、大坪君の報告中に御要望のありました道当局などからの要望事項等を本日の会議録の末尾に掲載することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○委員長(石本茂君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時十一分散会
ソース: 国立国会図書館
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