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1982/05/25 第98回国会 参議院 参議院会議録情報 第098回国会 農林水産委員会 第13号
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1982/05/25 第98回国会 参議院

参議院会議録情報 第098回国会 農林水産委員会 第13号

#1
第098回国会 農林水産委員会 第13号
昭和五十八年五月二十五日(水曜日)
   午前十一時四十五分開会
    ─────────────
   委員の異動
 五月十七日
    辞任         補欠選任
     梶木 又三君     中村 禎二君
 五月十八日
    辞任         補欠選任
     宮澤  弘君     遠藤 政夫君
     小山 一平君     村沢  牧君
     対馬 孝且君     坂倉 藤吾君
     広田 幸一君     瀬谷 英行君
 五月十九日
    辞任         補欠選任
     遠藤 政夫君     北  修二君
     瀬谷 英行君     山田  譲君
 五月二十日
    辞任         補欠選任
     山田  譲君     瀬谷 英行君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         下条進一郎君
    理 事
                岡部 三郎君
                坂元 親男君
                高木 正明君
                川村 清一君
                鶴岡  洋君
    委 員
                熊谷太三郎君
                古賀雷四郎君
                田原 武雄君
                中村 禎二君
                初村滝一郎君
                瀬谷 英行君
                村沢  牧君
                中野  明君
                下田 京子君
                伊藤 郁男君
   国務大臣
       農林水産大臣   金子 岩三君
   政府委員
       農林水産大臣官
       房長       角道 謙一君
       水産庁長官    松浦  昭君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        安達  正君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○食糧管理特別会計予算の充実・確保と米価審議会委員構成の民主的改組に関する請願(第八九号)
○農畜産物貿易自由化阻止に関する請願(第九〇号)
○農産物の輸入自由化・枠拡大阻止並びに農業基本政策の確立に関する請願(第一六八号)
○森林造成維持費用応益分担制度の確立に関する請願(第一九三号)
○牛の生産事故に対する共済制度化に関する請願(第一九四号)
○長野営林局の存置に関する請願(第一九五号)
○蚕糸業の振興に関する請願(第二二五号)
○地域農業の再建と食糧自給率向上を図り農業改良普及事業等の充実強化に関する請願(第三三二号外三件)
○漁港の整備促進等に関する請願(第四七七号)
○農畜産物輸入自由化・枠拡大阻止に関する請願(第一七九一号)
○土地改良区の総代選挙制度の改正に関する請願(第一七九二号)
○蚕糸業振興に関する請願(第二一八六号)
○畜産経営の安定と拡充強化に関する請願(第二一九八号)
○加工原料乳保証価格の引上げ等に関する請願(第二二四二号)
○自主流通米助成制度の堅持に関する請願(第二二四三号)
○昭和五十八年度畜産物の価格安定対策及び畜産経営の強化等に関する請願(第二二六一号)
○農林水産政策に関する調査
 (資源管理型漁業の確立に関する決議)
○継続調査要求に関する件
    ─────────────
#2
○委員長(下条進一郎君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 去る十八日、宮澤弘君、小山一平君、広田幸一君、対馬孝且君が委員を辞任され、その補欠として遠藤政夫君、村沢牧君、瀬谷英行君、坂倉藤吾君が選任されました。
 また、十九日、遠藤政夫君が委員を辞任され、その補欠として北修二君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(下条進一郎君) これより請願の審査を行います。
 第八九号 食糧管理特別会計予算の充実・確保と米価審議会委員構成の民主的改組に関する請願外十八件を議題といたします。
 これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第九〇号 農畜産物貿易自由化阻止に関する請願外八件は議院の会議に付するを要するものにして内閣に送付するを要するものとし、第八九号 食糧管理特別会計予算の充実・確保と米価審議会委員構成の民主的改組に関する請願外九件は保留とすることに意見が一致いたしました。
 以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○委員長(下条進一郎君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(下条進一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#6
○委員長(下条進一郎君) 農林水産政策に関する調査を議題といたします。
 この際、便宜私から各派共同提案による資源管理型漁業の確立に関する決議案を提出いたします。
 案文を朗読いたします。
    資源管理型漁業の確立に関する決議(案)
  我が国漁業を取り巻く情勢は、埋立て、公害等による沿岸漁場の喪失など高度経済成長期の悪影響に加えて、二百海里体制の定着による海外漁場での規制の強化、資源量と漁獲努力との不均衡の拡大、長期にわたった燃油価格の高騰、水産物生産者価格の低迷など極めて厳しいものがあり、これが対策として、資源管理型漁業への移行が緊急を要する国民的課題となっている。
  よって政府は、漁業を食料産業として明確に位置づけるとともに、水産たん白質食料の供給における我が国二百海里水域内での生産の重要性を十分に認識し、漁場環境の整備、漁場利用の適正化、外国漁船の操業の秩序化、資源調査に係る科学的手法の開発とこれによる資源の的確な把握、水産資源保護法の効果的運用による資源の保護・育成、漁獲努力の適正化等の漁業管理体制の充実、栽培漁業の積極的展開、沿岸・沖合漁業における共同化・協業化の促進などに努め、これらの成果を見極めつつ現行漁業制度の見直しを図り、もって、資源管理型漁業の確立を期すべきである。
  右決議する。
 本決議案を本委員会の決議とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(下条進一郎君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 ただいまの決議に対し、金子農林水産大臣から発言を求められておりますので、これを許します。金子農林水産大臣。
#8
○国務大臣(金子岩三君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努めてまいりたいと存じます。
    ─────────────
#9
○委員長(下条進一郎君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
 農林水産政策に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○委員長(下条進一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#11
○委員長(下条進一郎君) これにて本通常国会における農林水産委員会の議事を終わりますが、この際、一言ごあいさつ申し上げます。
 不肖私が委員長に就任いたしまして約六カ月、この間、委員の皆様方には、直接、間接に委員会の運営に御協力を賜りまして心から感謝をしておるところでございます。
 おかげをもちまして大過なくその席を汚し得たことをこの機会をかりて心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。
 また、通常選挙を控え、長い間、本委員会の委員として御活躍を賜りました川村清一君、田原武雄君、中村禎二君、三浦八水君には、今国会をもって退任されるやに承っております。長年にわたりこの方々が国政に尽くされました御功績はまことに顕著なるものがあると存じます。
 ここに、委員一同を代表いたしまして、厚く感謝の意を表しますとともに、今後の御健勝と御活躍を心からお祈り申し上げてごあいさつとする次第であります。
 ありがとうございました。(拍手)
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十一時五十分散会
ソース: 国立国会図書館
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