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1982/05/12 第98回国会 参議院 参議院会議録情報 第098回国会 内閣委員会 第10号
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1982/05/12 第98回国会 参議院

参議院会議録情報 第098回国会 内閣委員会 第10号

#1
第098回国会 内閣委員会 第10号
昭和五十八年五月十二日(木曜日)
   午前十時一分開会
    ─────────────
   委員の異動
 五月十日
    辞任         補欠選任
     小西 博行君     柳澤 錬造君
 五月十一日
    辞任         補欠選任
     桧垣徳太郎君     園田 清充君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         坂野 重信君
    理 事
                板垣  正君
                大島 友治君
                山崎  昇君
    委 員
                岡田  広君
                源田  実君
                竹内  潔君
                林  ゆう君
                堀江 正夫君
                勝又 武一君
                野田  哲君
                小平 芳平君
                安武 洋子君
                秦   豊君
   国務大臣
       国 務 大 臣
       (行政管理庁長
       官)       齋藤 邦吉君
   政府委員
       行政管理庁長官
       官房総務審議官  竹村  晟君
       行政管理庁行政
       管理局長     門田 英郎君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        林  利雄君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○臨時行政改革推進審議会設置法案(内閣提出、衆議院送付)
    ─────────────
#2
○委員長(坂野重信君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
 臨時行政改革推進審議会設置法案を議題といたします。
 まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。齋藤行政管理庁長官。
#3
○国務大臣(齋藤邦吉君) ただいま議題となりました臨時行政改革推進審議会設置法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
 申すまでもなく、行政改革は、厳しい内外の環境のもとにおいて、当面する国政上の最重要課題の一つであり、わが国の将来への明るい展望を開くために避けて通ることのできない国民的課題であります。このため、政府は臨時行政調査会からの累次にわたる答申を踏まえて、政府としての諸般の改革方策を着実に推進しつつあるところであります。
 臨時行政調査会は、去る三月十五日をもって存置期限を迎え、解散したところでありますが、これに先立ち、二月二十八日に提出された「行政改革に関する第四次答申」において、臨時行政調査会の任務終了後における行政改革の推進体制のあり方として、学識経験者若干名をもって構成する調査審議機関の設置の必要性を提言しているところであります。
 もとより、臨時行政調査会の累次にわたる答申を踏まえつつ、行政改革を具体的に実施することは政府みずからの責務でありますが、この国民的課題である行政改革を推進するに当たって、各界有識者の御意見を聴取しつつ諸施策を立案、実施することはきわめて重要かつ有益であると考える次第であります。
 このため、政府といたしましては、今般、臨時行政調査会の第四次答申を最大限に尊重する旨の基本的対処方針を決定し、この方針を踏まえて総理府に臨時行政改革推進審議会を設置することとし、ここにこの法律案を提出した次第であります。
 次に、法律案の概要について御説明申し上げます。
 臨時行政改革推進審議会は、臨時行政調査会の行った行政改革に関する答申を受けて講ぜられる行政制度及び行政運営の改善に関する施策に係る重要事項について調査審議し、その結果に基づいて内閣総理大臣に意見を述べるほか、内閣総理大臣の諮問に応じて答申することを任務としており、審議会の意見または答申については、内閣総理大臣はこれを尊重しなければならないこととしております。
 審議会は、行政の改善問題に関してすぐれた識見を有する者のうちから、両議院の同意を得て内閣総理大臣が任命する委員七人をもって構成することとし、また、審議会の調査事務その他の事務を処理させるための事務局を置くこととしております。
 また、審議会は、行政機関の長等に対して資料の提出、意見の開陳、説明その他の必要な協力を求めることができることとしているほか、特に必要があると認めるときは、みずからその運営状況を調査することができることとしております。
 なお、審議会は臨時の機関として設置されるものであり、政令で定める本法律の施行期日から起算して三年を経過した日に廃止されることとしております。
 このほか、関係法律について所要の改正を行うこととしております。
 以上がこの法律案の提案理由及びその内容の概要であります。
 何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願いいたします。
#4
○委員長(坂野重信君) 本案に対する質疑は後日行うこととし、本日はこれにて散会いたします。
   午前十時五分散会
ソース: 国立国会図書館
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