1982/05/25 第98回国会 衆議院
衆議院会議録情報 第098回国会 議院運営委員会 第25号
#1
第098回国会 議院運営委員会 第25号昭和五十八年五月二十五日(水曜日)
午後零時九分開議
出席委員
委員長 山村新治郎君
理事 瓦 力君 理事 山崎 拓君
理事 北川 石松君 理事 鹿野 道彦君
理事 小里 貞利君 理事 広瀬 秀吉君
理事 渡辺 三郎君 理事 山田 太郎君
理事 西田 八郎君
狩野 明男君 北村 義和君
熊川 次男君 古賀 誠君
近藤 元次君 高橋 辰夫君
中村正三郎君 野上 徹君
保利 耕輔君 川本 敏美君
清水 勇君 東中 光雄君
甘利 正君
委員外の出席者
議 長 福田 一君
副 議 長 岡田 春夫君
議 員 広瀬 秀吉君
議 員 山田 太郎君
議 員 西田 八郎君
議 員 東中 光雄君
議 員 甘利 正君
事 務 総 長 弥富啓之助君
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委員の異動
五月二十五日
辞任 補欠選任
北口 博君 熊川 次男君
桜井 新君 中村正三郎君
同日
辞任 補欠選任
熊川 次男君 北口 博君
中村正三郎君 桜井 新君
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本日の会議に付した案件
議員佐藤孝行君の議員辞職勧告に関する決議案(広瀬秀吉君外五名提出、第九十六回国会決議第五号)
議員田中角榮君の議員辞職勧告に関する決議案(田邊誠君外九名提出、決議第三号)
議員田口一男君逝去につき追悼演説の件
本日の本会議の議事等に関する件
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#2
○山村委員長 これより会議を開きます。まず、広瀬秀吉君外五名提出の議員佐藤孝行君の議員辞職勧告に関する決議案及び田邊誠君外九名提出の議員田中角榮君の議員辞職勧告に関する決議案の両案を議題とし、審査を進めます。
つきましては、広瀬秀吉君外五名提出の議員佐藤孝行君の議員辞職勧告に関する決議案の趣旨説明は、第九十六回国会においてすでに聴取いたしておりますので、この際、省略いたしたいと存じます。
渡辺三郎君から発言の申し出がありますので、これを許します。渡辺三郎君。
#3
○渡辺(三)委員 この際、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党及び新自由クラブ・民主連合を代表して、動議を提出いたします。ただいま議題となりました議員佐藤孝行君の議員辞職勧告に関する決議案は、第九十六回国会、昨年七月六日に提出され、二日間にわたり審議され、以来今日まで継続審査となっているものであります。
また、同じく議員田中角榮君の議員辞職勧告に関する決議案は、去る二月九日提出され、四日間、延べ約五時間にわたって審議を重ねてきたものであります。
決議案の審議といたしましては、参考人を招致し、意見を聴取するなど、異例とも言える慎重な審議を行ってきたものでありまして、自由民主党の諸君が疑問としている問題点につきましては、十分審議を行い、すべて解明し尽くしております。
よって、直ちに両決議案に対する質疑を終局し、討論、採決に付すべきものであるとの動議を提出いたすものであります。(「賛成」「反対」と呼び、その他発言する者あり)
#4
○山村委員長 北川石松君から発言の申し出がありますので、これを許します。北川石松君。#5
○北川委員 私は、ただいま動議を提出されましたことに対しまして、自由民主党を代表いたしまして意見を申し述べます。わが党は、かねてから、両決議案については、国会議員の身分にかかわる憲法上重大な問題があり、しかも、本院においてはいまだかつて例のない問題であることにかんがみ、十分慎重に審議を行うべきであると主張してまいりました。われわれとしては、いまだ十分に解明されていない疑義を明らかにするため、両決議案についてはさらに質疑を続行しなければならないと思います。
このような審査状況の中におきまして、ただいま提出者側から、両決議案について質疑を打ち切り、直ちに採決すべきであるとの動議が提出されました。気持ちはわかりますが、事は重大でありまして、まことに遺憾にたえません。
われわれは、国会議員の身分にかかわる憲法上の重大な問題について、この際、悔いや汚点を残すようなことのないよう、十分慎重に審議を尽くすべきであると思います。国会議員といたしましては、国民の信頼を失ってはなりませんし、またみずから自省自戒をし、十分に国民の負託にこたえなくてはならないと思います。
ここに、両決議案につきましてはさらに質疑を続行すべきであるとの意見を表明いたします。
以上であります。
#6
○山村委員長 ただいま渡辺君から、両決議案に対する質疑を終局し、直ちに討論、採決を行うべしとの動議が提出されました。この際、渡辺君提出の動議について採決いたします。
本動議に賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
#7
○山村委員長 挙手少数。よって、渡辺君提出の動議は否決されました。それでは、両決議案の取り扱いにつきましては、理事会において協議いたします。
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#8
○山村委員長 次に、議員田口一男君逝去の件についてでありますが、去る一日、三重県第一区選出議員田口一男君が逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表します。
田口君に対する追悼演説は、本日の本会議において行うこととし、演説者は、自由民主党の木村俊夫君にお願いいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○山村委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。なお、田口君に対する弔詞につきましては、お手元に配付いたしてあります弔詞を、理事各位の御了承を得まして、葬儀当日、議長から贈呈していただきましたので、御了承願います。
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衆議院は 多年憲政のために尽力された議員田口一男君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます
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#10
○山村委員長 また、同君に対する弔詞は、本日の本会議において、議長から贈呈の報告があり、弔詞を朗読されることになります。その際、議員の方は御起立を願うことになっております。
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#11
○山村委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。#12
○弥富事務総長 まず最初に、故議員田口一男さんに対する弔詞贈呈の報告がございまして、議長が弔詞を朗読されます。次いで木村俊夫さんの追悼演説がございます。次に、日程第一、日程第二及び日程第三を一括して、古屋決算委員長の報告がございます。採決は二回に分けて行います。まず日程第一につき採決いたします。社会党、公明党、民社党、共産党及び新自連が反対であります。次いで日程第二及び日程第三の両件を一括して採決いたします。社会党、公明党、民社党、共産党及び新自連が反対であります。
以上でございます。
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議事日程 第二十号
昭和五十八年五月二十五日
午後一時開議
第一 昭和五十四年度一般会計歳入歳出決算
昭和五十四年度特別会計歳入歳出決算
昭和五十四年度国税収納金整理資金受払計算書
昭和五十四年度政府関係機関決算書
第二 昭和五十四年度国有財産増減及び現在額総計算書
第三 昭和五十四年度国有財産無償貸付状況総計算書
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#13
○山村委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。─────────────
#14
○山村委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、明二十六日木曜日は会期最終日でありますので、公報には午前十時と掲載いたします。また、同日午前九時三十分理事会、午前九時五十分委員会と掲載いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後零時十六分散会