1982/04/12 第98回国会 衆議院
衆議院会議録情報 第098回国会 建設委員会 第7号
#1
第098回国会 建設委員会 第7号昭和五十八年四月十二日(火曜日)
午後零時三十五分開議
出席委員
委員長 松永 光君
理事 鴨田利太郎君 理事 住 栄作君
理事 竹中 修一君 理事 村岡 兼造君
理事 小野 信一君 理事 木間 章君
理事 薮仲 義彦君 理事 小沢 貞孝君
池田 行彦君 瓦 力君
桜井 新君 東家 嘉幸君
羽田野忠文君 久保 等君
中村 茂君 瀬崎 博義君
中島 武敏君 甘利 正君
出席国務大臣
建 設 大 臣 内海 英男君
出席政府委員
建設大臣官房長 豊蔵 一君
建設省住宅局長 松谷蒼一郎君
建設省住宅局参
事官 吉沢 奎介君
委員外の出席者
建設委員会調査
室長 升本 達夫君
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四月六日
重度障害者に対する建設行政改善に関する請願(部谷孝之君紹介)(第二一七〇号)
同(野坂浩賢君紹介)(第二一七一号)
は本委員会に付託された。
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三月三十日
中国横断自動車道の建設整備の促進に関する陳情書(中国五県議会正副議長会議代表島根県議会議長名越隆正外四名)(第一五〇号)
九州縦貫自動車道の早期完成に関する陳情書(九州各県議会議長会会長宮崎県議会議長宇都逸郎)(第一五一号)
九州横断自動車道建設促進に関する陳情書(長崎市興善町六の二四長崎県町村議会議長会会長松原勝)(第一五二号)
四国開発幹線自動車道の建設促進に関する陳情書(四国四県議会正副議長会議代表愛媛県議会議長井上務外三名)(第一五三号)
東九州高速自動車道計画の早期策定に関する陳情書(九州各県議会議長会会長宮崎県議会議長宇都逸郎)(第一五四号)
国道三八二号における厳原町から美津島町鶏知間のバイパス建設促進等に関する陳情書(長崎市興善町六の二四長崎県町村議会議長会会長松原勝)(第一五五号)
国道二〇四号の整備促進に関する陳情書(長崎市興善町六の二四長崎県町村議会議長会会長松原勝)(第一五六号)
四国地域に対する公共事業費の重点投資に関する陳情書(四国四県議会正副議長会議代表愛媛県議会議長井上務外三名)(第一五七号)
四国地方の一般国道バイパスの建設促進に関する陳情書(四国四県議会正副議長会議代表愛媛県議会議長井上務外三名)(第一五八号)
長崎県愛野町北側バイパス新設に関する陳情書(長崎市興善町六の二四長崎県町村議会議長会会長松原勝)(第一五九号)
里道・水路等法定外公共物の管理責任の明確化及び財源措置に関する陳情書(九州各県議会議長会会長宮崎県議会議長宇都逸郎)(第一六〇号)
中国地方における流域下水道整備事業の促進に関する陳情書(中国五県議会正副議長会議代表島根県議会議長名越隆正外四名)(第一六一号)
土石流等防止対策の推進に関する陳情書(関東甲信越一都九県議会議長会代表東京都議会議長菅沼元治外九名)(第一六二号)
水資源対策に関する陳情書(関東甲信越一都九県議会議長会代表東京都議会議長菅沼元治外九名)(第一六三号)
都市の緑化促進に関する陳情書(十都道府県議会議長会代表広島県議会議長木曽初行外九名)(第一六四号)
南関東地域における大規模地震対策の推進に関する陳情書(関東甲信越一都九県議会議長会代表東京都議会議長菅沼元治外九名)(第一六五号)
長崎県における鷹島大橋架橋の早期実現に関する陳情書(長崎市興善町六の二四長崎県町村議会議長会会長松原勝)(第一六六号)
長崎県における離島の漁港及び港湾整備予算の増額に関する陳情書(長崎市興善町六の二四長崎県町村議会議長会会長松原勝)(第一六七号)
長崎県における離島の道路整備予算の増額に関する陳情書(長崎市興善町六の二四長崎県町村議会議長会会長松原勝)(第一六八号)
対馬における上対馬町から豊玉町間等の早期開通に関する陳情書(長崎市興善町六の二四長崎県町村議会議長会会長松原勝)(第一六九号)
は本委員会に参考送付された。
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本日の会議に付した案件
住宅に関する件(住宅・都市整備公団の家賃の変更申請に関する問題)
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#2
○松永委員長 これより会議を開きます。住宅に関する件について調査を進めます。
住宅・都市整備公団の家賃の変更申請に関する問題については、去る三月二十五日の本委員会における論議を踏まえ、先般の理事会において協議をいたしました結果、本日、次のとおりまとまりました。
よって、委員長から理事会の申し合わせに沿って政府に要望いたします。
一 政府は、住宅に困窮する勤労者に対し、良質な公共賃貸住宅の供給と高家賃の引下げに努めるとともに、住宅基本法の制定と家賃体系の確立を図ること。その間、公団の現行家賃制度を逸脱しないこと。
二 政府及び公団は、長期未利用地及び空き家、民賃住宅の償還延滞等を解消し、公団の経営改善を速やかに図ること。
三 公団は、今後の家賃の改定について、適切な手続きに基づく必要なルール作りを行い、改定が公正かつ円滑に行われるよう配慮すること。
四 公団は、既存住宅の居住性の向上を図るため、入居者と日常的に意思の疎通を図り、基準を定め、修繕及び環境改善を促進するとともに、値上げ増収分については、極力修繕等の促進に使用すること。
五 敷金の追加徴収については、過去の経緯等をふまえ、取り止めること。
六 値上げに際しては、激変緩和の措置を講ずるとともに、生活保護世帯及びこれに準ずる老人、母子、身障者世帯で生活に困窮する世帯に対する特別措置について特段の配慮を行うこと。
七 公団は、家賃の改定の周知徹底と相互理解を深めるため、入居者に対し積極的な努力を行うこと。
八 建設大臣は、公団と入居者との間の係争中の問題について、早期に解決を図るよう努力すること。
九 建設大臣は、値上げ実施時期については、延期すること。
以上であります。
建設大臣は、申請の承認に当たり、右の事項について十分留意の上、対処せられんことを望むものであります。
#3
○内海国務大臣 公団住宅家賃の改定につきましては、本年三月十八日、公団から申請が提出されて以来、各方面の御意見を伺いつつ、慎重に検討を重ねているところでございます。ただいま建設委員長からこの件に関し御要望がありましたが、私といたしましては、御要望の趣旨を十分尊重するとともに、委員会における御意見を参考とさせていただき、最終的な判断を行いたいと考えております。
#4
○松永委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。午後零時三十八分散会