1982/02/08 第98回国会 衆議院
衆議院会議録情報 第098回国会 大蔵委員会 第1号
#1
第098回国会 大蔵委員会 第1号本国会召集日(昭和五十七年十二月二十八日)(
火曜日)(午前零時現在)における本委員は、次
のとおりである。
委員長 森 喜朗君
理事 大原 一三君 理事 粕谷 茂君
理事 中西 啓介君 理事 中村正三郎君
理事 伊藤 茂君 理事 沢田 広君
理事 鳥居 一雄君 理事 和田 耕作君
麻生 太郎君 今枝 敬雄君
木村武千代君 熊川 次男君
小泉純一郎君 笹山 登生君
椎名 素夫君 塩川正十郎君
白川 勝彦君 平泉 渉君
平沼 赳夫君 藤井 勝志君
毛利 松平君 森 美秀君
森田 一君 柳沢 伯夫君
山崎武三郎君 与謝野 馨君
大島 弘君 佐藤 観樹君
塚田 庄平君 戸田 菊雄君
野口 幸一君 平林 剛君
堀 昌雄君 柴田 弘君
渡部 一郎君 玉置 一弥君
正森 成二君 蓑輪 幸代君
小杉 隆君
─────────────
昭和五十七年十二月二十八日
森喜朗君委員長辞任につき、その補欠として森
美秀君が議院において、委員長に選任された。
──────────────────────
昭和五十八年二月八日(火曜日)
午前九時四十分開議
出席委員
委員長 森 美秀君
理事 大原 一三君 理事 粕谷 茂君
理事 中西 啓介君 理事 中村正三郎君
理事 伊藤 茂君 理事 鳥居 一雄君
理事 米沢 隆君
麻生 太郎君 木村武千代君
熊川 次男君 小泉純一郎君
椎名 素夫君 塩川正十郎君
津島 雄二君 平泉 渉君
藤井 勝志君 森 喜朗君
森田 一君 柳沢 伯夫君
山崎武三郎君 与謝野 馨君
阿部 助哉君 上田 卓三君
塚田 庄平君 堀 昌雄君
武藤 山治君 柴田 弘君
正森 成二君 蓑輪 幸代君
小杉 隆君
出席国務大臣
大 蔵 大 臣 竹下 登君
出席政府委員
大蔵政務次官 塚原 俊平君
大蔵大臣官房審
議官 水野 勝君
大蔵省主税局長 梅澤 節男君
委員外の出席者
農林水産省農蚕
園芸局企画課長 近長 武治君
大蔵委員会調査
室長 大内 宏君
─────────────
委員の異動
昭和五十七年十二月二十八日
辞任 補欠選任
大島 弘君 阿部 助哉君
佐藤 観樹君 上田 卓三君
沢田 広君 武藤 山治君
平林 剛君 広瀬 秀吉君
渡部 一郎君 正木 良明君
昭和五十八年一月二十五日
辞任 補欠選任
和田 耕作君 米沢 隆君
二月一日
辞任 補欠選任
正森 成二君 金子 満広君
同月二日
辞任 補欠選任
金子 満広君 正森 成二君
同月八日
辞任 補欠選任
今枝 敬雄君 津島 雄二君
同日
辞任 補欠選任
津島 雄二君 今枝 敬雄君
同日
理事沢田広君昭和五十七年十二月二十八日委員
辞任につき、その補欠として野口幸一君が理事
に当選した。
同日
理事和田耕作君一月二十五日委員辞任につき、
その補欠として米沢隆君が理事に当選した。
─────────────
昭和五十七年十二月二十八日
所得税の物価調整制度に関する法律案(堀昌雄君外八名提出、第九十六回国会衆法第三号)
昭和五十八年二月七日
造幣局特別会計法の一部を改正する法律案(内閣提出第一一号)
一月二十七日
中小企業の事業用資産相続税制等の改正に関する請願(石原健太郎君紹介)(第六一号)
公立高校用地確保のため筑波移転跡地払い下げ等に関する請願(小杉隆君紹介)(第六二号)
同(飛鳥田一雄君紹介)(第一六二号)
医業税制の確立に関する請願(角屋堅次郎君紹介)(第一一二号)
申告納税制度の改悪反対等に関する請願(角屋堅次郎君紹介)(第一一三号)
同(横山利秋君紹介)(第一六三号)
一兆円所得減税に関する請願(中路雅弘君紹介)(第一二四号)
所得税の課税最低限度額引き上げ等に関する請願(堀昌雄君紹介)(第一二五号)
不公平税制の是正、国民生活擁護の財政再建に関する請願(大原亨君紹介)(第一五七号)
同(岡田利春君紹介)(第一五八号)
同(山本幸一君紹介)(第一五九号)
同(山本政弘君紹介)(第一六〇号)
みなし法人課税制度の期限延長に関する請願(近藤鉄雄君紹介)(第一六一号)
二月五日
大幅減税、申告納税制度改悪反対等に関する請願(枝村要作君紹介)(第二一二号)
南方軍国鉄派遣第四・第五特設鉄道隊軍属の処遇改善に関する請願(藤田義光君紹介)(第二一三号)
同(沢田広君紹介)(第三三六号)
同(新盛辰雄君紹)(第三三七号)
同(中西啓介君紹介)(第三三八号)
同(横山利秋君紹介)(第三三九号)
不公平税制の是正、国民生活擁護の財政再建に関する請願(鈴木強君紹介)(第二一四号)
同(栂野泰二君紹介)(第二一五号)
同(栂野泰二君紹介)(第三〇九号)
同(日野市朗君紹介)(第三一〇号)
同(八木昇君紹介)(第三一一号)
同(吉原米治君紹介)(第三一二号)
公立高校用地確保のため筑波移転跡地払い下げ等に関する請願(飛鳥田一雄君紹介)(第二七一
号)
医業税制の確立に関する請願(横山利秋君紹介)(第二七二号)
みなし法人課税制度の期限延長に関する請願(阿部文男君紹介)(第二七三号)
納税者の記帳義務法制化反対等に関する請願(渡部行雄君紹介)(第三三五号)
は本委員会に付託された。
─────────────
本日の会議に付した案件
理事の補欠選任
国政調査承認要求に関する件
小委員会設置に関する件
昭和五十七年度の水田利用再編奨励補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案起草の件
────◇─────
#2
○森委員長 これより会議を開きます。この際、一言ごあいさつを申し上げます。
私、先般、各位の御推挙を得まして、当委員会の委員長に就任いたしました。
御案内のとおり、行財政の改革は今日政治の喫緊の課題でありますが、とりわけ財政の再建は至上の命題と存じます。このときに当たり、歳入委員会として財政、金融を所管とする本委員会の使命は、いよいよ大なるものがあります。もとより微力の私ではありますが、委員各位の御鞭撻、御協力をいただき、円満かつ公正な委員会運営を図ってまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
────◇─────
#3
○森委員長 まず、理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。先般、理事でありました沢田広君及び和田耕作君が委員を辞任されましたので、理事が二名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○森委員長 御異議なしと認めます。よって、理事に野口 幸一君 及び 米沢 隆君
を指名いたします。
────◇─────
#5
○森委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。国の会計に関する事項
税制に関する事項
関税に関する事項
金融に関する事項
証券取引に関する事項
外国為替に関する事項
国有財産に関する事項
専売事業に関する事項
印刷事業に関する事項
造幣事業に関する事項
の各事項につきまして、今会期中国政に関する調査を行うため、議長に対し、国政調査承認要求を行うこととし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○森委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。────◇─────
#7
○森委員長 次に、小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。理事会において協議いたしましたとおり、それぞれ小委員十六名よりなる
税制及び税の執行に関する小委員会
金融及び証券に関する小委員会
財政制度に関する小委員会
金融機関の週休二日制に関する小委員会
を設置することとし、各小委員及び小委員長は委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○森委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。小委員及び小委員長は、追って指名の上、公報をもってお知らせいたします。
なお、委員異動に伴う小委員及び小委員長の補欠選任並びに小委員及び小委員長の辞任の許可、それに伴う補欠選任につきましては、あらかじめ委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○森委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。────◇─────
#10
○森委員長 昭和五十七年度の水田利用再編奨励補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案起草の件について議事を進めます。本件につきましては、先般来理事会において御協議願い、お手元に配付いたしましたとおりの起草案を得た次第であります。
まず、本起草案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。
本起草案は、昭和五十七年度に政府から交付される水田利用再編奨励補助金について、税制上、次の軽減措置を講ずるものであります。
第一に、個人が交付を受ける同補助金については、一時所得の収入金額とみなすとともに、転作に伴う特別支出費用等は、一時所得の必要経費とみなすことといたしております。
第二に、農業生産法人が交付を受ける同補助金については、圧縮記帳の特例を設け、当該法人が交付を受けた後二年以内に、事業の用に供する固定資産の取得または改良に充てる場合には、圧縮額を損金に算入することといたしております。
なお、本特例措置による国税の減収は約十二億円と見込まれております。
以上が本起草案の趣旨及び内容であります。
─────────────
昭和五十七年度の水田利用再編奨励補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案
〔本号末尾に掲載〕
─────────────
#11
○森委員長 この際、伊藤茂君より発言を求められておりますので、これを許します。伊藤茂君。#12
○伊藤(茂)委員 昨年の本委員会における水田利用再編奨励補助金の課税の特例法案の起草、提出の際、沢田委員から発言があり、私どもの立法による政策効果の実態が十分把握されていないので、政府において実態調査を行い、その結果を当委員会に報告するよう求めましたが、先般その報告がありました。今後における水田利用再編対策奨励補助金に対する課税の特例については、このような実態調査の結果や、税、財政の現況を踏まえるとともに、稲作の将来を展望しながら、今後そのあり方について十分検討すべきであると考えます。
この点につき、委員長の御見解をお伺いしたいと存じます。
#13
○森委員長 ただいまの伊藤委員の御意見については十分理解できますので、今後理事会等において検討することといたしたいと存じます。この際、本起草案は歳入の減少を伴うこととなりますので、衆議院規則第四十八条の二の規定により、内閣において御意見があれば発言を許します。竹下大蔵大臣。
#14
○竹下国務大臣 この法律案につきましては、稲作転換の必要性に顧み、あえて反対をいたしません。#15
○森委員長 お諮りいたします。本起草案を委員会の成案とし、これを委員会提出法律案と決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
#16
○森委員長 起立総員。よって、本案は委員会提出の法律案とすることに決定いたしました。なお、本法律案の提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○森委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。次回は、明九日水曜日委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午前九時四十八分散会