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#1
第096回国会 本会議 第19号
昭和五十七年五月二十八日(金曜日)
   午前十時二分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第十九号
    ―――――――――――――
  昭和五十七年五月二十八日
   午前十時 本会議
    ―――――――――――――
 第一 第二回国際連合軍縮特別総会に関する決
  議案(桧垣徳太郎君外七名発議)(委員会審査
  省略要求事件)
    ━━━━━━━━━━━━━
 〇本日の会議に付した案件
  一、請暇の件
  以下 議事日程のとおり
     ―――――・―――――
#3
○議長(徳永正利君) これより会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。
 井上吉夫君から海外旅行のため来る六月一日から八日間、塩出啓典君から海外旅行のため来る六月一日から十四日間、田英夫君から海外旅行のため来る三十一日から八日間、喜屋武眞榮君から海外旅行のため来る六月二日から十一日間、それぞれ請暇の申し出がございました。
 いずれも許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○議長(徳永正利君) 御異議ないと認めます。
 よって、いずれも許可することに決しました。
     ―――――・―――――
#5
○議長(徳永正利君) 日程第一 第二回国際連合軍縮特別総会に関する決議案(桧垣徳太郎君外七名発議)(委員会審査省略要求事件)
 本案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、これを議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○議長(徳永正利君) 御異議ないと認めます。
 よって、本案を議題といたします。
 まず、発議者の趣旨説明を求めます。桧垣徳太郎君。
    ―――――――――――――
   〔桧垣徳太郎君登壇、拍手〕
#7
○桧垣徳太郎君 ただいま議題となりました自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の四派共同提案に係る第二回国際連合軍縮特別総会に関する決議案につきまして、提案者を代表し、提案の趣旨を御説明いたします。
 まず、案文を朗読いたします。
    第二回国際連合軍縮特別総会に関する決議案
  核軍縮を中心とする世界の軍縮の促進は、恒久の平和を願い非核三原則を国是として堅持する我が国国民の一致した願望であり、真の平和と安全を希求する諸国民の共通した念願でもある。
  かかる諸国民の共通の悲願にもかかわらず、現下の国際情勢は極めて厳しく、核兵器、通常兵器の区別なくはてしない軍備拡張が行われ、特に、限定・全面核戦争を問わず、核兵器は人類の生存に最も深刻な脅威を与えており、広島、長崎の惨禍が再び繰り返されないよう、核兵器の廃絶を求める声が近時世界各地に急速に広がつている。
  このような国際情勢の中で、本年六月第二回国際連合軍縮特別総会が開催され世界的規模で軍縮問題が討議されることは、誠に意義深いものがある。
  この際、本院は、この総会において軍縮を一層促進させるため、政府が左の事項につき誠実に努力するよう要請する。
 一 人類共通の崇嵩な目標である世界の恒久平和と安全に到達するため、被爆国日本国民の悲願である核兵器の廃絶を求め、すべての核兵器保有国に対し全面完全軍縮の一環として、核兵器の製造、実験、貯蔵、使用の禁止をめざし、特に、核兵器が二度と使われることのないよう実効ある国際的措置をとることを強く訴えること。
 二 核兵器拡散防止の緊要性にかんがみ、中国、フランスをはじめとする核兵器不拡散条約未加盟国に対し、同条約への加盟を強く訴えること。
 三 米ソをはじめとするすべての核兵器国に対し、核軍縮を軍縮分野の最優先課題とし、地下核実験を含む核実験全面禁止条約の早期実現を強く訴えるとともに、部分核実験禁止条約未加盟国に対し、同条約への加盟を訴えること。
 四 非核武装地帯構想が、世界の平和の維持に重要な意義を有していることにかんがみ、適切な条件の整つている地域から漸次世界の各地域に非核武装地帯の設置が実現するよう国際的努力をするとともに、同地帯に核保有国による核攻撃が行われない保証をとりつけること。
 五 国際人道法に反する化学兵器等の使用、開発、生産及び貯蔵の禁止並びに廃棄のための国際条約が早期に実現するよう強く訴えること。
 六 際限のない軍備の増強は、現在の国際社会が看過し得ない問題であるため、通常兵器の国際移転の規制、軍事費の削減の必要性を各国に強く訴えるとともに、その結果生じた余力を開発援助を含め広く世界の経済的社会的発展に活用するよう強く訴えること。
  右決議する。
 以上であります。
 核軍縮を中心とする世界の軍縮の促進は、人類共通の念願でありますが、とりわけ、唯一の核兵器被爆国たるわが国は、広島、長崎の惨禍が二度と繰り返されないよう、核兵器の廃絶を心から願い、そのため、みずから非核三原則を国是として堅持してまいったのであります。
 しかるに、世界の現状は、核兵器の分野におきましても、また通常兵器の分野におきましても、果てしない軍備拡張が続けられており、特に核兵器が人類の生存に深刻な脅威を与えていることは、まことに憂慮にたえません。
 このようなときに、第二回国連軍縮特別総会が開催され、全世界的規模で軍縮問題を討議する機会が訪れましたことは、まことに意義深いものがあります。
 政府は、この軍縮特別総会に臨むに当たり、唯一の核兵器被爆国としての立場から、本院の意思を体し、軍縮への主導的役割りを果たすために、最善の努力を払うべきであります。
 以上が本決議案の提案の趣旨であります。何とぞ全員の御賛同をお願いする次第であります。(拍手)
    ―――――――――――――
#8
○議長(徳永正利君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#9
○議長(徳永正利君) 総員起立と認めます。
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。
 ただいまの決議に対し、内閣総理大臣から発言を求められました。鈴木内閣総理大臣。
   〔国務大臣鈴木善幸君登壇、拍手〕
#10
○国務大臣(鈴木善幸君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。
 政府といたしましては、このような決議が採択されましたことを真剣に受けとめており、この決議を体しまして、第二回国連軍縮特別総会において努力する所存であります。(拍手)
#11
○議長(徳永正利君) 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時十一分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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