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#1
第096回国会 本会議 第22号
昭和五十七年七月九日(金曜日)
   午前十時十二分開議
    ―――――――――――――
#2
○議事日程 第二十二号
  昭和五十七年七月九日
   午前十時開議
 第一原子力の平和的利用における協力のため
  の日本国政府とオーストラリア政府との間の
  協定の締結について承認を求めるの件(衆議
  院送付)
 第二 昭和五十五年度一般会計予備費使用総調
  書及び各省各庁所管使用調書(その2)(衆
  議院送付)
 第三 昭和五十五年度特別会計予備費使用総調
  書及び各省各庁所管使用調書(その2)(衆
  議院送付)
 第四 昭和五十五年度特別会計予算総則第十一
  条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管
  経費増額調書(その2)(衆議院送付)
 第五 昭和五十六年度一般会計予備費使用総調
  書及び各省各庁所管使用調書(その1)(衆
  議院送付)
 第六 昭和五十六年度特別会計予備費使用総調
  書及び各省各庁所管使用調書(その1)(衆
  議院送付)
 第七 昭和五十六年度特別会計予算総則第十一
  条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管
  経費増額調書(その1)(衆議院送付)
 第八 昭和五十五年度一般会計国庫債務負担行
  為総調書
 第九 昭和五十六年度一般会計国庫債務負担行
  為総調書(その1)
 第一〇 深海底鉱業暫定措置法案(衆議院提
  出)
 第一一 海外商品市場における先物取引の受託
  等に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 第一二 障害に関する用語の整理に関する法律
  案(内閣提出、衆議院送付)
 第一三 行政事務の簡素合理化に伴う関係法律
  の整理及び適用対象の消滅等による法律の廃
  止に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 第一四 昭和四十四年度以後における私立学校
  教職員共済組合からの年金の額の改定に関す
  る法律等の一部を改正する法律案(内閣提
  出、衆議院送付)
 第一五 警備業法の一部を改正する法律案(内
  閣提出、衆議院送付)
 第一六 種苗法の一部を改正する法律案(内閣
  提出、衆議院送付)
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 一、故元議員青木一男君に対し弔詞贈呈の件
 一、故議員江藤智君に対し弔詞贈呈の件
 一、故議員江藤智君に対する追悼の辞
 以下 議事日程のとおり
     ―――――・―――――
#3
○議長(徳永正利君) これより会議を開きます。
 さきに院議をもって永年在職議員として表彰されました元議員青木一男君は、去る六月二十五日逝去されました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。
 同君に対しましては、すでに弔詞を贈呈いたしました。
 ここにその弔詞を朗読いたします。
   〔総員起立〕
 参議院はわが国民主政治発展のため力を尽くされ特に院議をもつて永年の功労を表彰せられさきに予算委員長大蔵委員長等の要職につかれまた国務大臣としての重任にあたられました元議員従二位勲一等青木一男君の長逝に対しつつしんで哀悼の意を表しうやうやしく弔詞をささげます
     ―――――・―――――
#4
○議長(徳永正利君) 議員江藤智君は、去る六月二十六日逝去されました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。
 つきましては、この際、院議をもって同君に対し弔詞を贈呈することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○議長(徳永正利君) 御異議ないと認めます。
 同君に対する弔詞を朗読いたします。
   〔総員起立〕
 参議院はわが国民主政治発展のため力を尽くされ特に院議をもつて永年の功労を表彰せられさきに運輸委員長の要職につかれまた国務大臣としての重任にあたられました議員正三位勲一等江藤智君の長逝に対しつつしんで哀悼の意を表しうやうやしく弔詞をささげます
 弔詞の贈呈方は、議長において取り計らいます。
    ―――――――――――――
#6
○議長(徳永正利君) 瀬谷英行君から発言を求められております。この際、発言を許します。瀬谷英行君。
   〔瀬谷英行君登壇〕
#7
○瀬谷英行君 本院議員江藤智君は、去る六月二十六日早朝、都内中央鉄道病院において心不全のため逝去されました。
 顧みれば、昭和五十五年の参議院選挙直前、演説中に倒れられ入院をされました。厳しい選挙を病床で迎えなければならなかった御心中いかばかりかと御推察申し上げておりました。しかしながら、開票の結果は、七十六万票の圧倒的な国民の支持のもとに堂々と当選の栄冠を獲得されました。これは、あなたの人格、識見、多年にわたる輝かしい実績に対する有権者の温かい評価のあらわれであると信ずるものであります。
 その後御病気も快方に向かわれ、昨年二月十三日、本院における永年在職議員の表彰に際しては、この壇上で元気に謝辞をお述べになりました。われわれ一同喜びをともにし、心から祝福を送り、一日も早い御回復を祈念いたしました。
 思えばあのときの元気なお姿がこの議場でお目にかかった最後となりました。
 私たちの願いや御家族の必死の御看病にもかかわらず、ついに幽明境を異にせられました。まことに痛惜哀悼の念にたえません。
 私は、皆様の御同意を得て、議員一同を代表し、正三位勲一等、故江藤智君のみたまに対し謹んで哀悼の言葉をささげます。
 江藤智君は、明治四十年一月、山口県下関市でお生まれになりました。第三高等学校を経て昭和四年、京都帝国大学土木工学科を卒業、鉄道省に奉職され、鉄道技術者として要職を歴任され、昭和二十七年には京都大学より工学博士の学位を授与せられました。また、日本学術会議代表として欧米各国に出張され、国際社会においても多彩な活躍をされております。
 わけても昭和十六年、東京−下関間に当時としては画期的な弾丸列車計画の着工が帝国議会により議決されましたが、あなたは選ばれてこの計画に参加され、みずから脚絆を巻いて沿線各地を踏査の上、ルートの選定、駅の調査に心血を注がれたのであります。この計画は太平洋戦争の推移によって一時中断のやむなきに至りましたが、このとき建設された新丹那トンネルと二百万平方メートルに及ぶ買収用地は、今日の東海道新幹線建設にそのまま役立ち、その華々しい成功の礎を築くこととなりました。
 戦後の鉄道は、戦災と物資の不足、多年の酷使により疲弊の極にありましたが、あなたは施設局の要職にあって文字どおり縁の下の役割りに甘んじ、焼け野原となった駅舎周辺の復興、高架工事の推進、操車場の近代化等、国鉄輸送力の回復に全力を傾けられました。きわめてじみちな分野における活動ではありましたが、戦後の日本の復興に果たされた御功績の偉大さを私どもは忘れることができません。
 昭和三十一年、多くの有志に推されて全国区候補者となり、みごと初当選をされましたが、自来、連続五期当選という輝かしい偉業を達成されました。その間、経済企画政務次官、参議院運輸委員長、そして運輸大臣を歴任され、さらに自由民主党の党務の面でも、二度にわたる国会対策委員長を初め政調、総務等数多くの要職につかれました。
 また、昭和四十年には政府派遣のアフリカ横断鉄道計画調査団長としてザイール国に赴き、日本円借款による鉄道建設計画に着手いたしました。現在ザイール川に世界最大の規模の橋梁建設が進み、国鉄技術者を初めとする日本人の手によって昭和五十八年には完成が見込まれております。これもアフリカに残されたあなたの大きな足跡となるでしょう。
 振り返れば十七年前になりますが、同じこの年の秋、あなたと現在は福島県知事をしておられる松平議員と私の三名が運輸委員会の派遣で東北地方を回りました。視察の最終日、仙台で記者会見をいたしましたところ、東北地方における交通政策の立ちおくれが強く指摘されました。当時、東海道新幹線が開業し、次の目標が山陽新幹線となっておりましたが、東北本線に至っては在来線の複線も電化もいつ完了するかわからない状態でした。このときの仙台の人々にとって東北新幹線の実現は見果てぬ夢にも等しく、それだけにせつない願望はわれわれの胸を痛くつきました。
 しかしながら、今年六月二十三日、待望久しかった東北新幹線は、みちのくの人々の熱い思いを込めて華々しくスタートを切りました。この日から三日後に、あなたは七十五年の生涯に別れをお告げになったのです。私には、あなたが必死の闘病生活の中で、みずからその礎を築かれた新幹線の北の国への旅立ちを見届けられ、しかる後にまぶたを閉じられたような気がしてなりません。
 今日、厳しい国家財政の中で、国鉄の財政再建や交通政策の方向も避けて通ることのできない重要な政治課題となっております。すぐれた技術者であるとともに卓越した政治家としてのあなたの識見に期待するところ今日ほど大なるときはないのであります。この大事なとき、あなたを失ったことは、御家族の御心痛もちろんではございますが、私どもにとりましてもまことに残念と申すほかありません。
 与野党の立場の違いから、長い間には激しく対立し激突することも一方ならずありました。それでも後から、お互い日本人だからかたき同士ではない、仲よくしよう、ずいぶん勉強になったよと述懐をされました。いや、教えられたのは私の方です。先輩議員として多くの御指導を賜りましたことを改めて御礼申し上げます。
 江藤先生、本当にありがとうございました。
 内外多岐にわたるあなたの業績をしのび、院を代表し謹んで御冥福を祈り、哀悼の言葉といたします。
     ―――――・―――――
#8
○議長(徳永正利君) 日程第一 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とオーストラリア政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。外務委員長稲嶺一郎君。
   〔稲嶺一郎君登壇、拍手〕
#9
○稲嶺一郎君 ただいま議題となりましたオーストラリアとの原子力協定につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。
 この協定は、わが国とオーストラリアとの間の現行の原子力協定にかわるものでありまして、現行協定と同じく両国間における専門家及び情報の交換、核物質等の供給等についての協力、核物質等の軍事的利用の禁止、国際原子力機関による保障措置の適用等について規定するほか、新たに核物質等の第三国移転及び再処理に関する包括的な事前同意、核物質の盗難、不法な奪取等に対する防護措置等について規定しております。
 委員会におきましては、鈴木内閣総理大臣の出席をも求めて審議を行い、第二回国連軍縮特別総会の意義と評価、国連における核兵器不使用決議、核兵器の先制不使用、わが国の原子力発電計画、原子力発電所の立地と安全性、核廃棄物の処理、核物質防護対策等の諸問題につきまして熱心な質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知を願います。
 去る六日質疑を終え、別に討論もなく、採決の結果、本件は多数をもって承認すべきものと決定いたしました。
 以上御報告いたします。(拍手)
#10
○議長(徳永正利君) これより採決をいたします。
 本件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#11
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。
 よって、本件は承認することに決しました。
     ―――――・―――――
#12
○議長(徳永正利君) 日程第二 昭和五十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)
 日程第三 昭和五十五年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)
 日程第四 昭和五十五年度特別会計予算総則第十一条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)
 日程第五 昭和五十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)
 日程第六 昭和五十六年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)
 日程第七 昭和五十六年度特別会計予算総則第十一条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その1)
  (いずれも衆議院送付)
 日程第八 昭和五十五年度一般会計国庫債務負担行為総調書
 日程第九 昭和五十六年度一般会計国庫債務負担行為総調書(その1)
 以上八件を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。決算委員長竹田四郎君。
   〔竹田四郎君登壇、拍手〕
#13
○竹田四郎君 ただいま議題となりました昭和五十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外七件につきまして、決算委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 これら八件の内容は、昭和五十六年一月一日から同年十二月三十一日までの間において、使用または増額の決定がなされた一般会計、特別会計の予備費関係経費及び財政法第十五条第二項の規定による一般会計の国庫債務負担行為に係るものでありまして、主な項目として、災害復旧、総理大臣の外国訪問、スモン訴訟における和解の履行等に必要な経費、あるいは退職手当、国民健康保険事業に対する国庫負担金、雇用安定給付金等の不足を補うために必要な経費などが挙げられております。
 委員会におきましては、これら八件を一括して審査いたしましたが、質疑の内容につきましては会議録によって御承知願いたいと存じます。
 質疑を終了し、採決の結果、予備費関係六件につきましては多数をもって承諾を与えるべきものと議決され、また、国庫債務負担行為二件につきましては全会一致をもって異議がないと議決された次第であります。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#14
○議長(徳永正利君) これより採決をいたします。
 まず、日程第二、第五及び第七の予備費使用総調書等三件について採決をいたします。
 三件を承諾することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#15
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。
 よって、三件は承諾することに決しました。
 次に、日程第三、第四及び第六の予備費使用総調書等三件について採決をいたします。
 三件を承諾することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#16
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。
 よって、三件は承諾することに決しました。
 次に、日程第八及び第九の国庫債務負担行為総調書二件について採決をいたします。
 両件は委員長報告のとおり異議がないと決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#17
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。
 よって、両件は委員長報告のとおり異議がないと決しました。
     ―――――・―――――
#18
○議長(徳永正利君) 日程第一〇 深海底鉱業暫定措置法案(衆議院提出)
 日程第一一 海外商品市場における先物取引の受託等に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。商工委員長降矢敬雄君。
   〔降矢敬雄君登壇、拍手〕
#19
○降矢敬雄君 ただいま議題となりました法律案二件につきまして、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、深海底鉱業暫定措置法案は、新たな海洋秩序への移行その他深海底鉱業を取り巻く国際環境の著しい変化等に対応して、深海底鉱物資源を合理的に開発するため、深海底鉱業の事業活動の調整等に関し必要な暫定措置を定めるものであって、衆議院商工委員会提出に係るものであります。
 委員会におきましては、質疑、討論なく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、海外商品市場における先物取引の受託等に関する法律案は、海外商品市場における先物取引の受託等に関する取引が増加している現状にかんがみ、当該先物取引の受託等を公正にし、その委託者が受けることのある損害を防止するため、海外商品取引業者に所要の書面の交付を義務づけるとともに、その先物取引に係る売り付けまたは買い付けに際し、所定の要件に該当するときは、売り付けまたは買い付けが一定の価格で成立したものと推定することとする等の内容を定めるものであります。なお、衆議院において海外先物契約の定義を改めるなどの修正が行われております。
 委員会におきましては、商品取引所法第八条の解釈変更に伴って生ずる問題や政府の商品取引政策等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録に譲ります。
 質疑を終わり、討論に入ったところ、日本共産党市川理事より本法律案に反対の意見が述べられました。
 次いで、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本案に対し、野呂田理事より、一般委託者に対し本法の立法趣旨を周知徹底すべきこと等五項目にわたる附帯決議案が提出され、全会一致をもってこれを本委員会の決議とすることに決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#20
○議長(徳永正利君) これより採決をいたします。
 まず、深海底鉱業暫定措置法案の採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#21
○議長(徳永正利君) 総員起立と認めます。
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。
 次に、海外商品市場における先物取引の受託等に関する法律案の採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#22
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。
 よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#23
○議長(徳永正利君) 日程第一二 障害に関する用語の整理に関する法律案
 日程第一三 行政事務の簡素合理化に伴う関係法律の整理及び適用対象の消滅等による法律の廃止に関する法律案
  (いずれも内閣提出、衆議院送付)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。内閣委員長遠藤要君。
   〔遠藤要君登壇、拍手〕
#24
○遠藤要君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、障害に関する用語の整理に関する法律案は、国際障害者年を契機として障害者に対する国民の理解を深め、障害者の福祉の向上に資するため、恩給法、船員保険法等百六十二法律において用いられている障害に関する不適当な用語を改めようとするものであります。
 委員会におきましては、各会派の協議に基づき、林理事から各会派を代表して質疑が行われました。
 その主な点は、障害に関する用語の改正の意義及び今回の改正を「不具」「廃疾」「白痴者」等の用語に限った理由、刑法、刑事訴訟法、監獄法、軽犯罪法中の不適当な障害用語の改正を見送った理由、障害者対策の今後のあり方等でありまして、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
 質疑を終わり、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、行政事務の簡素合理化に伴う関係法律の整理及び適用対象の消滅等による法律の廃止に関する法律案は、行政改革推進の一環として、行政事務の簡素合理化を図るため、去る二月十日に行われた臨時行政調査会の許認可等の整理合理化のための「行政改革に関する第二次答申」の指摘事項及び行政事務の簡素合理化に関するかねてからの改革合理化の課題のうち、法律改正を要する事項であって一括して提案することが適当とされた事項について、旅券法、公衆電気通信法など三十五法律の規定の整理を行うとともに、あわせて適用対象等の消滅及び行政目的の達成等による三百二十法律の廃止を行おうとするものであります。
 委員会におきましては、逓信委員会との連合審査会を行うほか、内閣総理大臣の出席を求め質疑を行うなど慎重な審査が行われました。
 質疑の主な点は、行政改革に対する政府の基本姿勢、臨調の七月基本答申に対する政府の対処方針、一括法案についての政府の考え方、車検に関連する過料の新設問題、データ通信回線利用の自由化、今後における法律廃止についての対応措置等でありまして、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
 質疑を終わり、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案審査の過程において、防衛庁長官から過般の発言問題について遺憾の意が表明されました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#25
○議長(徳永正利君) これより採決をいたします。
 まず、障害に関する用語の整理に関する法律案の採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#26
○議長(徳永正利君) 総員起立と認めます。
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。
 次に、行政事務の簡素合理化に伴う関係法律の整理及び適用対象の消滅等による法律の廃止に関する法律案の採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#27
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。
 よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#28
○議長(徳永正利君) 日程第一四 昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。文教委員長片山正英君。
   〔片山正英君登壇、拍手〕
#29
○片山正英君 ただいま議題となりました法律案につきまして、文教委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、国公立学校における教職員の年金の額の改定に準じて、私立学校教職員共済組合が支給する年金の額を昭和五十七年五月分から改定するとともに、掛金等の算定の基礎となる標準給与の上限及び下限の額を引き上げるなど所要の改正を行おうとするものでございます。
 なお、衆議院におきまして施行期日等について修正が行われております。
 委員会におきましては、長期経理の今後の見通しと公費助成の拡充の必要性、年金改定のあり方、年金制度の一元化問題、任意継続組合員制度の充実策、保養施設の整備方針のほか私学助成の拡充策等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録に譲りたいと存じます。質疑終局の後、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党・国民連合を代表して小野委員より、年金額の改定時期を例年どおり四月から実施する旨の修正案が提出されました。
 討論もなく、採決の結果、修正案は賛成少数をもって否決、原案は賛成多数をもって可決、よって本法律案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、長期給付に対する公費助成の拡充及び財政再建期間中における国庫補助の減額分に対する適正な措置に関する各派共同提出に係る附帯決議案を全会一致をもって委員会の決議とすることに決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#30
○議長(徳永正利君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#31
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。
 よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#32
○議長(徳永正利君) 日程第一五 警備業法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。地方行政委員長上條勝久君。
   〔上條勝久君登壇、拍手〕
#33
○上條勝久君 ただいま議題となりました法律案は、警備業について現行の届け出制を認定制に改め、警備業者及び警備員の欠格事由として、新たに覚せい剤中毒者及び暴力団員等を加え、警備員の指導・教育に関する規定を整備し、また、機械警備の業務を届け出制とすること等を主な内容とするものであります。
 委員会におきましては、法改正と中小警備業者の受ける影響、欠格事由の整備等と権利保護、労働争議等に対する警備員の介入の規制、消防警備業務の規制のあり方等の諸問題について熱心な質疑が行われました。
 質疑を終わり、採決の結果、本法律案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本案に対して、中小警備業者の健全な発展を妨げないよう配慮すること等七項目にわたる附帯決議を行っております。
 以上御報告いたします。(拍手)
    ―――――――――――――
#34
○議長(徳永正利君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#35
○議長(徳永正利君) 過半数と認めます。
 よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#36
○議長(徳永正利君) 日程第一六 種苗法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。農林水産委員長坂元親男君。
   〔坂元親男君登壇、拍手〕
#37
○坂元親男君 ただいま議題となりました法律案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。
 本法律案は、千九百七十二年十一月十日及び千九百七十八年十月二十三日にジュネーヴで改正された千九百六十一年十二月二日の植物の新品種の保護に関する国際条約の締結に伴い、品種登録を受けることができる外国人の範囲等につき所要の改正を行い、条約とこれに対応する国内法との整合性を図ろうとするものであります。
 委員会におきましては、種苗制度の運用経過、品種登録の審査体制、品種特性の維持管理、優良品種の普及促進、品種改良促進上の国際技術協力、国際条約加盟の効果等について質疑が行われました。
 質疑を終わり、別に討論もなく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、各派共同提案による、迅速な品種登録の審査に努めること等四項目の附帯決議を全会一致で行いました。
 以上御報告いたします。(拍手)
    ―――――――――――――
#38
○議長(徳永正利君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#39
○議長(徳永正利君) 総員起立と認めます。
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。本日はこれにて散会いたします。
  午前十時五十分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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