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#1
第096回国会 災害対策特別委員会災害対策の基本問題に関する小委員会 第1号
本小委員会は昭和五十六年十二月二十一日(月曜
日)委員会において、設置することに決した。
昭和五十七年三月三日
 本小委員は委員長の指名で、次のとおり選任さ
 れた。
      天野 光晴君    工藤  巖君
      佐藤  隆君    高橋 辰夫君
      東家 嘉幸君    渡辺 秀央君
      池端 清一君    川俣健二郎君
      木島喜兵衞君    柴田  弘君
      横手 文雄君    林  百郎君
      阿部 昭吾君
昭和五十七年三月三日
 佐藤隆君が委員長の指名で、小委員長に選任さ
 れた。
―――――――――――――――――――――
昭和五十七年三月十一日(木曜日)
    午前十一時三十五分開議
 出席小委員
   小委員長代理 渡辺 秀央君
      天野 光晴君    工藤  巖君
      高橋 辰夫君    東家 嘉幸君
      池端 清一君    川俣健二郎君
      木島喜兵衞君    柴田  弘君
      横手 文雄君    林  百郎君
      田島  衞君
 出席政府委員
        国土庁長官官房
        審議官     川俣 芳郎君
        国土庁地方振興
        局長      柴田 啓次君
    ―――――――――――――
三月十一日
 小委員阿部昭吾君同日委員辞任につき、その補
 欠として田島衞君が委員長の指名で小委員に選
 任された。
同日
 小委員田島衞君同日委員辞任につき、その補欠
 として阿部昭吾君が委員長の指名で小委員に選
 任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する法律
 案起草の件
     ――――◇―――――
#2
○渡辺(秀)小委員長代理 これより災害対策の基本問題に関する小委員会を開会いたします。
 本日は、小委員長が出席できませんので、その指定により私が小委員長の職務を行います。
 災害対策の基本問題に関する件について調査を進めます。
 本問題の一つとしての豪雪地帯対策に関する先般の申し合わせにより、小委員長において作成いたしました豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する法律案の草案をお手元に配付いたしてあります。
 その趣旨及び内容につきましては、すでに十分御承知のことと存じますので、この際、省略させていただきます。
 豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する法律案
    〔本号末尾に掲載〕
#3
○渡辺(秀)小委員長代理 それでは、この際、御意見があればお述べ願います。池端清一君。
#4
○池端小委員 法第十四条及び第十五条の十年間期間延長は、関係地方自治体、関係地方住民のひとしく熱望しておるところのものであり、わが党としても全面的に賛成の意を表するものであります。
 しかしながら、第十四条の道路代行制度については、その第五項によって後進地域負担特例法の適用を受けるわけでありますが、この部分について行革特例法による縮減の措置が講ぜられることについては、基本的にも、またこの法律が災害関連の法律であるという性格からいっても、率直に言って問題なしとしないのであります。
 ただ、この縮減措置については、さきの第九十五臨時国会における政府答弁や、昭和五十六年九月十八日付、自治、大蔵両省間における合意事項によって財政金融上の措置を講じ、それによって実質的に地方財政に対する影響はないものと考えられますが、なお念のために、政府に対して、いささかも地方財政に対して影響を与えないよう、万全の措置をとることを強く要望するものでございます。
 また、今日、幾つかの矛盾、不合理が出てまいっております特別豪雪地帯の地域指定についての追加指定の問題や雪害対策についてわが党がさきに本委員会に御提示申し上げました諸事項も含め、懸案事項の早期解決を図ることもあわせ要望申し上げて、本改正案に賛成するものであります。(拍手)
#5
○渡辺(秀)小委員長代理 柴田弘君。
#6
○柴田小委員 豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する法律案の草案を決定するに当たって、一言御要望申し上げます。
 国の厳しい財政事情から、財政再建の名のもとに、先般、行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環として、補助率等の見直しが論議され、制定されたことは承知しております。
 しかしながら、わが国の豪雪地帯は、国土の半分を占める自然環境の中で今日に至るまで幾多の災害を経験し、そして被害に被害を重ねて、その教訓の中から議員立法の形で法律が制定された経緯があるということを重視する必要があると言わなければなりません。しかも、この特別措置によって、災害対策、災害復旧あるいは災害予防など、多大な貢献をいたしておることも事実であり、さらに、災害対策事業をなおかつ必要としているのも事実であります。
 率直に申しまして、本法律草案にある特例措置の期間十年延長は、当然の措置であります。でき得れば、行政改革、財政再建といえども、豪雪の中で豪雪と調和した生活ができるような基盤を一日も早くつくるためにも、補助率等の特例措置はかさ上げして対処していかなければならないと考えるものであります。
 特に、この本法律草案の第十四条の六分の一カット、実際には起債の手当てで十二分の一カットに対する措置は、財政再建のめどが立てば五十八年度にでももとへ戻すという措置を強く御要望しておきたいのであります。
 さらに、重ねて御要望しておきたいことは、こうした豪雪地帯の公共的な事業に対しては、いまだ十分とは言えませんが、特例措置が講じられております。しかし、個々、個人の生活基盤に対しての対策は不十分と言わざるを得ません。私どもも、昨年一月十三日に、豪雪被害に関する申し入れを国土庁長官にいたしました。さらに、市長会や町村会からも要望書が政府に提出されておりますが、五十七年度予算案を見る限り、制度化されていないものが多いわけであります。これらの要望事項に対しましても、一日も早く取り入れて制度化することをお願いいたしておきます。
 私どもは、豪雪から都市機能の確保と住民生活の安定を図るため、仮称ですが、防雪都市建設促進法なるものを検討し、民生安定のため、政府に強く要望いたす所存であります。
 最後に、本法律草案に賛成するに当たりまして、災害対策は何と申しましても防災面から促進をしなければなりません。この防災対策の充実のため、政府に一段の御決意をお願い申し上げるとともに、災害が起きたときは迅速に手を打たれることを重ねて御要望申し上げまして、私の意見具申といたします。(拍手)
#7
○渡辺(秀)小委員長代理 横手文雄君。
#8
○横手小委員 私は、この豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する今回の措置について、民社党を代表して一言申し上げます。
 まず、基本的にはこのことについて賛成をするものであります。
 昨年の豪雪の際、災害対策委員会は各地を巡回してまいりました。そして、各地の地方自治体から多くの要請がなされ、その大きな柱として、本法律の十年間延長の陳情を受けたのでございました。そういった雪と闘っておられる地方の皆さん方の要望にこたえるという意味で、大きな意義があろうと思います。
 ただ、、今後の問題として、そのときに強く要望が出されておりましたが、この問題を通じてさらに無雪害都市の建設のために国が大きな力をかしていただきたいという地方の意見がたくさんあったことは、まだ私の記憶に新しいのでございます。そういった方面にかけて、今後ともに大きな前進をすることを期待しながら、本案に賛成をいたします。(拍手)
#9
○渡辺(秀)小委員長代理 林百郎君。
#10
○林(百)小委員 日本共産党は、この豪雪地帯対策特別措置法の一部改正について、第十四条の基幹的市町村道の整備及び第十五条の公立小中学校施設整備の有効期限を十年間延長することについてはもちろん賛成でございますが、同条の適用に当たって、補助率かさ上げ分の六分の一カットなど、問題の部分も含まれているため、豪雪対策の一層の強化という観点から、一言発言をいたしたいと思います。
 そもそも行革特例法は、国民生活の犠牲の上に軍備増強を図るという、われわれに言わせれば、財政上のつじつまを合わせるための、にせの行政改革を推進するためのものと言うことができるかと思いますが、日本共産党は、その一環である地域特例かさ上げ分の六分の一カットは、地方自治体、とりわけ財政力の弱い自治体へ負担を転嫁するものであって、強く反対をしてきました。
 本改正案についても、後年度に交付税措置が考えられているとはいいましても、補助削減額は約七千万円にもなりまして、地方自治体に負担増を強いるものであります。
 本委員会におきましても、昨年八月二十一日、第二次臨時行政調査会の答申の取り扱いに当たりまして、「災害関係対策については、現行制度を遵守すべきである。」という申し合わせを行うとともに、十一月二十六日には、委員会の意思として委員長が、豪雪地帯対策特別措置法第十四条の規定による特例について、申し合わせの趣旨に沿い、その実現に努力するよう、政府に強く要望されたといういきさつがございます。
 以上の経緯からすれば、第十四条の規定による特例措置については、従来どおりのかさ上げを行った上で十年間延長するというのが、本委員会における申し合わせの本来の趣旨であり、小委員長提案の本改正案附則第二におけるかさ上げ分の六分の一カットは、本委員会の申し合わせにも反することとなるわけでございます。
 さらに、災害対策の強化充実という本委員会の任務からすれば、いわゆる五六豪雪を大きな教訓として、逆に、いまこそ豪雪対策を少しでも強化すべきであると思います。
 そこで、日本共産党は、昨年二月二十四日、豪雪対策の抜本的強化のための立法提案を行いまして、本小委員会でも皆様方にお示しするなど、その実現を機会あるごとに強く求めてきたところであります。
 現在の豪雪法は、豪雪地帯の実情に即した対策という点できわめて不十分であります。そのため、当面の課題としてわが党は、第一に、地方公共団体の豪雪対策事業計画作成制度を新設するなど、計画作成制度の強化拡充を図ること、第二には、特別豪雪地帯のみならず、豪雪地帯の地方自治体が事業計画に基づいて実施する豪雪対策事業に対して豪雪地帯対策事業債を制度化して、その元利償還に要する経費については、その九〇%を基準財政需要額に算入して交付税措置をとるということが必要であると考えております。これは豪雪地帯住民の切実な願いでもあります。
 こうした最小限の改善について、本委員会においても今後とも十分検討され、実現する方向で議論を進められるよう、改めて提案するものであります。
 最後に、本改正案に対する最終的な態度でありますが、補助かさ上げの一部縮減は大変遺憾でありますが、十四条、十五条に定める期限の十年間延長は、豪雪対策の上から欠かせないものであります。したがって、いま提案されました法案の草案に対しては賛成することを表明いたしまして、私の発言を終わりといたします。(拍手)
#11
○渡辺(秀)小委員長代理 田島衞君。
#12
○田島小委員 本改正案については、必ずしも最善のものだとは考えませんけれども、現状における諸般の現実から考えてみて、おおむね妥当なものだと考えますので、賛成をいたします。(拍手)
#13
○渡辺(秀)小委員長代理 お諮りいたします。
 お手元に配布の豪雪地帯対策特別措置法の一部を改正する法律案の草案を小委員会の案と決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○渡辺(秀)小委員長代理 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、本件についての委員会に対する報告等につきましては、小委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○渡辺(秀)小委員長代理 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。本日は、これにて散会いたします。
    午前十一時四十八分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
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