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#1
第096回国会 災害対策特別委員会 第10号
昭和五十七年八月十八日(水曜日)
    午前十一時開議
 出席委員
   委員長 川俣健二郎君
   理事 天野 光晴君 理事 工藤  巖君
   理事 佐藤  隆君 理事 渡辺 秀央君
   理事 池端 清一君 理事 木島喜兵衞君
   理事 柴田  弘君 理事 横手 文雄君
      稲垣 実男君    植竹 繁雄君
      大石 千八君    川崎 二郎君
      木村武千代君    木村 守男君
      佐野 嘉吉君    桜井  新君
      笹山 登生君    田原  隆君
      田村 良平君    高橋 辰夫君
      近岡理一郎君   三ツ林弥太郎君
      阿部未喜男君    伊賀 定盛君
      田中 恒利君    福岡 義登君
      草野  威君    部谷 孝之君
      吉田 之久君    野間 友一君
      林  百郎君    阿部 昭吾君
 出席国務大臣
        国 務 大 臣
        (国土庁長官) 松野 幸泰君
 出席政府委員
        国土庁長官官房
        審議官     荒井 紀雄君
        農林水産大臣官
        房審議官    大坪 敏男君
 委員外の出席者
        中小企業庁小規
       模企業部参事官 佐々木恭之助君
    ―――――――――――――
委員の異動
八月十八日
 辞任         補欠選任
  米沢  隆君     吉田 之久君
  渡辺  朗君     部谷 孝之君
同日
 辞任         補欠選任
  部谷 孝之君     渡辺  朗君
  吉田 之久君     米沢  隆君
    ―――――――――――――
八月十四日
 長崎の豪雨災害対策に関する請願(野間友一君
 紹介)(第五四一一号)
同月十六日
 水害被災者に見舞金支給等に関する請願(金子
 満広君紹介)(第五五〇四号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 閉会中審査に関する件
 天災による被害農林漁業者等に対する資金の融
 通に関する暫定措置法及び激甚(じん)災害に
 対処するための特別の財政援助等に関する法律
 の一部を改正する法律案起草の件
 小委員長からの報告聴取
     ――――◇―――――
#2
○川俣委員長 これより会議を開きます。
 災害対策に関する件について調査を進めます。
 この際、災害対策の基本問題に関する小委員長から、小委員会の経過並びに結果について報告いたしたいとの申し出がありますので、これを許します。佐藤隆君。
#3
○佐藤(隆)委員 災害対策の基本問題に関する小委員会の調査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 このたびの梅雨前線豪雨及び台風第十号は、九州地方を初めとして広範な地域において激甚な被害をもたらし、中でも中小企業者及び農林漁業者は、きわめて深刻な事態となっているのであります。
 御承知のとおり、本委員会におきましては、去る七月二十八日及び二十九日の両日、長崎県、熊本県に委員派遣を行い、現地の状況をつぶさに調査するとともに、八月四日及び十二日には委員会を開き、これらの被害者に対する救済策等を中心に検討してまいりましたが、去る十二日の理事会におきまして、これら被災者に対する融資枠の拡大等その具体策について、小委員会で検討し、今国会中に立法措置を講ずることとなりました。その結果、本日の小委員会におきまして、私から、さきの検討結果等を踏まえまして、天災融資法及び激甚災害法の一部改正案を提案し、ただいま皆様のお手元に配付いたしてあります草案のとおり小委員会の案と決定いたした次第であります。
 以下、お手元の起草案につきまして、その趣旨及び内容を御説明申し上げます。
 前段でも申し上げましたとおり、今回の豪雨災害により激甚な被害を受けた中小企業者、農林漁業者等に対する救済策としては、天災融資法及び激甚災害法がありますが、最近における農林漁業者、中小企業者等の経営の動向及び経済規模の拡大等から見て、現行の被害農林漁業者、被害中小企業者等に対する貸付金の限度額では、災害時に必要とする経営再建のための資金需要に対して必ずしも十分に対応し得ている状態とは言いがたいのであります。
 以上の観点から、今回の激甚災害を機に、農林漁業者、中小企業者等の災害による資金需要の増大に対処するため、これらの者に貸し付けられる資金に係る貸付限度額の引き上げを内容とする法一律案を提出することとした次第であります。
 次に、法律案の要旨について御説明申し上げます。
 まず、天災融資法の改正でありますが、第一点は、被害農林漁業者に貸し付けられる経営資金の貸付限度額の引き上げについてであります。すなわち、従来、都府県にあっては百六十万円、北海道にあっては二百八十万円、政令で定める資金の場合は四百万円、政令で定める法人に貸し付けられる場合は二千万円、漁具の購入資金の場合は四千万円と定められている貸付限度額を、いずれも二五%引き上げるものとし、それぞれ二百万円、三百五十万円、五百万円、二千五百万円、五千万円とすることであります。
 第二点は、被害を受けた農業協同組合、森林組合、水産業協同組合等に貸し付けられる事業資金の貸付限度額の引き上げについてであります。すなわち、従来、単位組合にあっては二千万円、連合会にあっては四千万円と定められている貸付限度額を、いずれも二五%引き上げるものとし、それぞれ二千五百万円、五千万円とすることであります。
 次に、激甚災害法の改正でありますが、その第一点は、激甚災害における天災融資法の特例措置に関する規定を改め、激甚災害の場合の経営資金及び事業資金の貸付限度額について、いずれも従来の二五%引き上げるものとし、経営資金につき、都府県にあっては二百五十万円、北海道にあっては四百万円、政令で定める資金の場合は六百万円、政令で定める法人に貸し付けられる場合は二千五百万円、漁具の購入資金の場合は五千万円とすることとし、事業資金につき、単位組合にあっては五千万円、連合会にあっては七千五百万円とすることであります。
 第二点は、中小企業者等に対する資金の融通に関一する規定を改め、従来、激甚災害を受けた中小企業者については八百万円、協業組合及び中小企業等協同組合その他の団体については二千四百万円と定められている特利を適用する貸付限度額を、いずれも二五%引き上げるものとし、それぞれ一千万円、三千万円とすることであります。
 なお、この法律は公布の日から施行し、改正後の天災融資法及び激甚災害法の規定は、昭和五十七年七月五日以後に発生した天災または災害につき適用することといたしております。
 以上であります。
 この際、お手元に配付いたしてあります天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法及び激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案の草案を委員会の成案とし、これを委員会提出の法律案と決定されるようお願いいたす次第であります。
 委員各位の御賛同をお願い申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
 天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法及び激甚災害に対処するための特別の財政援助に関する法率の一部改正する法律案
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
#4
○川俣委員長 以上で報告は終了いたしました。
    ―――――――――――――
#5
○川俣委員長 ただいまの小委員長報告に係る天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法及び激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案起草の件について議事を進めます。
 ただいま委員各位のお手元に配付いたしてあります草案の趣旨及び内容につきましては、小委員長報告にありましたので、この際、省略させていただきます。
 本草案について発言の申し出もありませんので、この際、衆議院規則第四十八条の二の規定により、内閣の意見があればお述べ願います。松野国土庁長官。
#6
○松野国務大臣 今回の七月及び八月豪雨災害に際しまして、委員長及び委員各位の払われた御努力に深く敬意を表するものであります。
 本法案については、今般の災害の実情にかんがみ、政府としてはやむを得ないものと考えるところであります。
 政府としては、今後とも災害対策を一層推進してまいる所存でありますので、何とぞよろしくお願いをいたします。
#7
○川俣委員長 お諮りいたします。
 お手元に配付の案を委員会の成案とし、これを委員会提出の法律案と決定するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#8
○川俣委員長 起立総員。よって、さよう決定いたしました。
 なお、本法律案の提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○川俣委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 小委員長並びに小委員各位には、まことに御苦労さまでございました。
     ――――◇―――――
#10
○川俣委員長 次に、御報告申し上げます。
 今会期中、本委員会に付託されました請願は二件であります。両請願の取り扱いにつきましては、先ほどの理事会におきまして協議いたしましたとおり、委員会での採否の決定は保留することになりましたので、さよう御了承願います。
 なお、本委員会に参考のため送付されました陳情書は、台風第十五号による茨城県利根町の災害対策に関する陳情書外二件であります。念のため御報告申し上げます。
     ――――◇―――――
#11
○川俣委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
 災害対策に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○川俣委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次に、閉会中審査案件が付託されました場合の諸件についてお諮りいたします。
 まず、本会期中に設置いたしました災害対策の基本問題に関する小委員会につきましては、閉会中も引き続き存置することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○川俣委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、小委員及び小委員長は従前どおりとし、その辞任の許可及び補欠選任等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○川俣委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次に、閉会中、委員会及び小委員会において、参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合は、参考人の出席を求めることとし、その人選及び出席日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○川俣委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次に、閉会中審査のため、委員派遣の必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣の承認申請をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○川俣委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、派遣委員の氏名、員数、派遣地、期間、その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○川俣委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十一時十一分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
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