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#1
第096回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第6号
昭和五十七年八月十九日(木曜日)
    午後一時八分開議
 出席小委員
   小委員長 山中 貞則君
      奧野 誠亮君    金子 一平君
      倉成  正君    小泉純一郎君
      村山 達雄君    山下 元利君
      沢田  広君    平林  剛君
      堀  昌雄君    正木 良明君
      竹本 孫一君    正森 成二君
      小杉  隆君
 出席政府委員
        大蔵大臣官房審
        議官      水野  勝君
        大蔵省主税局長 梅澤 節男君
 小委員外の出席者
        大蔵省主税局総
        務課長     新藤 恒男君
        大蔵省主税局税
        制第一課長   滝島 義光君
        大蔵委員会調査
        室長      大内  宏君
    ―――――――――――――
八月十九日
 小委員金子一平君及び倉成正君七月八日委員辞
 任につき、その補欠として金子一平君及び倉成
 正君が委員長の指名で小委員に選任された。
同日
 小委員奧野誠亮君及び山下元利君七月二十九日
 委員辞任につき、その補欠として奧野誠亮君及
 び山下元利君が委員長の指名で小委員に選任さ
 れた。
同日
 小委員村山達雄君及び竹本孫一君同月五日委員
 辞任につき、その補欠として村山達雄君及び竹
 本孫一君が委員長の指名で小委員に選任された。
     ――――◇―――――
#2
○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。
 今会期内では最終日に小委員会としては当たるということになりますので、今会期中にいかがな締め方をするか、並びに閉会中もやるか等の問題について、各党の御意見があれば承りたいと思います。
#3
○堀小委員 確かに会期は二十一日まででございますけれども、私どもが議長見解に基づいて始めました案件はまだ煮詰まっておりませんので、会期が終わりましても、引き続き皆さんお集まりになれる適切な時期に会議を開いて、少なくとも一定の結論が出るまではこれは続行していただきたい、これがまず第一点でございます。しかし、秋の臨時国会がどういうふうになるのか、まだ見通しもはっきりいたしませんから、余り先のことまでを考えてもどうかと思うのでございます。
 そこで、とりあえず、もし皆さん差し支えがなければ、明日は本会議はありますが、午後は、まあ本会議は事務的な本会議でございましょうからそう時間がかからないので、できればこの会期中に皆さんの御同意が得られればもう一日やって、その次は、これまでは慣例として委員会との関係で木曜日が主としてこの小委員会の日程になっておりますので、次の週の木曜日と申しますと二十六日ですね、二十六日に月内もう一遍やり、差し支えなければ来月の二日か三日ごろやるというようなところまでを、ひとつ皆さんが御都合がつけば一回お諮りをいただいて、予定としてお考えを願えればいかがか、こんなふうに思います。
#4
○村山(達)小委員 私はかなり長くなるような気がしますね、この委員会は。
#5
○金子(一)小委員 これはある程度腹構えを決めて、じっくり構えてやらなければ……。
#6
○堀小委員 それはじっくり構えてやるけれども、これから閉会になると皆さんの日程調整がむずかしくなると思うのですよ、いろいろの予定がございましょうから。そうすると、やれるところでやっておいた方がいいんじゃないかというだけで、急ぐという意味じゃないのです。ちょっと九月のことを申し上げますと、私も平林さんも十三日から約二週間ばかり海外に出かけるのですが、閉会になりましてからは恐らく皆さんは日程がたくさんあろうかと思いますので、やれるところでひとつやっておいて、また十月なら十月かちやるとかというふうにしませんと、何だかずるずるっと臨時国会まで全然やらぬというのもいかがかなという気がします。
#7
○村山(達)小委員 約束ができないときはそういうものはとてもやれませんけれども、それよりも、あらかじめそういうときを除いて、閉会中何曜日に原則としてやるということを決めていただけば、それに合わせて逆に日程を立てられる。
#8
○平林小委員 いま堀さんから言われた点は問題提起として、今後の運営をどうするか、具体的なことは後の懇談会の際に各位が意見を述べて調整することにいたしたらどうでしょうか。
#9
○山中小委員長 雑談もいたしましたが、閉会中もやろうということについては与野党合意と見てよろしいですね。それでは、まず閉会中も継続して審査を行っていくということでひとつ意見の一致を見まして、具体的な問題は後で相談することにいたします。
 それから、議長から特別に期日をつけて見解を受けたわけではありませんが、やはり国会が閉会するというのは一つの節目でございますので、議長の方へは、案文は後ほど与野党の皆さんにお諮りいたしますが、一つは、今国会で結論が出せなかったこと、一つは、したがって閉会中も議長見解に基づく審査は続けます、というこの二点を小委員長名で議長に対して、直接私が持っていくことが形式上いいと思いますので、案文は御相談をしてごらんをいただいて合意をしたものを持っていきますが、そういう形式をとることはいかがでございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○山中小委員長 そのように、やはり一遍けじめをつけて議長には報告しておくということにいたしたいと思います。
#11
○沢田小委員 委員長は後で案文は相談はされるということですが、いままでわれわれが言ってきた、規模は地方税を含めておおむね一兆円という強い要望がある、時期は五十八年一月一日を一応執行の期日として実施をするという、そういう強い要請があったという事実を踏まえて、ひとつ御報告をしていただくようにお願いをいたしておきます。
#12
○山中小委員長 私は委員長ですから、与野党いずれにも偏らない運営をしたいと思いますが、そうすると自民党の方は、財政事情を踏まえ、そのような具体的な時期をいま設定して答えることはできないとの応答があるということを、また書かなければいかぬですね。
#13
○沢田小委員 それはしようがないですね。しかし、これはあったという事実でないと、これからまた後お話が出てくる話なんですが、ただ、審議はしました、中身は全然見当もついておりませんということでは、少し見識が問われるのじゃないか。だから、やはりその基本になっている問題だけについては一応触れておいていただきたい、こういう気がするのです。
#14
○正森小委員 万一そういう場合は、共産党は、五十八年一月一日からでなく五十七年度減税実施という主張を依然維持しておるということも付加していただく必要があると思います。
#15
○山中小委員長 どうでしょうか、あっさり、今国会では結論を得るに至らなかった、第二、閉会中も見解を受けた審査を引き続き行う、簡略な二点ぐらいで議長には言ったらどうですか。議長にそんなことを言ったってよくわからないですよ、本当のところ。
#16
○沢田小委員 委員長の方はどうなんですか、大蔵委員長の方は。
#17
○山中小委員長 これは大蔵委員長を経由して設置されたものではないのですね。衆議院大蔵委員会に減税問題に関する小委員会を置くということが議長見解に書いてありますから、したがって、小委員長である私が議長にその旨申し上げればよろしいのではないかと思いますが、御異議があるならば……。
#18
○沢田小委員 いやいや、異議があるという意味じゃありませんが、手続の問題としてちょっとお伺いしたということですから。それで各党が一致をすれば、それで結構です、私の方は。
#19
○山中小委員長 これは議長見解のときに、衆議院大蔵委員会にこの小委員会を置くという見解が出たわけでしょう。だから、議長に真っすぐ持っていってもどうということはないですがね。
#20
○正木小委員 僕だけが大蔵委員でないものですからよくわからないのだけれども、きょうだけ大蔵委員だな、出ているときだけ。要するに、これがつくられたときの大蔵委員会のいきさつというのは、僕は全然わからないのです。だから、それがやはり基本になるんじゃないですかね。
#21
○小泉小委員 私は大蔵委員会の理事ですが、大蔵委員会の理事会で決めて大蔵委員会がこの小委員会を設置したということになっていますから、手続上はやはり大蔵委員長に話して議長に言った方が私はいいと思うのです。実質はともかく、手続上大蔵委員会がこの小委員会を設置している。委員はみんな大蔵委員を差しかえて来ているわけです。手続上は、いま皆さん大蔵委員になっているわけです。それで、これが終わると、すぐまた委員が差しかえられるわけですね。実質的にはこの山中委員会が議長に言えばいいことですけれども、そういう手続論を話すのだったら、やはり大蔵委員長に話し、それで議長に言った方が私はいいと思う。
#22
○山中小委員長 私は、形式はどうでもいいというつもりじゃないのですが、しかし、ここで仮に結論が出た場合、私たちは、大蔵委員長にその旨を申し上げるべき立場なのか、それは各党を踏まえておりますが、議長に対して答申的な形で申し上げるべきものなのか。それも大蔵委員長に対してということにはならないんじゃないでしょうか。どうなんですか。
#23
○小泉小委員 実質的にはともかくこの委員会の結論にだれも異議を差し挾まないと思いますので、それはやはり一言この委員会を設置した責任者には連絡はしておいた方がいいと私は思います。
#24
○沢田小委員 形式の手続は委員長に一任いたしますが、ただ、じゃ閉会中の審査を出す場所はどこか。そうすると、大蔵委員会ということに一応なるわけですよ。ですから、きよう理事懇でやりましたが、大蔵委員会の中では、この減税問題も含めて継続審議を正式に提出をする、こういうことになっています。だから実質上の手続は、委員長の方が格が上か、委員の人が、皆さんが上かわかりませんけれども、ついそういうかっこうにならざるを得ない実質はよく理解できますから、それはまあ党内の問題として処理してもらっていただきまして、とりあえずの問題としては、手続は委員長にきょうの段階においては一任、あと細かい点については今後また話をするということにしましょう。
#25
○山中小委員長 承知いたしました。
#26
○正森小委員 私思いますのに、やはり山中委員長が直接的に負っておられるのは議長に対してですから、議長にいまの二点をもし言われるならば言われて、そういうことを言ったということを後で大蔵委員長に御通告さえなさればいいんじゃないかと思います。
#27
○山中小委員長 わかりました。そこら辺のところは、議長にその二点を会期末に御報告いたしますということで決めておきましょう。
#28
○堀小委員 ちょっともう一点あるのですが、実はこの減税小委員会が議長見解で設けられて、各党それぞれ選任された者で委員会が運営されております。
 そこで、いま時期とか額とかという話は、これは検討の結果得なければならないものだ、こう思っておりますけれども、この減税小委員会が設けられた趣旨は、これはもう一遍ちょっと議長見解を読みますと、
 一、所得税減税問題については、国民の強い要望を認識し、諸般の条件を整備して、今後できるだけ早い時期にこれを実現できるよう、各党協調し、誠意をもって、最大限の努力を払うこと。
 一、このため五十七年度予算成立をまって、直ちに衆議院大蔵委員会に小委員会を設置し、中長期的な観点に立って、所得税減税を行う場合における税制の改正並びに適切な財源等について検討を行うこと。
こういうことで設けられておりますので、これをこれから相当な時間にわたってみんなで真剣に、この中に盛られております中長期的な観点で、所得税減税を行う場合における税制の改正がいかにあるべきか、適切な財源はあるか、いま検討を私は皆さんと御一緒に進めさせていただいておるのでありまして、ただ検討を行ったらいいというのではなくて、前段の方で「諸般の条件を整備して、今後できるだけ早い時期にこれを実現できるよう、各党協調し、誠意をもって、最大限の努力を払う」、こうございますので、一応この小委員会の目的というのは減税を行うということ、時期と内容は別ですが、減税を行うということをもって主要な課題としておるという認識をお互いが一遍ここらで確認をしていただかないと、延々とやったけれども結局ゼロだったという話になりますと、これはどうも、私どもも党を代表してこの場におりまして、大変むなしいことを長期にわたってやったということになりかねません。もちろん「各党協調し」ですから、財源についても協調できる範囲のことではありますけれども。
 ですから、いつ減税をやるか、どういう規模でやるか、あるいはどういう内容でやるかという問題は、これから十分ひとつ協調して論議させていただきますが、目標は少なくとも各党協調して減税が行えるようにするための最大限の努力を払うわけでございますので、そういう確認ですね、減税をやるという方向でみんなでひとつ努力をするんだという確認をお願いしておきたい、こんなふうに思いますが、いかがでしょうか。
#29
○山中小委員長 当委員会の名称は減税問題に関する特別小委員会でございます。したがって、その名称のとおりの小委員会ですから、できればそういう道を開きたい、ただし財源問題等も考えながらということが委員会の設置の目標ですから、当然、ここで減税をやらないという議論を初めからするわけじゃありませんので、できればそうしたい、国民のためにそうしなければならないという気持ちであることにおいては変わりはないと私も思います。おっしゃるとおりです。
#30
○平林小委員 懇談会に入るときにはいろいろ具体的な問題の提起と財源等について検討することになりますが、ちょっとこの場で政府の方に要求しておきたいと思います。
 資料の提出ですが、租税特別措置、これは政策的な必要から現状行われておる。大分整理されて少なくはなってきておりますが、地方税、地方に対する方にもそれが影響しているわけですね。国の税金を減免税したものだから、政策減税したものだから、地方の方にもね。そこで、租税特別措置によって行った減免税の結果、地方財源に与える影響について資料として出してもらいたい。
 つまり私の言いたいことは、減税問題がいま議論されていますけれども、国の政策で必要とした特別措置が地方税にまで減税するという理由が余り成り立たぬじゃないかということから考えまして、この遮断を考える必要があるということが問題提起ですが、しかし、どのくらいの財源的影響があるかということを、後でようございますから資料としてお出しいただきたいと思います。これをきょうのうちにちょっとお願いしておきたいと思います。
#31
○山中小委員長 それは大蔵省から自治省の方に伝えて、自治省の資料として出させます。そういうふうに伝えてください。
#32
○梅澤政府委員 はい、わかりました。
#33
○山中小委員長 ほかに、懇談会の前に何か言っておくことはございませんか。
 では暫時休憩いたします。
    午後一時二十八分休憩
     ――――◇―――――
    〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕
ソース: 国立国会図書館
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