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1981/10/21 第95回国会 参議院 参議院会議録情報 第095回国会 エネルギー対策特別委員会 第2号
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1981/10/21 第95回国会 参議院

参議院会議録情報 第095回国会 エネルギー対策特別委員会 第2号

#1
第095回国会 エネルギー対策特別委員会 第2号
昭和五十六年十月二十一日(水曜日)
   午前十一時十分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 十月二十一日
    辞任         補欠選任
     川村 清一君     小野  明君
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         森下  泰君
    理 事
                亀井 久興君
                小野  明君
                中尾 辰義君
                市川 正一君
    委 員
                岩動 道行君
                熊谷太三郎君
                高橋 圭三君
                竹内  潔君
                前田 勲男君
                三浦 八水君
                大森  昭君
                小柳  勇君
                峯山 昭範君
   政府委員
       通商産業政務次
       官        山本 富雄君
       通商産業省立地
       公害局長     神谷 和男君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        町田 正利君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○理事の辞任及び補欠選任の件
○エネルギー対策樹立に関する調査
 (北炭夕張炭鉱株式会社夕張新炭鉱における災
 害に関する件)
○委員派遣承認要求に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(森下泰君) ただいまからエネルギー対策特別委員会を開会いたします。
 まず、委員の異動について御報告をいたします。
 本日、川村清一君が委員を辞任され、その補欠として小野明君が選任されました。
    ―――――――――――――
#3
○委員長(森下泰君) 次に、理事の辞任についてお諮りいたします。
 小柳勇君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○委員長(森下泰君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(森下泰君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に小野明君を指名いたします。
    ―――――――――――――
#6
○委員長(森下泰君) 次に、エネルギー対策樹立に関する調査のうち、去る十月十六日発生いたしました北炭夕張炭鉱株式会社夕張新炭鉱における災害に関する件を議題といたします。
 この際、政府から報告を聴取いたします。山本通商産業政務次官。
#7
○政府委員(山本富雄君) 政務次官の山本でございますが、大臣にかわりまして、夕張新炭鉱ガス突出事故の被害の状況と今後の対策の概況について御報告をいたします。
 今回のガス突出事故は、十月十六日十二時四十分ごろ、北炭夕張炭鉱株式会社夕張新炭鉱の坑口より約三千メートルの地点において発生し、現在もなお全力を挙げて罹災者の救助作業を続けているところであります。
 現在までに、遺体収容三十四名、坑内での死亡確認十名となっており、四十九名が行方不明であります。
 このため、政府におきましては、十月十七日、災害対策関係省庁連絡会議を開催するとともに、政府部内に私を――私をというのは通産大臣でございます。私を本部長、通商産業政務次官、労働政務次官及び国土政務次官を副本部長とし、関係省庁に参加を願い、夕張新炭鉱ガス突出災害対策本部を設置いたしました。
 同日、私は、政府調査団長といたしまして、関係省庁の職員とともに事故の状況をつぶさに調査をいたしてまいりました。現地におきましては、札幌鉱山保安監督局、会社、労働組合などから事情聴取を行い、事態の推移を慎重に見守りつつ、人命尊重を第一に、行方不明者の救助活動に万全を期するよう指示をいたしてまいりました。さらに、入院中の罹災者及び家族の方々をお見舞いし、総理大臣からお預かりした見舞い金を北海道知事に手渡すとともに、陛下のお言葉を伝達したところであります。
 十七日夜、東京に帰り、災害対策本部の第一回会議を開き、一、罹災者の救助については可能な限り最大限の努力を行うこと、二、罹災者及び遺家族については、医療対策、遺家族援護対策などに遺漏なきを期すること、三、現地における関係機関の救援活動を円滑ならしめるため、関係行政機関の間において地方連絡協議会を設置し、同協議会への地方公共団体関係部門の参加要請をあわせて行うこと、四、原因の究明につきましては、これを徹底的に行うため、救助対策の一段落を待って専門家による技術調査団を派遣することの四項目を決定いたしました。
 今後は、この決定に基づき各般にわたる施策を講ずることといたしておりますが、関係省庁間の密接な連絡のもとに対策に万全を期したいと考えておりますので御協力をお願いする次第であります。
 なお、詳細につきましては神谷立地公害局長より報告をいたさせます。
 以上でございます。
#8
○委員長(森下泰君) ありがとうございました。神谷立地公害局長。
#9
○政府委員(神谷和男君) ただいまの政務次官からの御報告につきまして、災害の状況につきまして若干補足説明をさせていただきます。
 ただいまの報告にございましたように、十月の十六日、金曜日でございますが、零時四十分ごろ、坑外にございます集中監視室につながっておりますメタンガスの感知器が異常値を示して、災害の発生を認知したわけでございます。
 会社側では、直ちに救護隊を招集して、救護隊による救出作業に当たったわけでございますが、同日の午後十時三十分ごろ、北部入気斜坑方面から突如火災が発生し、煙が充満いたしました。これが急激な火災発生であるか、小規模な爆発であるかに関しては完全に究明されておりませんが、いずれにいたしましても急激に有毒ガスが出回ったものと考えられます。このため、直ちに救護隊を退避させるとともに全坑に退避命令を発したわけでございますが、この際、救護隊のうち十名が音信不通になり、現在に至るまで行方不明になっております。先ほど政務次官から報告がございました四十九名という行方不明の中にこの十名の方々が含まれておるという状況でございます。
 その後、非常に坑内が危険な状態でございますので、私どもの現地の本部におきましては、会社側からの希望を聴取しながら、安全性を配慮し、第三次災害を引き起こさないよう十分配意しながら、第一次、第二次、第三次という形で探検隊を坑内に派遣いたしまして、できるだけ災害発生現場と推定される個所に近寄るべく努力をいたしましたが、一定の個所より先は黒煙と高熱、有毒ガスのために近寄ることができないばかりではなく、その後危険地域が徐々に広まりつつあるという状況にございましたところ、十月十八日午前二時から二時四十分ごろ、これは坑外の感知器によりまして推定したデータによってそのころと推定しておりますので時間は必ずしも正確ではございませんが、そのころ、やはり北部入気斜坑方面の坑内において小規模なガス爆発が発生したものと推定されますが、この時点におきましては、救護隊ほかすべて坑外に出しておりましたので、罹災者は発生をいたしておらないわけでございます。
 こういう状況のもとにおいて、坑内の状況は悪化をしてきておりますので、火災の拡大を防止すると同時にガス爆発の発生に対応するための措置といたしまして、十八日午後八時二十分ごろから午後十一時ごろにかけまして、入気側の二カ所の入口を空気袋によってふさぎまして入気を制御する措置をとりました。これによりまして酸素の供給を遮断することによって火勢の弱まりを期待したわけでございます。ただし、御承知のように行方不明者の生存の可能性がございますし、これらの方々が、坑内に設けられております避難施設、ビニールハウスと称されておるところの中に入っておりまして坑外から送られる圧搾空気を吸いながら生存しておる可能性というのが万々が一にも存在するという限りにおきまして、私どもといたしましては、この圧搾空気の供給は遮断することなく引き続き供給をさせておるところでございます。
 したがいまして、空気を遮断し酸素を遮断いたしましても、この方面からの酸素の供給は完全に停止できておる状況にないわけでございますが、いずれにいたしましても、この密閉作業も非常に危険でございましたので、作業終了後直ちに救助の作業隊を退避させ、その後引き続き坑内のガス濃度、温度等の推移の観測を行い、分析を行って現在に至っておるわけでございますが、現在に至るも火勢の衰えを予知させるような状況はなく、情勢の変化は必ずしも見られません。
 したがいまして、空気遮断によって好転が見られないまま現在に至っておる、こういう状況にあり、現場の関係者はかなり苦慮をしておる状況でございます。専門家の意見等も聴取しながら、現地においてやはりデータの観測分析とともに情勢判断、今後の対応を監督局長が責任者として検討を行い、会社側の意見等も聴取しておるところでございます。
 以上でございます。
#10
○委員長(森下泰君) 御苦労さまでした。
    ―――――――――――――
#11
○委員長(森下泰君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。
 北炭夕張炭鉱株式会社夕張新炭鉱における災害の実情調査のため、委員派遣を行うこととし、派遣委員、派遣期間等の決定はこれを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○委員長(森下泰君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十一時二十分散会
ソース: 国立国会図書館
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