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1947/09/20 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号
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1947/09/20 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号

#1
第001回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号
  付託事件
○在外同胞引揚促進及び引揚者の援護
 更生に關する請願(第五號)
○ビルマ残留同胞引揚促進に關する陳
 情(第三號)
○樺太残留同胞引揚促進に關する陳情
 (第五號)
○南方残留同胞引揚促進に關する陳情
 (第六號)
○南方残留同胞引揚促進に關する陳情
 (第八號)
○引揚者、復員者及び留守遺族の救濟
 緊急對策に關する陳情(第十八號)
○在外残留同胞引揚促進に關する陳情
 (第三十號)
○在外残留同胞引揚促進に關する陳情
 (第三十一號)
○海外引揚者に對する生業資金貸出に
 關する陳情(第三十二號)
○海外引揚者所有の農地に關する陳情
 (第三十三號)
○ソ連軍管下の未復員軍人歸還促進に
 關する請願(第七號)
○舊滿鐵社員の會社に對する諸請求權
 に關する請願(第九號)
○海外残留同胞引揚促進に關する陳情
 (第四十八號)
○海外残留同胞引揚促進に關する陳情
 (第五十三號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 七十五號)
○有外同胞引揚促進に關する陳情(第
 八十一號)
○有外同胞引揚促進に關する陳情(第
 百四號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 百十號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 百二十一號)
○滿洲における同胞救濟金の償還に關
 する請願(第五十五號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 百二十四號)
○舊滿鐵社員の對會社請求權確保に關
 する陳情(第百三十九號)
○有外同包引揚促進に關する陳情(第
 百四十二號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 百五十一號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 百五十九號)
○在外同胞引揚促進に關する請願(第
 八十三號)
○海外引揚者生存權保證等の問題に關
 する請願(第八十四號)
○有外同胞引揚促進に關する陳情(第
 百八十二號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 百八十四號)
○海外引揚者の更生に關する陳情(第
 百九十八號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 二百號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 二百十四號)
○海外引揚者更生對策に關する請願
 (第百四號)
○海外引揚者の住宅問題に關する請願
 (第百五號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 二百四十一號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 二百五十五號)
○在外同胞引揚促進に關する請願(第
 百六十三號)
○海外引揚者の住宅問題に關する陳情
 (第二百六十三號)
○海外残留同胞所有農地に關する陳情
 (第二百六十五號)
○在外同胞引揚促進に關する陳情(第
 二百八十五號)
○戰爭犠牲の公平負擔に關する陳情
 (第二百八十七號)
○海外引揚者更生對策に關する陳情
 (第二百九十一號)
○在外引揚促進に關する陳情(第三百
 一號)
  ―――――――――――――
昭和二十二年九月二十日(土曜日)
   午前十時十一分開會
  ―――――――――――――
  本日の會議に付した事件
○現地視察のため函館に議員派遣に關
 する件
  ―――――――――――――
#2
○理事(淺岡信夫君) それではこれから在外同胞の甫朴委員會を開くことにいたします。お言葉に甘えまして私が座長の席を汚さして頂きます。
 まず取敢えず問題といたしまして、今度衆議院におきまして、曾て參議院において舞鶴に委員を派遣されましたように、衆議院において函館に委員を派遣されることになつたのであります。
 この問題につきまして北條委員から度々お話があつたのでありますけれども、どうしてもこの引揚の問題に關しましては、衆議院とか參議院とか、或いは各黨派とかいうことを離れて、國會が一本になつて行くことがよいのではないか、そうした點から考えますると、今後引揚港に行くことに對しまして、衆議院から行く場合には、參議院もこれに同調するというような議が出たのであります。それを皆さんにお諮りいたしたいと思うのであります。取敢えず對策といたしましては議員派遣要求書を議院運營委員會に出したいと思います。
 一、派遣の目的
 本委員會に付託されている請願、陳情場の審査上、必要であるので函館港において、引揚者の受入態勢及び引揚實績等を實地調査すると共に、終戰二ケ年に亙る辛苦を經た引揚者に對して、衆議院代表者と共に慰門激勵を行ない、引揚者の日本建設への覺悟を固めしめたい。
 というのであります。これについてお諮りいたしたいのは派遣委員でございます。同時に派遣期間竝びに派遣地、費用等でございますが、これに對しまして皆さんの御意見を御開陳頂きたいと思います。
#3
○北條秀一君 九月二十五日樺太からの歸還船がありますので、その歸還状況を視察されることが最も望ましいのであります。従つて二十三日にこちらを出發して頂いて、二十七日にこちらに歸つて頂く。大體そういう豫定でいけると思います。従つてそういうふうにお取計らい願いたいことを希望するのであります。
 尚現地視察に派遣される議員につきましては、衆議院の方では二人と決定しております、參議院の方におきましても本會議の關係もありますので、成るべく人數を少くいたしまして、二人派遣することにいたしたらいかがかと思います。
#4
○中平常太郎君 只今の北條委員の御説に贊成いたします。私はこの際一言したいのは、舞鶴において、歸還者、復員者を迎えた場合に大變それによつて彼の地における残留者の状態、或いは又引揚者の人々の艱難辛苦の状態を直接伺うことができまして、今後の施策の上に大變有效であつたと思うのであります。それで不明なのは樺太であります。樺太の側もこういうふうに行つて受入態勢を調べ、尚且つ樺太から歸つて來る人々によつてどういう状態にあるかという實地の状況を知るということは分散しない前に、集團的に歸られたところの人々の本當の國から生きたなまなましいところの實際の實情をそこで聞くということは我々今後國會に反映さす上において極めて必要なことと思いますから、例えば舞鶴を視察しました後も、今度又函館の方を視察するということが樺太を知る上において必要と存じますから、ぜひ一つこれは二名選出して行つて頂くということには賛成いたします。
#5
○理事(淺岡信夫君) 只今北條議員の御提義に對し中平議員の全面的な贊成の意思が表明されましたが、この問題をそのまま採り上げようと思いますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」「贊成」と呼ぶ者あり〕
#6
○理事(淺岡信夫君) それでは全員贊成と認めます。そこで派遣期間は大體北條議員が申されたようになりますが、派遣議員でございます。この二名の議員の御選定を頂きたいと思います。
#7
○北條秀一君 今打合せたのですが、大分キヤウさんと井上なつゑさんお二人とも出掛けることができるようですから、御足勞を願いたい、かように思います。
#8
○理事(淺岡信夫君) 只今北條委員の提案によりまして木内委員と井上委員、兩議員を派遣したいと思いますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」「贊成」と呼ぶ者あり〕
#9
○理事(淺岡信夫君) それでは御異議ないものと認めます。議員派遣に關してのこの會はこれで閉じることにいたしますゐガ外に御意見ありましたら……。
#10
○中平常太郎君 昨日の合同打合會におきまして私は一言觸れたのでありますが、その議に感謝という言葉……その感謝の氣用がとかく中央のマツカーサー司令部の本部にのみ集まるということでは、本當の意味において世論の換起にもならないと思うのであります。これはやはり各縣に進駐軍が駐屯しておるのでありますから、歸られたところの當人からは、実はこれは受入態勢のところで援護院の方で十分注意してもらいたいと思うのであります。函館においても、無鶴においてもでありますが、禮状というものは、これはえらい目に會つたから禮状を出す必要はないということを言うでありましようが、儀禮といたしましてもやはりその都市々々の進駐軍の方へ御世話になつた、大體船のお世話になつておりますから、そういうような禮状を出すように歸還者に指示を與えるということ、そういうことは集まつておるところでうまくやつて頂きませんと、ばらばらになつたら、ありのままを言いますと禮状を出す人はほとんどなかつたらうと思ふ。これは一人の禮状でも進駐軍は大變に喜ぶのです。だから二千人歸つた場合に假に二千人の人がそれぞれのところにおきまして五十、百というふうに進駐軍の方へ禮状が參りますれば、どこでも悉くマツカーサーの方へ正當な報告が參りまして、これが群衆心理となりまして、マツカーサーの方では又々尚深い同情を持つて載けることになろうと思いますから、歸られた人々からは一つの儀禮でもありますし、又本當にその禮でもありますから禮状はその土地々々の進駐軍に葉書でよろしいから出すようにといふ指示は援護局の方で適當な機會に皆に通じるようにして頂きたいと思う。それは函館へ行かれる人々によつて一つ注意を援護院の方で與えて頂きたいと思います。どうぞ。
#11
○理事(淺岡信夫君) 只今中平委員の誠に結構なお話を伺いましたが早速この問題につきましては昨日衆議院と合同協議會を開きましたが、その節にも引揚げて歸つて來た人達の歸つて來たという知らせの電報は一つ無料にしたらどうかといふような問題と一括いたしまして、援護院竝びに逓信省關係、政府關係に話をして善處をすることにいたしたいと思いますが、いかがでございますか。
   〔「贊成」と呼ぶ者あり〕
#12
○北條秀一君 一つだけ希望を述べることをお許し願いたいと思うのですが、今囘函館に兩議員が派遣されることになつたのでありますが、北海道におきます歸還者に對する受入れ態勢が現在のところでは非常に拙いと思うのです、と言いますのは、北海道ではもうすでに樺太から歸る連中を全面的に收容する能力がなくして、その三分の一以上というものはこれは東北六縣の方に收容して貰わなけれどならんというような要望があるようでございますが、然るに東北六縣は御承知の通り先般大水害に遭い、今囘又關東水害の全波をうけて相當被害をうけておるような状態であります。從つて樺太に行つております邦人が主として北海道から出ておるというような親縁知縁的な關係もあるのでありますが、果して北海道でこれらの人達を收容する能力が本當にないのかどうか、こういう點につきまして、派遣される兩議員におかれましては、特に氣をつけて、實情をお調べ願いたいということを希望するのであります
#13
○理事(淺岡信夫君) 只今北條委員のお話になりました件につきましては、どうぞ派遣されますお二人さんの方におきまして、一つ十分御留意を頂きたいと思います。同時に函館まで參られますには、水害の地方を通つて頂くのでありますから、十分一つ身體に御留意頂きたいということを願い、この會を閉じたいと思いますが、いかがでありますか。
   〔「贊成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○理事(淺岡信夫君) それでは御苦勞さまでございました。
   午前十時二十四分散會
 出席者は左の通り。
   理事
           淺岡 信夫君
           木内キヤウ君
           北條 秀一君
           星野 芳樹君
   委員
           中平常太郎君
           草葉 隆圓君
           井上なつゑ君
           楠見 義男君
           田村 文吉君
           藤野 繁雄君
           穗積眞六郎君
           村上 義一君
           中西  功君
ソース: 国立国会図書館
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