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1979/04/01 第91回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第091回国会 議院運営委員会 第15号
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1979/04/01 第91回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第091回国会 議院運営委員会 第15号

#1
第091回国会 議院運営委員会 第15号
昭和五十五年四月一日(火曜日)
    午前十一時四十三分開議
 出席委員
   委員長 亀岡 高夫君
   理事 山下 元利君 理事 松永  光君
   理事 石井  一君 理事 森  美秀君
   理事 森  喜朗君 理事 山口 鶴男君
   理事 山田 太郎君 理事 東中 光雄君
   理事 西田 八郎君
      小里 貞利君    狩野 明男君
      北口  博君    高橋 辰夫君
      玉沢徳一郎君    保利 耕輔君
      斉藤 正男君    山花 貞夫君
      春田 重昭君    中路 雅弘君
 委員外の出席者
        議     長 灘尾 弘吉君
        副  議  長 岡田 春夫君
        事 務 総 長 大久保 孟君
    ―――――――――――――
委員の異動
四月一日
 辞任         補欠選任
  竹内  猛君     斉藤 正男君
同日
 辞任         補欠選任
  斉藤 正男君     竹内  猛君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 特別委員会設置の件
 本会議における議案の趣旨説明聴取の件
 庶務小委員長の報告
 国会議員互助年金法の一部を改正する法律案起
 草の件
 議院に出頭する証人等の旅費及び日当支給規程
 の一部改正の件
 本日の本会議の議事等に関する件
     ――――◇―――――
#2
○亀岡委員長 これより会議を開きます。
 まず、特別委員会設置の件についてでありますが、安全保障特別委員会設置に関しまして、従来から議院運営委員会理事会等におきまして、各党とも鋭意御協議を願って今日に至ったのでありますが、残念ながら、なお最終的に意見の一致を見るに至っておりません。
 この際、本件につきまして御協議を願います。山口鶴男君。
#3
○山口(鶴)委員 日本社会党は、昭和五十二年以来、議会制度協議会並びに議院運営委員会理事会において、いわゆる防衛特別委員会は、国政調査権に基づき、日米安保条約、自衛隊の調査を行うものとし、法律案の審議は行わないものとすることを確認すべきである、この点を明確にした上で、名称並びに設置目的に関しては、各党間の話し合いによるべきであると一貫して主張してきたのであります。
 今回の安全保障特別委員会の設置並びに設置目的に関する提案は、日本社会党のこの一貫した主張にこたえるものであります。
 また、わが党の基本的態度を保障するための安全保障特別委員会設置に関する申し合わせが、議院運営委員会理事会において全会一致でなされました。よって、日本社会党は、安全保障特別委員会の性格は、国政調査権に基づく調査を行う特別委員会であると認識し、ただいまの提案に賛成いたします。
#4
○亀岡委員長 山田太郎君。
#5
○山田(太)委員 公明党は、安全保障特別委員会の設置に賛成であります。
 今日まで、国会に国の安全保障について専門的に審議をする委員会がなかったことは、国権の最高機関として国会の欠落の部分であったと思います。
 わが党は、昭和四十五年一月の第六十三回国会各派協議会において、自衛隊のシビリアンコントロールの強化とわが国の総合安全保障の国民的合意を確立するため、安全保障特別委員会を設置すべきであると提案いたしてきました。
 以来十年間、議会制度協議会あるいは議運理事会等において、その実現に努力を続けてきました。ようやく共産党以外の各党の合意で実現することになり、特別委員会の名称も設置目的も、ほぼわが党の主張に近いものになったことを高く評価するものであります。
 最近のマスコミ論説を初め国民世論は、この特別委員会の活動に期待しており、国会とし、これにこたえるため最大の努力を払うべきであると思います。
 そこで、この機会に申し上げておきたいのは、各党とわれわれが苦労を重ねて実現を見るに至ったことをよく関係者が考慮して、設置の論議の経過と設置の目的等を尊重し、運営が党利党略に偏らないようにしてもらいたいと思います。そうして、問題の重要性にかんがみ、従来の委員会の運営にとらわれることなく、議員同士の円卓方式によるディスカッション等、運営に工夫を重ねて、国民の期待に十分こたえていただきたいことを要望しておきたいと思います。
 安全保障特別委員会の設置問題は、わが党としては十年間にわたる悲願であったが、この間、各党と徹底した議論を行いました。ただ、返す返すも残念なことは、先刻の理事会までは共産党の合意が得られなかったことであります。
 以上でございます。
#6
○亀岡委員長 東中光雄君。
#7
○東中委員 日本共産党・革新共同は、議会制度協議会の中におきましても、日米安保条約、自衛隊の実態の調査に限定した特別委員会を設置することを主張してまいりました。それは、日米安保条約及び自衛隊は、いずれも日本国憲法上許されない違憲のものであるという主張に立ちまして、しかし、現実に存在しておる安保条約の実態及び自衛隊の実態について、国権の最高機関である国会において国政調査権を発動して十分な調査をし、その実態を国民の前に明らかにしていくことが必要であるやこういう観点に立っておったものであります。
 いま提案されようとしております、日米安全保障条約及び自衛隊等国の安全保障に関する諸問題を調査し、その対策を樹立するための安全保障特別委員会というのは、こういった私たちの考え右とは基本的に違っておる立場に立ったものだと思っております。
 日米軍事同盟を強化し、自衛隊の増強という右向に向かっての安全保障問題一般についての調査、対策樹立ということになっておりますので、これは一九七〇年、当時の防衛庁長官であった中曽根康弘氏が長官として、まず国会にこういう委員会をつくり、そういう順序を経て、国防省に防衛庁を昇格させるというような構想を言われたことがありますが、その延長線上にある。もちろん、いま国防省に昇格させようという具体的な問題が起こっておるわけではありませんけれども、しかし、そういう方向に乗った自衛隊増強、日中軍事同盟の強化という方向での委員会が意図されておるように思うわけであります。
 そういう点で、こういう委員会の設置は基本的に反対である。しかし、委員会で現に安保条約や自衛隊についての実態を調査するということはきわめて重要である、このように考えておるわけであります。そういう点で、この特別委員会設置には反対するものであるということを申し上げておきたいと思います。
#8
○亀岡委員長 西田八郎君。
#9
○西田(八)委員 わが民社党・国民連合は、安全保障特別委員会の設置につきましては、十数年前から提唱をしてきたところでございます。幸いにしまして、本日、共産党の反対はございますけれども、安全保障特別委員会が設置されるということになりましたことはきわめて歓迎すべきことでありまして、全面的に賛成をいたします。
 今日、わが国を取り巻く情勢はきわめて厳しいものがありますし、国の防衛並びに安全保障について国民の大きな関心が寄せられておりますときに、国民の代表である国会の中にこうした委員会が設けられまして、いわゆる自衛隊のシビリアンコントロールを初め、安全保障全体について討議をする場所ができたことは、国民の期待にもこたえるものだ、こういうふうに考えております。
 今後の運営その他につきまして、いろいろむずかしい問題もあろうと思いますが、ひとつ互いに胸襟を開いて、わが国の安全をさらにより確実なものにしていくために、一層委員会の審査、国政調査がスムーズに進められて成果を上げるように期待をして、賛成をいたします。
#10
○亀岡委員長 それでは、各党から御意見を承りましたが、一致いたしておりませんので、やむを得ず採決いたします。
 日米安全保障条約及び自衛隊等国の安全保障に関する諸問題を調査し、その対策を樹立するため委員二十五人よりなる安全保障特別委員会を設置することとし、本日の本会議においてその設置を議決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
    〔賛成者挙手〕
#11
○亀岡委員長 挙手多数。よって、さよう決定いたしました。
 なお、本特別委員会委員の各会派割り当て数は、自由民主党・自由国民会議十三人、日本社会党五人、公明党・国民会議三人、日本共産党・革新共同二人、民社党・国民連合二人となります。
    ―――――――――――――
#12
○亀岡委員長 次に、本日運輸委員会の審査を終了した海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案について、委員長から緊急上程の申し出があります。
 右案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○亀岡委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ―――――――――――――
#14
○亀岡委員長 この際、庶務小委員長から報告のため発言を求められております。これを許します。山下元利君。
#15
○山下(元)委員 本日の庶務小委員会において協議決定いたしました案件について、順次御報告いたします。
 まず、国会議員互助年金法の一部改正の件でありますが、これは、昭和四十九年三月三十一日以前に退職した国会議員等に給する互助年金について、基礎歳費月額五十六万円を、本年四月から、五十八万円に引き上げた年額に改定するとともに、納付金率を歳費月額の百分の九から百分の九・三相当額に引き上げること、及び国民年金に任意加入ができるようにしようとするものであります。
 次に、議院に出頭する証人等の旅費及び日当支給規程の一部改正の件でありますが、これは、本年四月から、証人等の出頭した日の日当について、陳述に要した時間が四時間未満の場合は三百円引き上げて一万一千六百円に、四時間以上の場合は四百円引き上げて一万四千円にしようとするものであります。
#16
○亀岡委員長 それでは、ただいま庶務小委員長から報告のありました小委員会の両案につきまして、順次採決いたします。
 まず、国会議員互助年金法の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案を委員会の成案と決定し、これを委員会提出の法律案とするに賛成の諸君の挙手を求めます。
    〔賛成者挙手〕
#17
○亀岡委員長 挙手多数。よって、さよう決定いたしました。
 次に、議院に出頭する証人等の旅費及び日当支給規程の一部改正の件は、お手元に配付の案のとおり決定すべきものと議長に答申するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#18
○亀岡委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ―――――――――――――
#19
○亀岡委員長 次に、ただいま本委員会提出とするに決定いたしました国会議員互助年金法の一部を改正する法律案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#20
○亀岡委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
#21
○亀岡委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出に係る労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行うこととするに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#22
○亀岡委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、右案の趣旨説明は、藤波労働大臣が行います。
 右の趣旨説明に対し、日本社会党の佐藤誼君から、質疑の通告があります。
 質疑時間は、十五分以内とするに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#23
○亀岡委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。
#24
○亀岡委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
#25
○大久保事務総長 まず最初に、安全保障特別委員会の設置につきまして、議長よりお諮りいたします。共産党さんが反対でございますので、起立採決をもって行います。
 次に、日程に入りまして、日程第一、第二を一括議題といたしまして、北側建設委員長の御報告がございます。いずれも全会一致でございます。
 次に、運輸委員会から上がってまいりました海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案を緊急上程いたします。古屋運輸委員長の御報告がございます。これは全会一致下ございます。
 次に、ただいま御決定いただきました国会議員互助年金法の一部を改正する法律案を緊急上程いたします。本案につきましては、慣例によりまして、その趣旨弁明は庶務小委員長である山下先生にお願いいたします。共産党が反対でございますので、起立採決をもって行います。
 次に、趣旨説明に入りまして、労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案につきまして、藤波労働大臣の趣旨の説明がございます。これに対しまして、社会党の佐藤さんから質疑がございます。
 以上でございます。
#26
○亀岡委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時二十分予鈴、午後零時三十分から開会いたします。
#27
○亀岡委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来る八日火曜日午後一時から開会することといたします。
 また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十一時五十八分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
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