くにさくロゴ
1979/05/16 第91回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第091回国会 本会議 第25号
姉妹サイト
 
1979/05/16 第91回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第091回国会 本会議 第25号

#1
第091回国会 本会議 第25号
昭和五十五年五月十六日(金曜日)
    ―――――――――――――
 議事日程 第二十四号
  昭和五十五年五月十六日
    午後二時開議
 第一 昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第二 国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第三 公共企業体職員等共済組合法及び昭和四十二年度以後における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第四 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第五 地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 大平内閣不信任決議案(飛鳥田一雄君外五名提出)
    午後五時五分開議
#2
○議長(灘尾弘吉君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
#3
○玉沢徳一郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。
 すなわち、飛鳥田一雄君外五名提出、大平内閣不信任決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略して、この際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
#4
○議長(灘尾弘吉君) 玉沢徳一郎君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○議長(灘尾弘吉君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。
    ―――――――――――――
 大平内閣不信任決議案(飛鳥田一雄君外五名
  提出)
#6
○議長(灘尾弘吉君) 大平内閣不信任決議案を議題といたします。
 提出者の趣旨弁明を許します。飛鳥田一雄君。
    ―――――――――――――
 大平内閣不信任決議案
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔飛鳥田一雄君登壇〕
#7
○飛鳥田一雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました大平内閣不信任決議案について、提案の趣旨を御説明いたします。(拍手)
 まず、案文を朗読いたします。
  本院は、大平内閣を信任せず。
  右決議する。
    〔拍手〕
 以下、私は、不信任の主なる理由を順を追って明らかにしていきたいと存じます。
 不信任の第一の理由は、大平内閣が、みずからの経済政策の失敗と行き詰まりが招いた財政危機、インフレ、物価高などの犠牲を国民に転嫁し、議会政治の民主的ルール、与野党間の信義をすら踏みにじって、国民生活、福祉の切り下げに躍起となっていることであります。
 特に、本年度予算案は、基本的には大企業優先、国民生活への無責任な姿勢を貫いたものでありますが、わが党を初め大部分の野党は、その中で、せめて少しでも国民の切実な願望に近づけることを求め、政府・与党との間で予算修正を折衝し、努力を重ねてまいり、その結果、決して十分とは言えないにしても、たとえば老齢福祉年金の引き上げ、物価対策などについて政府・与党との合意を成立せしめ、大平内閣も千四百十四億円に上る実質修正を確約されたのであります。したがって、これらの改善は、政府が他の案件に優先して、確約どおり緊急に実施するのが当然であるにもかかわらず、いまだに実施に移さないのは一体いかなることか、私たちが断じて許し得ないところであります。(拍手)
 さらに、会期末に至って、健康保険法、厚生年金、国民年金の改善などの自民党との合意事項についても、大平内閣は、自民党の党利党略あるいは日本医師会その他の圧力団体に振り回されて日の目を見ず、国民のせめて一歩でも前進をと期待いたしております観念を裏切り、人々はその冷酷な取り扱いに憤激をしているのであります。この大平内閣の責任は、政治的にも道義的にも重大と言わざるを得ません。それはまさに議会制民主主義の否定につながる態度と言っても過言ではないのであります。(拍手)
 大平総理、あなたの耳には聞こえてきませんか。あなたの目には見えないのでしょうか。
 つい先日も、老人病院の火事で、四人のお年寄りが人手不足のため誘導する人もなく、互いに名前を呼び合いながら焼け死んでいったという悲惨な事故が起きています。病弱な子供を抱えた母親が、前途に希望を失って、子供とともに自殺したという悲しい記事が毎日のように報道されています。
 御承知だとは思いますが、わが国のホームヘルパーの数は、スウェーデンに比べると、人口当たりでは百分の一にすぎないという驚くべき実態のまま放置されていることであります。
 そういう政治の貧しさの犠牲にされている人々のためにわずかでも報いたいという努力を、公党間の約束をすら破って足げにするあなたには、もはや総理としての資格が全くないと言わざるを得ないのであります。(拍手)
 この国会では、勤労国民のために週休二日制が論議され、その速やかな実施が期待されておりました。しかし、大平内閣は、それにも難癖をつけ、ついに国会への提出さえ見送ってしまわれたのであります。
 地域住民の熱望する環境アセスメント法案についても同様であります。住民参加、公開、公聴会、自治体への権限委譲といった原則をすっかり骨抜きにして、それでもなおかつ、大企業への気がねから国会への法案提出を怠っているのは一体だれですか。
 さらにまた、物価をごらんなさい。消費者米価、電気・ガス、国鉄運賃、たばこ、授業料など、ことしに入ってからまさに公共料金の値上げラッシュであります。政府見通しの消費者物価上昇率六・四%などという数字を当てにしている者は、この世間でだれもいないのであります。便乗値上げ抑制のために買い占め売り惜しみ防止法など、いわゆる生活二法を発動することさえ渋っている政府に、何をどうして期待することができるのでしょう。国民は、二けた台の上昇率必至という実感の中から、先行き不安におびえ、大平内閣の失政を厳しく追及しているのであります。あなたはこの国民の生活実感を無視なさるのでしょうか。
 大平総理大臣、あなたは、五年前に大蔵大臣として赤字国債の大増発に踏み出し、財政危機、インフレの種をまいた人であります。今年度末には七十一兆円もの発行残高に達する国債を抱えた財政破綻をつくろうために、あなたは、一方において一般消費税を唱え、今後も大衆増税の強化、福祉、民生予算の圧縮を進めつつありますし、他方では法人税増税を見送り、アメリカの要求をうのみにして、防衛費の大幅増強を図るとされています。一体、それによってわが国の財政は、経済は、国民生活の格差と不平等はどうなるのでありますか。あなたの顔はどちらを向いているのですか。(拍手)
 もはや、多くの国民は、その答えを持っています。毎月記録的な倒産件数にあえいでいる中小企業者、減反という名の農業つぶし政策に悲痛な声を上げている農民、そして、物価高の中で家計簿の赤字をにらみながらひそかにため息を漏らしている主婦たち、これらの人々は、一日も早くあなたが政権の座からおりる日を待ち焦がれているのであります。(拍手)総理は、率直かつ謙虚にその声に従うべきでありましょう。
 第二の不信任の理由は、大平内閣が、議会政治史上最大の汚点と言うべき金権腐敗政治について、責任を単に回避しているだけではなく、その一掃のために何らの努力も誠意をも示さず、活として国民の政治不信、民主政治の危機を放置して省みないという点にあります。(拍手)
 ロッキード事件、ダグラス、グラマン事件等の航空機汚職に続く鉄建公団汚職、KDD事件、K・ハマダの事件など、相次ぐ政治汚職、金権腐敗の根源は、まさに多年にわたる自民党一党支配のもとで、政、財、官の三者が人事、資金、情報を独占し、密室政治を行ってきたことにございます。このような政、財、官癒着の構造汚職を一掃するために、何よりも国民の前に真相を明らかにして、疑惑の徹底解明を行うことが必要であります。わが党初め野党がこぞって、国会での徹底審議、浜田幸一前代議士、服部元郵政大臣らの国会への証人喚問を強く求めているのは、まさにこのためなのであります。(拍手)
 しかるに、自民党政府は、これを拒否し、国民が求める汚職の解明にふたをすることに必死になっておられるのであります。自民党総裁としても、総理としても、大平さんの責任が厳しく追及されなければならないのであります。(拍手)
 特に、大平総理、あなたがロッキード事件の被告である田中元総理の盟友であることは、天下周知の事実であります。だからこそ、国政の最高責任者として、とりわけ厳正な政治姿勢が求められるのであります。
 ところが、それにもかかわらず、今回のK・ハマダ事件についても、大平総理は「どんな事件かは浜田君に聞いたらよい、党のかかわる問題ではない」などと記者会見で語ったと伝えられております。総理として、総裁として、まことに無責任きわまる態度と言わざるを得ないのであります。(拍手)
 これでは、自民党の皆さんがどんなに美辞麗句を連ねた倫理憲章を作文しても、結局それは絵にかいたもちではありませんか。否、国民を欺き、愚弄するものとさえ言わなければならないのであります。(拍手)
 福田前総理は、自民党の総裁予備選挙に関して、幽霊党員が半分はいると言われている、それが買収や立てかえで行われ、そのままそれが首相の座につながるものになると、一億総腐敗、腐敗列島日本になってしまうと心配されています。(拍手)大平総理自身が公認した宇野亨代議士の大がかりな買収選挙も、そういう心配が単なる杞憂でなかったことを示しているのでありましょう。
 この恐るべき自民党政府の腐敗体質、金権政治に対して、大平総理が勇断を持って改革の誠意を示されたことは、ただの一度といえどもなかったのであります。いまや、大平内閣には、目に余る金権腐敗政治を正し、民主政治の基盤を守ろうとする意思もなければ、もはや能力もないと言わざるを得ないのであります。(拍手)そして、こうした構造的汚職、腐敗政治こそ、国民の政治不信の根源であり、なかんずく、青年の政治離れの根源ではないでしょうか。大平総理は、この点だけでも、国民の前に深く恥じ、即刻退陣をなさるべきであります。(拍手)
 不信任の第三の理由は、大平総理が、今回の日米首脳会談でも示されているように、全く自主性なき外交姿勢でアメリカに追随し、喜んでアメリカの防衛力増強要請を受け入れられ、新たな緊張激化政策に加担し、軍事大国化への道に踏み出そうとしている点にあります。
 今日、イラン、アフガニスタン問題に絡むアメリカの経済制裁や軍事措置など相次ぐ強硬策については、アメリカ国内でさえ、冷静な人々の間から深い憂慮の声が生じているのであります。たとえばアメリカ外交界の長老ジョージ・F・ケナン氏は、第二次世界大戦以来、ワシントンでいまほど過激な軍国主義思想や言論が横行したことはなかったと述べておられます。
 西欧の諸国も、アメリカの協力要請にはきちんと一歩距離を置いて、それぞれの主体的な外交を進めつつあります。このことは、西ドイツのシュミット首相が近く訪ソすることを約束したという事実にもよくあらわれているところであります。
 ところで、大平総理、あなたは、カーター大統領がいかに大統領選挙を控えての焦りからとはいえ、一つ間違えば戦争の引き金にもなりかねない人質救出作戦という軍事的冒険を行った直後にアメリカを訪問した最初の友好国首脳であります。ところが、総理は、一言も日本の自主外交の立場を主張することもなく、武力による力の行動を批判するのでもなく、共存共苦という言葉や、わが国は犠牲を恐れないという言葉まで使って同調、加担したことは、一体どういう意味ですか。(拍手)それはまさに日本国民の誇りを傷つけ、平和を破壊するものと言わざるを得ません。
 イラン、アフガニスタン問題の重要な測面は、第三世界諸国の自立の要求の前に、アメリカやソ連といった大国の力の政治が反省を求められているということにございます。わが国は、アメリカに対して、南北問題への理解に基づき、平和解決のための第三の道を提言すべきであったのであります。
 とりわけ、資源を多く外国からの輸入に依存するわが国は、資源の豊富なアメリカとはおのずから異なる立場に立っています。わが国は、いかなる国とも平和五原則に基づいて平和友好の道を追求すべきであり、強硬策をとるアメリカとの同盟をいたずらに強調し、安易に犠牲を恐れずなどと口にすることは、平和を願う日本国民大多数の意思に背くものと断ぜざるを得ません。(拍手)一体、犠牲を恐れずとおっしゃいますが、だれがその犠牲を背負うのですか。
 また、これまで日本に対してよい感情を抱いてきたイラン国民の間に、日米会談に対する失望の声が広がっていると伝えられていることも重大であります。総理の責任は、まさに追及されなければなりません。
 また、大平総理は、カーター大統領が明らかに防衛庁の中期業務見積もりを指して、政府部内にある計画を早目に達成するよう要請したのに対し、来年度予算の編成段階で具体的な回答を出すとの見解を表明せられております。これは、明らかに計画の短縮達成を意味していますが、問題はきわめて重大であります。
 そもそも、防衛庁の中期業務見積もりは、国会の審議はおろか、閣議了解すらない、防衛庁の内部計画にすぎず、それを平然と既成事実化して強行ずることは、シビリアンコントロールの否定であり、国会機能を無視するものであります。(拍手)総理は、こんなことまで日米首脳会談に持ち出されて、どこに自主外交の姿勢があると言えるのですか。
 しかも、中期業務見積もりを短縮するには、一兆円以上の防衛費増額が必要と言われております。財政危機の現状から見て、これが大衆増税、福祉切り下げ、インフレ高進をもたらし、国民生活への犠牲を強いるものであることは明らかでありましょう。
 大平総理は、従来、防衛予算については、第一に、最近の国際情勢とアメリカ、西欧諸国の努力、第二に、日本の財政経済状況、第三に、国民のコンセンサスの三点を頭に置き、できる限りの努力を着実に積み上げていくと述べておられました。それが、訪米とともに途端に態度を変え、第二の日本の財政経済状況、第三の国民のコンセンサスという二つが総理の頭の中から消えてしまいました。
 すでに軍事力で世界第八位と言われるわが国が、総理の言われる着実ではなく、顕著な防衛力増強に踏み込むとすれば、経済大国から軍事大国への危険な坂道を転げ落ち、世界の緊張激化の要素をふやし、日本とアジアの平和を危うくするおそれが強いのであります。
 いま国民が求めているのは、この危険な冒険の道ではありません。国民が求めているのは、第一に、金権腐敗政治を一掃し、政治を浄化し、民主政治を確立することであります。(拍手)第二に、格差と不公平を是正し、インフレ、物価を抑え、福祉と生活優先の経済政策に切りかえて、国民生活の安定向上を図ることであります。(拍手)第三に、危険な軍事大国化への道をやめて、平和五原則に基づいて、あらゆる国との平和友好関係を樹立し、日本と世界の平和をつくり出すことであります。
 大平内閣の政治が、この国民の求めているところにすべて逆行し、国民と全く離反した道を歩んでいることは、いまや明白となってまいりました。
 すでに各紙の世論調査を見ましても、大平内閣の支持率は三割を切ってしまい、支持しないと表明する人の率は、過半数を超えているのであります。
 大平総理、繰り返すまでもなく、あなたの政権に対する国民的基盤は崩れ去っております。この現実を率直に認め、私たちの不信任案の決議をまつまでもなく、みずから即刻退陣すべきことを最後に申し上げて、大平内閣不信任案の提案理由の説明を終わりたいと思いますが、どうぞ同僚議員各位の御賛同をここにお願いをいたす次第でございます。ありがとうございました。(拍手)
    ―――――――――――――
#8
○議長(灘尾弘吉君) 討論の通告があります。順次これを許します。大野明君。
    〔大野明君登壇〕
#9
○大野明君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました大平内閣不信任決議案に対し、断固反対の討論を行うものであります。(拍手)
 そもそも内閣の不信任案は、みずから政権を担当する能力のある政党が、内閣の著しい失政の場合に提案することによって、初めて意義のあるものであります。(拍手)
 政権を託するに足る国民の信頼も得られず、また、その主義、その政策においても、現実の政治を担う資質と能力に乏しい野党が、この時期にあって何ら理由のない不信任案を無理やり出したことは、来る参議院選挙目当ての、きわめて宣伝臭の強い党利党略に発したものであると断ぜざるを得ないのであります。議会制民主政治のもとでは、政権を選択するのは、主権者たる国民であります。その国民の意思を無視し、このように内閣不信任決議案を党略に利用する野党の諸君に対し、激しい憤りを覚えるものであります。
 今回の大平内閣不信任案の理由として、第一には、健康保険法改正案や厚生年金法改正案の取り扱いを挙げておりますが、これは内閣の問題でなく、国会の問題であります。また、環境アセスメント法案及び週休二日制法案の未提出を、これまた一つの理由として言っておりますが、国民経済に著しい影響をもたらすような重要法案について慎重に事前の審議を重ねることは、責任ある政府として当然のことであります。
 また、物価対策について、生活二法を発動しないことを不信任理由の一つとして挙げておりますが、現在、わが国の物価動向は、第一次オイルショック後の狂乱物価の状態とは異なり、生活二法の発動を必要とする事態では決してありません。
 このことに関しては、さきに社公民三党からわが党に対して物価対策についての申し入れを受け、わが党も誠意をもって三党と懇談し、その対応について回答申し上げたことは承知されておるはずであります。
 最近は、第二次オイルショック以降の世界的インフレ等の海外要因によって一部の物価が多少上がってはおりますが、それでも現在、わが国消費者物価の値上がりは、西ドイツと並んで、先進諸国中最も低い率で推移しているのであります。
 われわれは、第一次オイルショック後の狂乱物価を、世界各国が賛辞を惜しまぬほどみごとに安定させた実績を持っております。私は、今後の国際物価情勢の動向や、大平内閣の適切な物価対策と国民の英知が相まって、必ずや国民の期待する物価の安定が達成されることを確信して疑わないものであります。(拍手)
 また、浜田幸一前議員の証人喚問等に関しての大平内閣に対する余りにも理不尽な誹謗は、許せないものがあります。
 わが党においては、過般来、綱紀の粛正と政治に対する国民信頼確保のため、全党一丸となって努力を重ねており、本日も、その一環として、党倫理憲章の制定を決めたのであります。浜田前議員の証人喚問は、国会の問題であり、大平内閣不信任の理由としてこれを取り上げるのは、筋違いもはなはだしいと言わざるを得ないのであります。当該委員会において十分話し合いをして決めるべき問題であり、わが党がこれを妨害しているような事実は断じてないのであります。
 大平内閣が、国の防衛について、米国に追随し、外交、防衛政策に自主性がないということを理由として不信任を主張されております。しかし、一体現在の国際情勢をどのように見ておられるのか、その認識の非現実性には公党として一片の存在価値すら認めるわけにはいかないのであります。
 ここ数年間の国際情勢、なかんずく軍事情勢の流れを見ると、ソ連軍事力の急速な増強の結果、米国軍事力の相対的な低下を残念ながら認めざるを得ないのであります。いまや米国は、軍事力においてかつてのごとく絶対優位の態勢を維持することはきわめて困難な事態に立ち至っていることを、友好国としてはまことに残念に思うのであります。
 ことにソ連のアフガニスタン軍事介入と、わが国が多年日ソ交渉で返還を求めておるわが国の北方領土にソ連が強大な軍事基地を建設し、わが国の安全にとってあからさまな脅威を与えることに日本人のだれしもが不安を感じている事実を、野党の諸君は正確に把握しておるかどうか、はなはだ疑問であります。
 大平総理は、このような背景のもとに、世界の平和はもとより、アジア地域及びわが国の平和と安全保障を国民生活に影響することなく確保する道を求め、このたびの首脳会談に臨んだのであって、国政の責任者として当然なことであります。国の命運を左右する首脳会談の内容については、野党の言うがごとき追随外交では決してないのであります。
 いまこそ大平内閣は、国際緊張の高まりとOPECの石油戦略による国際経済の不安の増大に対し、国民にその所信を述べ、国内においてはエネルギー、物価、財政再建等、幾多の困難な課題に直面しておる事態を率直に訴え、国民の自覚と理解を求めるときであります。
 大平内閣のあまたの実績の一つを申し上げますと、国内経済において、不況の中にあっても景気の浮揚に努め、最近の経済は安定するとともに、雇用の増加、賃金の向上等、その経済政策が適切であったことを証明しているのではありませんか。
 私は、国民はこのような大平内閣の成果と政治の取り組み方をより高く評価していると信ずるものであります。それは間もなく行われる参議院選挙の結果が明確に証明することでありましょう。
 野党の内閣不信任決議案は、従来もいわれのない党利党略のものでありましたが、本日提出されました内閣不信任案は、憲法に定める不信任案の意義を履き違えたものであり、否、履くことさえ知らぬ無知をさらけ出したのみであり、まさに国会の権威を著しく傷つけたものと言えるのであります。(拍手)
 間もなく否決されるこのような理由の乏しい不信任決議案に対し、重ねて断固反対をいたし、私の討論を終わります。(拍手)
#10
○議長(灘尾弘吉君) 広瀬秀吉君。
    〔広瀬秀吉君登壇〕
#11
○広瀬秀吉君 私は、日本社会党を代表して、今日大きな怒りと不信の念を持って国政を見詰める国民とともに、大平内閣不信任決議案に対し、賛成の討論を行います。(拍手)
 第二次大平内閣は、昨年十一月六日、第八十九特別国会において、議会制民主政治の歴史と政党政治史において例を見ざる異常な状況の中で誕生しました。自民党内の血で血を洗う激しい抗争の果てに、五百十一名の衆議院議員中百三十八名の支持という、いわば四分の一内閣の十字架を負うて虚弱体質のまま発足したのであります。(拍手)大平総理は、よもや今日このことを忘れておらないと思います。
 越えて第九十臨時国会の所信表明において、首班指名投票の際の異例な方法によったことをみずからの不明として反省し、総選挙に示された国民の厳粛なる審判を謙虚に受けとめて、おごることなく国政を担当すると決意を述べられたのであります。大平総理が真にすぐれた政党政治家であるならば、あの時点において潔く退陣され、みずからの不明を国民に謝し、その政治責任を明らかにして、政治刷新の契機とすべきであったのではないでしょうか。
 あなたが総理になられたとき、国民は、四国の貧農に身を起こし、苦学力行を喜びつつ、弱者の涙をみずからのみがきの砂としてはい上がった庶民政治家、あえて華やかなピッチャーを選ばず、じみなキャッチャー型の政治家、しぶとい二枚腰を持つ大平正芳総理出現に、国民はひそかにある種の期待を抱いたのであります。
 石油ショックによって高度経済成長時代は終わり、物質文明の限界にぶち当たって未来への方向性を失い、混迷と激動の波にもまれていた国民に向かって、大平さんは文化の時代の到来を告げ、地球社会の時代に生きるわが国の進路を指し示し、汚職究明と政治倫理の確立を強調し、信頼と合意の政治を訴えました。また、物価の安定、雇用の拡大、資源エネルギーの確保を公約し、財政危機打開、財政再建に向けての決意をたくましく国民に呼びかけられたのであります。中でも、美しい言葉でつづられた田園都市国家の構想は、新鮮で魅力あるものと国民の目に映ったのであります。
 しかしながら、政治家の値打ちは、その人が何を語り、何を唱えたかによって決まるものではありません。何を行ったかによって真の評価が下されるのであります。(拍手)
 この意味から、大平内閣の一年有半にわたる具体的政策展開の実績を検証してみると、国民の切なる期待を裏切り、国民のささやかな夢と希望をもののみごとに打ち砕いてしまったことも指摘せざるを得ません。
 第一に、総理・総裁にとって何よりも必要な資質は、その高い指導性、すぐれた統率力ではないでしょうか。
 しかるに、航空機輸入問題特別委員会において、全野党が浜田幸一前代議士を証人として喚問したにもかかわらず、彼がすでに党の役職を離れ、議員辞職をしたのだからという理由にもならない理由を盾に、自民党は証人喚問を拒否しています。
 一方、三年間に五十八億円の交際費を使って不当な政界工作などを行ったKDD社の乱脈経理は、いま全国民の深い憤りの的であります。その不正経理の中から最も多大の金品を受けたと報道されております服部元郵政大臣の証人喚問も、自民党の妨害で実現をいたしません。このことは、大平内閣の指導性と統率力の欠如を最も端的に示すものであります。待ちの政治家などと澄ましておられることではありません。(拍手)
 政界浄化、政治倫理の確立を声高に提唱し、信頼と合意の政治を説いても、国民は信用いたしません。今日、国民の根深い政治不信と白けの原因がここにあることを警告し、大平総理のもとでは、金権腐敗の政治を一掃することは断じて不可能であることを指摘せざるを得ません。(拍手)
 第二に、大平総理は、議会制民主政治をみずから否定する数々の暴挙を行いました。
 議会政治は政党政治の上に成り立つのであります。この国会で四月二十五日、自社公民各党の国対委員長会談において、健康保険法と厚生年金法等改正法案を修正の上に成立を期するとの公党間の合意が、政府・自民党によってほごにされてしまいました。特に予算の実質修正の形で、自社公民責任者間で老齢福祉年金及び母子年金等への千円ないし千五百円の上積み修正を約束しておきながら、日本医師会等の圧力に屈した健保法案とともに年金法案を抱き合い心中させた暴挙は、公党間の約束を破ったもので、言語道断であります。(拍手)老人、母子家庭、身体障害者など、血の出るような願いを裏切った大罪は、断じて許すことはできません。
 大平内閣の議会政治軽視はこれにとどまりませんでした。すでに五年も前から国会開会の都度われわれが要求し続けた、大企業中心の乱開発によって引き起こされる環境破壊、公害から住民の生活を未然に守るための環境アセスメント法案を大企業の横やりで骨抜きにし、その骨抜きにした法案すらこの国会に提出しない、このことは、議会軽視ここにきわまれりと言うべきであります。
 人事院の勧告を受けた公務員の四週五休法案しかりであります。
 さらに、総理は、五年前、大蔵大臣当時、金融機関週休二日制について関係閣僚懇談会で提議し、一両年の間に結論を出し、実現の方向で最大限努力をする旨答弁をした。五年を経過した今日、いまだに政府の法案提出がサボられているであります。
 第三に、大平総理は、所信表明、施政方針を通じて、田園都市国家構想、家庭基盤の充実、日本型福祉社会の建設を公約いたしましたが、この一年半における政策の中で一体何が実行されたでしょうか。
 この構想を言うのであれば、その前に、少なくとも一九八〇年を一大転機として、分権、自治、参加の地方自治確立に向けて、政策転換の集中的努力がなさるべきであります。総理は、地方自治の振興に向けて、いかなる具体的方策を実行しましたか。国の政策の犠牲となった地方財政危機の打開のため、何ほどかでも税財源について自主性強化の方策を講じられましたか。何もしないのであります。まさに田園都市国家構想は、そらぞらしい言葉でしかなかったのであります。
 家庭は社会の原点、個性豊かな落ちつきと思いやりの場であると言いながら、家庭の基盤である住宅政策に見るべきものがありましたか。宅地価格の高騰を野放しにし、見当違いの土地税制を緩和して、不動産屋をもうけさせただけではありませんか。(拍手)
 高・遠・狭の不評な公団住宅に対しても全く無為無策でありました。住宅規模拡大、三世代向け住宅などの公約実現どころか、低家賃の公営住宅建設戸数を前年比一万戸も減らして、何が家庭の充実でありましょうか。
 日本型福祉に至っては、国が当然負担すべき老人福祉や乳幼児の保育、病人の看護などを家庭婦人に肩がわりさせ、社会福祉に対する公的責任を回避せんとするだけのものであることが明らかになりました。
 子供は未来への使者、文化の伝承者である。まさに大平総理の名言であります。ところが、総理は、今年度予算編成の過程で、児童手当の支給制限、義務教育生徒の教科書無償配付制度の取りやめを図ろうとしました。四十人学級の早期実現の態度もあいまいであります。
 かくのごとく、まさに有言不実行、公約違反の無責任体制に対し、未来への使者たちにかわって弾劾するものであります。
 国民生活にとって物価問題は重要であります。大平内閣は、五十四年度の消費者物価を四・八%程度に抑え込んだ、これをいいことにして物価政策に熱意を示さないで、次々にこの面で失政を重ねてまいりました。イラン石油の輸出停止を招くなど、石油輸入価格上昇への外交対応を誤ったばかりでなく、国内における便乗値上げ防止についても無策でした。われわれがいち早く要求した生活二法の発動に全く耳をかさず、石油価格は市場メカニズムによって決まるのだ、このことを強調し、便乗値上げを放任、助長するかの態度をとった責任は重大であります。
 今年に入ってからも電気・ガス料金の大幅値上げ、米麦価、国鉄運賃、たばこなど、公共料金は値上げラッシュで、国民生活は名目所得の増加の中で実質的には一・二%も低下しました。しかも、二、三月で前年比七、八%上昇した消費者物価指数は、最近発表された卸売物価年率三七%という狂乱時代に近い上昇のはね返りを考えれば、年度を通じ、二けた上昇の脅威を示しております。
 しかるに、大平内閣は、予算修正絡みの五百億円の物価対策支出にも不熱心、政府見通し六・四%を超えた場合の物価調整減税の要求についても拒否を続けています。これこそ勤労大衆いじめの冷酷な大平内閣の性格を浮き彫りにしたものであります。一般消費税を先頭とする大衆増税構想とともに、勤労大衆からの不信任告発を免れ得ない点であります。
 最後に、大平内閣の危険な方向に急速に傾斜した外交姿勢と平和憲法擁護姿勢の欠落について糾弾いたします。
 総理は、今日の国際関係を地球社会の時代と規定し、その認識を明らかにしました。果たしてしかりとすれば、われわれが常々主張してきた非同盟中立政策をいまこそ大胆に受け入れて、いずれの国とも友好関係を維持することを外交の基本に据えるべきだと信じます。資源エネルギーのほとんどを海外に依存するわが国にとって、これはまことに大事なことであります。
 しかるに大平総理は、地球社会の中で米国との友好関係にだけのめり込んで、先般の訪米に当たっては、従来のパートナーシップから同盟関係にエスカレートさせました。その上、ソ連、イランヘの経済制裁など、米国の世界戦略に積極的に加担するという危険な方向に転換したことは、すでにIJPC、イラン石油化学への投融資などの問題について、二千億に近い国家損失を覚悟しなければならないという事態を予想させております。日米安保条約の範囲を中近東にまで広げる、こういうこともしようとしております。また、米大統領に対して、防衛庁の中期業務見積もり早期達成と防衛費の増額を約束しました。このことは、まさにアメリカの世界戦略の一翼を担って、わが国をアメリカの引き起こす戦争に大きく引きずり込む危険をはらんでおります。
 同時に、軍事費の拡大は、財政再建を一層困難にするものであります。まさに精神分裂症的行為であると言わなければなりません。(拍手)平和と生活の安定を希求してやまない国民の名において、かかる態度は断じて容認することはできません。
 大平総理は、元号法制化を初め、靖国神社への公式参拝、戦争を想定する有事立法への作業を露骨に進め、リムパック合同演習への参加など、日本国憲法に挑戦するかのごとく、特にイラン、アフガン問題発生以来、とみにエキセントリックなまでに反動的態度をとりつつあります。大平総理は、いまこそ野に下って、腰を据えて日本国憲法の前文、第九条及び第九十九条を、心眼を開いて熟読玩味しなければならぬと思います。(拍手) 大平総理は、かつてあなたの師匠であった故池田勇人氏が総理のいすを得られた折、池田さんに対して、予期せざる拾い物の総理・総裁のいすに恋々とせず、長期政権などと言わないでくださいと直言した旨「鈍牛待望論」は書いています。今日こそ、大平総理、いまこそあなた自身にこの言葉を言い聞かせて、わが党の提出した不信任動議を神の声、天の声として受け入れ、採決を待たず、みずから野に下られ、飛鳥田委員長を首班とする革新連合政権に道を開かれんことを求め、私の賛成討論を終わる次第であります。(拍手)
#12
○議長(灘尾弘吉君) 近江巳記夫君。
    〔近江巳記夫君登壇〕
#13
○近江巳記夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま提案されました大平内閣不信任決議案に対し、賛成の討論を行うものであります。(拍手)
 不信任案に賛成する理由の第一は、わが国が直面する経済的難局と、国民生活に対する無為無策のみならず、その失政を反省することなく、国民大衆の犠牲によって難局をくぐり抜けようとする反国民的姿勢であります。(拍手)
 第二次石油危機はわが国経済を直撃し、石油を初め輸入物資の高騰は、円安と相まって、すでに前年同月比二〇%を超える卸売物価の高騰を招き、輸入インフレは国内物価に転化し、インフレ再燃の様相を濃くしております。したがって、わが国経済の急務は、物価抑制に全力を挙げ、景気の持続的回復を図り、雇用と国民生活を安定させることにあるのであります。
 にもかかわらず、大平内閣の物価に対する認識はきわめて楽観的であると言わざるを得ません。第三次物価総合対策もおざなりであり、電気・ガス料金、国鉄運賃等の大幅値上げを許し、われわれが再三要求した生活二法の発動を無視するのみならず、異常な地価高騰にも無策に終始しているのであります。
 大平内閣は、こうした現状がスダグフレーションを招きかねないとの国民の憂慮に対して何らこたえようとせず、政策の行き詰まりを露呈しているのであります。
 また、高齢化時代を迎え、福祉需要がますます増大している中で、福祉施策の後退を策していることを厳しく指摘せねばなりません。(拍手)
 すなわち、高齢化社会の人材育成に不可欠な児童手当制度の廃止や、老後の医療に多大な安らぎを与えている老人医療制度の縮小、さらには義務教育教科書の有料化をも企図していることは、国民に対する政府の義務を放棄するものであり、大平総理の言う生きがいある社会づくりをみずから破るものであります。
 また健保法案は、自民党政府の積年の失政から生じた財政悪化を、初診時負担の強化や総報酬制の導入等、患者や国民の負担増加によって解消しようというもので、国民の生命と健康を守るという国の責任を果たさず、いたずらに事態を混乱させていることは、大平内閣の無能、大平総理の指導力の欠如を示すものにはかなりません。(拍手)
 千四百万人を超える年金受給者が心から待望している年金の改善は、もともと別個に処理し成立を図るべきであるのに、自民党の党利党略から、不当にも健保法案の審議と絡ませ、その成立を妨げていることは、重大な国民への背信行為であり、年金生活者の実態を無視した許されざる暴挙と言わざるを得ないのであります。(拍手)
 福祉後退の理由を、大平内閣は財政の窮迫にあると国民に印象づけ、総理は、所信表明演説で財政再建はここ数年間でなし遂げると言明して、今国会の最大のテーマとして訴えました。しかし、大平内閣の財政再建策とは、財政再建に名をかり、みずからの失政を国民生活に転嫁するものと言わざるを得ないのであります。
 このことは、歳入不足額の縮小を税の自然増収に頼り、かつ、財政再建に不可欠な行政改革の断行、補助金の整理合理化、不公平税制の是正のいずれもが不徹底で、有名無実であるばかりか、逆に、福祉の後退、公共料金の値上げ、所得税減税の見送りなどで、国民に負担増を強いていることは明白であります。(拍手)
 しかも、一般消費税導入など大衆増税については、国民の強い拒絶反応を初め、われわれの強い反対にもかかわらず、いまだに断念を明言しないのであります。
 このように、みずからの主体的な努力を放置し、財政再建策を国民の負担増にのみ求める大平内閣は、まさに反国民的姿勢を明らかに示すものであります。(拍手)
 第二に、金権腐敗政治の温存、公約不履行の大平内閣の姿勢を糾弾するものであります。国民が現在政治と行政に最も期待していることは、清潔と公正ということであり、なかんずく、金権腐敗政治の一掃であります。
 大平内閣は、綱紀粛正、政治倫理の確立を公約したにもかかわらず、具体策は一向に明らかにされていないのであります。しかも、その間、政治腐敗は後を絶たず、逆に、航空機疑惑にかかわる浜田前代議士の証人喚問、さらにはKDD不正事件にかかわる服部元郵政大臣等の喚問を拒否するなど、金権腐敗の真相究明に全く消極的姿勢を示しているのであります。しかも、見過ごしにできないことは、疑惑隠し、腐敗隠しのために、疑惑の人物を次々にトカゲのしっぽ切りによって切り離し、追及の手をかわそうとしている点であります。(拍手)
 また、金権腐敗政治の打破は、まず政治資金規正法の改正から着手すべきことはいまさら指摘するまでもありません。大平内閣は、今国会末期に政治資金規正法改正案を提出いたしましたが、その真意は、金権腐敗の政府・自民党に対する国民の批判をかわすためのものであり、端的に言って、参議院選向けのポーズとしか見えないのであります。
 行政改革の断行にしても、肉を切らせて骨に達するという当初の意気込みはいつの間にか失われ、官僚ペースの行革に終始し、綱紀の粛正にしても、官僚の天下り一つ規制を強化できないでいるありさまであります。
 国民から大きな期待を寄せられていた環境アセスメント法案の提出にしても、またまた今回も提出公約をほごにし、国民を愚弄したのであります。(拍手)このような公約無視の大平内閣を信任することは断じてできません。(拍手)
 第三の理由は、外交、防衛についての危険な姿勢についてであります。
 アフガニスタン、イラン問題を中心として、国際的な緊張は一段と高まり、今日ほど冷静な判断と平和的解決への努力と対応が要求されたことはありません。ところが、大平総理は、軍事的な対決を辞さないという強硬姿勢を一貫してとり続けるカーター米大統領の政策に、全く無原則に追随同調し、わが国の自主平和外交の基盤をみずから放棄してしまったのであります。日米首脳会談においては、カーター大統領から、イラン問題に対する軍事力不行使の約束を取りつけることもできず、人質救出作戦で犠牲者を出した米国に批判がましい言及はしなかったとか、ただ国会で弁解するだけであります。
 それにも増して重大なことは、この日米首脳会談において、カーター米大統領からわが国の防衛力増強を求められ、本来わが国が自主的に決定されるべき問題である、にもかかわらず、これを受け入れ、防衛庁の中期業務見積もりの繰り上げ実施を約束させられてしまったのであります。真剣に検討するとは言ったが、約束はしていないなどという理由が、果たして米国に、またわが国国民に通ずるとでも思っているのでしょうか。
 こうした大平総理の防衛政策は、果てしなき防衛力増強、平和憲法の形骸化とともに、福祉の切り捨てか、大幅な増税を求め、国民に犠牲を強要しようとするものであります。こうした危険な、国民を無視した、平和に逆行する大平内閣の外交、防衛政策は、断じて許すことのできないものであることは明らかであります。(拍手)
 以上、きわめて重点的に述べましたが、このような姿勢をもってしても、もはや、大平内閣は、内外の難局に対処する政権担当能力なしと断ぜざるを得ないのであります。(拍手)
 公明党・国民会議を代表し、大平内閣は信任するに値しないことを明言し、大平内閣不信任決議案に賛成する私の討論を終わります。(拍手)
#14
○議長(灘尾弘吉君) 中島武敏君。
    〔中島武敏君登壇〕
#15
○中島武敏君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、大平内閣不信任決議案に対し、その提案理由には同意できない点もありますが、内閣不信任そのものに賛成の討論を行うものであります。(拍手)
 大平内閣が、本院でかつてない少数支持という異常な成立をしてから六カ月、その悪政に対する国民の憤りの声はいよいよ高まり、国のすみずみに至るまで満ちあふれているのであります。
 国民生活を破壊し、続出する汚職、腐敗をひたすら隠蔽し、わが国の命運を危険な破滅に導く大平内閣半年間の悪政を、国民は断じて許すものではありません。(拍手)
 大平内閣不信任の第一の理由は、汚職、腐敗をあくまで隠蔽し、その根源である政、官、財癒着の醜い構造を温存しようとしていることであります。
 ロッキード、グラマン事件に引き続いて、KDD汚職、税理士法買収事件、自民党浜田幸一前代議士の賭博事件など、底知れない政界の腐敗事件について、政界に追及の手は及ばないで幕引きされようとしていることに、国民は言い知れない憤りを感じております。(拍手)
 KDD事件では、実に五十八億円にも上る巨額の交際費が使われ、国会議員の四分の一に当たる百九十名もの政治家に資金がばらまかれたのであります。税理士法買収事件でも同様でした。そして、きのう、東京地検は、贈賄の申込罪の成立は認められると発表し、この工作資金の賄賂性を認めました。にもかかわらず、いずれも政界への追及もされず、その人物が判明しているにもかかわらず、一切公表もされていないのであります。
 第二次大平内閣の組閣に当たり、倉石法務大臣、後藤田国家公安委員長を任命したことなど、大平内閣が、収賄罪の被告人である田中角榮元総理の影を色濃く落としている腐敗内閣だという国民の批判は的中したのであります。(拍手)
 浜田幸一賭博事件は自民党の汚職、腐敗の象徴であります。また、KDD事件は政界、財界、官界の醜い癒着を暴露したものであります。国会は、当然、これらの事件についてその全容を国民の前に明らかにする責任があるにもかかわらず、大平内閣と自民党は、浜田幸一前代議士及び服部元郵政大臣などの証人喚問をかたくなに拒否し続け、必死の真相隠蔽を行っていることは、断じて許せないことであります。(拍手)これこそ、大平内閣の綱紀粛正などということがいかに欺瞞であり、国会と国民を愚弄するものであるかを改めて明らかにしているのであります。(拍手)
 金権腐敗政治を一掃するためには、事件の徹底解明とあわせて、企業、団体からの政治献金の禁止、高級官僚の天下り禁止など、抜本的対策こそ急務であります。それにもかかわらず、大平内閣は、これらには一顧だにせず、再発防止の意思も能力も全く有しないものと断ぜざるを得ないのであります。(拍手)大平内閣が金権腐敗政治の隠蔽内閣、温存内閣に堕落したことは、もはや天下に明らかだと言わなければならないのであります。(拍手)
 大平内閣不信任の第二の理由は、大平内閣が日米軍事同盟を一層侵略的に強化し、軍事大国への道に国民を押しやろうとしていることであります。
 大平内閣は、内閣成立と同時に、その直前に取り決められた日米防衛協力のための指針、ガイドラインの具体化を推し進め、現在、カーター政権の新戦略に加担して、日米軍事同盟の新たな強化に全面的に乗り出しています。
 リムパックヘの公然たる参加に続いて、さきの日米首脳会談で、大平総理は、カーター戦略への全面協力と防衛費分担の増大を約束しました。また、防衛庁がその内部資料として国会にさえも提示しなかった中期業務見積もり、事実上の五次防について、カーター政権からの繰り上げ実施要求が出されるや、唯々諾々としてこの内政干渉に応じ、軍備縮小の国際世論と国民の要求に逆らい、自衛隊の大増強、軍事費の大幅増大という重大な約束をしてきたのであります。
 イラン問題についても、大平総理は、石油よりも日米関係が重要、犠牲もあえて辞さずと述べ、カーター政権の力の政策、不当なイラン制裁の強要に同調しました。
 しかも、大平内閣は、今回その行動範囲を中近東、イランにまで拡大する緊急投入部隊の沖繩基地使用を容認し、日米安保条約の適用範囲を無制限に拡大し、アメリカの危険な力の政策に加担、協力する道を進んでいるのであります。
 わが国の安全と平和のためには、日米安保条約を廃棄し、非同盟中立の道を進むべきであります。(拍手)
 わが党は、国民の安全を脅かし、わが国と世界の平和を危うくするこの道を断じて認めることはできないのであります。(拍手)
 大平内閣不信任の第三の理由は、大企業に史上空前の利益を保障する一方で、国民生活を根底から破壊し、日本経済の危機をますます深刻にしていることであります。
 「物価の安定こそは、国民生活の安定の基礎をなすものであります。」、これはわずか四カ月前の所信表明における総理自身の言葉であります。ところが、大平内閣が実際に行ったのは何であったでしょうか。平均五一%という電気料金の値上げを初め、ガス料金、たばこ定価、国鉄運賃、消費者米価など公共料金の軒並み値上げであり、郵便料金値上げ法定制骨抜き法案の国会提出だったではありませんか。(拍手)鉄鋼、セメント等々一連の大企業製品の便乗値上げに対し、生活二法の適用、価格Gメンによる規制など、わが党の提起にもかかわらず、物価は経済の自律性に任せるのが最も効果的であるなどとうそぶいて、便乗値上げを放任してきたことだったではありませんか。
 いまや、国民生活と日本経済は危機に瀕し、再びスタグフレーションのどろ沼に投げ込まれようとしているのであります。
 福祉と社会保障、教育についても同じであります。国民の強い反対で不成功に終わりつつあるとはいえ、健康保険制度の改悪は、五十年余の国民健康保険制度の歴史の中で、かつてなかった通院時医療費の一割本人負担、及び入院費の一日千円、保険料率の大幅引き上げなど、その改悪をごり押ししていることは、国民の命と健康を守る上から断じて許せないことであります。(拍手)
 さらに、毎年F15やP3Cのわずか五機分を回せば、五カ年で実現できる四十人学級制実現の放棄であります。まさに福祉切り捨て、教育破壊内閣と言わなければなりません。
 大平内閣が看板としていた財政再建についてはどうでしょうか。国債発行額は、減らされるどころか、逆に五十四年度実績より七千億円も増発され、国債費は、本年度五兆三千億円、来年度六兆五千億円とふくれ上がって、急増する軍事費とともに予算を先取りしているのであります。
 さらに、大平内閣は、大企業優遇の不公平税制は温存したまま、みずからつくり出した財政危機を口実に、減税見送りによる実質大増税を国民に押しつけ、その上、一般消費税の受けざらである税理士法改悪を強行し、新たな大増税を計画しておるのであります。
 不況とインフレの同時進行、第二次エネルギー危機の爆発、雇用不安の深刻化、低下する食糧自給率、破局的な財政危機等々、累積し、複合した日本経済と国民生活の危機に対して、大平内閣は何一つ有効な手だてを講ずることはできなかったし、今後もできないことは、もはや明白なことであります。(拍手)
 以上、大平内閣をこのまま存続させることは、日本の平和と安全をいよいよ脅かし、国民生活をさらに破綻させ、金権腐敗政治の温存と政治不信を増大させる以外の何物でもありません。
 総理、いまあなたに残されているただ一つの道は、あなたが潔く退陣することであります。私は、大平内閣の責任を断固糾弾し、大平内閣不信任決議案の賛成討論を終わります。(拍手)
#16
○議長(灘尾弘吉君) 渡辺武三君。
    〔渡辺武三君登壇〕
#17
○渡辺武三君 ただいま提案されました大平内閣不信任決議案の提案理由につきましては、必ずしも同意できない点もございますが、私は、民社党・国民連合を代表して、賛成の立場から討論を行わんとするものであります。(拍手)
 いまさら言うまでもなく、大平内閣は、その発足当初より金権腐敗体質を内蔵し、国民が期待する明るい清潔な政治とはおよそ反対の道を歩んできたことは否めない事実であります。
 すでに公判廷にさらされているロッキード事件被告に対する同情論を初め、ダグラス、グラマン問題に絡む汚職解明の回避、ロッキード事件との関連に疑惑がある浜田前議員及びKDD問題に深い疑惑が持たれる議員などの証人喚問拒否などは、明らかにそれを証明すると言わなければなりません。こうした内閣の姿勢は、ついに鉄建公団不正事件や官庁の不正経理など、きわまりなき綱紀の弛緩を引き起こすに至ったのでありまして、まさに大平内閣の責任は重大であります。いまやすべての国民は、大平自民党内閣の腐敗政治を糾弾してやまないのであります。
 私は、ここに改めて国民の意思を代表し、金権腐敗の大平内閣に対し、その政治的責任を明らかにするよう強く要求するものであります。(拍手)
 大平内閣の第二の失政は、行財政改革を微温的に処理し、国民の期待に背くのみならず、国民に重大な政治不信を抱かせたことであります。
 大平総理、あなたは、昨年の総選挙では徹底的な行政改革を公約されましたにもかかわらず、いざその具体化に及べば、官僚などの抵抗に屈して、公約とはほど遠い施策で当面を糊塗しようとするなど、あなたが何と弁明されようとも、国民の期待を大きく裏切ったことは事実であります。
 いま思い返すに、大平総理は、財政再建に名をかりて一般消費税の導入をもくろみ、同時に、行政改革もこれに資するものと主張されましたが、その一般消費税が国民の明らかな意思により否定されたのでありますから、当然の成り行きとして、行政改革に政治生命をかけて取り組むべきであったのであります。(拍手)国民が大平内閣に期待したのも、まさにここにあったのでありますが、大平内閣は、あえて国民の欲するところをかわして、微細かつ形式的な行政改革で終止符を打たんとしているのであります。私は、改めて国民の声を代弁し、大平内閣の責任を追及してやみません。(拍手)
 第三の問題は、当面最も積極的に取り組むべき物価問題、地価高騰対策など、国民生活の安定施策に対する無気力、怠慢なる態度であります。物価問題などでは、国民の生活実感にそぐわない統計上の数字をもてあそび、現状では先進国の中で優等生であるとの自負を持っておられますが、ひしひしと迫りつつあるインフレに対する国民不安にこたえる適切なる具体策を示そうとはされません。また、対前年比二〇%を超える地価の高騰は、まさに異常状態であるにもかかわらず、何らの対策も講ぜず、拱手傍観せんとすることは許されません。
 かつての狂乱物価を招来させた要因の一つとして、先行した地価の異常高騰を抑制するために設けられた国土利用計画法を積極的に運用する方策があるにもかかわらず、あえてそれすらとろうとしないのは、一体どういうことなのでありましょうか。これまさに怠慢、無気力な大平内閣と言わなければならないのであります。(拍手)
 私は、悪化する国民生活問題を放置する大平内閣の無責任ぶりを厳しく追及してやみません。
 最後の問題は、わが国の安全保障、そのための国際的な平和環境づくりに対する大平内閣の対処についてであります。
 御承知のように、わが国は平和な国際環境が確保され、各国との友好関係が保持されることによってのみ、経済を初め国民生活の安定、発展が保障されるのであります。換言をすれば、平和と友好によって生きるしか道がないと思うのであります。それだけに、国際平和のためには積極的な役割りを果たすと同時に、現実に展開されている厳しい実態に照らして、みずから負うべき安全保障上の責務を果たすことが重要なのであります。
 幸いにして、長年の課題であった安全保障特別委員会が衆議院に設けられ、安全保障に関する国民合意の形成に資する道が開かれたことは高く評価するところであります。
 しかしながら、独立国家としては、自国の主権に基づき自主的な安全保障政策の確立に最善の努力を尽くすのは当然であります。なお足らざるところを友好国との集団安全保障でカバーをするのもまた当然であります。
 しかるに、歴代自民党内閣も、また大平内閣も、こうした自主的な安全保障政策を確立する努力を尽くさず、もっぱら政治的な妥協を続けることに終始してきたのであります。したがって、国際環境に変化が生じても、まず自主的にそれに対応することができず、アメリカの判断にすべて従わなければならない実態であります。国民の不満は、これによって独立国家としての誇りを傷けられることであり、それは合意形成を困難化させる要因でもあります。同時に、こうした自主性なき国家であっては、真の日米信頼関係も築き上げることができないと思うのであります。従来からの惰性に流れて、みずからの安全保障政策確立の努力を怠っている大平内閣を、どうして信任することができましょうか。(拍手)
 私は、ここに強く不信の意を表明しつつ、大平内閣不信任決議案に対する賛成の討論を終わります。(拍手)
#18
○議長(灘尾弘吉君) これにて討論は終局いたしました。
    ―――――――――――――
#19
○議長(灘尾弘吉君) 採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行います。
 本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
    〔議場閉鎖〕
#20
○議長(灘尾弘吉君) 氏名点呼を命じます。
    〔参事氏名を点呼〕
    〔各員投票〕
#21
○議長(灘尾弘吉君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
    〔議場開鎖〕
#22
○議長(灘尾弘吉君) 投票を計算いたさせます。
    〔参事投票を計算〕
#23
○議長(灘尾弘吉君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
    〔事務総長報告〕
 投票総数 四百三十
  可とする者(白票)      二百四十三
    〔拍手〕
  否とする者(青票)       百八十七
    〔拍手〕
#24
○議長(灘尾弘吉君) 右の結果、大平内閣不信任決議案は可決いたしました。(拍手)
    ―――――――――――――
 飛鳥田一雄君外五名提出大平内閣不信任決議案を可とする議員の氏名
      阿部 助哉君    飛鳥田一雄君
      井岡 大治君    井上  泉君
      井上 一成君    井上 普方君
      伊賀 定盛君    伊藤  茂君
      石野 久男君    石橋 政嗣君
      稲葉 誠一君    岩垂寿喜男君
      上田 卓三君    上田  哲君
      上原 康助君    枝村 要作君
      小川 国彦君    小川 省吾君
      小野 信一君    大出  俊君
      大原  亨君    岡田 利春君
      加藤 万吉君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    金子 みつ君
      川口 大助君    川崎 寛治君
      川俣健二郎君    河上 民雄君
      河野  正君    神沢  浄君
      木島喜兵衞君    木原  実君
      木間  章君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    久保  等君
      小林  進君    兒玉 末男君
      後藤  茂君    上坂  昇君
      佐藤 観樹君    佐藤  誼君
      斉藤 正男君    沢田  広君
      柴田 健治君    渋沢 利久君
      島田 琢郎君    嶋崎  譲君
      清水  勇君    下平 正一君
      新村 勝雄君    新村 源雄君
      新盛 辰雄君    関  晴正君
      田口 一男君    田邊  誠君
      田畑政一郎君    多賀谷真稔君
      高沢 寅男君    高田 富之君
      竹内  猛君    武部  文君
      楯 兼次郎君    塚田 庄平君
      土井たか子君    中西 績介君
      中村  茂君    中村 重光君
      野口 幸一君    野坂 浩賢君
      芳賀  貢君    馬場  昇君
      長谷川正三君    日野 市朗君
      広瀬 秀吉君    藤田 高敏君
      細谷 昭雄君    本郷 公威君
      前川  旦君    松浦 利尚君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    村山 富市君
      森井 忠良君    森中 守義君
      八木  昇君    安井 吉典君
      安田 修三君    山口 鶴男君
      山田 耻目君    山花 貞夫君
      山本 幸一君    山本 政弘君
      湯山  勇君    横路 孝弘君
      横山 利秋君    吉原 米治君
      米田 東吾君    渡部 行雄君
      渡辺 三郎君    浅井 美幸君
      新井 彬之君    有島 重武君
      飯田 忠雄君    池田 克也君
      石田幸四郎君    市川 雄一君
      小川新一郎君    大久保直彦君
      大野  潔君    大橋 敏雄君
      近江巳記夫君    岡本 富夫君
      沖本 泰幸君    長田 武士君
      鍛冶  清君    貝沼 次郎君
      木内 良明君    北側 義一君
      草川 昭三君    草野  威君
      小濱 新次君    権藤 恒夫君
      斎藤  実君    坂井 弘一君
      坂口  力君    柴田  弘君
      鈴切 康雄君    瀬野栄次郎君
      田中 昭二君    高橋  繁君
      竹入 義勝君    竹内 勝彦君
      武田 一夫君    谷口 是巨君
      玉城 栄一君    鳥居 一雄君
      中川 嘉美君    西中  清君
      長谷雄幸久君    林  孝矩君
      春田 重昭君    平石磨作太郎君
      伏木 和雄君    伏屋 修治君
      二見 伸明君    古川 雅司君
      正木 良明君    松本 忠助君
      宮地 正介君    森田 景一君
      矢野 絢也君    薮仲 義彦君
      山田 英介君    山田 太郎君
      吉井 光照君    和田 一郎君
      渡部 一郎君    安藤  巖君
      井上  敦君    岩佐 恵美君
      梅田  勝君    浦井  洋君
      金子 満広君    神崎 敏雄君
      木下 元二君    工藤  晃君
      栗田  翠君    小林 政子君
      榊  利夫君    柴田 睦夫君
      庄司 幸助君    瀬崎 博義君
      瀬長亀次郎君    田中美智子君
      多田 光雄君    津川 武一君
      辻  第一君    寺前  巖君
      中川利三郎君    中路 雅弘君
      中島 武敏君    中林 佳子君
      野間 友一君    則武 真一君
      林  百郎君    東中 光雄君
      不破 哲三君    藤田 スミ君
      藤原ひろ子君    正森 成二君
      松本 善明君    三浦  久君
      三谷 秀治君    村上  弘君
      安田 純治君    山原健二郎君
      四ツ谷光子君    渡辺  貢君
      青山  丘君    稲富 稜人君
      小沢 貞孝君    大内 啓伍君
      岡田 正勝君    春日 一幸君
      河村  勝君    神田  厚君
      木下敬之助君    小平  忠君
      小渕 正義君    佐々木良作君
      塩田  晋君    高橋 高望君
      竹本 孫一君    玉置 一弥君
      塚本 三郎君    中井  洽君
      中野 寛成君    中村 正雄君
      永江 一仁君    永末 英一君
      西田 八郎君    西村 章三君
      林  保夫君    部谷 孝之君
      三浦  隆君    宮田 早苗君
      横手 文雄君    吉田 之久君
      米沢  隆君    和田 一仁君
      和田 耕作君    渡辺 武三君
      渡辺  朗君    河野 洋平君
      田川 誠一君    山口 敏夫君
      阿部 昭吾君    楢崎弥之助君
      岡田 春夫君
 否とする議員の氏名
      足立 篤郎君    阿部 文男君
      相沢 英之君    逢沢 英雄君
      愛知 和男君    愛野興一郎君
      秋田 大助君    麻生 太郎君
      天野 公義君    天野 光晴君
      荒舩清十郎君    有馬 元治君
      井原 岸高君    伊東 正義君
      池田  淳君    池田 行彦君
      石井  一君    石川 要三君
      石田 博英君    稲垣 実男君
      稻村佐近四郎君    稲村 利幸君
      今井  勇君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    内海 英男君
      浦野 烋興君    江崎 真澄君
      江藤 隆美君    小川 平二君
      小此木彦三郎君    小里 貞利君
      小沢 一郎君    小澤  潔君
      小沢 辰男君    小渕 恵三君
      越智 伊平君    大石 千八君
      大城 眞順君    大坪健一郎君
      大西 正男君    大野  明君
      大平 正芳君    大村 襄治君
      奥田 敬和君    奥野 誠亮君
      加藤 紘一君    梶山 静六君
      粕谷  茂君    片岡 清一君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    亀井 善之君
      亀岡 高夫君    鴨田利太郎君
      唐沢俊二郎君    瓦   力君
      木野 晴夫君    木村武千代君
      木村 俊夫君    菊池福治郎君
      岸田 文武君    北口  博君
      久野 忠治君    熊川 次男君
      倉石 忠雄君    倉成  正君
      栗原 祐幸君    小坂徳三郎君
      小宮山重四郎君    小山 長規君
      後藤田正晴君    近藤 元次君
      左藤  恵君    佐々木義武君
      佐藤 一郎君    佐藤 信二君
      佐藤 文生君    佐藤 守良君
      斉藤滋与史君    齋藤 邦吉君
      三枝 三郎君    坂田 道太君
      櫻内 義雄君    椎名 素夫君
      塩崎  潤君    塩谷 一夫君
      正示啓次郎君    白川 勝彦君
      白浜 仁吉君    鈴木 善幸君
      住  栄作君    関谷 勝嗣君
      園田  直君    染谷  誠君
      田澤 吉郎君    田中 六助君
      田原  隆君    田村  元君
      田村 良平君    高鳥  修君
      竹内 黎一君    竹下  登君
      竹中 修一君    谷  洋一君
      谷垣 專一君    玉生 孝久君
      玉沢徳一郎君    地崎宇三郎君
      津島 雄二君    塚原 俊平君
      戸沢 政方君    東家 嘉幸君
      中島  衛君    中曽根康弘君
      中村喜四郎君    中村 弘海君
      中村  靖君    中山 正暉君
      楢橋  進君    二階堂 進君
      丹羽 雄哉君    西田  司君
      西村 英一君    根本龍太郎君
      野田  毅君    野中 英二君
      野呂 恭一君    羽田  孜君
      葉梨 信行君    橋本龍太郎君
      畑 英次郎君    八田 貞義君
      服部 安司君    浜野  剛君
      早川  崇君    林  義郎君
      原 健三郎君    原田昇左右君
      福島 譲二君    福田  一君
      深谷 隆司君    藤尾 正行君
      藤田 義光君    藤波 孝生君
      船田  元君    古井 喜實君
      保利 耕輔君    細田 吉藏君
      堀内 光雄君    堀之内久男君
      牧野 隆守君    増岡 博之君
      松永  光君    松野 幸泰君
      三原 朝雄君    箕輪  登君
      水野  清君    水平 豊彦君
      宮崎 茂一君    宮澤 喜一君
      武藤 嘉文君    村岡 兼造君
      村山 達雄君    粟山  明君
      森下 元晴君    安田 貴六君
      保岡 興治君    山崎  拓君
      山崎武三郎君    山下 元利君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 幸雄君    湯川  宏君
      綿貫 民輔君    渡部 恒三君
      渡辺 栄一君    渡辺 紘三君
      渡辺 省一君    渡辺 秀央君
      渡辺美智雄君    佐藤 孝行君
      田中 角榮君    橋本登美三郎君
      渡部 正郎君
     ――――◇―――――
#25
○玉沢徳一郎君 議事日程は延期し、本日はこれにて散会されんことを望みます。
#26
○議長(灘尾弘吉君) 玉沢徳一郎君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#27
○議長(灘尾弘吉君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午後六時五十二分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト