くにさくロゴ
1949/12/14 第7回国会 参議院 参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第4号
姉妹サイト
 
1949/12/14 第7回国会 参議院

参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第4号

#1
第007回国会 議院運営委員会 第4号
昭和二十四年十二月十四日(水曜日)
   午前十一時十四分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○仲裁裁定に基く給與支給に関する決
 議案の件
○緊急質問の取扱いに関する件
○食糧確保臨時措置に関するポ勅令に
 関する緊急質問の件
○シャウプ報告書の趣旨に関連する地
 方行政の改革につき実地調査のため
 の議員派遣要求の件
○水稻單作地帶対策に関する調査承認
 要求の件
○農林関係配給公団制度に関する調査
 承認要求の件
○新農業政策確立に関する調査承認要
 求の件
○一般労働問題に関する調査承認要求
 の件
○最高裁判所裁判官国民審査管理委員
 の選挙に関する件
○請願の付託に関する件
○常任委員長及び特別委員会の制度に
 関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(高田寛君) それではこれより議院運営委員会を開きます。
 先ず最初に昨日栗山委員から御提案になりました決議案の件をお諮りいたしたいと思います。
#3
○事務総長(近藤英明君) この決議案につきましては、関係方面のクリヤーが来ております。
#4
○門屋盛一君 クリヤーというのは何ですか。
#5
○事務総長(近藤英明君) 関係方面に聞いて、これを要するに議題とすることに差支ないということでございます。法案のようなものを持つて来て、この法案を出してよろしいか、この場合、アップルーバルが出た場合に○Kを得たと、こういうふうに普通言つております。
#6
○門屋盛一君 差支ないとすれば、昨日の大体申合せもあつたのですから、今日の本会議に上程することにしたらいいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(高田寛君) 外に御意見ございますか。
#8
○鈴木直人君 政府は支拂をなすべきであるということでありますが、政府が一体支拂に対する義務を持つものではないと思う。支拂いの義務を持つのは公共企業体でありまするから、政府は支拂をすべきであるという字句はどういうことを意味するのか、先ずそれをお聽きしたい。
#9
○栗山良夫君 お答えいたします。只今の点は若干原案に、御指摘のように趣旨の足りない点も見受けられると思いますが、要するに政府は、運輸省を通じて国鉄を監督いたしておりまする関係上、この国鉄運営に非常に関係のある給與の問題については間接的には義務を持つておるのでありまするが、直接には、御指摘のように公共企業体と職員との関係であり、支拂責任者は公共企業体でありますから、若し御用意がおありになりますならば、その支拂をなすべきであるといたしますると政府をそのまま指しておりますから、その支拂の措置をなすべきであるというような意味に御変更頂いても何ら差支ないと思つております。
#10
○鈴木直人君 了承いたしました。第二にお伺いしたいのは「裁定書に基き、」というふうになつておりますが、いわゆる裁定書に基いて支拂を行うような措置をしろということになりまするというと、現在政府から裁定書に対するところの議決を要求されて来ておる現段階にあるわけです。勿論これについてはいろいろ議論もありまして、議院運営委員会においては、昨日もこれに対する審議を進めることについては留保になつておる段階でありまするが、併しながら事務的には、一応政府から裁定書に対するところの議案が提出されて、そうして国会自身が現在裁定書に対する審議をしなければならんという状態になつておるわけでありまして、その又審議が進まずして、審議の段階に至らない現在において、裁定書に基いて支拂をするようにせいということは、国会の審議権をみずから放棄するようなふうにも考えられる。従つてこの「裁定書に基き」ということは、裁定の趣旨を尊重して、こういう意味であるかどうか、その点を……
#11
○栗山良夫君 只今鈴木議員のお話の中で、裁定書の審議を国会でまだいたしていない、将来いたすことになるので、それを拘束するような決議は困るのではないかというような御発言がありましたが、昨日ここで小澤、大屋、鈴木の三大臣の列席を求めてこの席上で明らかになりましたことは、仲裁委員会の裁定書そのものは、これは最終のものでありまして、これにつきましては国会は聊かも意見を申述べない、申述べる筋合のものでないということが明瞭になつたと思います。問題は、その裁定書によりますところの政府の財政措置を国会に提案いたしまして、これを国会が審議する、こういうことになるわけであります。従つてこの決議案に盛りました意味は、それを端的に表現いたしたのでございまして、「裁定書に基き」といたしましたのは、これは最も嚴格に解釈いたしまするならば、裁定書の中に盛られましたところの全部、一〇〇%を緊急の方途を講じて支拂の措置をすべきである、こういう工合にも解釈ができると思います。又「基き」という意味は尊重しという意味、その他日本語にはいろいろ表現の仕方がございますが、又或る人は裁定書に基いて一応一〇〇%でなく、それよりも内輪に割つて何がしか財政の許す範囲内において早く支拂をすべし、こういうように御解釈をなさる方もあると思いますが、そういう点から考えれば、「基き」ということによりまして、一応国会の財政に対する審議権を何ら拘束するものではない、こういう工合に私は解釈をいたしております。
#12
○門屋盛一君 補足するような意味であり、又鈴木委員に御訂正願つて置きたいことは、昨日政府から提案されましたところの裁定書は、本国会において審議すべき性質のものでないということは、昨日はつきりしているのでありますから、裁定書をこの国会が審議するというようなことは、御訂正願つて置きたい。それは最終に政府当局であるところの労働大臣に対して、まさか政府はこの裁定書を審議してくれと言うのではあるまいなと言つたら、そういうことを申上げているのではありませんというので、あの裁定書というものは最終決定でありますから、その最終決定の裁定書に基いて緊急に万般の方途を講じ、速かにその支拂の措置を講ずべきであるということは、政府に予算を編成せいと強いるものでもなし、又こちらも予算審議権を放棄するものでもなし、速かにその措置を取れという意味であるから、この文章でいいのではないかと思います。
#13
○藤井丙午君 緑風会としまして、この社会党提案の決議案に対しまして、かように修正して頂いたら私共同調できると思います。修正の案文を読み上げますから、お書き取り願いまして、御検討願いたいと思います。「政府は公共企業体仲裁委員会の裁定の趣旨を尊重し、緊急に万般の方途を講じ、速かに支拂の行われるよう措置すべきである。」というのは、この支拂は政府だけが支拂うのでなくて、公共企業体自体が支拂うことがありますから……。(「結構」だと呼ぶ者あり)
#14
○山下義信君 社会党は、この原案の趣旨に大体副うて緑風会が適当なる御修正をされたようでございますので、藤井君の修正案に賛成いたします。
#15
○左藤義詮君 民自党は一度党に諮りたいと思いますので、この際休憩をして、暫く党議をまとめるために時間を頂きたいと思います。
#16
○委員長(高田寛君) それでは暫時休憩いたします。
   午前十一時二十六分休憩
   ―――――・―――――
   午後零時八分開会
#17
○委員長(高田寛君) それではこれより議院運営委員会を再開いたします。
#18
○左藤義詮君 只今緑風会から決議案に対する修正案が出ましたが、私共の方はそれをもう少し修正をして頂きたいと思いますので、案を一つ読上げて御賛成願いたいと思います。
   仲裁裁定に基く給與に関する決議
  政府は公共企業体仲裁委員会の裁定の趣旨を尊重し、緊急に万般の方途を講じ、速かに必要なる措置をなすべきである。
  右決議する。
 いろいろ関係もございますので、一つこういう決議で御賛同を頂きたいと思います。
#19
○栗山良夫君 ちよつと御質問いたします。「必要なる措置」というものの中には支拂というのは入らないという解釈でございますか。
#20
○左藤義詮君 昨日も政府が非常に努力をいたしておりますので、その努力の結果どういうふうになりますか、それを全部努力の結果を含めて申すのであります。
#21
○栗山良夫君 私、動議の提出者としまして一応私の党に諮つておりました立場上、先程緑風会から御提案になりました点も全然党に諮つていないのでございます。それから只今民自党から御提案になりました点も、勿論その点も伝えておりませんので、あまり党の内部になる問題で恐縮でございますけれども、もう五分ばかり時間を頂きたいと思います。
#22
○委員長(高田寛君) 速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#23
○委員長(高田寛君) それでは速記を始めて下さい。
#24
○栗山良夫君 時間を頂きまして有難うございました。今社会党へ行つて相談をして参りましたが、大分叱られて参りましたので、その点の一つ衷情をお察し頂きたい。
 先ず第一にこの決議の本筋は表題にあります仲裁裁定に基く給與支拂に関する決議というのが、これが本旨でありますので、この表題は是非ともこの形でなければ社会党としては同調しかねる。
 それから第二点は、この最後にありますところの民自党から御提案になりました御趣旨もよく分りますけれども、やはり緑風会の御提案になつた程度のところでなければ社会党としては取りなし困難である。
 それからもう一つは、先程「裁定の趣旨を尊重し」という字がありましたが、この「趣旨」という字も大分問題になつておりまして、今のところ時間がありませんので、まだ論議のままにして私帰つて来たような状態であります。一応そういう工合に相成りましたので、社会党としてはせめて先程緑風会から御提案になりました線ぐらいのところでおまとめ頂きたい。こういう工合に考えるわけでございますが、問題は、全会一致でその問題を一時間も早く本会議で可決をいたしたいという本旨は、社会党は変りないわけでございますから、そういうような線をお含みの上でもう少し各派の御意見を承つて頂きたい。こういう工合に話をつけて参りました。
#25
○委員長(高田寛君) 速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#26
○委員長(高田寛君) それでは速記を起して。
#27
○佐々木良作君 そうするといろいろ話がありましたが、次のように変えたらどうかと思つて案を出してみたいと思います。表題は「支拂」を「支給」という言葉に変えて「基く給與支給に関する決議」、こういうふうにしまして、内容は「政府は公共企業体仲裁委員会の裁定を尊重し、速に必要な措置を講ずべきである」、こういうふうにしたらどうかと思います。
#28
○委員長(高田寛君) 御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#29
○委員長(高田寛君) それでは御異議ないものと認めます。
#30
○事務総長(近藤英明君) クリヤーの手続はこれからすぐいたしますから、本会議まで大体間に合うと思いますから、これはクリヤーが済むまでかからんというように御了承願いたいと思います。向うは一時まで休んでおりますから二時迄かかると思います。それからこれが決まりますと、提案者、それから委員会審査省略が一応拔けておりますが、これを載せたいと思います。
#31
○委員長(高田寛君) 如何でありましようか、提案者は……
#32
○佐々木良作君 これはやはり共同提案にすればいいのじやないかと思います。
#33
○委員長(高田寛君) それではこれは共同提案といたします。それから審査省略の件は御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#34
○委員長(高田寛君) それでは御異議ないものと認めます。
#35
○事務総長(近藤英明君) 各派一名ずつ提案者の名前を御申出願います。
   〔「各派より一名ずつ提案者氏名」と呼ぶ者あり〕
#36
○事務総長(近藤英明君) 念のために申上げますが、発議者の名前は社会党栗山良夫、民自党板谷順助、民主党門屋盛一、緑風会竹下豐次、無所属佐々木良作、新政クラブ小川久義、共産党細川嘉六、以上でございます。
   ―――――・―――――
#37
○委員長(高田寛君) それでは次に緊急質問の件をお諮りいたします。
   〔「賛成討論」と呼ぶ者あり〕
#38
○門屋盛一君 ちよつと懇談会に直したてやつらどうですかね。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#39
○委員長(高田寛君) それでは速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#40
○委員長(高田寛君) 速記を起して。
 それでは緊急質問の件をお諮りいたします。
#41
○事務総長(近藤英明君) 念のために申上げますが、昨日国鉄裁定案に対する緊急質問が共産党、社会党から二件出ておりまして、その取扱いは本日のこの決議案等と睨み合わせて御決定になるということになつておりますから、この処置を御決定願いたいと思います。
 これに附加えまして、もう一件……
#42
○委員長(高田寛君) 如何いたしましようか。
   〔「撤回」と呼ぶ者あり〕
#43
○山下義信君 社会党の緊急質問の申出は一応撤回いたします。
#44
○委員長(高田寛君) それでは社会党のと、共産党の中野君の緊急質問は撤回して頂きます。それではさようにいたします。
#45
○事務総長(近藤英明君) 次にもう一点、本日出ました共産党の板野勝次君から食糧確保臨時措置に関するポ勅令に関する緊急質問というので本日出ております。時間は十五分という御要求でございます。
#46
○門屋盛一君 緊急質問の趣旨はいいのですが、ただ議運として本会議の運営があとどうなるかということをちよつと考えなければならんので、次の議運までその採否を保留して頂きたいのですが。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#47
○兼岩傳一君 電力のやつは承認されたのでしよう。従つてこれも承認して下すつて、その取扱いについては又採否を保留される方がいいでしよう。
#48
○門屋盛一君 併し開会式が明日で、この次の本会議がいつ開かれるか分らんので、まあこの次の議運の折に決定しても遅くないと思うので、それまで保留して置いて……
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#49
○委員長(高田寛君) それでは次の議運まで保留することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#50
○委員長(高田寛君) それではさよう決定いたします。
   ―――――・―――――
#51
○委員長(高田寛君) 次に議員派遣要求の件、お諮りいたします。
#52
○参事(宮坂完孝君) 地方行政委員会から提出されたものであります。朗読いたします。
   議員派遣要求書
 一 派遣の目的
   シヤウプ報告書の趣旨に関する地方行政の改革につき
  (一)市町村、都道府県及び国の間に於ける事務の配分に関する諸問題
  (二)地方自治体の区域に関する諸問題
  (三)地方税制改革案に関する諸問題
  (四)平衡交付金制度に関連する事項
  その他関連する事項について、実地に調査し、法律の立案改正に資する。
 一 派遣議員
  第一班 太田敏兄、岡田喜久治
  第二班 鈴木眞人、島村軍次
  第三班 三木治朗、岡本愛祐
  第四班 吉川末次郎、鈴木順一
 一 派遣期間
  第一班 昭和二十四年十二月十八日より昭和二十五年一月三十日までの内九日間
  第二班 昭和二十四年十二月十八日より昭和二十五年一月三十日までの内九日間
  第三班 昭和二十四年十二月十八日より昭和二十五年一月三十日までの内十一日間
  第四班 昭和二十四年十二月十八日より昭和二十五年一月三十日までの内十一日間
 一、派遣地
  第一班 山形県、新潟県
  第二班 大阪府、岡山県
  第三班 福岡県、宮崎県
  第四班 徳島県、高知県
 一、費用
  概算 九六、〇〇〇円
    内 訳
  議員派遣旅費一名一日一、二〇〇円八名八十日分
 右参議院規則第百八十條により要求する。
  昭和二十四年十二月十三日
   地方行政委員長 岡本 愛祐
 参議院議長 佐藤尚武殿
#53
○門屋盛一君 どうも議員派遣では一番文句を言うことになつているのですが、昨日大体予算が窮屈であるという説明を聞いておりますのと、それから昨日同じこの委員会から大巾の調査承認要求と共にいろいろ費用を要求されたのでありますが、その時に派遣のことは別箇に考えればいいということを申上げたわけですが、大体もう予算がないのでありますから、一応これは承認いたしまして、実際の派遣に当つては、できるだけ節約して貰うという希望條件、條件じやないですが、希望意見を附してこれは一応承認すべきものであろうと思います。
#54
○委員長(高田寛君) 御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#55
○委員長(高田寛君) それでは門屋委員のお話の通りにすることにいたします。
   ―――――・―――――
#56
○委員長(高田寛君) 次に調査承認要求の件をお諮りいたします。
#57
○参事(宮坂完孝君) 農林委員会から三件、労働委員会から一件出ております。朗読いたします。
   〔「朗読省略、題目だけ」と呼ぶ者あり〕
#58
○参事(宮坂完孝君) 農林委員会は水稻單作地帯対策に関する調査承認要求書、農林関係配給公団制度に関する調査承認要求書、この二件は前国会通りでありまして、次に新らしく出ましたのが新農業政策確立に関する調査承認要求書、この三件につきましては、第一の水稻の件につきましては三十五万、それから農林関係配給公団に対しては二十五万、新農業政策確立に関しては八十五万の費用がついております。
 一般労働問題に関する調査承認要求書、これも前回通り、これは費用はございません。
#59
○門屋盛一君 労働委員会のは費用も何にもないのですから、このまま承認することに異議ありません。
 それから農林委員会のは費用の部分を除き承認すること、昨日の通り、地方行政の通りに……
#60
○委員長(高田寛君) 別に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#61
○委員長(高田寛君) それではさように決定いたします。
#62
○事務総長(近藤英明君) 昨日最高裁判官の国民審査管理委員の選挙につきちよつと御説明申上げましたが、もう少し詳しく御説明申上げる必要が更にあるようですから、一応議事部長から聽いて頂きたいと思います。
#63
○参事(河野義克君) 今日の日程に載つております関係上、実際の選挙ができませんければ延会するのでよろしうございますが、一応更に御説明を申上げて置きます。この問題が起りましたのは、最高裁判所裁判官国民審査管理委員になつておられる参議院議員が十人おられますが、これは何れも本院で選挙されたわけでありますが、そのうちの無所属懇談会の堀眞琴さんが辞任され、管理委員会で許可されておるわけであります。從つてその後任を選ばなければならないという関係になるのでありますが、その比率の関係を申上げますと、堀眞琴さんは参議院議員になられたときには社会党に籍を置いておられて、その後無所属懇会に移られたのであります。そういう経緯があつて御辞任になられたと思いますが、そうすると社会党は三木治朗さん、山下義信さんが現在おられまして、その山下義信さんは管理委員に選ばれた当時は緑風会に籍を置いておられたわけであります。それで緑風会は当時四人であつたのが現在は三人になつております。のみならず、これは民自党、民主党にも関係があるのでございまして、当時民主党であられた岡田喜久治さんが現在は民自党に入つておられます。從つて後任をどこから出すかということはやや複雑性を持つておるのであります。それで当時の比率は緑風会四名、民自党二名、民主党二名、社会党二名ということであつたのでありますが、現在の比率をそのまま申上げますと、緑風会三名、民自党二名、民主党二名、社会党二名、無所属懇談会一名とこうなるのであります、比率だけを申しますと……。それから現在どういう構成になつているかということをもう一遍申上げますと、緑風会三名、民自党三名、民主党一名、社会党二名、無所属懇談会一名ということになつております。そこで堀眞琴さんの辞任に伴う後任をどの会派からお出しになるか、これは今日おまとめにならなければ本会議の議事日程としては延会して置けばいいのであります。そういう関係がございますからまあ御相談願いたいと思います。
#64
○門屋盛一君 これは大体今の説明で民自党が民主党に一人貰うのが適当と思います。せめてそういうことの方で、昨日決まりましたところの委員会、特別委員会等の構成に関する……何か各派代表が出るということになつておりますが、その会合で一つ御協議願つて決めて貰つたらどうかと思います。
#65
○委員長(高田寛君) 御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#66
○委員長(高田寛君) それではその会合で御相談願うことにいたします。
#67
○参事(河野義克君) ちよつと請願の付託のことについてお伺いいたしたいのでありますが、横須賀自由港区設置に関する請願というのが大隅憲二さんの紹介によつて出ております。從来横浜の自由港区設置に関する陳情というのが第二国会に出、又大阪自由港区設置の請願というのが出まして、いずれも運輸委員会に掛けているわけであります。それでこれも運輸委員会に掛けるという一応の検討がなされておつたのでありますが、たまたま朝日新聞で、相当大きい「できるか自由港区」という題で、自由港区の問題が安定本部を中心にいろいろ研究されているという記事がありましてので、経済安定本部長に聞合せて見ましたが、現在自由港区の法律案を直ぐ出すか出さないかは未決定であるけれども、司令部等との交渉もあつて、経済安定本部を中心に検討していることはしているということでございますが、こういうことをまあ基盤におきまして、これは運輸委員会に掛けるか、或いは経済安定委員会その他に掛けるか、それをここで、万一法案の出て来ることも顧慮いたしまして御決定願います。
#68
○板谷順助君 従来自由港区問題につきましては、運輸委員会でも引続き研究いたしておりまして、従来の請願も運輸委員会で取扱つているわけでありますから、まあ運輸委員会でやるのが適当じやないかと思います。
#69
○佐々木良作君 今の請願は前からの関係の方は結構だと思いますが、似たような法案が出た場合には又別にその処置を考慮するということになるのですか。それともこれをやつたから大体運輸委員会に行くということになりますか。
#70
○委員長(高田寛君) 只今のはただ請願の取扱だけの問題でございます。
#71
○小林英三君 だから法案が出た場合も運輸委員会に掛けるかということでしよう。
#72
○佐々木良作君 それは、今請願だけを分離されてやる場合には、これまでの関係もあつてよく調べておられるから、僕は運輸委員会でいいと思いますが、新らしいそれに似たような法案が出た場合に、請願の扱いがこうなつておる、従つて役所の方は別としても、委員会の付託は運輸委員会の方がしたと、こういうふうなことでずるずると問題が残る形勢があるので……
#73
○委員長(高田寛君) 如何でしよう。只今問題になつている請願は運輸委員会に付託する、これだけであります。
#74
○佐々木良作君 それでは法案が出た場合に又別に相談するということですか。
#75
○委員長(高田寛君) さようになります。
#76
○門屋盛一君 自由港区の問題は今のところ運輸委員会の付託でやつているのですけれども、これについては政府の内部においても大分セクシヨナリズムになつている。今のところその自由港区の性質によつて大蔵、通産、安本、運輸というこの四つに非常に深い関係がある。政府の中でも非常に困つている。或る所がその仲裁をするというようなところまで行つている問題ですから、この請願は運輸委員会に掛けることに異議ありませんが、法案が出て来ましたときには、事務的に扱う上に、一応議運に諮つて、掛けて貰うということを確認をいたして貰いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#77
○委員長(高田寛君) それではついでに昨日問題になりました委員会や特別委員会の構成に関する調査の問題、この各会派からお出になる顔振れが決まつておりましたら、この際一つお申出願つて、はつきりしておきたいと思います。
#78
○鈴木直人君 緑風会は藤井君と竹下君。
#79
○事務総長(近藤英明君) 緑風会と社会党がまだお出になつておらんそうです。
#80
○鈴木直人君 竹下君と藤井君。
#81
○門屋盛一君 小委員会を開きますか、どうですか。
   〔「もういいでしよう」「委員会を早く閉じて、小委員会にしたら」と呼ぶ者あり〕
#82
○委員長(高田寛君) それじや、外に御発言もなければ、本日の議院運営委員会はこれで閉会いたします。
   午後零時五十一分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     高田  寛君
   理事
           小林 英三君
           左藤 義詮君
           大隈 信幸君
           竹下 豐次君
           藤井 丙午君
   委員
           岡田 宗司君
           栗山 良夫君
           山下 義信君
           板谷 順助君
           小串 清一君
           中山 壽彦君
           門屋 盛一君
           小林 勝馬君
           鈴木 順一君
           宇都宮 登君
           岡本 愛祐君
           島村 軍次君
           鈴木 直人君
           兼岩 傳一君
           佐々木良作君
           鈴木 清一君
           小川 久義君
  ―――――――――――――
   議 長     佐藤 尚武君
   副議長     松嶋 喜作君
  ―――――――――――――
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (総務部長)  芥川  治君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト