くにさくロゴ
1949/12/23 第7回国会 参議院 参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第10号
姉妹サイト
 
1949/12/23 第7回国会 参議院

参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第10号

#1
第007回国会 議院運営委員会 第10号
昭和二十四年十二月二十三日(金曜
日)
   午前十時四十一分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○母子家庭の福祉対策に関する緊急質
 問の件
○常任委員会職員の旅費制限外支出の
 件
○議案の付託に関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(高田寛君) これより議院運営委員会を開きます。最初に一つ緊急質問の件をお諮りいたします。
#3
○事務総長(近藤英明君) 民主党の紅露みつ君から緊急質問の御要求が出ました。題目は、母子家庭の福祉対策に関する緊急質問、要求大臣は総理、厚生、大蔵三大臣に対して、時間十五分、これを御承認になるかどうか。
#4
○委員長(高田寛君) それでは承認することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(高田寛君) それでは承認することに決定いたします。ちよつと速記を止めて。
   〔速記中止〕
#6
○委員長(高田寛君) 速記を始めて……次に、專門員の出張の件をお諮りいたします。
#7
○事務総長(近藤英明君) それは、專門員の出張につきまして、旅費の割当の範囲内で賄えておる場合は常に問題はございませんが、出張旅費をすでに使い果した場合に、更に出張の必要が生じたというような場合には、当運営委員会の御承認がなければ、この出張は認めないと、かようなことに相成つておるわけであります。そこで仮に議院運営委員会の御承認があれば、その場合には議員の派遣旅費とかその他から流して、或いは事務局の旅費でやるより外ないと、こういうことであります。そこで現在問題になつておりますのは三つございます。それでお手許に先に参考資料をお配りいたしました。それを御覽願いたいのでありますが、この印刷してありますのが、一番上の欄が予算額でございます。それから次の欄が各委員会の支出済額、下が残額でございます。そこで今日ここで御相談願わなければならんのは、地方行政と、真ん中の方にある水産と、最後の建設と、これだけでございます。
 先ず水産と建設について先に申上げますと、水産と建設は、水産が一千五百十九円、建設が三千二百七十六円、現在残があるわけでございます。ところで水産と建設につきましては、この夏の台風の際に、建設関係では台風被害調査のために議員を、これは委員会の要求ではなしに、議長が派遣せられたものが、久松定武君が建設で、この場合には建設の中島調査員が随行して旅費を三万円ばかり使つております。それから水産の木下さん、江熊さんを、やはり今度の風水害が水産関係に非常な影響を大きく及ぼしておるというので、同じく議長から派遣された場合に、これに調査員が二名出ております。一つの方が二万七千円、一つが一万七千円、こういう経費を水産の経費から拂つておるわけでございます。ところで通常こういう場合に、他の方にもこういう例がございますが、これはいずれも事務局職員をこういう場合には特に附けて出しておりまして、專門員関係の旅費を使用していないのが普通なのでございます。厚生委員会におきましては、厚生委員会の姫井さんなんか出ておられますが、その他谷口弥三郎君、島津忠彦君等の出張がございますが、これは全部事務局の委員部の職員を派遣しておりますので、專門員関係の旅費を食つておりません。ところが先刻申しました建設と水産の二つの委員会の関係の分で、特に議長派遣の分は調査員が二名附いております。これは事務局から人を附けることができなかつてので、更宜この調査員を派遣しました。そのために三万円建設で使い、水産では四万何がしという金を使つておるわけなのでございます。そこで建設と水産は特に今回の出張の旅費がないと、こういう状況になります。そこで建設の委員長並びに水産の委員長からは、この前のそういう議長の特別に派遣せられた分に際しての随行員の旅費は、これは別個に見て貰えぬか、これを別個に見て下されば今度の出張はできるから、そういうことにして貰えぬかという御要求がございますので、これは他の例から見れば一応御尤もなことではないかと事務的には考えられますけれども、一応常任員委会の專門員の旅費なるものは使い果しておりますので、それを他の経費に繰替えるということが如何でございますかということを、先ずここでお諮りしなければならんかと存じます。
 それからもう一つは、これは事情は違いますが、地方行政委員会の欄を御覽頂きますと、残額は三万三千四十二円となつております。ところが今回地方行政委員会では專門員二名、調査員二名、四名の者を派遣したい、その場合に要する経費は九万八千五百円かかると、かように御要求になつております。そこでこれが不足となります額は、六万五千四百五十八円という不足が生ずるわけでございます。この不足は今の水産、建設とはやや事情を異にしておりますが、これらを併せて御承認になるかどうかという点をお諮りいたすわけであります。
#8
○小林勝馬君 只今の総長の御説明でちよつと拔けておりますが、この留保というやつはどういうものであつて、どういうときに使うものであるか。
#9
○事務総長(近藤英明君) 只今小林さんから御注意がありましたのですが、ちよつとこれは会計課長から御説明申上げたいと思います。
#10
○参事(清水齊君) 只今の留保の関係を申上げます。專門員、調査員、主事を通じて、一人当り年額六千円、その外に各委員会ごとに年額六万円だけを上げることにして、この六万円は二十委員会で予算を取つたのでありますが、実際の割当をしましたのは十八委員会で割当をしまして、そのために二つの委員会で十二万円と、欠員に対する分が約三万円残つて、十五万円くらい留保額があつたのでありますが、逓信が電気通信と郵政に分れたために約六万円出しておりますから、あと九万円残つておると、こういう計算になつております。九万円だけはまだどこへもやつておらない金で、やり得る金であります。
#11
○小林勝馬君 そうすると、さつきのお話の地方行政の九万何ぼというものは、その留保の分から出して置けば一応解決する。それから水産と建設の方は事務の方の費用を、従来の他の委員会と同様に事務の方から出して頂けば一応解決するのではないかと思いますけれども、如何ですか。
#12
○委員長(高田寛君) それでは今の小林委員の御意見に従つて取計らうことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(高田寛君) それではさように決定いたします。
  ―――――――――――――
#14
○委員長(高田寛君) 次に、法案の付託の件をお諮りいたします。
#15
○参事(河野義克君) 昨日放送法案、電波法案、電波監理委員会設置法案という三案が予備審査のため本院に送付されたわけであります。そのうち放送法案、電波法案が電気通信委員会に付託さるべきことは明らかだと思いますが、電波監理委員会設置法案につきましては、これが内閣委員会に付託さるべきか、電気通信委員会に付託さるべきか疑義がありますので、ここにお諮りいたして御決定願いたいのであります。それでこの目的を申上げますと、「この法律は、電波監理委員会の所掌事務の範囲及び権限を明確に定めるとともに、その所掌する行政事務を能率的に遂行するに足る組織を定めることを目的とする。」法律でありまして、この第二條によりまして、「国会行政組織法第三條第二項の規定に基いて、総理府の外局として、電波監理委員会を設置する。」ことになつております。電波監理委員会は行政機関としていろいろの行政事務を行う権限を持つわけであります。これは元の電波庁を廃止いたしまして、委員会という一つの行政機関を設置すること、並びにそれが総理府の外局として設置されるというこの二点は、この法案が内閣委員会に設置さるべきだという根拠になるだろうと思います。それからこの法案が同時に提出された電波法案、放送案案と密接な関係があり、放送法案、電波法案の中には電波監理委員会に諮つてどうとか、電波監理委員会に定めるところによつてどうとかいう点が随所に出て来て、この両案を審議するために電波監理委員会設置法案を審議しなければできないという点は、これを電気通信委員会にかけた方がいいのじやないかという根拠になると思います。又逓信委員会のときだと思いますが、この放送法案が継続審査になつていたときがありまして、そのときの考え方から言えば、放送法案の中に含まれるのではないかという観点から、そういうことになつて継続審査された経緯はあるようであります。以上の点から申しまして、この電波監理委員会設置法案は内閣委員会に諮るか、電気通信委員会に諮るかということについて、それぞれの根拠を持つておりますので、この委員会で御決定願いたいと思います。
#16
○小林勝馬君 今議事部長から御説明になつた三法案は、御説明の通り従来逓信委員会の場合におきまして、放送法案と共にこれは元々一緒になつていた法案を、最近になつて設置法案を別に分離したような法案でありまして、尚、又今御説明の通り、いろいろの問題から放送法案並びに電波法案が電波監理委員会設置法案と共に審査しなければ非常に都合の悪い点が非常に沢山ありますので、一応これを電気通信委員会に御付託を願いたい、かように考えます。
#17
○委員長(高田寛君) 電気通信委員会にかけることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#18
○委員長(高田寛君) 御異議ないものと認めます。では外に別段御発言もなければ、これにて散会いたします。
   午前十時五十五分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     高田  寛君
   理事
           小林 英三君
           左藤 義詮君
           竹下 豐次君
   委員
           大野 幸一君
           河野 正夫君
           栗山 良夫君
           山下 義信君
           小串 清一君
           小林 勝馬君
           高橋  啓君
           宇都宮 登君
           加賀  操君
           島村 軍次君
           鈴木 直人君
           兼岩 傳一君
           鈴木 清一君
           小川 久義君
  ―――――――――――――
   副議長     松嶋 喜作君
  ―――――――――――――
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (総務部長)  芥川  治君
         
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (会計課長)  清水  齊君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト