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1949/03/31 第7回国会 参議院 参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第50号
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1949/03/31 第7回国会 参議院

参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第50号

#1
第007回国会 議院運営委員会 第50号
昭和二十五年三月三十一日(金曜日)
   午前十時二分開会
  ―――――――――――――
  委員の異動
本日委員栗山良夫君及び岡田喜久治君
辞任につき、その補欠として吉川末次
郎君及び大島定吉君を議長において指
名した。
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○委員の辞任及び補欠選任の件
○本院における予算の審議等に関する
 大蔵大臣の伝達事項についての議長
 の報告
○仮議長の選任に関する件
○本日中に議決を要する法律案の審議
 状況に関する件
○本院における予算の審議等に関する
 ホイツトニー民政局長との会談の経
 過についての議長の報告
○院内の警備に関する件
○新院内交渉団体名の届出に関する事
 務総長の報告
○議院の運営に関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(竹下豐次君) 只今から議院運営委員会を開会いたします。
#3
○参事(河野義克君) 社会党の方から、決算委員の吉川真次郎君が辞任せられ、その後任に栗山良夫君、議院運営委員の栗山良夫君のあとにその吉川末次郎君を指命せられたいという申出が出ております。又自由党の方から文部委員の左藤義詮君、人事委員の川村松助君、経済安定委員の田口政五郎君、池田七郎兵衞君がそれぞれ辞任されまして、補欠として文部委員に田口政五郎君、人事委員に池田七郎兵衞君、経済安定委員に左藤義詮君、川村松助君をそれぞれ御指名願いたいという申出が出ております。
#4
○委員長(竹下豐次君) 議事部長の報告の通り許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
  ―――――――――――――
#6
○議長(佐藤尚武君) 昨日午後零時半でございましたか、池田大蔵大臣が私を訪ねて来られたそうであります。丁度私その際他出しておりまして、お会いできませんでしたが、事務総長に蔵相は会われて、そうしてそれに対する言ずけを置いて行かれたのであります。事務総長はその蔵相の言われたことを書き取つて置きましたので、それで私は早速各派代表の方々にお集まりを願いまして、その大蔵大臣からのお話を伝えました。その内容は左の通りであります。本日の午前中と申しますのは、昨日の話でありまするが、本日の午前中にマーカツト将軍に面会して、暫定予算についてお願いしたが、十五ケ月予算の考え方にも反し、ドツジの方策にも相反することになるので、それはできないと拒否された。尚将軍は、日本が折角復興しつつあるというので、対日援助費の削減も食止めようと努力しておる際に、予算審議の日数も相当の余裕があつたのに、国会に審議権があるというので、この二、三日どうしても延ばさねばならないというわけもあるまい。現在の参議院の態度には失望しておる旨議長に伝えられたい旨を申されたから申上げます。こういうことでありました。そこで私はこれを各派代表諸君にお伝えすると共に、各派にお持帰りになつて御相談を願いまして、そうして善処されるようにお願いいたしますということを申上げまして、それで散会いたしました。以上御報告申上げます。
#7
○中村正雄君 昨日議長から各派に今申されたことが伝達があつたわけですが、全般につきましては我々何ら異議ないわけでありますが、最後の参議院の態度について失望しておるということは、これは院としては重大な問題であろうと思います。従つて私今大蔵大臣の出席を求めておるわけでありますが、どういう原因によつて参議院に失望されておるのか、その点を一応大蔵大臣からもう少し聞かなくてはいけないし、一応その情勢が分りました曉におきまして、或いは又分らない場合におきましても、若しそれが大蔵大臣の一方的な政府の弁明のだめに、恰も参議院自体が予算案の通過を阻止しておるというようなことが原因で失望されておるというのであれば、一応議長に行つて貰つて、その間の情勢を十分聞いて貰う必要がある。従つて一応大蔵大臣から当時の情勢を聞いた上で、参議院としての態度を私は決定する必要があると思う。従つてこの件については、今議長にお聞きしても事情が分らぬと思いますので、一応大蔵大臣に御出席願つて、その間の事情を聞いた上で参議院の態度を決定したいと思います。
  ―――――――――――――
#8
○委員長(竹下豐次君) 九十二名の定員があつたそうでありますが、直ぐに本会議を開くことにして、暫く休憩いたしましようか。
#9
○門屋盛一君 それはよいが、仮議長はどうしますか、議長は出られないということを議運で言われておるのですから、仮議長を拵えて置く方がよいと思う。これの方が重大な問題だと思う。
#10
○左藤義詮君 仮議長を拵えるということは、法律上の建前はどうですか。
#11
○委員長(竹下豐次君) ただ問題は、普通の場合と違つて、こういう際であるから、どうするかということが問題である。
#12
○事務総長(近藤英明君) 左藤さんの言われた法律上の建前から、事故があるときには仮議長を選挙すると、こう法律には書いてあります。そういうことは事故があつて何とかしなければならん必要があればやるわけですが、その必要があるかないかの御判断に基くであろうと思います。法律は必ず仮議長を置かなければ……どういうときに置けということはない。事故ある場合という抽象的な書き方をしておるというのは、事故あるや否やは、いわゆるハウスの決定であると思う。ハウスが事故あると認め、事故のため補欠の必要があるというならばやるわけです。何もないときならば、全然しないということもあるわけでございますから……。
#13
○左藤義詮君 今事務総長の話したようなお話でありましたならば、私は先程申上げたように異議はござません。
#14
○鈴木直人君 仮議長を選任した場合に、明日事故が消滅した場合には、仮議長も消滅になりますか。仮議長を選任した場合は……。
#15
○事務総長(近藤英明君) 事故が消滅した場合には、仮議長は自然消滅になります。
#16
○中村正雄君 本日は、今予想されるところは本会議は深夜の本会議も予定されておりますし、又先程の報告によりましては、場合によつては議長はGHQの方に交渉して貰う必要が出るかも知れない。そういうような特別な事情があるので、本日に限つて特別のという意味で仮議長を選任して貰いたい。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#17
○議長(佐藤尚武君) ちよつと疑義が私にはあるのですが、仮議長というと、議長の代りになる人でなければならんと思いますが、そうすると、議長は仮議長を選任されると議長は要らなくなります。
#18
○委員長(竹下豐次君) 速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#19
○委員長(竹下豐次君) 速記を始めて下さい。
#20
○門屋盛一君 先刻中村委員からも言われました通り、本日は予定された日程も相当多量にありますので、深夜の本会議が予定されますこと、尚、池田大蔵大臣の言ずてに関して、それを質すためには、場合によつては議長は司令部に行つて頂かなければならんような結果ができるかも知れない。こういう点を考え併せますと、今日の議事運営上、副議長がお休みになるということがはつきりいたしておりますれば、議長及び副議長共に議席に着けないようなことが想像されますので、特別の場合として、本日仮議長の選任をして置いた方がいいと思うのでございます。先程中村委員の言われました言葉とも関連いたします。この選任方法は議長に一任したら如何かと思います。
#21
○中村正雄君 門屋君の議長一任の件、賛成いたします。
#22
○左藤義詮君 それで結構でございますが、若しできますならば、副議長は私共の方から出ておりますので、是非私共の党から御指名を頂きますれば非常に仕合せだと存じます。
#23
○鈴木清一君 その点どうですか。門屋さん、中村さんの言われましたように、議長一任ということで御異議がなければ、議長と予め左藤君との間でお話合になつたら如何ですか。
#24
○左藤義詮君 皆さんの方で御異議がなければ、そのようにいたしたいと思います。
#25
○委員長(竹下豐次君) それでは門屋君の御発言に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  ―――――――――――――
#26
○中村正雄君 その前に本会議を開くについてちよつと報告しなければならんので、ちよつと休んで貰いたいのですが、この議運が再開するときに、本日是非上げなければならん法案が提案になると、大蔵委員会、或いは二、三あると思うのです。従つてこれを正確に申しますと、経済にかかつておる臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案、それから外国為替及び外国為替管理法の一部を改正する法律案、この二案と、大蔵委員会にかかつておる所得税法の一部を改正する法律案、通行税法の一部を改正する法律案、酒税法の一部を改正する法律案、この五つが本日乃至は明日中に上げなければならん法案で、その外は遅れてもいいわけです。従つてこの五つの法案の審議の状況を、再開前の議運に両委員長に来て頂いて一応の説明を聞きたいと思いますが、お手配願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#27
○中川以良君 その外に輸出信用保險法案、これは通産委員会にかかつております。これも本日上げませんとこの保險の補助金というものが翌年度に繰越しになるのでありまして、本日通りませんと、将来の輸出貿易に重大なる影響を及ぼすものであり、この点もやはり一応最初に同様委員長お手配願います。それから尚これに伴つて大蔵委員会にやはりこれに附随したところの特別会計法案が出ております。これも同時にやらなければならん問題であります。
#28
○中村正雄君 それわね。四月一日からと言えば、全法案が関係しておるんですが、法案の内容と政府のいわゆる意向を私は聞いて、確実なるもので申上げておるのはこの五法案で、その外政府も考えておらないらしいのです。私の申上げた五法案の外ないと思います。嚴密に言えば今会期の法案は全部、予算も本日上げなければならんということは分つておりますけれども、ぎりぎり一杯のところ、今明日に上げなければならないといつて政府が正式に言つておるのは、今申上げた五つの法案だと考えております。
#29
○中川以良君 それは尚私は一応政府に確めますけれども、今の問題は是非上げなければならん問題であります。政府の何らかの手落であつて拔かしておると思います。私も連絡はとりますが……。
#30
○委員長(竹下豐次君) この問題は尚政府に確めて頂いて、そうしてあとで相談するということにいたしたいと思います。それじや暫く休憩いたします。
   午前十時十八分休憩
   ―――――・―――――
   午前十一時三分開会
#31
○委員長(竹下豐次君) それでは再開いたします。本日で期限を切られておる法案があるのですが、この問題につきまして大蔵委員長、経済安定委員長から法案の御説明をお伺いしたいと思います。
#32
○中村正雄君 今私達が調べましたのと、政府が調べて、これだけは本日若しくは明日中に通過願いたいと言つて、法案が経済安定委員会に二つかかつております。一つは臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案と、それから外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案、この二つの委員会通過の見通しについて、委員長から一つお話願えれば結構だと思います。
#33
○佐々木良作君 今の御質問にありました経済安定委員会に引かかつておる物調法の一部を改正する法律案、それから外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案の審議状況を簡單に説明いたします。物調法は、あれは十八日だつたと思いますが、衆議院を通過して参議院に送られて来ております。そうして参議院の経済安定委員会は、その間一、二回開きましたがおのおの人数が足りなかつたために流会いたしました。本会としてはその間一回は、実際は人数が足らなかつたけれども、余りひどいので、各派の了解を得て、提案理由の説明を受けて、一応の質疑をやつたというだけであります。従いまして特別な質疑が出なければ、あとの審議はそれ程時間はかからぬかと思います。それから外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案は、こいつは実は私の方としましては、この法案の、この改正法でなしに、原法の方が第六国会で非常な問題になつたから、私の方の委員会で十分に審議をして作上げた法案ですが、今国会になつてから、政府当局、安本らしいところから出て来る法案の立法計画を再三打合せしたのですけれども、その際一遍も話もなかつた法案であり、従つて私の方の委員会としても予定しておらなかつた法案であつて、併しながら関係当局との話合云々という理由がありましたが、二、三日前に突如として出て参りました。出た途端にうちの委員会を開きかけたのでありますが、何遍招集して見ても、人数が集まらぬ。そこでこの後の法案につきましては、まだ正式に本委員会で提案理由の説明も受けておらなければ、従つて質議にも入つておらないという状況です。併しながらこの外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案は、この法案の一部の施行期日を、四月一日からというものを三ケ月ばかり延ばすという案で、まあそれ程大きな問題もなかろうかと思うのでありまして、今日委員さえ出席しておれば、今日中にこの二法案ともいずれにしても上るつもりでおるわけです。ただここで申上げたいことは、ちよつと蛇足になるかと思いますが、私共の経済委員会は定員が十二名で、而も一名欠員になつておつて、あとの十一名のバランスは、自由党が五名、緑風会が二名、それから民主党が一名、社会党が二名、そうして無懇が一名、こういう非常にアンバランスな割振りになつておりますので、これが原因は、緑風会と民主党から自由党に転籍された方が、そのままの委員で行かれたところに原因しております。会期末ではあり、それからそのことを調整すると、外の委員会にも関係があるというので、議運に相談を正式に出す前に、議長宛に、ともかくもバランスが余りに崩れ過ぎておるから、議案の審議その他この委員会の運営上支障を来す虞れがあるから、議長において適当に然るべくお計らいを願いたいと言うて、大分前から正式な文書で届を出して、それの調整方をお願いしてあるわけでありますが、昨日までは何ら実現を見ずに、現状の……先程も申上げました通りになつておるのであります。従いまして、昨日の委員会もこの二つの法案及びその他の関係の議案をかけて委員会を開く予定になつており、二時間ばかり委員会を待つておつたのでありますが、一人か二人ぽつんぽつん来るぐらいで、どうしても開けない。そうして自由党の方から話があつて、明日の朝かき集めて、どうにかやろうということになつたのであります。この運営委員会と、うちの方の委員会も並行して開くことになつておりますので、今日は委員の入替え等によつて何とか定足数に足りるのじやないかと思いますが、今のところは足りてさえおれば、特別な事情がなければ、今日中にうちの委員会でできると思います。
#34
○委員長(竹下豐次君) 今途中ですけれども、何か……。
#35
○中村正雄君 もう質問はありません。
#36
○委員長(竹下豐次君) それでは有難うございました。
 それでは大蔵委員長に……。
#37
○中村正雄君 大蔵委員長にお尋ねしたいのですが、本日中に通らなくてはならない法案として今考えておりますのは、所得税法の一部を改正する法律案、通行税法の一部を改正する法律案、酒税法の一部を改正する法律案、この三つでありますが、この三つの法律案が本日中に上る見込があるかどうかという点についてお伺いしたいと思います。
#38
○委員外議員(木内四郎君) 只今御質問になりました法律案三件に関連して、私は一応今大蔵委員会の審議の状況を申上げて置きたいと思うのですが、租税関係の法案が十二件もあります。それから輸出信用保險特別会計法案、この租税関係の十二法案と、今申上げた輸出信用保險特別会計法案、併せて十三件は、政府側の希望として本日すべてこれを通して頂きたいということでございます。尚その他に旧軍港市転換法案、これは大蔵委員会と地方行政委員会、建設委員会と連合委員会として審査をやつております。その他に四件予備審査のものがあります。予備審査のものは今日やりませんが、その他の十三件について申上げますと、只今お話になつた所得税法の一部を改正する法律案、酒税法の一部を改正する法律案、通行税法の一部を改正する法律案、これは勿論各会派の方々の御意向次第でありまするけれども、若し各会派の方々が採決まで待つて行こうという考えであれば、今日午後のうちに大体済むのではないかと思つております。これは勿論、重ねて申上げますが、各会派の御意向次第であります。尚この外に相続税法案、法人税法の一部を改正する法律案、これも是非法文の体裁等の関係から、本日通りませんというと……これを直して、そうして衆議院に今一度回付しなければならんという状態になつております。その点についても、大蔵当局から是非本日中に通して貰いたいという切なる希望があるのであります。他には新らしい税で富裕税法案、資産再評価法案、これは法文の体裁上からいつて、必ずしも本日通らなくてもいいような状態になつております。これは都合によりましては、本日の審議で一番後廻しになるのではないかと思つております。尚その他に所得税法等の改正に伴う関係法令の整理に関する法律案、国税犯則取締法の一部を改正する法律案、国税の延滯金等の特例に関する法律案、災害被害者に対する租税の減免、澂收猶予等に関する法律の一部を改正する法律案、国税澂收法の一部を改正する法律案、これはいずれもこまごまとした法案でありますけれども、若し所得税法の一部を改正する法律案が通るということになれば、これらの今申しました五法案は直ちに採決に入ることができると考えております。それから尚、輸出信用保險特別会計法案は、これはどうしても今日中に通して貰いたいという希望があります。これは尤もなことだと思つております。
 以上大体申上げましたが、尚御質問に応じてお答えいたします。
#39
○中村正雄君 大蔵委員長に、質問よりも希望して置きたいのでありますが、現在委員会にかかつておる税法の関係は、それは殆んどあなたが本日中に通るということがよいという点については、これは内容を見ましても肯けるわけでありますが、政府が現実に本日若しくは明日中に通して貰いたいと言つて来ておるのが、今申上げた三つの法律案であります。御承知のように明日は本会議の定例日でありませんので、できれば本日は遅くなつても期切れとなつて影響のある、今申しました三の法案は本日中に上げたい、こういう考えを持つておりますので、いろいろの法案審議の御都合もありまするけれども、さつき言いました三つの法案を優先的にやつて頂きたいということを特に希望して置きたいと思います。
#40
○委員外議員(木内四郎君) ちよつと私は皆さんにお伺いしたいのですが、この三つの法案を優先的にというお話ですが、私の言つたのは少し違うのです。その点はどういうふうに了解しておるのですか。大蔵大臣もおられるから……。
#41
○中村正雄君 それは当該委員会で十分御検討なさるのが妥当だと思いますが……。ですから官房長官の方から言つて来ておりますのは、今日、明日中に通して貰いたいという十の法案、期切れになるからと言つて来ておる十のうち五つは、本日の本会議に上程になつておりますから、問題はないので、あとの五つの法案は、経本の二件と大蔵委員会の三件、これは先に是非共通して貰いたいと言つて来ている法案なんです。これ以外につきましても、大蔵委員会の認定によつて、これは通さなければいけないというものがあれば、それに越したことはありませんけれども、一応議運としましては、政府から言つて来ているのはこの三つの法案で、これだけは何とか本日中に通した方が参議院としてはいいのではないかという考えから希望申上げているわけです。
#42
○委員外議員(木内四郎君) 了承しました。そういうことが議院の方へ政府からあつたとすれば、それを第一に頭に置いて考慮いたします。
#43
○門屋盛一君 これは議運の問題として議運に言つて来たのではなく、官房副長官から各会派に刷り物を配つて来たのであるから、恐らく私は実際問題としては、当該委員会とは多少食違いができるものが、大蔵委員会以外にも外の委員会等にも現実にあると思うのです。尚それらのことは、本日必要があるものの方からやつて決めて行くことであつて、愼重に決をとることは……明日定例日でないなら、今日上げられるなら成るたけ今日上げて、定例日でない明日の本会議にはやらないというような考えからも……だから今日やつて貰いたい。
#44
○委員外議員(木内四郎君) 私として伺いたいのですが、今日上げなくてはならない法案は夕方頃までに上るだろうと申しましたが、これは委員の都合或いは各会派の都合によつて違うのですが、何時までに上げたらいいでしようか、それが本日の本会議にかかるものとして……。
#45
○中村正雄君 午後十二時まで……。
#46
○委員外議員(木内四郎君) 委員会を上げるのは……。
#47
○中村正雄君 委員長の報告の時間によりますが、一応本日は十二時までやる覚悟でおりますから、委員長の報告を……。
#48
○委員外議員(木内四郎君) その前に多くの議案があつて、最後に上るようなものがあれば、その前に上げなければならないし……。
#49
○門屋盛一君 大蔵委員長に参考までに申上げて置きます。本日の日程第二の人事委員会から上つて来ているものが、衆議院と一致しない場合は両院協議会に持込まれるということを予定しなければならん。それ場合には、今中村委員の申されましたように十二時までかかるが、若しそれが呑まれると、これは十二時までかからなくてもいいことになることが一点。それから私は大蔵委員長にお尋ねしたいのは、政府は急いでいるかも分らないけれども、これは政府が何と言おうとも、国会として早く通した方がいいというような件がありましたならば、午後までにこれとこれは出すということはよくお調べになつて、誤解のないように……三つだけ上げればいいというのではない。成るたけ早く上つた方がいい。こういうことと、明日の本会議を開くか開かぬかということをよくお含みの上でやつて頂きたい。
#50
○委員外議員(木内四郎君) 大体そういう御趣旨でやつて行くことにいたします。
  ―――――――――――――
#51
○参事(芥川治君) 大蔵委員の黒田英雄君、建設委員の大隅憲二君が辞任されまして、大蔵委員に後任として大隅憲二君、建設委員に黒田英雄君が推薦されております。経済安定委員栗栖赳夫君が辞任されまして、その後任として安達良助君、運輸委員の安達良助君が辞任されまして、後任として栗栖赳夫君が推薦されております。予算委員の寺尾博君が辞任されまして、後任として松村眞一郎君が推薦されております。予算委員の岩崎正三郎君が辞任されまして、その後任しとて村尾重雄君が推薦されております。以上であります。
#52
○委員長(竹下豐次君) 只今事務次長からお話の報告の通り、許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#53
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
  ―――――――――――――
#54
○委員長(竹下豐次君) 大蔵大臣がお見えになつておりますから、直ぐに御質問願います。
#55
○中村正雄君 昨日大蔵大臣から議長に伝言方がありました件につきまして、当時の事情について大蔵大臣に質問いたしたいわけでありますが、質問したい点は、最後にマーカツト将軍が参議院に対して失望しておるという、こういう御伝言があつたそうですが、このなぜ失望しておるかという原因につきまして、大蔵大臣の御存じの点があれば御答弁願いたいと思います。
#56
○国務大臣(池田勇人君) 実は参議院の審議の状況から顧みまして、暫定予算を用意しなければならんというので、暫定予算案を作つて、一昨々日主計局長の方で向うのOKをとらしたのであります。ところが様子がどうも変でありますので、一昨日私はマーカツト将軍に会いまして、暫定予算の承認方を懇請いたしましたのでありますが、そのときノーということでありました。予算委員会の理事会の希望もありまして、昨日再度参りまして、暫出予算の編成の懇請をいたしたのでありますが、相変らずノーという御返事であつたのであります。そうして帰りますときに、佐藤参議院議長のお伝え願いたいという言葉を貰つて帰つて来たわけであります。直ちに議長の方に参りましたところ、議長は所用にて御不在でございましたので、事務総長に御伝言をお願いしたわけであります。今お話のような言葉がありましたが、その理由につきましては、私ははつきりここで申上げる段階に来ておりません。又申上げていいかどうか、佐藤議長には私は一応申上げたようなことでありますが、このことは重大な問題でございますので、私は佐藤議長がもう一度お会いになつた方がいいのじやないか、これは私見でありますが……。理由につきましては申上げることはできません。
#57
○中村正雄君 今大蔵大臣のお話によりますと、佐藤議長にはその理由を申上げたと、そういうお話でありますが、一応議長からその理由を御説明願いたいと思います。
#58
○議長(佐藤尚武君) これは昨日私から各派代表の方にお話申上げたところに盡きるわけでありますが、これはすでに一応お話ししたところでありまするからして、この席で再び話しまして一向差支えないと思いますが、もう一度、大蔵大臣が丁度おられますので申上げたいと思います。マーカツト将軍は、日本が折角復興しつつあるというので、対日援助費の削減も食止めようと努力しておる際に、予算審議の日数に余裕があつたに拘わらず国会に審議権があるというので、ここ二、三日はどうしても延ばさなければならないという、そういうわけはないであろう。現在の参議院の態度には失望しているというようなお話であつたと、私は伝え聞いたわけであります。
#59
○中村正雄君 では大蔵大臣にお尋ねしますが、参議院においては相当の予算の審議期間があつたと、こういうふうに将軍はお考えになつているわけですが、この審議期間が十分あつたかどうか。或いは又審議の進捗状況がどういう理由で遅れているかということは、大蔵大臣も十分御承知の筈だと思います。言換えれば、予算案が予備審査といたしまして、参議院に出されましたのは相当以前でありますけれども、衆議院に審議の重点を政府が置きました関係上、御承知のように関係大臣が参議院には出て来ておらない。従つて参議院が本格的に予算の審議を始めたのは、衆議院が通つてからでありまして、その審議基間はそう多くあるとは考えられない。而も又その審議期間中におきましても、国務大臣の出席、不出席等につきまして相当議論があつたりして、審議が遅れているという状況も大蔵大臣は十分御承知だと思いますが、そういう事情も十分御説明になつた上での判断だと思いますが、その点につきまして、大蔵大臣はそういう点につきまはても御報告なさつているかどうかお伺いしたいと思います。
#60
○国務大臣(池田勇人君) 審議の状況はそう詳しくは話しておりませんが、地方税が遅れたこと並びに平衡交付金法案が未だにOKが来ないことは話しました。その他につきましては、マーカツト将軍のお言葉でございますので、どういう理由から、そういうことを言われたかということにつきましては、私はお答えする限りでないと存じます。
#61
○中村正雄君 私の大蔵大臣への質問はこれで結構です。
#62
○門屋盛一君 これは今まで伺つたところから、議長、大蔵大臣から伺つたのですが、マーカツト将軍がそういうふうに、参議院に失望したというその理由を大蔵大臣に伺つても分らない、これは分らないだろうと思うのです。大蔵大臣と議長に対する質問はこのくらいにしては如何ですか。
#63
○吉川末次郎君 ちよつと大蔵大臣にお伺いしたいのですが、一昨日の本会議で、今のことに関したことを総理及びにあなたに問うたのですが、結局参議院におけるところの予算の審議が非常に遅延しているということは、予算に関する法律案がまだ提出されていないものもあるし、又提出されても、政府の提出が遅延したために、その審議が非常に遅延しているということなのであつて、参議院として、この情勢で、法律案の基礎なくして予算を審議議了するということは、法治主義に反する問題であるということからする立派な理由があると私は思うのです。進駐軍との関係については、我々も随分考慮しておりますが、併しこれは議会政治の本質からすれば極めて重大な意義を持つことなんで、それについての政府の責任を本会議で私は問うたのです。総理大臣からも若干の御答弁がありましたが、主管大臣として大蔵大臣の答弁をお願いしたのだけれども、お留守だつたので、今日是話本会議で御答弁を願いたいと思うのです。それから同時に、三十日以内において参議院が衆議院より回付して来たところの予算案を議了しないときには、憲法第六十條第二項の規定を発動するということを政府が頻りに言つていることを聞くのですが、併しその場合の政治的な責任は、政府は新聞を通じて参議院に、今のお話と同じように参議院にその責任を背負わさせるというような意味の放送を、頻りに新聞記事にしておられるわけですが、我々の考えは、さつき申したような理由によつて、政府にその責任がある。これは極めて議会政治の本質上重大な問題と考えておるので、それについての御答弁を願つたのですが、それと併せて大蔵大臣は今日は当然質問に対して答弁せられると思いますが、それをして頂きたい。それからこれ以外のことになりますが、併せて自由党の議員が主になつて出していらつしやる旧軍港市転換法案というものがございますが、この内容の重大なことは、従来の軍用財産を非常に割引して拂下げるという法案で、その趣旨は大変結構だと思いますが、一部からは、ともかく地元の地方政界のボス等がそれを悪用されるのじやないかということが非常に縣念されておるわけで、これは大蔵省の所管事項と思いますから、それについての答弁、この三つのことを一つあなたに対して答弁を要求しておるわけですが、今のことも関連性がありますから、一つ……。
#64
○門屋盛一君 只今の吉川委員のあれに関連して……前段の方は私に関係がありませんけれども、旧軍港市転換法案のお話が出たのですが、これは自由党のボスが出したのではなく、私民主党ですが、私も発議者になつております。社会党の人も発議者になつておる。これは政府の提案でなく議員発議になつております。これは只今参議院におきましては、大蔵委員会の説明を終つて、大蔵、建設、地方行政の合同審査を一回やつて、そうして質疑応答を交わされつつある最中でありまして、議院運営でちよつとやられることは、当該委員会に付託してあることですから、ちよつと拔いて頂いた方がいいと思います。
#65
○吉川末次郎君 ただついでにちよつと申上げたのです。本会議の問題ですから、本会議で大蔵大臣が答弁の責任があると言うことは、議院運営委員会で言つても差支えない。
#66
○鈴木直人君 当該委員会にかかつておる法案の内容について、本会議において取上げてやるということには、原則としてはしないような申合せになつておつたのですが……。
#67
○委員長(竹下豐次君) ちよつとその問題よりも、大蔵大臣に対する質問がございましたら……。なかつたら大蔵大臣忙がしいのですから、あとにして下さい。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#68
○委員長(竹下豐次君) ちよつと速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#69
○委員長(竹下豐次君) 速記を始めて下さい。
#70
○中村正雄君 只今大蔵大臣のお話その他によりましても、参議院に司令部の将軍が失望しているということにつきましての理由がはつきり分らないわけで、これは考えによつては大して問題ないとも考えられます。又少くとも国会に対しまして、その一つである参議院に失望しておるということは、我々としては相当関心を持たざるを得ないわけです。その原因が、大蔵大臣によれば分らないわけでありますが、一応私提案いたしたい点は、議長が司令部に行かれまして、当該将軍にお会いできるかどうかは別といたしまして、それぞれの径路を通じてでも結構でありますが、どういう理由かということを知ることが一点と、参議院が予算審議に非常に時間をとつておるということの経過、それは予算委員会その他におきまして、相当議長も御承知と思いますが、大臣が出席しないとか、或いは法案が出ておらないとか、いろいろな理由で審議が遅れておるわけで、参議院自体が審議をサボつておるということではないわけです。そういう点も併せて報告して了解を得て貰いたいと、かように考えておりますので、議長が司令部を訪問するということを提案したいと思います。
#71
○鈴木清一君 この間ですか、議長にお出で頂きましたときにお話を承わりましたが、そのときも、まあ言うべきところまで言つておつた話ではなかつたと思いますが、私としてはちよつと一言したと思いますることは、やはり議長がこの御報告を受けて、そうして私共に、各会派に示す場合に、私の考えでは、少くともそういうことを向うで言つて来たということ、言われたということのひけ目から、そのことは我々の方に、参議院に言わるべき何かがあつたために言われたというような、前提的な観念が先に入つておつて、これをお受けになられておるのではなかろうかと、こういうことを私は質問したつもりなんでございます。というのは、丁度予算委員長もおいでになられたので、それで政府が今まで審議が遅れておるということは、院としては決して審議が遅れておるのではなくして、審議は皆熱意を持つてやつておる。それにも拘わらず、これが結果的にこういうふうに遅れて来たという印象を與えるのは、政府に対しても十分の責任があるわけである。その責任のことについては一言も向うへ言わず、そうしてそうしたことは考慮せずに、すべてとつて来たことはいいことだということに、普通だつたということに解釈して、責任を何ら感じない前提の下に立つてこの問題を扱うということについては、私は不満だということを意思表示したわけであります。こういう意味から考えまして、議長もこれをお受けになられて、各会派に示す前に、この議運でむしろ中村君の発言が出る前に、議長としては、参議院に失望を感ずるということまで言われた言葉とすれば、議長は早速その真意を向うに確めて、事実そういうことを言われた。而も議長としては、政府のとつて来た処置について余り好意を持つていないということさえ向うへ附加えて言つて頂いて、そうして話を聞いて来て頂いたことを報告されれば、こうした問題には私はならぬと思います。それにも拘わらず、その点には触れられていない。結果的に言いまして、今中村君が言いましたように、参議院に失望という言葉そのままを、仕方がないという気持で受けてしまえば、今後こうした場合が起きたときに、いつもその轍を今後も踏んで行かなければならん。こうした問題がたまたま出たということは不幸ですが、こうした機会に、政府にも責任がある筈だということをはつきり向うに通告すべきものと思います。こういう意味で私は今の提案の通り、議長が向うの真意を確めて来て、そうしてその経過を御報告されて、この問題に対して処置を改めて議運として決定すべきものと、こういうふうに思います。
#72
○門屋盛一君 私は少し疑義があるのですが、今大蔵大臣と議長の御報告をそのまま素直に聞きますと、マーカツト将軍との話の最後の方で、参議院に失望したということがあつたのですが、これはやはり政府の方でも、暫定日割予算か、何か暫定予算を組んでOKを貰いに行つたということがマーカツト将軍との話の主体である。そうしてそのあとのことは、マーカツト将軍はちよつと自分の何と言うか、感じを述べられたという程度のものじやないかという気がすることが一点と、それから今鈴木委員の言われましたように、大蔵大臣の言ずけを議長が聞いて、議長がそれを各派に発表される前に、議長がマーカツト将軍に会つてその理由を確めて発表されればよかつた。成る程一応御尤ものように聞えるのですけれども、やはり今の日本の置かれた大勢で、参議院議長として、それが直ちにとり得る行動であつたか、とつた方がよかつたか、とらなかつた方がよかつたかということを考えますと、まだこの段階に、向うに確めて報告するよりも、一応こういう言ずけがあつたということを、各派の代表の方に報告をされた方がよかつたと思います。それからこれに関連して、曾て食確法の折に、議長はこういう話を司令部で聞いた、これは是非通さなければならないという自分の意見を附加えて言われて、我々大いに議長に反省を求めたことがあるが、今回はただ大蔵大臣とマーカツト将軍の会見の折に、こういう言ずけがあつたということを、ただ機械的にお取次になつただけで、こうだつたから、これは是非予算は早く通せとか何とか、議長としての主観のことは何にも加わつていないので、私は議長のお取次になつたことは、それでいいのじやないかと思いますことと、中村委員が言われます司令部に質すとすれば、もう少し院内の議を纏めて行かなければ都合が惡いのじやないか。予算の審議は遅れましたが、私は野党ですから、私の方は考え方としては、政府が惡いと十分に考えております。参議院の與党あたりから言えば、遅れてもこれは止むを得ないと考えておる人もある。それであるから、その野党、與党を代表した議長として、直ちに政府の方が惡いのだということを持つて行かれることは、ちよつとまだ困難じやないかということが一点と、それから持つて行きます場所、議会関係のことでありますから、どうしても行かれるとするならば、やはりそのセクションからお入りにならなければならない。そのセクションに対して持つて行くことはどうかと思われるのですが、私は結論的に言いますならば、これは一つのマーカツト将軍の感想を述べられたもので、或いはこの感想に不満を持つ者もあり、尤もだと思う人もあるかも知れない。これはまあ感想を言ずけして来たという程度に留め置いて、参議院は参議院として、みずから今後正しく、仮に向うがそうとつても、こつちがよくなれば、これは又考え違いだというようなことになるかも知れない。今後やはり正しく真直ぐに進むことがいいのではないか。それを悉く取上げて、どこに失望しておつたかとか、政府がどういうことを言つて来たかとか、政府がこういうふうに予算の審議に資料を持つていないじやないか、法律ができていないじやないかということで議長が行かれることは、私は賛成できない。
#73
○中村正雄君 只今門屋君のお話で、私は納得できない点があるわけですが、第一の問題につきまして、暫定予算の問題につきましては、これは政府と司令部との関係でありまして、国会は何ら関係ありません。国会に関係するのは、最後の参議院の態度について失望しているという点だけだと思います。この点について私が申上げたのは、どういう理由によつて失望されておるか、その理由が明らかになれば、我々は改めなくちやいけないという考えから申上げておるわけでありまして、何も政府が悪いのであるから、これは参議院は何ら改むべき措置はないのだという意味で申上げておるわけではありません。従つてやはり参議院としても、改むべきところがあればどこまでも考えなければいけない。従つてどういう理由で失望なさつたか、これはやはり議長に伝えよと言われた以上は、やはりその点は明らかにしなければ議院としてもいけない。又予算審議ということが原因で失望されておるといたしますれば、参議院には與党と野党との関係で、予算審議の経過については、これは意見の対立があるのは事実であります。これを纒めて行かなければならんという門屋さんの意見でありますけれども、これは議長として参議院の現在の状態が分つておるわけでありますから、野党の言い分もあれば、與党の言い分もある。そういう事情を細かく説明なされば、何も纒めて行く必要はないと思う。それについて尚議長として見解があれば、これは議長の自由裁量において御見解をお述べになればよいわけであります。少くとも我々としては、今の大蔵大臣の伝言によつて、参議院が議事をサボつているとも考えられないし、参議院に失望なさつておるという原因も不明であるから、議長はそれを質すべきだという案を提案しているわけであります。もう一つ、マーカツト将軍に直接話ができるかどうかの問題は、さつき私が申上げましたように、それぞれの経路というものがあるわけでありますから、直接議長がマーカツト将軍に会い得ない状態にあるならば、会い得る人を通じて私は話をしても結構だと思います。
#74
○石原幹市郎君 私も今までのいろいろのお話を聞きまして、議長としてやはり参議院の審議の状況ぶりだけは、こういう機会に御報告して行かれた方が、報告されて置いた方がいいのじやないかと思う。ただ先程鈴木委員の言われた、政府がこうこうこういうわけであるからどうとか、そういうことについてはどうかと思いまするけれども、只今こういう状況で審議をしておる、審議の大体状況はこうなつているということは、やはりこういう話がありました以上は、議長として適当な機会を捉えて報告をされて置いた方がよいのではないか。私はこう思います。
#75
○鈴木清一君 たまたまちよつと中村君と門屋さんの御意見と、石原さんの御意見と私のと違つておるのは、先に門屋さんが指摘されたように、野党も與党もあつて、現在の政府のとつておる措置は止むを得ないというふうに考えておるという人と、反対だという人がある。これは分る。併し私は止むを得ないと考えていられる人にいたしましても、参議院の審議状況が惡いのだという解釈を持つておる人は恐らくないと思う。これを持たれたとしたならば、余りにも私はどつちかと言えば、参議院の本質を忘れて、党利党略にものを考える人でなかろうかといつてもいいのではないかと、私は個人としてそう思つております。でありますので、止むを得ないという考え方にいたしましても、参議院の審議状況が惡くて、これが遅れているのだというふうには考えない。そういう解釈を前提とされて政府が向うへ話をされて、その言葉がマーカツト将軍から、そういうふうに出されたというふうなことに考えざるを得ないのです。だから私は中村君の言葉より、ちよつと一歩考え方が強いかも知れませんが、やはり議長としてはそういうことを言われたときに、すでにそういつた説明は、公平な立場においてすべきじやなかつたか。こういうことを、こういう機会を得たのを幸いとして、私は向うへ行つて、その点も話すべきだということを言つておるのです。その点は幾分か中村君の考え方とは、私の方が進んでおつたかも知れませんけれども、併し少くとも失望を感ずるということを言われておる点については、一応議長は、そのときに質して置いたらどうだつたかと思います。
#76
○藤井丙午君 私も先程の大蔵大臣並びに議長からのお話を承つた印象は、門屋君と同じように、話が済んだあと、こういう機会を私は持たれたのじやないか、それ程重大には私は印象はありませんが、そこで又どういう理由で言われたか、それは政府の御説明が一方的で、参議院が誤解をされておるのだ、その問題を掴えて、いわゆる掛合をするようなことは私は成るべく差控えたい。但し適所な機会に、参議院の審議状況等を適当な方法でお話になるようなことは、これはよかろうと思います。そういつたことは議長にいろいろお考えがあるだろうと思いますから、この際議長の裁量にこの取扱を御一任してやつたらどうかと思うのです。私はまあそういうふうな考えであります。
#77
○中村正雄君 私は藤井君の案には不賛成です。やはり議長を通じて、議長に伝言を依頼され、議長を通じて各会派に言われました以上、一応議運として、どういう始末を付けるべきかを決定すべきものであつて、而も予算に関連して、そういう事態が起きたといたしますれば、予算審議は恐らくここ数日間のうちに結了するわけでありますから、そういう誤解を解く意味においても、私は仮議長も設けました関係もあつて、本日直ちに僕は伺侯して頂きたいと思います。
#78
○吉川末次郎君 藤井さんのお話がありましたが、大体先程からのお話を聞こというと、マーカツト将軍が、佐藤議長に、要するに参議院に対してオフイシヤルに、公式にそういうことを伝言する旨を伝えられたということになつておるのであるからして、これはオフイシヤルなものであつて、それを藤井委員はむしろプライベートな関係で、何かあつたときにでも、外に伺つて置いた方がいいというような取扱をされて行くということは、私は甚だよろしくないことだと思います。それが向うの話された形が、大蔵大臣が言つておるように、それ程重大視して、廊下で立話的に軽い意味で言われたのを、大蔵大臣が非常に重々しく取上げて、我々に伝えられておるのかどうか分りませんが、少なくとも佐藤議長から各会派に対して、そういうことを公式に言われたのですから、やはり形はオフイシヤルな、公式になつておるんだから、やはりそういつたオフイシヤルな形において、佐藤さんがその点を早速マーカツト将軍にお尋ねになつて、そうして少くとも審議状況はこうである、そうしてこれはどのように解されておるか知らんけれども、参議院の議事が遷延しておるとすれば、これはこういう法律的な論拠において参議院はやつておつたのだというふうな、参議院の真意を向うに伝えて誤解なからしめるように、公式形体において向うに行かれることが必要でと思います。向うが今日ではオフイシヤルなものになつておるから、それを藤井さんのように極く何でもないように片付けるということはよくないと思う。
#79
○藤井丙午君 私はプライベートというようなことは言いません。ただ受けた印象が、それ程強いものではなかつたのではないかというような私は印象を受けたということです。
#80
○吉川末次郎君 尚この件については重大なる公式的なものになつて来ておるということを考えなければならん。
#81
○門屋盛一君 中村委員に伺うのですが、参議院に失望しておるというのは、どういう理由かというような説ですね。どういう理由かということの固苦しいことになると、ちよつと取上げるのはどうかと思うのですが、とにもかくにも一国の国務大臣が、暫定予算のことで行つて、そのあとでこのお話の出たことは事実なんですからね。だからその話が参議院議長に伝えて置けと言つたか、伝えて呉れいと言つたか、伝えて呉れいと言つたから、伝えを受けたのですから、ですからこれはその理由を聞くとかいう固苦しい意味ではなくて、向うから伝えられたことに対する答礼の意味でお言ずけする、実は各会派にこういうふうに伝えたということを言つて行けば、勢い話が出る、話の出た折に審議状況を説明して貰う、或いは話が出なくても、実は審議の状況はこの通りであるというふうにお話になつて、一応のことを話をして置くという行き方が私はいいと思います。ただ理由を聞きに行くということになると、ちよつと固苦しくなり過ぎるのじやないかと思つて反対するんですがね。
#82
○石原幹市郎君 私も只今門屋委員が言われたのと、先程同じ意味の主張をいたしたのですが、こう言つたのはどういう意味かという形でなしに、話があつた以上、参議院の議長として、参議院の予算の審議の状況或いは大体の見通し、参議院として見ておる見通し、審議の経過の見通し等について報告に行かれるということは、やはり当を得たことじやないかと思います。
#83
○中村正雄君 私の提案は、話に行かれる議長の内容を申上げたわけで、何も理由を質すというような意味で言うのじやありません。議長がそういう意味を体して話をして貰いたいというわけです。これは議会の議長がなされるわけでありますから、ただ私らの考えますのは、伝言によれば、恐らく予算審議が遅れておるということで失望されておるということは、一応肯けるけれども、それ以外の理由があるかも知れない。そうなれば聞かせて貰つて、改めるところは改めなければいけないという考えから申上げておるわけであります。従つて少なくとも私は参議院に失望しておるというふうな、参議院は決して失望されるような状態ではないということを、少なくとも参議院の代表の議長は弁明される必要は僕はあると思います。そうしてやはり議院の面目を立てる必要があるから是非行つて貰いたい、こういうふうに申上げておるわけであります。
#84
○小川久義君 先程からのいろいろ御意見がありますが、僕はやはりお出でになつた方がいいと思いますが、議運だけでなしに、予算委員会の中にも相当この問題を大きく取上げまして、一つの紛争の因になつておる傾向もあるのであります。先程から議論もありましたが、むずかしいことではなしに、一応向うから言ずてがあつたので、その言ずてを聞き放しでなしに、その言ずてに対して一応話合をされることの方がいいと思います。
#85
○議長(佐藤尚武君) 先程来諸君のお話を承つておりますというと、私に総司令部に行つて、昨日のマーカツト将軍の言ずてに対して、参議院の予算審議に関する経過、若しくは立場について、説明をして来た方がよかろうというふうな御意見が多数のように思いますので、私もそういうように取計らうことはよかろうと思つておる次第であります。併しそれにつきましては、私は皆さん方と意見を交換した上で参りたいと思うのであります。昨日実はあの言ずてを承知しました当時の考えでは、参議院の態度について先方が失望しておるということになつておりますが、これは予算委員会の問題で、即ち参議院の態度に失望しておるということは、即ちこれは予算委員会の審議につきまして失望しておるということであろうと了解したのであります。従いまして予算審議の経過若しくは今後の見通し等については、一番予算委員長が責任者でもあられるので、むしろ予算委員長がマーカツト将軍の所に行かれて説明されるのが至当じやなかろうかと、こう思つております。併し昨日は深更まで予算委員会が続行されたのでありますけれども、予算委員長に行つて貰いたいというような意見は出なかつた模様でありまするし、然るに只今の議院運営委員会において、私に今日司令部に行くようにというような御希望でありますので、私はそれはそれで結構であると思います。が併し、問題は当事者は予算委員長であるというふうに私は今以て考えているわけであります。それからもう一つは、今石原君からのお話がありましたが、今後の審議の見通しについて説明をして来たらよかろうという、こういうお話で、併しその見通しは私には付かないので、それをどういうふうに説明していいのか、説明に実は困るわけであります。予算委員会においては、私の承知しておりますところによりましても、四月の三日に予算を上げるという最初の考えであつたと聞いておりまするが、三日まで予算の審議が延びるということになれば、必然暫定予算というものが必要になつて来る。そこで私は大蔵大臣が三日まで延びるということを予想して、暫定予算に関する司令部の許可をとりに行つたことと聞いておりますが、然るにその暫定予算に対しては、先方の承諾がない、こういうことになれば、本予算を年度内にどうしても上げなければならんということになるのではございますまいか。今年度内に上げるということは、つまり今日一杯、若くは政府の言うごとく、ぎりぎりにすれば、明日の午後二時までに上げるということになるわけであります。それが即ち見通しであろうと思うのでありますが、その見通しを私が向うに参りまして言えるかどうか、それは私がそういうふうになるのが自然の成り行きであるということを私が考えるだけであつて、予算委員会としても、まだ何らその点に対して見通しを付けていないという現状であります。従つて私は、ホイツトニー将軍なり、マーカツト将軍なりに会つて、それじやお前は今後参議院の予算審議をどういうふうに運んで行くつもりであるのか。こう言つて聞かれたときに、予算委員会としてはまだ審議の続行中であつて、まだいつまでにこれを上げるということに対しては、何ら見通しが付いていない、こう言わなければならない。誠に子供の使いのような気がするのであります。その点に関しては、あなた方、諸君は一体どういうふうにお考えになりますか。
#86
○中村正雄君 我々が議長に行つて頂きたいと申上げている理由は、参議院に対して失望せられている原因が、予算の審議が遅れているということにあると、一応想像できるわけなんで、従つて参議院の予算の審議が遅れているか遅れていないかにつきましては、いろいろの話もありましようが、一応三月三十一日までに今の見通しとしては上らないことは、予算委員会の理事会なり委員長の説明の通りです。従つてこれがなぜこうなつておるということを説明すべきじやないか。それが政府の一部的な考え方によつて、参議院がサボつておるというような見方をされたのでは困るから、参議院は決してサボつてはおらない。こういう実情だという情勢を報告願いたいということを申上げておるわけです。従つてその話の末には、では議長としてはいつ頃通るか。予算委員会は三日に上げる。暫定予算の問題が生じて聞かれた場合においては、これは議長としての御見解をお話になればいいわけであります。これは議長の能力如何の問題で、我々はこう聞かれたら、こう答えなさいということを決定する必要はない。院議として、議運として一応言つて貰いたいというのは、その予算の遅れておるということが原因であるという結果になつたのであれば、その事情を御説明願いたいということを申しておるだけであつて、それから先は議長のお考えによつて話をせられても何ら支障がない。
#87
○議長(佐藤尚武君) 今中村君の言われたことは、それはそれでよろしいとしまして、今日までどうして予算の審議が延びておつたかということに対する説明は、私のできる限り、知つておる限り詳細に、先方が了解し得るように説明を試みることは当然の話であります。併し話はそれに止まらないのであつて、予算審議が遅れておつた、遅れて来た、即ち今も言われた通りに、今日一杯では上らなくなつて来た、その理由はこうこうであるというだけの説明では、向うは勿論納得しないと思います。然らば参議院として予算をどうするつもりか、もう期日は今日限りになつておる。司令部の方においては暫定予算を組むことには応じない。それには先方様の理由がいろいろ説明されるだろうと思います。そうなつて来ると、参議院としては暫定予算も組めない。期日まで、三日までは延ばせないという結果になるだろうと思うのです。
#88
○中村正雄君 それは僕は何にも御心配の必要がないと思う。参議院の情勢をお聞きになつた場合は、今の予算の常任委員会は予算委員会であつて、四月三日に上げようという決定をする、その方針に従つてやつておるわけで、暫定予算が組めるとか、組めないとかいう、そういうことは、それは政府と司令部との関係であつて、国会の関係じやないわけであります。それに関する意見を聞かれたら、それは議長としての御随意に御意見を述べれば結構であります。これは我々の関知すべき問題じやないわけです。
#89
○議長(佐藤尚武君) 私が申上げておるのは、そういう問題が必然出て来るということを申上げておる。
#90
○中村正雄君 特に私はこれは皆さんの同意を得られるかどうか別ですけれども、少くとも参議院に失望しておるということにつきましての誤解を解くために、参議院に失望させられたと考える原因については、これを解明して貰いたい。決して参議院はそういう状態ではないということを特に明瞭にすることだけは十分御説明願いたいということを、僕はお願いするわけです。
#91
○議長(佐藤尚武君) それは当然の話であります。私もできる限りその点は努めて来るつもりでおります。併しながら先程もどなたかのお話でありましたか、結果的に年度内に予算が上らないということになつてしまつたということは、これは事実であります。その責任がどこにあるかとか、ここにあるかとかいうことは、勿論只今も申上げたように、私として十分説明をしなければならないところでありましようが、さて結果がそういうことになつてしまつて、それじや参議院としてどうするか、どうするつもりなんだというところに非常に重点が置かれて来ると思うのです。過去の責任論云々で、先方が決して満足はしない。そういうことに了解される。
#92
○吉川末次郎君 その問題は、佐藤さんが向うにお行きになつて、結局結論としては中村君が言うことに落着くと思うのですが、あとの方の問題は、結局参議院全体がどういう態度を示して、この結果がどういうことになつたということが決定の問題であつて、この議院運営委員会は、そういうことを決定することはできないわけですから、ありのままのことを、客観的な敍述を、あなたが向うに行つて御説明になつて、それでいいのじやないか。そうして又それ以外には、自分個人としてはこう思うというようなことをお述べになるより、それ以外の結論をここでお求めになるということは不可能のことで、例えばその客観的の事実として、あなたがお述べになるときに、本日の新聞が書いておるように、野党側に立つておる者の態度は政府と反対の立場になるだろう。併しながらあなたの御所属になつておる緑風会はこういう態度を示すから、或いは多数によつて予算は早急参議院を通過するというようなことになるのじやないかと思われるとか、そういうようなことを客観的な態度に立つてのありのままのことをあなたがお話しになるということより、それ以外の途は、ここで決定して結論を得るということは事実上不可能のことであつて、それでいいのじやないでしようか。
#93
○議長(佐藤尚武君) 今のお話至極御尤もであります。私が参るとすれば、当然そういうふうな立場に立つ以外にはないと思うのであります。ただ私は勿論、この運営委員会で以て予算に関する見通しを付けるということ、これは間違いであつて、到底不可能のことであることは、初めから分つておることであります。私の申すのはそこでなくて、予算委員会が現在はどういうふうなところまで運んでおるか、又予算委員会での審議の見通しというものが付くかどうか。若し予算委員会で付けば、これはもう一番いいことであつて、それを先方に持つて行きたい、こういうふうにまあ考えるのであります。これは後刻、今からでもすぐ予算委員長にその審議の進行振りを聞きまして、それを持つて行きたいと思います。
#94
○門屋盛一君 ただ議長は今後の見通しのことの方に心配されておるようですが、我々もいわゆる野党側から言いますと、政府は司令部へ行つてどういうことを言うたか、それは分らないけれども、まあ常習的に、新聞発表等を以てすれば、野党の怠慢によつて遅らしたというようなことが言われておるかも知れぬと臆測するわけなんです。それは公平な議長が行かれた以上は、ただ参議院がこの審議の遅れておる最大原因といたしましては、地方税法の提案の遅れたこと、野党側の主張といたしましては、今日に至るまで平衡交付金法を提出しないこと、こういう一つの理由があつてやつておる。ただそう喋べるような種はないように野党側では思つておるわけであります。野党側にひいきせずに、又政府にひいきせずに、ありのままを、今後のことよりも、こういう失望したということがある以上は、過去の方の御説明に重点を置いてやつて頂いて、今後のことは議長と予算委員長なり何なりと予備調査されまして、議長の御見解でお話しになつて帰られていいと思う。
#95
○議長(佐藤尚武君) 分りました。
   〔「休憩」と呼ぶ者あり〕
#96
○委員長(竹下豐次君) それじや暫く休憩いたします。
   午後零時十四分休憩
   ―――――・―――――
   午後四時十五分開会
委員長(竹下豐次君) それでは只今から開会いたします。
#97
○議長(佐藤尚武君) 一時ちよつと過ぎに、私は今朝の議院運営委員会の御決議に従つて、総司令部にホイツトニー将軍を訪問いたしました。そして御委嘱になつた通りに、参議院予算委員会における予算の審議振りについて詳しく御説明いたしました。そうして参議院側としての考え方では、予算の審議が長引くということについて、参議院としては最善を盡くしておつたので、審議の長引いたという原因については、一、二のこういう事例があつたということも申述べて、そこで参議院側においては、自分達は全力を盡してやつておるのである。そう確信しておるということを申上げました。そうして私は昨日大蔵大臣がマーカツト将軍に会われて、そうして暫定予算の問題が承認を得られなくなつたということの成り行き、並びにその節マーカツト将軍は参議院の予算進行振りについて失望を感じておるという、そういうことを大蔵大臣に述べられ、且つ又それを議長に伝えて貰いたいという伝言があつたとのことである旨をホイツトニー将軍にお話したのであります。それに対するホイツトニー将軍のお答えは極めて簡單でありまして、こういうふうに言われました。国会における審議振りは全部国会自体が決めべきことであつて、司令部としては何らこれに干渉する意向は持つていない。従つてこの場合参議院の予算審議振りが、今まで延びて来ているということについても、それは参議院自体が決めべきことであつて、自分達としてはこれに干渉する意思はない。但し予算が年度内に採決されるということは、これは常道であつて、且つ最も望ましいことであるということには間違いない。そういう気持で自分達はおるということを言われました。そうしてそれは、自分としては最高司令部の意向としてお話しをするのであるということでありました。それ以上ホイツトニー将軍のお言葉としてはお伝えすることはございません。それだけ御報告いたします。
#98
○鈴木清一君 実は先程議長にわざわざ御足労をお願いいたしましたのは、大蔵大臣のお話が、マーカツト将軍にお会いされた節、そういう言葉が出たんだということでお出でになつたのでありますが、今いろいろお話になつたのは、ホイツトニー代将に会われて、その意向をこちらへ伝えたと、こういうことですね。今お会いになつたのはホイツトニー代将に会われたのですね。マーカツト将軍には会われなかつたのですか。会わなかつたのですか、会われなかつたのですか。
#99
○議長(佐藤尚武君) いえいえ。私はマーカツト将軍にお会いすることは試みておりません。試みませんでした。というのは、なぜかと申しますならば、我々の知りたいことは最高司令部の我々に対する意向であるのであつて、最高司令部では、こういうふうに考えておるんだということが分れば、あとはマーカツト将軍に会うということは、これは政府のなさるベきことであつて、私は予算の方のエキスパートでありませんから、お会いしたところでしようがないことであるというふうな考えからして、私はホイツトニー将軍との会見で事足れりと考えまして、それでマーカツト将軍の方には面会を申込まなかつたのであります。
#100
○鈴木清一君 了承いたしました。
  ―――――――――――――
#101
○中村正雄君 では本会議の運営につきまして一応お諮り願いたいと思うのですが、それは本日の本会議を何時頃までやるか。或いは日切れ法案等について、明日本会議を開くかということに関連しますので、議運の問題として御相談願う方が至当ではないかと思いますので、提案いたすわけであります。本日の委員会を見ますと、一応安定委員会の関係は全部上つております。通産委員会も全部上つております。問題になつております委員会の法案は大蔵委員会だけであると思います。従つて先程の本会議の状況を見ましても、非常に人が少くなつて休憩になつておるという状態でありますので、一応大蔵委員会が本日何時頃まで法案の審査をするか。予算委員会は別としまして、大蔵委員会の本日上る見通しと、何時頃まで審議するかということによりまして、その法案が今日上るとすれば、何時頃本日の本会議を再開したらよいかという見通しを立てたいと思います。従つて大蔵委員長に、事務局から行つて委員会の審査の状況なり見通しを聞いて貰いたい。
#102
○門屋盛一君 それも賛成ですが、政府が要求されておるところの、今議長からお話になつた問題のやつ、衆議院からの出方も見て……。
#103
○中村正雄君 それもあります。それは衆議院の出方如何にかかるわけで、参議院だけで一応見通しを付けて、その上で衆議院の見通しを付けて本会議の方を決めたいと思います。(「異議なしと呼ぶ者あり)
#104
○左藤義詮君 参考に大蔵委員会の方を聞くのもいいじやないか。
#105
○事務総長(近藤英明君) 只今事務局から大蔵委員会に連絡に行つております間に、現在大蔵委員会と事務局で連絡いたしました経過を申上げます。大蔵委員会では酒税法と通行税法の二件が可決に相成つておりまして、他の法案は継続いたしております。そこで本会議の御都合では、この二件を引き抜いて御報告することも異存はない、或いは又もつと他のものが上るのを待つて一緒にやることも別に異存はない。こういう御意向であつたように承つておりますが、更に連絡いたします。
#106
○中村正雄君 私のその連絡で聞いて貰いたいというのは、本日何時頃までやるかということと、それまでにどの法案が上るかということを聞いて貰いたい。
  ―――――――――――――
#107
○事務総長(近藤英明君) 只今の大蔵委員長と連絡いたします間にちよつと御報告申上げようと思います。それは会派名の変更届が出ております。旧会派名、無所属懇談会、新政クラブ、新会派第三クラブ、かようなお届けがありましたことを申上げて置きます。第三クラブの代表者として佐々木議員からのお届けでございます。
#108
○山下義信君 所属議員数は……。
#109
○佐々木良作君 従来通り。
  ―――――――――――――
#110
○事務総長(近藤英明君) ちよつとこの間に、今の法案の本会議に残つております状況をちよつと申しますと、すでにお決めになつて、先程緊急質問が出て休憩になつたそうでありますから、そのあとで議場でお話合で、人事院の方の公務員法の一部改正の報告と、それからその後にはすでに小委員会でお決めになつております経済安定委員長の御報告二件、それから留保になつております内閣委員長の一件、これはいつでも委員長の方は御報告になれる御態勢に相成つております。
#111
○佐々木良作君 今日のこれからのあの本会議の運営については、今の大蔵委員会に聞きに行つておるのが出て来た後に、包括的に相談した方がよいと思います。それまで休憩したらどうでしよう。
#112
○委員長(竹下豐次君) 暫時休憩いたします。
   午後四時三十五分休憩
   ―――――・―――――
   午後四時五十四分開会
#113
○委員長(竹下豐次君) それでは再開いたします。
#114
○事務総長(近藤英明君) 休憩前に大蔵委員長に連絡いたすようにということで連絡いたしました御返事を申上げます。大蔵委員長の御返事によりますと、只今所得税法の一部を改正する法律案の討論中でございます。これが済みますれば、輸出信用保險特別会計法案に取りかかる予定であるということであります。この後所得税法等の改正に伴う関係法令の整理に関する法律案、災害被害者に対する租税の減免、徴收猶予等に関する法律の一部を改正する法律案、国税徴收法の一部を改正する法律案、国税犯則取締法の一部を改正する法律案、国税の延滞金等の特例に関する法律案、合計七件が本日の六時乃至七時には上る見込であると、かようなお話であります。
#115
○中村正雄君 只今の大蔵委員会の経過によりまして、現在上つておりまする通産委員会、経済委員会の四件に加えて、大体七時頃までに大蔵委員会の現在上つておる二件と七件、合計九件が上るわけでありますので、七時まで本会議を休憩して、二十分前に小委員会を開いて日程を組みということにして、議運は休憩したらという動議を提出いたします。
#116
○委員長(竹下豐次君) 御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#117
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。それでは休憩いたします。
   午後四時五十六分休憩
   ―――――・―――――
   午後八時三分開会
#118
○委員長(竹下豐次君) それでは再開いたします。
#119
○山下義信君 先刻議場内で、議事進行について発言を求めたいというので、事務当局のところまで参りましたのでありますが、問題が清場内の、只今審議をやつておりまする案件そのものに関係がないのであつて、むしろ議運にこれはかけて御審議を願うべき問題ではないかということでありましたので、社会党におきましては、緊急役員会を開催いたしました結果、急に御休憩中の議運の御再開を願いまして、ここにお手数を煩わす次第でございます。問題はもうすでに御在じのことでありますが、只今のあの状況で、非常に多数の警察官が院内におりまして、而して先刻の様子を見ますというと、それらが隊伍を整えてまして、分列行進をいたし、或いは号令をかけたり、軍隊教練のような模様を中庭の広場でやつております実情であります。容易ならん状態であります。それは外部から、国民或いは民衆の人達が入つているその状態に比しまして、警察官の物物しい有様、而も驚くべき多数の警察官が院内に右のような状態にありますことは、これは如何なる事態でありますか。もとより議長の権限を以て、これらの警察官について何らかの当局への御要求があり、或いはかくのごとき配置警備をなされたのでありまするか、そのことを議長に伺いたいのです。いつ警察官の派遣の請求を政府当局になされましたか、或いは何名の警察官の配置増員を要求せられましたか、又如何なる事態の発生を予想いたしまして、議長はその職権の下にかような多数の警察官の配備をなされたのでありますか、この三点について伺います。而して先刻すでに誠に忌わしい暴行事件が起きまして、警察官が民衆に危害を加えて負傷せしめたという事件も起きておるのであります。一応議長は如何なる考えで、何を予想されまして、何名の警察官について、議長職権の下に、これらの警備をなされたのでありますかという点を伺いたいのであります。
#120
○議長(佐藤尚武君) 今山下君からのお尋ねでありまするが、御存じの通りに、衆議院におきましては、先般大きなデモに遭いまして、そうして可なり院内の秩序が紊されるという事実がありました。又そのために数名の負傷者も出たというふうな事実が現にあつたのであります。それは予算審議に関してのことでありました。かるが故に参議院といたしましては、院内の秩序が紊されないように、又院内における審議がそのために妨害されないように、ふだんの日と同じように審議を進めて行くことができるように、議長としては予め考えて置かなければならんというように存じたのであります。衆議院におけるああいうでき事がなければともかくでありますけれども、ああいう事件があつた以上、そういう事件が再び繰返されないことを私は勿論念願した者でありまするけれども、最惡の場合に処して適当な手段をとつて置かなければならんと考えたのであります。かるが故に私は院内の衞視だけでは勿論そういう場合には不足なので、警視庁に依頼しまして、そうして予め警衞の方の警官の増強を依頼して置いたのは事実であります。その数何百名に達したかということは、これは私ははつきり存じません。併し相当数の警官が来ておつたことと存じます。勿論私といたしましては、又参議院全体がそうであるべきだと思いますが、一般の民衆は参議院の敵ではございません。我我は一般の民衆に対して、これを自分に対して敵対行動をとる、そういう民衆であるとは心得えないのであります。かるが故に普通のデモ行進であるならば、何ら我々としては取締る必要もないという立場に立つておりました。ただ先般の衆議院のあの事件におけるがごとく、予算審議の委員室に近くデモが進んで参る。且つ又院内の内庭にまで侵入して、そうして議事の妨害になるということは、参議院としては極力避けて貰わなければならんことでありまして、院内警官の職務もその点に重きを置いたのであります。先程ちらつと議場におきまして、何か騷ぎが起きたということを聞きましたが、詳しいことはまだ報告に接しておりませんので、どこでどういう條件の下にその騷ぎが起きたかもまだ存じていないのであります。併しながら警官増遣を依頼したことが、それがどういう意図に出ておつたかということについては、今私が説明申上げた通りであります。それで御了承願いたいと思います。
#121
○山下義信君 今議長の説明によりますと、警官の増強を求めたが、何名の警官を求めたということもなく、又何名の警察官が派遣されたということも承知していないというのはどういうことなんです。院内の警察官は議長の職権ならどうでもできる。増強せられた警察官はあなたの指揮下に入る、何名の警察官が派遣せられたということを知らないでどうなさるのですか。
#122
○議長(佐藤尚武君) それはお叱りであるかも知れません。併し……。
#123
○山下義信君 叱つておりません。聞いておるのです。なぜ御承知にならない。
#124
○議長(佐藤尚武君) 私はそういう詳細のところまで一々知つておる必要はないと思います。私は警官の増強を依頼する。而してその数凡そ数百名に上るということは承知しております。詳細の説明は私が承知しておるということは事実できなくもあるし、できないことであり、その必要がないと考えますが、詳細のことは、若し必要ならば警務課長から御説明申上げます。
#125
○山下義信君 私は議長の御説明は甚だ奇怪千万に思います。警察官の増強を求めるというごときは、非常事態です。何名の警察官が必要である。何名の警察官が派遣せられてあるかということは些々たることではございません。これが議長の指揮下に入るということになれば、如何にこれを区処し、どのような事件を予定し、どういうふうにされたか、先程の御説明ではいろいろ心配して、衆議院の前例によつて不祥事件が起つたらいけないということを心配するから、警視庁に頼んで増強を求めたというならば、これらの警察官の派遣された数、それらの区処せられることを承知せられることが至当だと思う。余りに多数の警察官が派遣せられたならば、民衆を激昂せしめる逆効果を生じます。現にその事実が現われておる。ですから些々たる問題ではありません。院内に警察官が来る必要、かような事態は参議院としては稀有のことであります。日常些々たる事務的のことではありません。これは議長は数百名の警察官が何名おるか、それを如何に区処せられたか、それを御存じなくして、それはただ事務当局のことである。議長はそんなことは知らないでよいということでは、私は甚だ納得いたし難いのであります。その点どうお考えになりますか。
#126
○議長(佐藤尚武君) 私はこういうように考えておる。先程来の説明で以て、それは了承して下さることと思つたのでありますが、事態がどれだけ大きく発展するかはこれは予想はできません。ただ予想されることは、衆議院における過般のあのでき事が標準になるわけでありまして、ああいうでき事が参議院において繰返えされることは極力避けなければならん。かく感じたのであります。かるが故にそれに対処する十分な警官だけは私は派遣を請わなければならんと思つておりました。それで処置したわけであります。
#127
○山下義信君 先刻警察官の暴行事件があつたということでありますが、どういうふうな状態でありましたか、その席で、こちらの方の警備の責任者から、事情をよく分つているでしようから、報告をお願いしたいと思います。
#128
○佐々木良作君 山下君の御説明に関連しまして、先程山下君から問われたので、議長から答えられなかつた。何時頃から、何人ぐらいな数を動員したか、そういう点も併せて聞かして貰いたい。
#129
○参事(丹羽寒月君) 七時頃であつたと思うのでありますが、私現場に始終おりまして、私がこの目を以つて見たことをそのまま御説明いたしたいと思います。丁度七時頃、私下を通つて向うへ参つたのであります。
#130
○山下義信君 私の質問に補足して佐々木君が尋ねたのは、議長は何時頃に警察官の増強を要請したか、或いは何名ぐらいの警察官をその時分に頼んだかということを、私の質問に補足して質問されたのであります。議長から答弁頂きたい。
#131
○参事(丹羽寒月君) 一応私が一番よく存じておりますので、先程事務当局からというお話でございますから、一応私の見ておりますままを、ありのままを申上げたいと思います。
#132
○鈴木清一君 それは違うのですよ。佐々木さんと山下さんの質問はそうでない。議長に対して質問しているのです。議長が向うへ要請したということ……。
#133
○参事(丹羽寒月君) それは、今の状況を申上げてからの方が……。
#134
○佐々木良作君 議長がなさるべきことを、一応委任した恰好で、警務部ですか、具体的な措置をされたらしいので、何時頃どれぐらいな人間を議長に代つて要請されて、どういうように配置に付けておいたか、どういう状態になつておつたときに……。その後事件が段々出て来たわけですから、その配置の前の状態を説明して貰わぬと、分らぬわけなんであります。
#135
○参事(丹羽寒月君) ちよつとそれを併せて実情を申上げますと、配置の時期も増強の時期も分ると思います。一応取纏めて申上げたいと思います。私が下に参りましたときに、丁度木下議員が陸橋の上で演説されておつたわけであります。集まりました大衆は靜粛に聞いておられたのであります。木下議員の演説が終りました以後、私現に見ておつたのでありますが、陸橋下から中え突込めというようなことで、あとにおりました大衆が、大部分の人がこの陸橋下の穴を目がけて押かけられたのであります。で私はこれは事態容易ならぬことだと思いまして、陸橋の上からその状況を審さに見ておつたのであります。ところがそれを突込みますときには、竿を持つておつた方は竿で突いて入つたということでかかつたわけであります。凡そあのときには警察官は陸橋の穴の下に約三十名おりまして、あの穴の中に入ることを防いでおつたと、こういうことであります。それで裏庭の問題につきましては、過般衆議院の例もございますので、裏庭の方には入つて貰つては困るということは、本日の午後に至りまして、今日お出でになつておる国会共同鬪争の方の幹部の方を通じてよく徹底しておつたと私は存ずるのでありますが、遺憾ながら木下議員の演説が終つて、数分経ちまして、中へ突込めということでなだれ込んだわけであります。そのときには私は現に上から見ていたのでありますが、旗竿で突いて入られた方もあります。又棒で以てぶん毆つて入られた方もあるのであります。三十名でありますから、あれだけの圧力がかかりますと、倒底押え切れぬわけであります。それで、従つて警察官の方で、それに対応するというようなことに相成つた事情を、私この目で見ておつたのであります。それで派遣警察官の増強の問題でありますが、この問題につきましては、院内の建築物の中でありますれば、これは衞士が行うということになつておつたわけであります。それから建築物の外におきましては、これは派遣警察官が行う。その都度必要に応じて、内閣を通じまして派出警察官を要請する、こういうことに相成つておりますので、建物の外におきましては、これは派出警察官の責任において……今の責任の問題を取消します。派出警察官をして警備に当らしめる、こういうことに相成るわけであります。先程も議長からお話がございました通り、衆議院の状況は、これも私現場におつてこの目を以て見ておつたのでありますが、必要な警察官の派遣増強につきましては、私の仄聞いたしておりまするところによりますれば、相当な警察官を、事態が惡化いたしました場合には増員をいたすということに話合いがなつておつたように承知いたしておるのでありますが、その当時の状況は、派出警察官がここへ到着いたす前に、あの中庭に侵入するといつた不祥事件が起きた次第でありますが、本院におきましては、その例に鑑みまして、先程議長からお話がありましたように、予め相当数の必要な派出警察官にこれは来て貰わなければいかぬ。こういう大体の先の衆議院の例に鑑みまして、御方針を御決定に願つたような次第であります。具体的にいつの時期に如何なる派出警察官を必要とするかと申しますることは、大体こうした人がお集まりになる、これについては大体の見当は付けなければならん問題でありますが、なかなかこの見当は付けにくい問題であります。衆議院の場合には、よもやあれだけの、或いは六千人と言い、或いは一万と言うくらいの人数でありますが、これは実際には未だにはつきりした数字は分らないのでありますが、そのときには約一千名の警察官が最後に派遣されておつたのであります。それにつきましては、状況の判断が非常にむずかしいのであります。従いまして、その時々の状況を判断いたしまして、必要な警察官を予めこちらに用意いたしますることが、不祥事態を私は未然に防止する元ではないかというふうに考えておつた次第であります。従いまして必要な派出警察官を相当こちらに派出願うというような御方針を決定願つておつたのであります。それで具体的な派出警察官のそのときの詳細の状況は、これは議長もお忙しいわけであります。特に本日のような事態になりますれば、いろいろな事務的なことを申上げることは殆んど御遠慮しなければならんような御繁忙の時期であつたわけであります。一応先程申上げました事態が起ります前に、約二百二十名の派出警察官をこちらが口頭で以て要請しておつた次第であります。ところがその事態が先程申上げましたように、「突つ込め」、「中庭に入つてしまえ」というような状態に相成りましたので、それより派出警察官に更に来て頂くということに相成つたわけでありまして、大約四百数十名、或いはまだ具体的に数えて見なければ分らぬわけでありますが、向うは隊の組織になつておるようであります。隊の欠員もありましようが、四百何十名であるかということは調査しなければ申上げることはできないと思います。四百何十名の者がこちらに現在おつたと承知しておるわけであります。これも具体的に調べて見なければ、具体的な数字は分らぬと思つておりますが、大体その程度だと思います。大体それで今の事態になつたわけでありますが、こういう不祥事態が起りましたことは遺憾なことと存ずる次第であります。大体以上申上げましたことにつきまして、お尋ねの点がありましたら又こちらから申上げたいと思います。
#136
○佐々木良作君 四百何十名というのは何時頃来たかということが一点と、それからそれは警務部長が一人で、これは適当にこのくらい寄越して呉れと言つて要請されたんですか、どういう手続をとつて要請されたんですか。
#137
○参事(丹羽寒月君) 大体それは何人お集まりになるかということもこれは分らぬ問題であります。そのときにはその数字をどう判断するかということは非常にむずかしい問題であります。時期を失すれば、この前の衆議院のように間に合わない、役に立たないという問題であります。大体この程度が適当であろう、この程度の人が集まられる場合には、この程度の人が適当であろうということは、今朝来警視庁とも打合せた次第であります。尚この問題につきましては、晝過ぎ樋貝国務大臣にお会いしまして、大体衆議院の例に鑑みまして、或る程度の必要な派出警察官を持つて置くということは是非必要なことである。従いましてそういうふうな方法を以て行きたいというようなことは、樋貝国務大臣に私がこつちでそういうことを申上げた次第であります。具体的に幾名ということは調査いたしました上で、従来の扱いといたしましてこういた緊急な場合でありますので、或いはもつと多く要請しなきやならんかも知れんし、或いはもつと少くて済むかも知れんので、文書を以て内閣に要請しておりましては間に合いませんので、種々の手続は省略いたしたいと、かように考えております。
#138
○佐々木良作君 そうすると、あなたの説明を聞いておると、結果的にはこういう事態が起るかも知れないから、それでその警備その他を警視庁に一任したという結果になりはしませんか。
#139
○参事(丹羽寒月君) いや、さようではございません。
#140
○佐々木良作君 それではあなた自身が参議院の事務局というのを代表して、樋貝国務大臣と交渉してあなたが頼んだというわけですね。
#141
○参事(丹羽寒月君) それは議長、事務総長御了解の上で、即ち参議院の事務局の代表といたしていたしたわけであります。
#142
○佐々木良作君 派遣要請の時期も、要請をする時期もあなたが何時頃とやつたのではなくて、向うで適当な時期によこせというのじやなかつたのですか。
#143
○参事(丹羽寒月君) そうではございません。大体ここの状況が逐次変つて参りましたから……人も殖えて参りますし、その都度考えていたしました。こちらから、派遣するということも大体これだけの数というので……。
#144
○佐々木良作君 これならば、その都度要請したというならば、時間的にいつ何名、何名要請して、何時頃要請して今何人来ておるということをあなたの方から言つて貰いたい。
#145
○参事(丹羽寒月君) 私らの聞いておる噂によりますると、大体五時頃に約三千名の方がお集りになるというような話があつたのであります。どうもその辺の真僞がはつきりいたしませんので、約一時間ばかり前でありますが、これは衆議院の例を見ますれば、時間を見ておりましてもそれより早く人が集つておられるような事情もありましたので、約三時半乃至四時頃であつたと思いますが、二百二十名の派出警察官をこちらに派遣願つたのであります。それから尚先程言いましたように、中へ突つ込めというような状況に相成りましたので、更にその後の分は増強をした、先程申上げました七時過ぎであつたと思います。非常な急な場合でありますので、正確に時計を見ておらなかつたのでありますが、爾余の人数はその状況を見たときにこちらで派出を願つた次第であります。
#146
○議長(佐藤尚武君) 私からも先程数百名の警官を必要とする、その警官の準備をして置く必要があるというお話を申上げました。その数百名というのは、私が大凡のところを警務部長にお話したのは、やはり数百名程度という状況であつたのであります。実際何百名来たか、それは私は知らなかつたのであります。併し予め警務課の方に私の考えとして約四百名程度という見当で以て警官の増強をしなければなるまいということをお話したのは事実であります。
#147
○佐々木良作君 僕は今の警務部長の話を聞いておりますと、ちつとも納得いかないので、これは相当今晩は危なくなりそうだから、警視庁一つよろしく頼みますというので、逐次警視庁の判断によつてこれは適当に増員して、そうしてその結果をこちらで調査しておるという程度にしか聞えないけれども、これは院内の警察権は飽くまでも議長が握つておられるから、そういう情勢でなくて、あなたがはつきり握つておつてやつておつたというのならば、それを今私が申したような印象でない反証をずらつと挙げて、そうでないということを弁駁して貰いたい。人数を聞いても分らないと言うし、何時頃何ぼ派遣要請したかということもはつきりしないし、逐次増強したというのも調査して見なければ分らないというようなことでは、警察権をはつきりと警視庁に渡しておるというのではないですか。
#148
○参事(丹羽寒月君) さような事実は全然ありません。ああした現場に行つて処置をするより外いたし方ないのであります。私が警務部長の席におりまして、時間を見ながら今幾らということは、向うからその伝令が来なければいかん、それについてそれで以て果してその状態が必要かどうかということは、私が又適当な方法で調査しなければならないのであります。その上で以て要請をしなければならんということになりますので、こうした事態の場合にはさようなことは全然間に合わないのであります。従いまして、そのよう
な場合には、その当面の責任者である私が現場に行つて処置をいたすのであります。暗い現場に行つて処置をいたしておるのでありまするから、その点御承願いたいと思います。
#149
○佐々木良作君 暗い現場に行つて処置しておるというのは、これは出て来たのを数えようと思つたら暗くて分らないでしよう。あなたが要請して何人よこせと言つたならば、要請してこれから来る人数も時間も分る筈だし、どういう配備に付いたかということも、あなた自身が配備に付けるのだから分る筈でしよう。あなたが配置するんじやないですか。分らないというのは、向うが勝手にやつておるということでしよう。
#150
○参事(丹羽寒月君) 大体議長からお話ございましたように、大体四、五百名程度ということで警視庁とも了解を……了解というか、大体の事態のこれは判断であります、判断で、衆議院の例がございまするので、この判断で以て出しておつたような次第であります。その範囲におきましてもう少し増強して貰いたいということになりますれば、大体その前に話した範囲におきまして増強するということであります。そうして中隊とか小隊の編成になつておりますので、その場合にはまあ事故で欠けておる場合もありまするから、具体的な数字は調査しなければ……何百何十何名ということは調べれば直ぐ分ることでありまするが、現場私現場から直ぐこちらに参つたようなわけでありますので、具体的に現在何百何十何名という数字まではここで申上げかねます。
#151
○佐々木良作君 私は今押し問答しておつたつて仕方がないので、これから発展して問題がありますから……。これは私が今受けた印象では、院内警察権を警視庁に渡しておるような印象が非常に強い。これは後で適当な方法で以て調査なりすることにして、次の方面に関連さして……。
#152
○兼岩傳一君 警務部長に一つ聞きたいのですが、議長でもいい、一体誰が隊長で来ており、その隊長と警務部長との関連はどういうふうに取つておるか、ちよつとその点を聞いて置きます。隊長は何という人ですか……。
#153
○参事(丹羽寒月君) 二百二十名参つておりましたところの隊長は、ちよつと私名刺を貰つたのですが、今持つておりませんので、名前は記憶いたしておりませんが、その隊長を以て私の指揮において行われておつたわけであります。後、いろんな混雑が起りました以後におきましては、警視庁の土田予備隊長が参りまして、私の指揮を受けた上で行動しておつたわけであります。
#154
○兼岩傳一君 その後の連繋は、あなたと土田予備隊長との連繋はどうなつておりますか。
#155
○参事(丹羽寒月君) 私が指揮いたします。
#156
○門屋盛一君 今警務部長の説明を伺つておると、まあ実質上多少そこに佐々木委員の言われたような疑点もあるが、まあ議院構内の警察権ですから、警務部長が指揮されておるということですから、今警務部長がここに来ておられている間は、代つて指揮しておる人があるのかないのか、あなたが何時間もここに来ていていいのか、あなたがそういうことができないとすれば、一応警務部長がその配置に付かれて、問題の取られた処置の適否その他については後の問題にしたらどうですか。こういうふうに思うのですが。
#157
○参事(丹羽寒月君) 私がおりません間は警備課長が指揮しております。
#158
○門屋盛一君 あなた何時間もいて大丈夫か。
#159
○参事(丹羽寒月君) ここ数十分の状況が分つておりませんので、何ともお答えいたしかねます。
#160
○山下義信君 最前から言つておることなんですが、いろいろ手続上の遺憾の点は残ると思うのですが、取敢えず四百名も五百名もという警官の配置の必要のないことは明らかなんです。これは尚五百名警察官の配置を議長は必要としますかどうか、その不必要な警察官を速かに帰して頂きたいと思う。余り多数の警察官がものものしく配置に付いておるということは私は穩かでないと思う。不必要な警察官は速かに帰させる方が穩当ではないか、かように考えます。
#161
○議長(佐藤尚武君) 今山下さんの言われたごとく、四百名も五百名もの警官が不必要であつたという点については、私は承服いたしかねます。これだけのデモが起きて、そうしてこれを打つちやり放ししておつたらば、どこまで発展するか分らない。これはどなたも保証はおできにならんと思います。かかるが故に私はそれを防止するために必要な力を……警官の力を持つていなければならないと心得たのでありまして、即ちそれが四百名乃至五百名になつたのであります。併しながら勿論これはデモが鎭靜に帰し、若しくは終了しましたならば、この警官は即座に帰すべき警察官でありまして、今聞きますれば、警務部長はすでに帰還の命令を出して来たということであります。
#162
○山下義信君 議長妙なことをおつしやいますね。あなたは今警察官がどういうような状態になつているか御承知ですか。又民衆はどんな状態でどのようになつているか御承知ですか。極めて靜粛に帰して、数百名の警察官は手を拱いて中庭で隊伍を組んで安閑としている状態です。こういう状態になつたら速かに不用な警察官は帰されて、院内を靜粛に帰せしむることが必要と思うのですが、取敢ずそういうことでやつて頂きたい。状況御承知なんですか。
#163
○議長(佐藤尚武君) あなたは不思議なことを言われますね。そういう靜粛になつたらば帰すということを、今警務部長が言つた通り言つたのであつて、それは当然の話であります。而もそれは三十分程前に警務部長はその命令を出して来たということであります。
#164
○鈴木直人君 警務部長は警備の第一線の責任者でございますから、私は警務部長は先ず第一線に付いてその責任を果して貰いたいと思います。その外のことは一つ議長を中心としていろいろやられるようにして、先ず警務部長は第一線に先に帰して、責任ある地位に立つて貰いたいと思います。
#165
○参事(丹羽寒月君) できるだけ円滿裡にお帰り願うようにということは初めから念願していることでありますけれども、現場に参りまして、そのようにいたしたいと思います。
#166
○山下義信君 警察官も逐次帰されないのですか。
#167
○参事(丹羽寒月君) 逐次命令を出しております。
#168
○鈴木清一君 あとで質問する人がありますから、それはいいとして、ただ帰られる前にお尋ねして置きたいのですが、さつき山下さんも触れたと思いますが、実際何といいますか、怪我をした人も出たわけですね。その際の状況をさつき山下さんがお尋ねになつたと思うのです。あなたはそれについて警備の責任を持つておられるので、そのときの状況は非常に詳しく御存じだと思うのですが、これを詳しくお話して頂きたい。さつき山下さんの言われたのは、まだあなたは言つておられないのですが、私の方でもこれは実際に被害者の側にいた人達のことを細かく聞いておりますので、それと食い違えばいずれあなたの方へ御質問いたします。一応あなたの方へ……。
#169
○参事(丹羽寒月君) 私が先程申上げましたように、木下委員の演説が終るなり、突つ込めということで一団となつて入つたわけであります。私は早速陸橋の上に上りまして、その実状を目の下に見ておつたわけであります。先程申上げましたように、持つている竿で以て警官を毆りつけて押して入ろうとする者、突いて入ろうとする者、こういう状況であつた。それで暫くして警官はもうこれではかなわんということで、而して警官の方は予め、私達警官の方から手を出してはいけないということをくれぐれも申しておつたのであります。それでいたしかたないと思つておつたのでありますが、押して来るから警棒を以てそれで押した。片一方は数百人、片一方は三十人であります。そこで止むを得ずがたがたと両方で竿で、警棒で押して毆つた、こういうような状況になつたのです。そこで今の問題の、私あとで聞いたのでありますが、事故が、おいでになつておる方の一人に事故が出たようであります。暫らくしまして私見ておつたのでありますが、向うの委員だつたと思います。中へお入りになつて、待て待て待てということでお入りになつて、一応その事態がその場において鎭靜した、こういうわけで、帰りまして聞きますれば警察官の方に……。
   〔委員外議員(木下源吾君)「ちよつと私に発言を許して下さい、私の名前が出ましたから……。」と述ぶ〕
#170
○参事(丹羽寒月君) 若干の被害が出ておるようでありますが、これは又追つて調査の上適当な機会がありますれば御報告申上げたいと思います。被害者が双方に出ておると思つておる次第であります。
#171
○委員長(竹下豐次君) 質問の半ばですが、記名投票となる時刻が八時四十分頃になるだろうという報告を得ました。で暫らく休憩してそつちへ出て頂いて、又あとで続いて質問して頂きたいと思いますが、お諮りいたします。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#172
○委員長(竹下豐次君) それではそういうことにして暫らく休憩いたします。
   午後八時四十一分休憩
   ―――――・―――――
   午後九時三十三分開会
#173
○委員長(竹下豐次君) 只今から再開いたします。
#174
○委員長(竹下豐次君) 委員外議員の木下君から発言の御希望がありますので、許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#175
○委員長(竹下豐次君) それでは、木下源吾君。
#176
○委員外議員(木下源吾君) お許しを得て申上げますが、先程の本委員会におきまして、警務部長のいろいろな報告の中に私の名前がたまたま出たわけであります。そうしてそれと関連いたしまして、私があとで、突込めということを言うたと、こう言うておりますが、(「それは違うんだ」と呼ぶ者あり)これは私に関係しておらない。このことを明白にして置きます。実はこの警務部長の話を聞いておりますると、私に関する限り非常に違つた点がある。と申しますのは、実は労働者諸君が今日参りまして、私に陳情に来たから挨拶をして貰いたい、こう言うので、私は陳情歓迎の挨拶をしたわけであります。そうして数分の挨拶の後に私は止めました。ところが、私を呼ぶ者がある、それで用件は、ものものしい警官が沢山来ている。これは自分達には不可解である、何とか一つ何のためにこうしているかを質し、そうして処置をして貰いたいということを私に言われたのであります。そこで私はその事情を若干調べました。その調べたところによりますと、本日午後一時頃からすでに警官が第一面会所の一番大きい面会所にぎつしり詰つておる、午後一時半から。そしてこの裏のあのブリツジの向うの方にも二百名ぐらいがもうぼつぼつやつて来ておる。そうして実際に来ておつた労働者は三百名、約三百名、こういうことは事実であります。それから中庭に入つて来ておる警官が、いわゆる来たのが四百四十名、数は四百四十名、総計この何は約今日は八百乃至一千名の警察が来ておるのであります。そこで私はその事情を見まして、私の部屋に参つて、この警官に対する事情を確かめようと思つておるところへ、今国鉄の中鬪の一人が頭を割られたと、こういう何があつたのであります。そこで早速出て見ました。ところがその中鬪の負傷者は医務室に担ぎ込まれており、そして数名の看護婦によつて頭の髮の毛を剃り、約四十センチの深手を、傷を負つて、そうして倒れておる、こういう実情であります。(「深さが四十センチもあるか」「死んじやうぞ」「深さじやない、巾だ」と呼ぶ者あり)巾四十センチです。長さ四十センチ、そこで私はこれを始末するのに助言をし、そうして病院にやることをいろいろそういう同志と共に幹旋をして、そうしてこの二階へ上つて参りました。本会議が開かれておるというので……。ところがこの中庭の連中は演習のようなことをやつておつた。そうして私の部屋の前を通る人などは皆立つて見ておる。この有様は何だ、衆議院の諸君も参りまして、そこで私共は緊急役員会を開いたようなわけであります。殊に問題になるのはこの負傷した人の直接の話、並びに周囲に居つた者の、看護に来た者の話を聞くと、警官の棍棒によつて十八回叩かれる間は知つておつた、その倒れたのが……これは笑い事ではありません。そうしてその外のそこにおつた今日来た諸君は軽卒なことをする人達ではない、皆労働組合の幹部諸君である。この人達の言によりますと、最前線におつた警官は皆酒気を帯びておつたということであります。この事実であります。そこで私はこのような事実をここで諸君の前に訴えます。そういてもう一つは、先程議長が言われましたこの前の衆議院の場合のことを例にとられましたが、衆議院の場合においてはどういう一体事態が起きたかということはすでに御承知である。これはですね、この議院の方から退却して貰いたいということで、その要請によつて一糸乱れず全部退却したのであります。この点は非常に重要であります。現在の国会共闘委員会の労働者諸君は、いわゆる合法的手段を以てみずからの要請を貫徹したいという念願を持つておる、あらゆる闘争の面において諸君が知らるる通りである。このように秩序正しく退却しておるのである。今日のように一時半からここに警官が来ておる、そうしてさつきは七時と言いました、この警務部長は……それは違う。後から増張してものは七時頃でありましようが、前にはすでに数百名来ておる、一時半から……。この点です、重大な点は……。私はこの問題は負傷者の起きたことも甚だ遺憾である。それよりも私の感じはです、本日、先般来予算委員会の問題が、大蔵大臣がだな、あんなことを発言し、そうして揉ましておいて、そうして今日議長が言つて来られておるからこれは私から申上げるまでもあるまい。そういうような政府の態度、そうして予算委員会の模様、このような議事の上において我々野党に対する私は警察威力を以つて圧迫しておるという事実であります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)それ故にこそ、議長は如何に先程言われましても、これはそれに便乘せる政府の、我々の予算審議権に対する武力を以ての圧迫だと私は考えておる。又そういうように感じた。私は審議を進めることの不可能なことを身を以て感じたわけであります。かかる事態は我が参議院におけるところの味曾有の私は不祥事だと思います。このことは議長の手続上の問題に関する多少の食違いがあるとか、失態があるとかいう問題ではございません。政府が参議院を我がもののようにして、それは今日までの態度を見ておれば分る。そうしてみずからの警察力を以て野党のこの審議権を圧迫するというこの事態に対しては、運営委員の諸君において十分に御検討を願いたいと思うのであります。而もかかる、民主的労働組合の行動に対して、予め酒気を帶びたものを、そうして数百のものを一時半からたむろさしておつたということは、誰が一体挑戰したのであるか、誰が一体この事態を起さしめた責任者であるかということは極めて明瞭であります。でありますから、私は一身上の釈明と同時にこの事実を申上げ、尚参議院の一員といたしまして、政府の態度に対して極めて遺憾の意を表するわけでありますから、どうか委員諸君においても十分に御審議あらんことを切望する次第であります。
#177
○参事(丹羽寒月君) 私の発言の中に、木下議員が突込めということをおつしやつたというふうに私は伺つたのであります。私さようなことを申上げた事実は全然ございません次第でありますから、速記録をお調べを願いたいと思うわけであります。尚一時から警察官を増強しておつたというお話でございますが、警察官が増強いたしましたのは四時二十分頃であります。それ以外のことは事実はございません次第でございます。
#178
○鈴木清一君 今木下さんから一時頃と言われましたですね、警務課長は四時頃と言つておられますが、これは私はつきり見た者の一人として申上げますが、すでに私共は二時半頃はつきり見ております。いいですか、それで中庭のあすこのなんといいますか、いろいろ下にありますね、あすこに入つて、すでにパンを食べながら待機されておりました。こうした姿を私共は一度も見たことはない。初めて見るのだ。そうだとすると、あなたは四時頃だと言われるが、二時頃そういう人はどうして来たのか、おかしい。木下君は一時半に見たと言われておる、私は現に二時半に見ておる、それで不思議だから聞こうとさえ思つておつた、何のために呼んであるかということを心配しておつた。それと、ついでですから警務課長にお尋ねいたしますが、あなたは最前のお話の中に、あなたが上から見ておつたら、突つ込めというわけで棒で叩きながら入つて行つた、それだから警官が抑えたというようなことを言つておるのを聞いたように記憶しておりますが、実はその点について外の人に、当時の人に聞きましたところが、そうでなく、むしろそういう解釈で言うなれば、勿論旗を持つて来た、旗を持つておりますけれども、御承知の通りあの旗は組合旗でありますから相当大きいわけであります。これをこんなことをしてやつて行けるものじやない。最前のお話はおかしいなと思つたが質問しなかつた。よく聞きましたらそうじやない。勿論長いから叩くとか、叩かないというわけで行けるものじやない。この点は想像がつく。それで突込めとか何とかいうことは、直ぐに持つて突込んで行つたという話なんですが、そうでなく、その人達人に聞いて言わしめれば、むしろそれを……勿論狭い所へ持つて行くには横にもしましよう。横にしてずつと入つて行こう。若いやつはむしろ引張り込まれて、そうして取られて、そうしてそれで引ずられて怪我をした池田君のごときはそれに引ずり込まれて、むしろ中に入れられて、向うに叩かれて皆なの進んでと行くうしろを振向いたところを押えて引張られて行つた、こういうような実情であります。そういたしますと、あなたの最前の御説明では誠におかしいのです。相当の責任を持つて、隊長にまで命令を下されるところの警務課長の職責としてこのことを知らないということはおかしいし、報告が違つておるということを指摘します。それと今一つは、先程のお話で不思議に思われたのは、議長は数百人を頼むということを言われたと言いますが、何千人を目標として今この数百人を頼まれたのか、私は不思議でならない。どこの警察でもそうですが、少くとも大衆より警察の人間の方が多いというようなやり方をすれば自然挑発的になる、これはそつちから出ることである。そういつたことは信じられない。御承知のように今集まつた大衆は大体聞いて見ますと、五百名にも足りません。それにも拘わらず警察の方々はすでに頼まれた人が数百人ですから、数百ということは五、六百を超すことです。従つて向うでは職務を守つて五、六百人来たらしい、そうすると大衆より多いんだな、そういうような警備の仕方ではむしろ警備ではない、挑発であるということをどうか考えて頂きたい。その点について一点質問いたしたいと思います。
#179
○参事(丹羽寒月君) 私警務課長の事務取扱をしておりますが、警務部長が本職でありますから……。一時頃の話がございました次第でありますが、この両院を通じまいて、両院議長の連名を以て予め平常要請いたしておりますのは百名程度であります。恐らく本日は私はよく存ぜぬのでありますが、これは重点的に配置を転換それておつたのがお目に留まつたのじやなかろうかと私は想像いたす次第でありますが、警察官を増強いたしておるという事実は先程申上げた配置転換が主眼点と存します。私は全然存じません次第でありますから、その点はつきり申上げて置きたいと思います。尚、棹の問題でございますが、私見ましたところは長い棹もありましたし、短かい棹もありましたことを私自分で実見いたしましたことを申上げて置きたいと思うのであります。尚、この集まりました人数につきましては、いろいろお数えになつた方によつて若干の差はあるかも知れませんが、私が見まして算定いたしましたところでは大体七百名前後というふうに私は見ておりますような次第でありますから、これは実際に調べて見なければ分らぬ、或いは調べても分りませんかも知れませんが、一応七百名という事実は見ておりました次第であります。このようなことを御答弁申上げます。
#180
○門屋盛一君 ちよつと議事進行で……。最前休憩前の委員会でも、問題は重要なことで今晩直ぐやらなければならん点はあろうと思いますけれども、もう事態は靜かになつておりますので、これはいろいろ問題点が移つて来ると思いますので、これはまあ今晩時間があればあとでやるなり、又明日でも議運でやり直すなりということにしまして、これは今朝程から対衆議院との関連を持つておりまする政府職員の給與の一部改正がこちらから衆議院に回付してある。その結果がどうなつたかということを事務局を通じて正式に聞いて、それによつて本日の本会議の運営方針を先に決めた方がいいじやないかと思いますので、この問題は後にして本会議の運営の方を先に一つ決めて貰いたいとこう思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)
#181
○鈴木清一君 今門屋さんのお話は、この問題は私はこれではとてもこのままでは済まされない、そのときはお互いに何ですね。そうしますと、それをはつきり確認して頂いて、それで一応議案の方が心配でやるという意味なら……。(「その通り」と呼ぶ者あり)これははつきりしますね。
#182
○委員長(竹下豐次君) それじや門屋君の動議の通り取計らうことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#183
○委員長(竹下豐次君) 異議ないと認めます。
#184
○門屋盛一君 事務局の方を通じまして、こちらから廻付されたもので衆議院はどういうふうに取扱われておるか、衆議院からどういう申入れがあつたかどうかということを伺いたい。
#185
○事務総長(近藤英明君) 只今衆議院事務局に対しまして、こちらの方で紹介いたしまして、事務局の見通し等につきまして聞き合せた結果を御報告いたします。それによりますと、政府職員の新給與実施に関する法律案に対しては只今議運で終つて、議運の結論としては三分の二の議決を得るように試みるとこういうことが、結論だそうでございます。若しこの三分の二を得られないときは議案は廃案となつて、両院協議会は求めないとこういうことが一応言われておりますが、私は十分呑み込みませんけれども、そういうお考えということであります。
#186
○中村正雄君 衆議院がそういう意思であれば、直ちに本会議を開いて残つた問題を審議しまして、散会して貰いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#187
○門屋盛一君 大体において異議はないのですが、今の事務総長の報告から考えますと、議運でそういう決定をしたというので、大事をふめば、衆議院本会議のやはり結論を得るまではこちらの本会議散会はどうかと思うのですが。(「その通り」と呼ぶ者あり)
#188
○参事(河野義克君) 只今私共の受けた情報は今事務総長が言われた通りでありますが、ここに至りますまでに三分の二でやろうとして、それが更に両院協議会になろうとし、本会議を開いて百六十対七十四という票が出て更に議院運営委員会を開いてこのことを議すると、議院運営委員会におきましても一応両院協議会を求めるという動議が出た。更に時間も遅いから両院協議会を求めないで、三分の二でやれるかどうか、野党にも更に折衝してみたいというようなことから先程の動議を撤回するというようなお話があつて、撤回して懇談されるというような情報が頻々として参りまして、最後に来たのがこれでございまして、そういうように情勢が刻々変つておりますので、この情勢だけで参議院が態度を決めるということはあとで又情勢が変る憂いなしとしないと私としては存じます。
#189
○鈴木清一君 それで私は思うに、今の御報告の中の一番最後に両院協議会も求めないというような空気もあるというようなことでございましたね。そうしますと、私は衆議院の考え方自体が非常にはつきりしておると思うのです。参議院で心配して私は会議を続けておつたつて、心配してこの問題を愼重に考えていればこそ、今の門屋さんのお話のように或る程度待つていようということを言つているにも拘わらず、衆議院では両院協議会を求めないかも知れないというような気持をすでに出されているような意思表示を示されているのに、敢て尚こつちで以てその意思に従つて待つていなければならんという必要は一つもない。今少し私はその点じや衆議院に対する実勢的な考え方としても参議院はどんどん法案があつたらそれをやつて、今日は散会すべきだ、これはおかしいよ。そんなお世辞を使うことはない。
#190
○委員長(竹下豐次君) 速記を止めて。
   〔速記中止〕
#191
○委員長(竹下豐次君) 速記を始めて下さい。
 常任委員変更の件についてお諮りいたします。
#192
○事務総長(近藤英明君) 自由党からのお申出で議院運営委員の岡田喜久治君が辞任せられて、補欠として大島定吉君を御推薦になつておられます。
#193
○委員長(竹下豐次君) 事務総長の御報告通り許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#194
○委員長(竹下豐次君) 御異議なしと認めます。速記を止めて下さい。
   午後九時四十九分速記中止
   ―――――・―――――
   午後十時七分速記開始
#195
○委員長(竹下豐次君) 速記を始めて下さい。
#196
○中村正雄君 一応さつきの懇談会で大体の情勢は分つておりますが、併し衆議院がまだ本会議を開会中であれば、最後の信用が置けないという話もありますので、参議院としましては残つておる案件があるわけですから、直ちに再開して全部議案を審議して、そうして休憩して貰いたい、こういう意見を申上げます。御賛成を願います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#197
○委員長(竹下豐次君) 中村君の御発言に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#198
○委員長(竹下豐次君) それでは御異議ないと認めます。
#199
○左藤義詮君 本日の今後のことにつきましては、今中村君の御発議の通り決まりましたのでありますが、明日は本会議の定例日ではございませんが、非常にこうして案件がいろいろ迫つて来ておるときでありますので、明日又刻々委員会等によつて上つて来るものもありますので、予算の問題もなかなか微妙ではありますが、どういうふうになりますかも測られませんので、明日は取敢ず定例日ではなくても前例もあることでありますから、本会議を明日開くことにお決め置き願いたいと思います。
#200
○山下義信君 この問題は、本会議が終了しまして、その後の議運でこの問題をよく協議することにいたしましよう。御賛成を願います。
#201
○左藤義詮君 時間の関係もございまするしこの際お決めを願いたいと思うのです。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#202
○鈴木清一君 こうなんでしよう。左藤さんの問題を新らしい問題としてお話に取上げるのですから、その前にわざわざ、わざわざですよ、わざわざあの今日の問題について一応開いているのですから……、ところがあの結論が出ていない。今日の問題も結論が出ていないのですから、それも先程少し延ばしてやろう、延ばして置いて先に今かかつておる問題をやつてからやらうとした、それを延ばしておるのですから、若し左藤さんの問題を取上げるなら、私はその問題を取上げるべきだろうと思う。新らしい問題を取上げるならそうすべきだと思う。最前の問題を打ち切つて、今の状態について発言があつて私ら参つたのです。ですからそうなるべきだ。だから新らしい問題として取上げたらそうすべきでありますが、もう議案は先程中村君の言つたように一応これは決定しておるのですから、それで一応ここで本会議をやつて、あとで時間があつてやるときには、改めて今のあの問題を解決して、左藤さんの問題をやるならやつたらよいでしよう。その行き方がよい。
#203
○鈴木直人君 左藤君のは動議でありましたか。
#204
○左藤義詮君 そうです。
#205
○鈴木直人君 そうであるならば、左藤君の動議に賛成します。
#206
○左藤義詮君 只今鈴木君のお話がございましたが、警官の問題につきまして、いろいろ今聞いたと思いますが、今、実見なさつた方からの話もあつたわけだが、警官の実情、その他沢山の目撃者等によつて十分調査する必要があると思いますので、そういう意味においてそういう資料を十分に集めた上でやるというようにして、本日は一先ずお延ばしを願いたいという意味であります。明日の本会議を開く、開かないということは、もう時間も迫つておりますので、この際私の動議をお決め頂きたいと思います。
#207
○山下義信君 左藤君の動議を御採決になりまする前に、明日本会議を開くか、開かないかという問題は我々社会党にとりましても非常に重大だと思いますし、尚各会派においても相当重大だと思う。衆議院の情勢等もよく調べまして私共の意見もまとめたいと思いますから、暫時寺へ帰つて相談して来るまで休憩いたしたいと思います。円満にやつて貰いたい。
#208
○鈴木清一君 左藤さんが、事情を調査したあとでということも言われましたけれども、この点については、私は成る程事情を調査するということはいいかも知れない。併しそれよりもなまなましい問題として起きて、直ぐ解決つくことなんですね、証人の方を調べるにしても調査するにしても、人がおられたときの調査の方がはつきりするわけです。帰られてからでは又いろいろに出て来るのです。だから佐々木君が現地調査までやろうじやないかと言つたわけです。それは重大ですから、やるならやはりあとでとか何とかというのじやなく、直ちにやつて欲しい。
#209
○門屋盛一君 鈴木議員の言われたことも御尤もでありますが、先程、私も議事進行によつて、これは取り上げないというのじやなくして、明日でもこれを取上げて十分にやろうということになつておるのでありますから、これは明日にでも廻して貰つた方がいいと思います。それから今社会党の山下委員から言われたことも御尤もでありますので、凡そ何分間、何十分とかの休憩にして、各会派の意向をまとめるということにも賛成でありますが、私は左藤義詮君の動議に対しまして予算の問題もありますが、もう数刻いたしまして、衆議院で如何なる態勢になりますか知らんが、恐らくこの案が廃案になりました場合、政府のやり方のいい惡いとかいうことは別問題といたしましても、事実上政府職員の給與法というものは三月三十一日で縛られておるのでありますから、如何なる国会の処置を取らなければならんかというような問題も考える必要があるのです。予算にいたしましても、予算のない国ができるわけですから明日から……そこでこれに対して、これは予算委員会でどの程度の審議になつておるかは分りませんけれども、一応いつ開くかということを考えなければならん。そういう点も考え合せましたならば、案に対する賛否は別問題といたしまして、参議院としては……。
#210
○中村正雄君 議題にもなつていないのを討論するのはおかしいじやないか。
#211
○門屋盛一君 内容について何も言つていないのだから……。
#212
○中村正雄君 左藤君の案件について賛成とか反対……。
#213
○門屋盛一君 賛成とか反対とか言つておるのじやない。
#214
○中村正雄君 議題はどれになつているのだ。
#215
○門屋盛一君 左藤君の方が議題になつておりますよ。
#216
○中村正雄君 鈴木君の方が先の議題になつていますよ。
#217
○門屋盛一君 発言中ですから……惡かつたら謝りますよ、議事進行で発言を求めた。
#218
○委員長(竹下豐次君) 門屋君に発言を許しております。
#219
○門屋盛一君 でありますから、私は会派に帰りましてもそれらのことを考え併せて、この会派に帰つて何時に集るということを決めて休憩にして貰いたいと思う。
#220
○中村正雄君 先程私の動議を皆さんが全会一致で承認されたのは、直ちに本会議を開いてそうして日程全部上げるということで皆さんにおいて了承して置いて、又あとから休憩するというのはおかしいと思う、各会派に帰つて、時間はありますから、これは一応委員会は休憩にして置いて本会議を開いて、そうしてそのあとの問題になるべき問題であつて、おかしいと思う、従つて本会議を開いておれば、そのあとで各会派に帰つて十分相談できるわけですから……。
#221
○山下義信君 これは皆様同じことなんです。中村君のさつき提案が確認されたのですから、直ちに本会議を開いて頂いて、その間に随時適宜我々相談をいたしますから、そうしてあの件が済んだあとからこの議運で御協議願えれば、明日の問題を決したい。そうすれば併行してやれますから、どうぞその辺でお諮りを願いたい。
#222
○鈴木直人君 そうすると本会議を終了してから、本会議中にですか……。(発言する者多し)
#223
○左藤義詮君 ちよつと只今山下委員のお話がございまして、本会議を開いて併行することは結構でありますが、時間も迫つておりますので、大体その時間をお決め頂きたいと思います。
#224
○山下義信君 成るべく早くやります。
#225
○左藤義詮君 まとまらん派があると困るから、大体どれくらいの時間でやれるか。その見通しをお決め願いたいと思います。
#226
○佐々木良作君 何か今の両方に理窟のあるような話なんですが、直ちに本会議を開くというならば、そうすると開くのが決定されておるのだから、それが済んだあとでなければ各村に相談する人間はおらんわけですから、そういう矛盾した決め方をせんようにお願いしたい。
#227
○委員長(竹下豐次君) 本会議が済んで、直ぐに各派に御協議願つて、それを急いでやつて頂いて、更に再開するということにできるだけ……。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#228
○事務総長(近藤英明君) ちよつと申上げます。只今衆議院は散会いたしましたそうでございます。そうしてその散会するまで、本院に対して両院協議会を求めて参らなかつたということだけは事実でございます。
#229
○中村正雄君 そうすると、僕の提案が変つて来るわけですが、日程を全部上げて本会議を散会に願いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
#230
○委員長(竹下豐次君) お靜かに願いいたします。
#231
○左藤義詮君 だからですね。日程を済まして散会することにしたら尚更でございますので、この際明日の本会議のことをお決め願いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)それなら本会議の前にですね……。
#232
○中村正雄君 そうなつてやるとなつたら本会議は開けん。僕だつて三十分や一時間反対理由があるのだ。だから本会議を済ましてやつたらいい。そういう策謀には乘れん。
#233
○左藤義詮君 私共は明日の……(発言する者多し)
#234
○委員長(竹下豐次君) 左藤君の発言中ですから……。
#235
○左藤義詮君 明日の本会議のことをお決め頂きたいと思います。
#236
○山下義信君 その動機については最前申しましたように、村へ帰つて直ぐ御返事をしますからということを確認して頂いて、どなたも御了承願つたことですから、再びあと返りすることはおかしい。
#237
○門屋盛一君 皆本当のことで、皆本当の理窟を言われておるが、事態が変つて来たので、中村君の言われることは衆議院の答えが出ないから本会議を休憩でやる。それが衆議院の答えが出たから本会議は散会でいい。これは尤もです。ところが時間の関係を見ると、本会議は定足数の問題もありましよう。これは本会議の前に明日のことを決めるか、本会議後に決めるかということです。これは議運が十二時までに決まれば、本会議は散会しても明日決ると思いますが、だから余りどつちも殺気立たずに一つ円滿に……。
#238
○鈴木清一君 それで、今ここで左藤さんの出された問題は、今までの慣例を聊か破ることでもあり、申合せを破るということになりますので、問題は簡單でないと思う。それで中村君なり山下君はそれを心配して、それこそ村へ帰つて話をしなければなかなか態度が出ないと思います。私は党を代表して来て、小さい党ですからそれは構いませんが、(「いや大きいぞ」と呼ぶ者あり、笑声)たとえ何でもやはりこの問題だけは帰つて話さなければ解決つかない、どこでも同じだろうと思います。それですから、この問題を直ぐとつてどうしようというのでなく、はつきり帰つて話をすればいいですから、そこまで心配しなくてもよいと思います。
#239
○左藤義詮君 どちらも今尤もだというお話もありましたが、殺気立つ必要はないと思いますが、この際本会議を開きまして、そしてそれが終りまして、或いはその前に休憩について各村の意見をまとめて頂いて、大体何時頃運営委員会を再開するか、その点御確認頂きたいと思います。
#240
○中村正雄君 本会議の時間はどのくらいかかりますか。
#241
○事務総長(近藤英明君) これは請願と陳情だけでございます。
#242
○山下義信君 極く簡單にして貰いたいと思います。
#243
○事務総長(近藤英明君) ちよつと前以て申上げられませんけれども、議場へ集まつても、皆さん定足数出席して頂ければ、まあせいぜい十分もあれば済むと思います。
#244
○委員長(竹下豐次君) それでは本会議散会後十分経つて運営委員会を開く、そういうことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#245
○委員長(竹下豐次君) それでは休憩いたします。
   午後十時二十二分休憩    
   ―――――・―――――
   午後十時五十八分開会    
#246
○委員長(竹下豐次君) 只今から再会いたします。
#247
○左藤義詮君 先程もお願いしたのでありますが、諸般の事情を勘案いたしまして、非常にこうした緊急のときでございますので、定例日ではございませんが、前例もございますので、明日は本会議をお開き頂くようにお決めを願う動議を提出いたします。
#248
○鈴木清一君 私は動議に先ず反対であります。それと、私はこの動議を採上げる前に、先程も申上げました問題を解決して、そうして持つて行くべきだ、動議というものを出すべきそれだけのルールは左藤さんとしてお考えにならないことはおかしいのであります。そうしたことを左藤さんから出されたことについて実は反対であります。
#249
○門屋盛一君 左藤君の動議に賛成いたします。
#250
○鈴木直人君 左藤君の動議に賛成いたします。
#251
○委員長(竹下豐次君) 左藤君の動議は成立いたしました。
#252
○中村正雄君 私は動議の提案者の左藤さんにお尋ねいたしますが、明日本会議を開くとおつしやいますが、どの議案で本会議を開くのか、先ずお尋ねしたいと思います。
#253
○左藤義詮君 各般の事情を総合いたしまして、衆議院の動き等も勘案をいたしまして、明日本会議を開いて、そのときの情勢に備えたいと思います。
#254
○中村正雄君 日程なしの本会議ということはどういうことでございますか。議案のない本会議というものを開けるかどうか、お伺いしたい。
#255
○左藤義詮君 日程に上げるものが何があるか、事務当局の方から一つ……。
#256
○中村正雄君 そういう僕は理窟の分らん動議はないと思う。日程があるかないか、事務局に聞いてから本会議を開く。本会議を開くという前提の下に日程を附加える。そういう動議はおかしいと思う。少くとも参議院の自由党の左藤さんともあろう人がそういう筋道の通らない動議を出すということは納得できない。
#257
○鈴木清一君 それだから、私は中村君にそういうことを言われて御返答ができないだろうと思うので……それと今一つは委員長が動議を、勿論委員長ですから、皆さんが賛成があつたから動議を採上げたのでありましようけれども、議案のないのに本会議を開く、而かも申合せとしてやらないということに決定した日に開くというのは、相当重要な議案がなければならん等であります。そのことを先ず委員長御自体が左藤さんに対する中村君の質問の前に恐らくお聞きになるのが普通じやないかと考えておつた。それについてもお聞きにならないこと、又出された左藤さん自身が、今中村君に聞かれて事務局に議案のことを聞かなければならないというようなことで、そのようなことで以て出すこと自体がおかしいから、僕は初めからその問題はあとでいいから、先の問題をやろうということを言つておる。
#258
○左藤義詮君 今中村君から、左藤君ともあろう者がとおつしやいましたが、明日は請願、陳情等相当議案のあることは承知いたしておりますが、併し詳細は事務当局からさせようと、かように存じております。
#259
○中村正雄君 明日を争うような請願、陳情があるのであれば別でありますけれども、一応諸般の情勢とおつしやいますけれども、一応今朝来の議運で種々論議されましたように、政府が本日と明日中に是非とも通して貰いたいと言つて、官房副長官の手を通じて各会派に言つて来られましたのは十件の法案があつたわけです。これは今朝申上げましたように、その中の五つは本日の議事日程に載つておりまして、あとの五つにつきましては、お互い、ぎりぎりの法案であるので努力しようという申合せで本日今までかかつて、委員会を全部通過したわけです。にも拘わらずあとどの法案があるのか。恐らく予算案をお考えだろうと思いますけれども、これはどういうお見通しがあるか知りませんけれども、予算委員会として、予算委員会の理事会として決定されたプログラムは、四月の三日に通すということを正式に議運に報告なさつておる。従つてそれが明日通るということは一応我々は納得できない。そうなれば明日開く意義は全然ない。議題もなし、又開くべきものもなくして、ただ重大なんだから開こうというような提案はどうしても納得できない。こういう委員会の運用を今後おやりになるのであれば別でありますけれども、明日どうしても開かなければならないという決定的な事情があれば考慮いたしますけれども、今の左藤君の提案ではそういう意味には受取れない。従つて私は反対いたします。
#260
○門屋盛一君 先程も中村君に怒られたのでありますが、今改めて動議に賛成したのでありますが、我々動議に賛成したのは、第一これは日程の問題ですが、日程は開くということになれば、請願、陳情はまあ若干あるということは我々も心得ておるのです。それよりも私は請願、陳情でも粗末なものではない。大事なことでありますけれども、今日只今衆議院が散会いたしまして、政府職員の給與に関する法律というものは、もう後一時間程でなくなつてしまう。で、これに対して一日中に政府がどういう措置をとるかということも国会としても考える必要があり、予算のこともおつしやいましたが、予算も審議中でありまして、或いは明日上らんとも限らない。とにかく今予算のない国、政府職員の給與を拂うことの準拠法がない国があるといたしましたならば、その国の最高機関であるところの国会が、請願、陳情でも何でも開き得る題目がありましたならば、開いて備えて置くべきであるという信念の下に我々は左藤君の動議に賛成したのであります。
#261
○中村正雄君 只今の門屋君の話でありますが、いわゆる本日廃案になりました政府職員の給與の実施に関する法律が廃案になつた関係で、明日以後は基準法規はない。従つて明日出るかも分らんと、こうおつしやいますけれども、それが門屋君の言う一つの、私は單なる本会議を開くための理由に挙げられておられる意味が分らないと思います。それが第一。先程石原君が言われましたように、政府からポツ勅によるか、法案にするか分らないというお話でありますが、ポツ勅を出した場合には国会は関係ありません。又法律案を出した場合には六千三百七円ベースに対しては今人事院の勧告もあり、相当我我としても議論の余地があるのでありますから、明日衆議院、参議院共に一日で通るとは想像できない。明日一日しかないと言つておられるが、政府職員の給與を拂うには御承知の通りこれは明日でなくても何ら実際上の支障は来たしておらない。もう一つ根本的に我々が納得できないのは、本会議を開くということに決定すれば、後は陳情、請願その他の問題があるから日程は組めるとおつしやいますけれども、我々は定例日以外に本会議を開くについては、こういう重要法案があるからと言つて開くのが本当である。開くことを決定して、その理由づけに一つの案件を持つて来るということは納得できない。従つてこういう法案があるから是非開かなければならないというのなら別でありますが、そのために我々は本日今までかかつて日切れの法案を全部努力して上げたわけであります。明日開く理由はどうしても納得できない。
#262
○藤井丙午君 私も大体門屋さんの意見と殆んど同意見でありますが、今中村君は中村君の立場でいろいろ御議論になりましたけれども、私共が平素ここで国会の権威云々というようないろいろなお説を伺いますけれども、先程門屋君のお話になりましたように、法治国家で政府職員の給與を拂う準拠法もない。予算もないというような国、若しこれがそういう事態になりますれば、これは国際的にも国内的にも非常に恥ずべきことである。こういう重大な時期に、国会が、参議院が、定例日であるとかないとか言うようなことは、これは私は定例日云日ということはこれは議会の運営の一つの便法であつて、單なる便法を楯にとつてこういう重大な時期に本会議を開く開かんというような議論がされることそれ自体が私は非常におかしいと思う。私は平素から皆さんがどうかと思われるようなことに国会の権威、国会の権威といろいろ御議論なさることを拜聽いたしておりますけれども、私はこういう時こそ国会の権威ということを十分考慮する。少くとも予算案然り。どうなるか賛否はおのずから別だけれども、公務員の給與の問題をどう扱いになるか分りませんが、こういう時にこそ私は本会議を当然開くべきで、それが国会の権威にふさわしい我々の態度ではないかと思います。
#263
○中村正雄君 今藤井君の国会の権威という形式論は一応拜聽いたします。然らば、予算が明日ないとおつしやいますが、予算がないのはこれは国会の責任ですか、政府の責任ですか。もう一つ私が言いたいのは、予算が、では明日上るか上らんかということはこれは各人の賛否は別としまして、想像ではこれは決しません。現在国の予算の審議権を握つておりますものは予算委員会であります。予算委員会が公式に決定をして、四月三日に上るということを議運に通告しておるわけです。従つて予算委員長をここに呼んで来て、明日に上げられるという正式の通告があつたなら別でありますが、実情は予算が本会議にかかる予定というものは四月三日と我々は了承するより外ないと思う。もう一点、公務員の給與をどうするか、明日から公務員の給與の準拠すべき法律がない。従つて国会はこれをそのまま放つて置いてはいけないという藤井君の議論ですが、然らば公務員の給與法を明日国会に提案される御意思があるかどうか。
#264
○藤井丙午君 明日一応予算案が予算委員会から上つて来るか来んかということは、私の少くとも聞いている範囲では、或いは上るかも知らんという情報も得ておりますから、私はそれを申上げるのであります。それから第二の給與の問題、これは私が発議するというようなつもりはありませんけれども、これは衆議院その他のやり方でどういう動きになつて来るか分りませんけれども、少くとも私は或いは予算委員会などがどうするかは問題といたしまして、そういう動きが現われて来るということが、明日になるか明後日になるか分りませんけれども、そういうことが予期される情勢にある以上、私は本会議を開いて、問題が起つて来ればそれを取上げるだけの待機の姿勢は私は取ることは考えて差支えないと思います。
#265
○中村正雄君 予算の問題を最初反駁されましたが、藤井さんの見込と私の見込とは違うでしようが、これは見込は何らここの委員会におきましては信憑力は持つておりません。やはり予算委員会が予算の審議権を握つているので、なぜそれでは我々は数回に亘つて予算委員会の情勢を聽取したか。予算委員長の言明では四月三日という報告があるのであります。明日上るかも知れない、或いは上る予定であるということであればともかくも、藤井さん一個の思惑によつて、見込によつて云々されるということはおかしい。もう一つ、更に重ねますが、公務員給與がどうなるか分らないというような、相手の出方によつて国会の、参議院の権威をお守りになるということはおかしいと思う。本当に国会の権威をお守りになるならば、議員は必ず立法権は持つているのでありますから、藤井さんみずからが法律を出す意思があれば何ですけれども、参議院の権威を守り、国会の権威を守るというのはあなたの我田引水ですよ。
#266
○藤井丙午君 中村君は我田引水とおとりになつても止むを得ない。それは見解の相違であります。ただ予算委員会の問題も、私は予算委員長の話を聞いておりまして、理事会では一応そういう決定もいたしました。併しその後において暫定予算ができないという新事態も出ておりまして、そのために予算委員会にも又いろいろな取運びについて御相談もあつたようでありますが、この間の話を聞きましても、決定的に三日というふうには私は聞いていない。況んや今申上げましたように暫定予算を組めないという新事態が発生しておりますので、三日説云々を決定的な條件にしなくともいい。開く必要がないということは現下の情勢からいつても必ずしもそういう意見は成り立たんと私は考えております。
#267
○佐々木良作君 今の二人の論争の中で一点だけ私も申上げたいと思います。今の予算案が上がるかも知れないから明日開こう、そうして予算案がないような、一日でもないような状態を放つて置くのは国会の権威にかかわる云々、その点はこれは藤井さんも撤回された方がいい。若しそれであるならば、議院運営委員会に予め言われたように、誰でも知つておるように、今の予算委員会では三日頃ということに大体皆知つておつたのです。従つて議運の連中も大体知つておつた。従つて明日から予算を行わなければ参議院の権威にかかわる云々と今頃言われるならば、すでにこの運営委員会に予算委員長を呼んで、そうして中間報告を求めるなり、適当な措置を求めるなり、何らかの方法を議運ですでにとるべきである。その間を放つて置いて、そうして今ここでひよつとしたら上るかも知れないからという理由でそれを言われるのは、これは議運みずから、むしろ議運を通じて、参議院の権威にかかわる云々と言われる藤井さんみずからが参議院自身の権威、機能までも……。それ以前にやるべきことをやらなかつたので、それは今の理由にならない。やめた方がいいと思う。
#268
○藤井丙午君 今まで私がなぜ放つて置いたかという御質問のようですが、私は緑風会としましてもできるだけ三十一日、少くとも一日までに予算の審議を完了するという態度ははつきり決つておるのです。私は予算委員でありませんけれども、緑風会の一員としてその線に沿つて緑風会から出ておられる予算委員諸君にも御努力を願つておる。
#269
○佐々木良作君 異なことを承りますが、緑風会で決まつて云々と言われるけれども、緑風会というのは一人一党でそういう拘束をせん会派だと聞いております。それを議運に持出されるのは話がおかしい。ともかくも議院運営委員会のメンバーならば、そうして緑風会がどうであろうと、社会党がどうであろうと、一日も予算を作られない状態を置くことが参議院の権威、国会の権威に非常に関係があるならば、当然にその前に措置されなければならない。それで明日を待たずあなた自身から動議を提出して、予算委員会を今でもやらして結論だけでも明日でなく今日やることが本当なんです。明日やるのならその措置が今日採られなければならない。それでなければ予算の問題だけは引つ込められた方がいいと思う。
#270
○藤井丙午君 私の意見に対していろいろな御質問はありましようけれども、私は私の見解を申しておるのです。私一人のために皆さんいろいろの批判がありましようから、時間をとつては恐縮でございますから、答弁が更に答弁をもたらす論争は、私自身はこれで遠慮いたします。
#271
○中村正雄君 一応提案者の左藤さんにお尋ねいたしますが、予算が上るかも知れないというお見通しでありますが、明日本会議で予算が上るというお見通しの根拠はどういう点か、一応お聞きしたいと思います。
#272
○左藤義詮君 三日という理事会の申合せだと思いますが、その後の事態の変化がございますので、委員会としては非常な努力をしておられるのであります。その努力の結果が明日現われるかも知れません。或いは現われることを私としては要望しております。
#273
○中村正雄君 私のお聞きするのは、ともかく委員会の努力が明日現われるかも知れないという根拠はどういう経過によつて、現在分科会をやつておるわけなんですが、どういう経過によつて明日の何時頃上るか、お見通しを具体的に……。
#274
○左藤義詮君 これ以上は私共の要望であり、委員長以下非常な努力をしておりますので、その成果に期待をしておるわけであります。
#275
○佐々木良作君 この予算問題が改めて論議されておるのはこれはおかしい。若し予算を明日やろうとするならばまだ時間があるのです。予算委員長が予算委員会を開いて明日議場に載せるということを決めてからでないと話はできないと思う。それは今ここで問題にしておるのがおかしいのです。その点をはつきりしておいて頂かんと困る。
#276
○山下義信君 動議提案者の左藤さんにお尋ねするのですが、どうせ数で押切つてあなた方は無理に明日本会議をお開きになると思う。成るべくこういう惡例はやりたくないという努力をしたのですが、これは動議が成立して採決なさつた後のことと思うが、一応あなたの心持を伺いたいと思うが、こういう無理な本会議を開いて、さつき中村君が非常に明確な議論をして、どなたも確たる御返答はできなかつたのでありますが、重大案件なしに本会議を開いて備える。これは一体何時から開いて何時までに予算案が上るのか、明日予算が上るとしても何時まで……十時頃開いても午後の十時十一時までお待ちになるつもりですか。若しのんべんだらりと待つて見て、明日予算が上げることができなかつたならば、実に醜態と言わざるを得ない。一体明日本会議を開いたときには、どういうふうに運営なさるのか。
#277
○左藤義詮君 今予算の例が出たわけで、いろいろ御議論を承りましたが、とにかく本会議を開きますことは、定例日というのは慣例上でございまして、明日開いてもいいわけであります。こういう重大な時でありますので、如何なることが起つて来ますか分りませんので、予算の一例を挙げただけであります。その辺のことも予測される、明日はやはりいつもの通り十時又は午後一時頃にお開き頂きまして、何時まで待つかということはそのときの予算委員会、その他の経過を見まして、又御相談をいたしたいと思います。
#278
○中村正雄君 定例日と申すのはその通りであります。従つてこの会期が明日で終るということであれば考えるのでありますが、そうじやなく五月二日まで会期があるわけでありますが、なぜ四月一日に限つて予定なしに本会議を開くかという理由が我々は納得できないのであります。今左藤さんのおつしやいましたように、いろいろの問題が起つて来るということであれば、毎日本会議を開いてそうしてやつて行かなくてはいけないと思いますが、占領下にある今の日本としてはどういう突発事態が起るかも知れない、毎日本会議を開いて待つておるということであれば別でありますが、明日に限つてのんべんだらりと待たなければならんという理由は納得できないのであります。若しこれを数で以て押切られれば、我々もそれに対応する態度を以て臨まなければいけないと思います。
#279
○石原幹市郎君 これは年度末でもあるし、年度の変りでもあるし、こういう重大な時に予算の成立があるかも知れない、或いは又この政府職員の給與の実施に関するこういう重大な法律案がどういうふうな扱いをされるか分らんから、こういう時に我々は明日一日ぐらい、たとえのんべんだらりとしてもいつでも会議を開ける態勢にしておることは、私は国会議員の責任だと思うのであります。これ以上は見解の相違であつて、採決して貰いたいと思います。
#280
○鈴木清一君 石原さんの重大の根拠、問題が重大だからこうやつて十二時までもやつているんだよ。だから先程から聞いているのは、その重大の根拠を聞いているんです。ただ見解の相違だという單なる言葉で一応申合せなんかで決定したことを破られるならば、今後の運営に相当支障するだろうということを言つているんです。重大だという根拠を聞かないじやないですか。その根拠がどうしても納得できないから、今少しはつきりして呉れと言つておるのです。見解の相違で解決するならば今後の運営に相当支障するだろうということを言つておるのです。
#281
○兼岩傳一君 僕は先程から皆さんが重大々々と言つておられるので重大だと思うのです。従つて重大な内容を聞かないで我々は賛否を決めることができんから、もう一度動議の提出者にはつきりと聞きたいと思いますが、結局あなたは予算のために明日開きたいのでしよう。それをはつきりして下さいよ。言葉の上で瞞着しないで……そうしましたら僕は一、二質問がある。
#282
○左藤義詮君 それだけではございません。
#283
○兼岩傳一君 そればかりではないと言われたので、それを含んでおるということがはつきりしたのですが、それならばお尋ねしますが、先程から政府職員の新給與実施に関する法律案が流れたということ云々ということが問題になつているのです。確かに流れた。これが流れた以上は……、まだ外にも理由がありますよ。それは申上げますが、第一に政府職員の給與を支拂うべき法律的根拠を失つた。従つて予算を審議するということは、一方において政府職員の給與を支拂うところの法律的な根拠を失つて置いて、そうして一方において政府の予算だけを明日通過させようなんというようなことを立法機関の與党として、あなた方のように非常に達識な、よく法律その他においても分つた方がそういうことを言い出されて、こういう法律を破るようなことをされる根拠はどこにあるのですか。
#284
○左藤義詮君 若し明日の事態が許しまするならば、その法律も明日何とかして上程できるようにして頂きたいと思う。これも要望して置きます。
#285
○兼岩傳一君 それではそういう法律をみずから立法機関が破るというようなことはできない。これは今左藤委員も承認されたし、他の同僚議員も同感だろうと思いますから、立法機関が法律を破らないような状態においてこの予算の審議を進まれたいと思う。そう思うが、若し意見があつたら聞かして頂きたい。それからもう一つお尋ねして置きたいのは、今ただ党派と党派の駈引きその他だけで問題を考えておるということは、実にこの重大な日本の内外の経済状態から言つて重大だと思うのです。その重大なものをいやが上にも重大にして行く。(「同感々々」と呼ぶ者あり)予算を手練手管で、党と党との手練手管で通過させようということは、非常に冷靜に党派を越えていろいろまじめに考えなければならん。重大なる内容を持つておる予算案をそのような形で、仮りに先程第一に述べた法律上の問題で違反でないと百歩を讓つて仮定しても、そういうことに対してあなたはただ党のために通せばよいというように考えておられるかどうかということをお尋ねしたいのです。そういう動議を……。
#286
○左藤義詮君 党のためのみを考えておりません。
#287
○兼岩傳一君 それと関連して来るのですが、大体予算の審議は憲法六十條から言つても、一ケ月の審議の期間が與えられておる。それを三月の二十三日に出して来ておる。だからまだ本当に十日と経つていない。そういう状態で、又地方税法もやつと出たばかり、平衡交付金というものは出ておらんのだ。そんな不誠意な内容をただ党派的な立場から、国民の経済に重大なる影響を及ぼす予算案を明日やろう。而も法律的な根拠なしに法律を破つて、立法機関が法律を破つて政府職員の新給與の実施に関する……。(発言する者あり)
#288
○委員長(竹下豐次君) 靜かにお願いします。
#289
○兼岩傳一君 法律的根拠のない、支拂いの法律的根拠のないような根拠の上に一切、あなたの方の総理大臣の得意な言葉で言うと、仮定の上に立つて、そうして法律を蹂躙するようなそういうふうな仮定の上に立つて、その先のことを推し進めようというような動議は撤回されたらどうかと思うが、御意見は如何ですか。
#290
○左藤義詮君 撤回する意思はございません。何とか皆さんで一つ円満に御討議願いたいと思います。
#291
○小川久義君 どなたのを意見を聞いても立派な御意見ばかりだと思いますが、ここらで一つ質疑を打切りまして(発言する者あり)
#292
○委員長(竹下豐次君) 靜かにお願いします。
#293
○小川久義君 質疑を打切りまして、結論を出して頂きたいと思う。ただ数で多かつたとか少なかつたということでなしに、大体の勘でお分りだろうと思いますから、御決定を願いたいと思います。(兼岩傳一君「議事進行について」と述ぶ)
#294
○委員長(竹下豐次君) 只今……(それに関連している」と呼ぶ者あり)
#295
○兼岩傳一君 議事進行について……。僕はこのような重大な、ただ手練手管でここを通せばいいというような問題でなくて、八千万の国民に重大極まる影響を與える予算案を出しておられる討議を、少くとも一通りの議員各位が十分な見解も出されないのに採決をやろうというような軽薄な無責任な態度を取るような運営の仕方をされることは、余程委員長において考慮されたいと思います。それを注意いたします。
#296
○大野幸一君 予算問題についてはいろいろ話もありまして、私一番傾聽したことは、これは緑風会のお方ですけれども、予算のない、而も公務員に対する給與法もない国ができるということについては甚だ遺憾だということについて傾聽しました。従つて私は予算委員長をここへ呼んで、責任ある人が明日は本当に予算が上るかどうかということについてもう一度述べられることが必要であると思う。そうして第二は、新給與法について、政府は聞くところ、與党議員において法律案を提出する意思がない、その誠意がないというお話でありますから、政府委員を呼んで、明日はそういう場合には新給與法を国会へ提出する意思があるかどうかと、このくらいのことを聞いてから、明日の本会議をやるかやらないかということを決める。それでなければ、漠然としたことで待つておりましようというような……。政府の我々は委員会でもなければ、本会議を開くために自由党の私有物にされるということは甚だ心外であるから、この二つの手続きを踏んでからやるべきであると私は思います。(「賛成々々」「ちよつと懇談にして下さい」と呼ぶ者あり)
#297
○委員長(竹下豐次君) 暫く速記を止めて懇談に入ることにいたします。速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#298
○委員長(竹下豐次君) それでは速記を始めて下さい。
#299
○左藤義詮君 先程動議のとき時間をはつきりいたしませんでしたが、午後一時に本会議を開くようにして頂いて、暫く待つて上つて来ませんでしてもその他の情勢を暫く見ることにして、一時開会ということで本会議を開くようにお決めを願いたいと思います。
#300
○山下義信君 社会党は先程中村君の申上げた通り、他の委員が申しました通り、明日の本会議を開くことには反対であります。併しながら運営を円満にやつて行こうという原則を成るべく破りたくないというのでいろいろ話をしたのでありますが、一時に開いて三時まで会議をするということでありまするならば、只今の御動議に賛成するにやぶさかでない、かように考えます。
#301
○鈴木清一君 私は只今の動議に反対です。まあその一時から三時まで開くという点について、やはり根拠を示して頂きたいと思います。一時から三時までという時間を切られての動議ですが、それはただ單なる動議ではないと思います。問題をこれまで取上げて来て、御承知の上でそういう動議を出されるということは、やはり何か根拠があるか、それを私は聞かして頂かない限りは私は賛成できません。二度三度動議を出されると言つても……。
#302
○左藤義詮君 只今の動議、山下君のお話がありましたが、一時に開いて頂きまして、三時までに限らず、三時の情勢を見て、そのときに又御相談をして頂きたい。
#303
○山下義信君 その点はいたし方ございません。社会党としては遺憾ながら動議に賛成せずとせざるを得ません。
#304
○門屋盛一君 どうも徹底していないのですが、理論から言うと社会党のあれだけの筋の通つた議論であつたのが、一時に開くということには同調されている、さりながら無制限でやりながら、ぼうつと待つているわけに行かないから、そこんところを山下君にお伺いするのですが、三時までに議了するというのですか、三時頃までは模様を見るというのですか。
#305
○山下義信君 三時までに議了するということであります。
#306
○門屋盛一君 三時まで模様を見るということには変更できないわけですね。それまでに上らなかつたら止めればいいのですから、同じことじやないかと思うのです。それは私仕方がないと思うのです。自由党の諸君に対して私ちよつと言わして貰いますけれども、(「簡單々々」と呼ぶ者あり)例の政府職員給與法を言い出した関係上、明日政府から適当な処置をとると思うが、とらなければ私の方は何らかの処置をとらなければならないと考えている。ともかく一時に開会をして、三時まで模様を見て、何にも上りそうでなかつたら止めるよりしようがない。
#307
○山下義信君 中村君の筋の通つた動議を私達撤回したのじやありません。併しながら議運を円満に遂行するという一つの原則に我々は考えを置いて、そうして一時から三時までするということを申上げたのは、二時に予算案を上げようという政府の強行的な御方針があるやに私共一応耳にしておるのであります。三時までと申上げたならば、二時までにおいでになればお間に合うだろうと僕は申上げたのでありますが、これははつきり申上げて置きます。決して社会党は態度を二、三にしたのではないのであります。併しそのお話が付かんということになれば、いたし方がございませんから、動議に賛成できないということであります。
#308
○左藤義詮君 動議者としてもう一度申上げますが、只今門屋委員のお話がありましたが、三時まで情勢を見るということは結構でありますが、そのときに又いろいろなものが上つて来る見込がありましたら、必らずしも三時で打切らないで様子を見るということで結構でございますが、三時まで来て見込が付いておるのに、もう三時になつたからぴしつと止めてしまうということでなしに情勢を見る、そうして改めて御相談するということでお決め願いたいと思います。
#309
○鈴木清一君 これは、ですからどうもおかしいのですが、それならおかしい。それを又なぜ三時から相談に持つて行くのですか。一時から三時まで……、そういうことを言つていたら私は情勢が変つて、六時までお話をお互いの間に付け合わして、又情勢によつて六時が七時、七時が八時頃に、という結論になつてしまうから、そういう根拠のない提案を私は賛成できないのです。ですから出されるならはつきり、そこの一時から二時までという根拠をはつきりして頂きたいというのはそこなんです。それじや又それは延ばさなきやならないという理由がどこにあるか。そういう出し方では賛成できません。
#310
○左藤義詮君 只今私の申上げましたのは、社会党といろいろお話合をしたのでありますが、それが付かないのでありますから、社会党の三時云々は私それじや撤回いたしまして、一時から明日本会議を開かれるように要求動議を提出いたします。(「反対々々」と呼ぶ者あり)
#311
○兼岩傳一君 動議に……、その動議ですね、先程から僕のに対しては殆んど答えられないし、それはまあ第二としても、少くも明日本会議を開くのだつたら、先程から問題になつている政府職員については、政府その他の、それから予算に関しては委員長を呼んで、それを聞いて愼重に態度を決めるというところの、そういう愼重なる当然に筋の通つた動議を出さないと、これは国民に対して相済まないことだと思う。それからそれを今大野君の提案しておられる問題を動議の前提としてやつて、明確にして、そうしてその動議を採用するかしないかということがいいと思うのです。根拠のない、十分我々の納得することのできない、無論国民も納得させられないそういう党利党略を、緑風会や自由党の議員でいつも会期末寸前になるとそういうことをやられるので、今もちよつと匂わし始めたのだが、そういうやり方をやるのでは全く国を誤まることになる。だからこれはどうしても少くとも今大野委員の言つておられる正論を達成することを前提としてこの動議を吟味し、これに対して賛否を盡して決を採る、そういうふうにしないとこれは非常に容易ならん非難を受けると思います。
#312
○鈴木直人君 いろいろ皆さんの御意見があつて、本体意のあるところが分つたように思うのです。それでこれは本会議を開くとして、何時から何時までということを、これは先程の話の過程において大体の考え方が分つたと思いますが、形から見れば一時に開くか三時に開くかということが形でありますから、この際午後一時に開くというようなことで一つ採決を願いたいと思います。
#313
○中村正雄君 採決をなさるのは止むを得ませんが、採決をなさるのであれば、我々は反対の討論をしたいと思いますが、その前に一応動議の提出者の左藤君なり、或いは左藤君で分らなければ事務総長にお尋ねしてもいいわけですが、現実に開くとすればどういう案件によつて日程を組まれるか、それを先にお聞きしたいと思います。
#314
○事務総長(近藤英明君) 事務局といたしましても、仮に御招集になるといたしますと、最高裁判所裁判官の国民審査管理委員の選挙といいますか、それと厚生委員会からの請願、これだけを一応議題に載せることはできます。以上でございます。(「議事進行」と呼ぶ者あり、大野幸一君発言の許可を求む)
#315
○委員長(竹下豐次君) 質疑を打切りまして討論に入りたいと思いますが、如何でございますか。(「動議が出ているから採決をして貰いたい」と呼ぶ者あり)
#316
○大島定吉君 鈴木君の動議に賛成いたします。
#317
○委員長(竹下豐次君) 鈴木君の…‥。
#318
○山下義信君 その動議に入る前に、先程我が党の大野議員から明日本会議を開くについては、予算委員長を読んで聞こう、或いは政府の考えを聞こうということの動議が出て、賛成々々の声がありますが、動議が成立していると思いますので、この方から先ず御採決を願わなければならんと思いますが、如何でございましようか。それを先にして下さい。
#319
○委員長(竹下豐次君) 予算委員長を呼ぶようにという動議が出ておりますが、これにつきまして採決いたしたいと思います。(「動議が違う」と呼ぶ者あり)
#320
○山下義信君 動議が違います。大野議員の動議は、明日本会議を開くについて予算委員長並びに政府当局を呼んで、政府の又考えがあるかどうかということを聞きたい、かような動議であります。
#321
○委員長(竹下豐次君) 予算委員長及び政府当局を呼んで意見を聞こうという動議が出ておりますが、それについて如何でしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#322
○委員長(竹下豐次君) 賛成の方の挙手を願います。(「討論々々」「議案となつたんですから討論だ」「やるやらないは別問題だ」と呼ぶ者あり)
#323
○門屋盛一君 先ず動議を諮らなければならんじやないか。
#324
○山下義信君 成規の賛成で動議は成立しておるじやありませんか。
#325
○左藤義詮君 只今の動議に反対いたします。
#326
○門屋盛一君 又懇談会をしなければおさまらんようであります。(笑声)動議は幾つ出ておるか。(「動議は整理できるじやないか、委員長整理して貰おう」「左藤君の動議の中から、又これに関係して動議が出たんだから」と呼ぶ者あり)
#327
○委員長(竹下豐次君) 予算委員長及び政府当局を呼んで意見を聞きたいという動議に賛成の諸君の挙手を願います。(「討論を問うて貰いたい」と呼ぶ者あり)
#328
○山下義信君 討論終結の動議は出ていないじやありませんか。動議反対の意見は出ておりますよ。
#329
○左藤義詮君 議事進行、……時間も迫つておりますから、討論を省略して、直ちに採決せられんことをお願いいたします。
   〔「反対々々」と呼ぶ者あり〕
#330
○兼岩傳一君 あなたは討論を許したでしよう。
#331
○委員長(竹下豐次君) 打切りの左藤君の動議が出ました。これにつきまして採決いたしたいと思います。
#332
○山下義信君 左藤君から討論打切りの、討論省略の動議が出ましたが、その動議には反対でございます。
#333
○委員長(竹下豐次君) 賛成のお方の挙手を願います。
   〔挙手者多数〕
   〔「数えて下さい」と呼ぶ者あり〕
#334
○委員長(竹下豐次君) 左藤君の動議が多数でございます。
#335
○山下義信君 多数は何票ですか。何票で多数ですか。票数を御宣言願います。
#336
○委員長(竹下豐次君) 次に、大野君の動議に賛成の諸君の挙手を願います。
   〔挙手者少数〕
#337
○委員長(竹下豐次君) 七人であります。少数であります。
 次に左藤君の動議に賛成の諸君の挙手を願います。
#338
○兼岩傳一君 鈴木君の動議だよ。(「明日午後一時から」と呼ぶ者あり)
#339
○委員長(竹下豐次君) 鈴木君の動議、明日午後一時から開会するという動議に賛成のお方の挙手を願います。
#340
○山下義信君 採決はおかしい。社会党としての反対の意見を述べたのは、左藤君の動議に反対をしておるということを申上げておるのです。鈴木君の動議も何も済んでいないから、それを片付けて行くのが先であるのに、なぜお取替になりましたか。左藤君の動議に反対しておるということをお取上げに委員長はなつたのではありませんか。それの賛否をお尋ねになつてやるべきである。なぜ鈴木君の動議と御変更になりましたか。速記にも載つております。
#341
○委員長(竹下豐次君) 私は間違いました。取消しまして、改めてお諮りいたしますが、左藤君の動議の明日午後一時から開会するという左藤君の動議に賛成のお方の挙手を願います。(「そこが違うから議事進行を頼んでいる」と呼ぶ者あり)
   〔挙手者多数〕
#342
○委員長(竹下豐次君) 十四名、多数と認めます。多数であります。左藤君の動議は成立いたしました。
#343
○中村正雄君 採決なさつたことは、済んでしまつたから仕方がありませんが、左藤君の動議は前例にない重要なことでありまして、議案にないにの本会議を開くということが今後参議院の運営につきまして、非常に重大な問題であるので、討論さして貰いたいという意見は委員長も御承知の通りでありますが、討論打切りの動議も何もなくして、そうして打切らずに直ちに採決するという方法が、今後あるかどうか、一応委員長の見解を伺いたい。
#344
○山下義信君 委員長、答弁。
#345
○鈴木清一君 その前に三つある、三つあるのが一つも通らんから聞いておるのに、お話しにならん。
#346
○委員長(竹下豐次君) それじや……。
#347
○山下義信君 御答弁願います。
#348
○中村正雄君 今後の参議院運営委員会の、又参議院全体の運営に重大なことでありますから、一応見解を伺つておきます。
#349
○山下義信君 左藤君の動議に対しては打切りの動議は出ておらん。
#350
○中村正雄君 速記を調べて御覧なさい。
#351
○鈴木清一君 こういう無理をするから……。
#352
○兼岩傳一君 無効である。
#353
○藤井丙午君 無効じやないが……。
(笑声)
#354
○中村正雄君 そういう運営が今後やれるかどうか。
#355
○山下義信君 運営委員会の議事が外れちや困る。
#356
○左藤義詮君 前に言うて呉れればいい。
#357
○山下義信君 直しなさい。御答弁できなければ……。
#358
○委員長(竹下豐次君) 速記録を見た上で善処いたしたいと思います。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後十一時五十三分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     竹下 豐次君
   理事
           左藤 義詮君
           中川 以良君
           大隈 信幸君
           島村 軍次君
           鈴木 直人君
   委員
           大野 幸一君
           中村 正雄君
           山下 義信君
           吉川末次郎君
           石原幹市郎君
           大島 定吉君
           佐々木鹿藏君
           門屋 盛一君
          深川榮左エ門君
           油井賢太郎君
           小宮山常吉君
           野田 俊作君
           藤井 丙午君
           兼岩 傳一君
           佐々木良作君
           鈴木 清一君
           小川 久義君
  委員外議員
   大蔵委員長   木内 四郎君
           木下 源吾君
  ―――――――――――――
   議長      佐藤 尚武君
  ―――――――――――――
  国務大臣
   大 蔵 大 臣
   通商産業大臣  池田 勇人君
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (事務次長)  芥川  治君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
ソース: 国立国会図書館
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