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1949/04/08 第7回国会 参議院 参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第57号
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1949/04/08 第7回国会 参議院

参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第57号

#1
第007回国会 議院運営委員会 第57号
昭和二十五年四月八日(土曜日)
   午前十一時十二分開会
  ―――――――――――――
  委員の異動
本日委員安達良助君辞任につき、その
補欠として中井光次君を議長において
指名した。
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○委員の辞任及び補欠選任の件
○理事の補欠選任の件
○議院運営小委員の補欠選任の件
○請願の取扱に関する件
○休会の件
○議院の運営に関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(竹下豐次君) 只今から議院運営委員会を開会いたします。
 先ず議院の辞任及び補欠に関する件についてお諮りいたします。
#3
○参事(河野義克君) 民主党から議院運営委員の安達良助君が辞任されて、中井光次君を後任に指名されたいという申出がございます。又同じく民主党から厚生委員の小林勝馬君、電気通信委院の紅露みつ君、懲罰委員の前之園喜一郎君、予算委員の鈴木順一君がそれぞれ辞任されて、その後任として、厚生委員には紅露みつ君、電気通信委員には小林勝馬君、懲罰委員には鈴木順一君、予算委員には前之園喜一郎君を指名されたいというお申出がございました。
#4
○委員長(竹下豐次君) 只今議事部長から報告の通り許可、指名することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
  ―――――――――――――
#6
○委員長(竹下豐次君) 次に理事の補欠互選に関する件についてお諮りいたします。
#7
○参事(宮坂完孝君) 石坂豊一君の補欠といたしまして、石原幹市郎君が補欠せられました。
#8
○委員長(竹下豐次君) 只今委員部長の報告の通り選任することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
  ―――――――――――――
#10
○委員長(竹下豐次君) 次に議院運営小委員の補欠選任に関する件についてお諮りいたします。
#11
○参事(宮坂完孝君) 同様に石坂君の補欠として石原君が補欠せられました。
#12
○委員長(竹下豐次君) 只今委員部長報告の通り選任することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
  ―――――――――――――
#14
○委員長(竹下豐次君) 次に、証券取引委員会委員長及び委員任命につき同意要求に関する件、これは如何いたしましようか。
   〔「留保だ」と呼ぶ者あり〕
#15
○委員長(竹下豐次君) 留保することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
  ―――――――――――――
#17
○委員長(竹下豐次君) 次に、請願の取扱いに関する件についてお諮りいたしたいのですが、山田委員長がまだ今日見えていないそうでありますが、如何いたしますか。
   〔「留保だ」と呼ぶ者あり〕
#18
○委員長(竹下豐次君) これも留保することに御異議ございませんか。
#19
○佐々木良作君 ちよつと三十秒ばかりでありますが、請願の話が出ましたから、今ちよつと要求して置きたいと思います。請願或いは陳情が次々に受付られるので、似たような案件が一括して紹介される場合が非常に多いので、付託されて委員会で審議する場合には、僕は一括して審議するのはいいと思いますが、提出者、紹介者が全部違う場合には飽くまでもこれは一件としてずつと紹介して貰わぬと困るのであります。その点一つ事務局の方によく言つて置いて頂きたいと思います。
#20
○門屋盛一君 話が違うのですが、紹介者は同じでも提出者が違えば、やはり一件々々挙げるのが本当ではないか。僕一人の紹介で三百何件、一筆書いて外何件とされては、書かれた請願者と書かれない請願者とはどういうふうに差別を付けますか。請願文書表をやり直して貰わなければ審査できない。ああいうことを一応せめて紹介議員に聞いてやるならよいが、勝手に事務局でやるのはどうかと思うね。どうなつておるのですか。
#21
○参事(土屋政三君) 只今佐々木さんのお話でございますが、或いは最近議事日程に請願を掲載するにつきまして、号数を最初纏めて、その末尾に紹介議員の名前の纏まつたのがなくておつしやつたのではないかと思いますが、そうではありませんか。
#22
○佐々木良作君 そうではありません。一人で何十件、百数十件というのがありましたよ。それは恐らく、例えば九州なら九州の同地区から同じ趣旨であるが、請願者は全部違う。それを一括して一人の紹介議員に頼んで、それが何々外何十件というふうになつたのだと思うのですが、それなら出しても意味がなくなる。請願書はできる限りは全部一件々々挙げて貰わなければ困ると思う。
#23
○参事(土屋政三君) その問題につましては、その場合には何通というふうに通数を挙げてやるのが今までの例でありきます。外という字を使う場合は請願者の名前を何名というふうにいたしております。
#24
○佐々木良作君 請願者の名前が何名でも、請願者が一人々々名前が出ないことにはナンセンスですよ。外何名と言つたつて、これは請願としてはおのおの案件が違うのですから、一件ずつ全部挙げなければいかんと思う。
#25
○門屋盛一君 少し扱いがまずい。例えば佐世保から請願が出るとすると、市長の立場からの請願、商工会議所の立場からも出る。その他の公共団体の立場、電気の場合には電気会社の立場、同じ市から出たものが十五通あつても、皆それは請願団体が違う。代表しておる請願者の名前が違つておる。内容は殆んど同じものだ。それなら審議の上に付託審議するのは差支ないが、請願書として一件として挙げて来た。前の準拠法によつてこの請願者の名前が請願文書表、公報に出ないというのはどういうわけか。そういう扱いがあてもよいのですか。
#26
○参事(土屋政三君) その問題につきましては、同一の日に紹介議員の方が同一件名の請願書をお出しになつた場合には、一件として何通というふうに挙げております。議員の方の御希望によりまして、これは請願者の多数の意思を尊重して行かなければならん。そういうものにつきましては、私の方で適宜日を分けまして、そうしてできるだけ請願者の名前を掲載できるように取計らつておりますが、そういう御希望でございましたら、御希望に沿うように今後取扱つて行きたいと思いますが、ただ今回非常に請願者が多かつた関係もございますし、纏めて扱つた点につきましては、御了承願いたいと思うのであります。
#27
○門屋盛一君 そうすると、纏めて扱うことが当り前で、紹介議員から希望すれば特別に名前を書いてやろうというふうに聞えるが、これは事務総長どういうわけですか。
#28
○事務総長(近藤英明君) 只今の答え方がまずかつたと思いますが(「まずくない。」と呼ぶ者あり)趣意といたしましては、今の表現は適当でなかつたと存じます。と申しますのは、請願は飽くまで個々のものであるべきだと思います。建前は……尚ちよつと先程佐々木さんがおつしやつたように、一通の請願に何十名、何百名、何万名という請願者の名前を全部書き綴ることはできません。これは何それ外何名というふうにして表現されるものと存じます。併し別個の請願である限り、内容が同じでも、例えばここに郵便局を建てて呉れという請願であつても、十人からの別個の請願が出れば、飽くまで十個の請願であるということには間違いございません。たまたま便宜上同じものを、逆に御了解を得て一緒にさせて頂くということを、紹介の方の御了解を得て、百通同じものが揃つておれば便宜一緒にして、一つにして頂けないか、こういう御了解を得て合せるという建前じやないかと私は考えます。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#29
○門屋盛一君 それなら本当なんですが、その場合でも今回出ておる扱いからすると、国民が非常に関心を持つておるのに、二百人の請願者の中から一人の氏名が公報に載つている。あとの請願者の名前は、請願文書は違いますのに名前を出していないということは困る。これは取扱いをやり直して呉れなければ困る。私は紹介議員だが了解しておらぬ。
#30
○参事(河野義克君) 只今いろいろ御意見がありましたように、又総長からお答え申しましたように、請願は提出者が違うのであれば一件であるべきで、それが一人の請願として扱われるべきことはおつしやる通りであります。今までの取扱いといたしまして、例えば六三制の完全実施に関する請願というのが何万という人から、而も請願の数にしても何百何千というふうに出て参りますので、扱いといたしまして、全然内容の同じものが出て参りましたときには、六三制の完全実施に関する請願、何々からの請願、それで同じものは外何件としてやつておつて、たまたま門屋さんの言われたように、例えばある日何万通と申込んで来た場合に、その中の一人しか文書に載らないということはあり得るわけなんですが、文書表が非常に厖大になりましたりする関係で、全然それが同一に出された場合には、これは何々請願外何件との扱いになつておるのでありますけれども御趣旨をよく体しまして、違う提出者の請願につきましては、できるだけ異なる請願として扱うようにいたしたいと存じます。
#31
○佐々木良作君 そういうことになれば、それでいいのですが、重ねて注文して置きたいのですが、今の電気の問題にしても、例えば片一方では電気を分断しては困るというのです。そうすると、紹介の件数からいつても分断してはいかぬというのがこのくらいあつて、して呉れというのが、これくらいなんです。ところが小委員会で專門委員から説明されたのだけれども、大体同数ですか、こういうふうに扱われたのです。全然同数じやないのです。数から言つても同じじやないのですが、外百数十件というふうになつてしまつて、一件に扱われたのでは全然話がとんちんかんになりますから、殊にそういつた場合は気を付けて貰いたいと思います。
#32
○事務総長(近藤英明君) 只今いろいろお話がありました、請願の重要性に鑑みまして、事務局としましては、請願人の意思というものは最も尊重すべきであるという点からいたしまして、そういう点につきましては十分検討を加えたいと存じます。
#33
○岩間正男君 連関してですが、六三制の話が出たのだが、一件に何万何千とあるのですが、ああいうのは最後に会期が終つた後でも統計でも出して、例えばいろいろな件数について、そういうような表でも作るというようなことでも今やつていないのですかね。この点が非常に重要じやないかと思いますが、そういう取扱いについてはどうですか。
#34
○事務総長(近藤英明君) 何か作つているそうです。
#35
○岩間正男君 作つていますか。それならそれを作つて発表して頂きたいと思います。
   〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
#36
○委員長(竹下豐次君) それじや請願の取扱いについては、事務総長及び議事部長から説明のように取扱うことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#37
○委員長(竹下豐次君) 異議なしと認めます。
  ―――――――――――――
#38
○委員長(竹下豐次君) 次に、本会議の開会の日取りの件についてお諮りいたします。
#39
○中村正雄君 社会党の中で相談したわけでありますが、本日決めれば、やはり明後日の月曜日の本会議を開いて貰ぬわと困る。委員長の都合もあるという委員長もありまして、やはり昨日申しましたように、十二日と十四日と十七日と十九日、この四回休んで貰いたいという希望です。
#40
○門屋盛一君 民主党の方では、今の社会党の言われた十九日というのを一齣縮めて、十七日の本会議まで休んで十九日から本会議をやる。但しこれには一つの條件がある。十九日の本会議以前に、残されている重要法案であるところの電力再編成に関する法律案が出ましても、十九日の本会議があるのだつたら、十九日の本会議において提案理由の説明をして頂きたい。
#41
○小林英三君 自由党としましては、いろいろ検討して見たのですが、昨日中村君、門屋君からいろいろ取扱いに対する御意見が出たのですが、それは今直ちに本会議にかけるものはない。そこで委員会の能率を上げるために、或る程度の定例本会議を休んで、そうして委員会に集中したらどうかという御意見は一応肯けるのですが、ただ今日も衆議院の方と打合わせたのですが、例えば今日は裁判所職員の定員に関する法律の一部を改正する法律案、それから裁判所法等の一部を改正する法律案、或いは漁港法案、或いは牧野法案、それから日本政府在外事務所設置法案、或いは電気事業会社の米国対日援助見返資金等の借入金の担保に関する法律案、それから電波法案、放送法案、電波監理委員会設置法案というように、どんどん今衆議院の方の様子を聞きましても、上つて来つつある状態です。そこで本会議を中村君の説を聞きますと、十日は開くということですが、十二日、十四日、十七日、十九日の本会議を休む、門屋君の説でありますと、十日は勿論ですが、十二日、十四日、十七日の本会議の定例を休んだらどうか、こういうような御意見につきましては、私はどんどん上つて来つつある法律がありますから、先ず我々の方としては、十日は開いてそうして来週の十二日、十四日の水金、この二日はともかく本会議を休みにして、そうして委員会に全力を上げる。そのうちにどんどん廻つて参りますから、そのくらいの程度にして頂いたら、丁度工合がいいのではないか、こういうふうに考えております。
#42
○門屋盛一君 与党側としては、そういう御主張をなさるでしようけれども、昨日の常任委員長懇談会の衆議院の方から上つて来るというのは、皆予備審査にかかつているのです。こちらでも分つておつたのです。その常任委員長の審査計画を伺いましても、大体二十日頃までに上つて来るもので、急いで上げなければ国政の運用上困るというものは一つもないわけであります。それから我々が昨日の官房長官の説明を聞きますと、一番国民として困るものは平衡交付金の法案じやないか。これはすでに四月三日から予算が出ておつて、その予算によつて地方に配付しなければならん。ともかくもあらましは決めてしまう、こういうのです。併し法律が通らなければ遡つて支払いはできない。だからこういうものは、十七日までにでも来るというならば、私は待つて見ていいけれども、これはまだ未提出なんです。これが提案されたところで、地方行政或いは大蔵委員会その他の合同審査をやりまして、幾らやつてもこれは私は十七日の月曜日の本会議にはかかるようにはならないと思うのですが、そうすると、今小林議員の言われるようにして、十二日と十四日を休むと、十五日は土曜日、十六日は日曜日で、十七日の月曜日はこれだけ休みが続いたならば、実際上定足数が如何かと思われるので、この月曜日に本会議を開かなければ、次の水曜日の十九日の本会議には、委員会も委員長の報告の準備もできて、いろいろ皆準備が揃うと思うのです。だからこれは余り頑張らずに、十七日まで三回休むように民自党が讓られたらいいのではないかと思います。
#43
○佐々木鹿藏君 昨晩の懇談会が大会いいところまで行きかけたところ、今日に廻されたので、懇談会のような形に移された方が話が纒まり易いのではないかと思いますから、懇談会にして頂きたいと思います。
#44
○委員長(竹下豐次君) 懇談会に移すことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」し呼ぶ者あり〕
#45
○委員長(竹下豐次君) それでは懇談会に移すことにいたします。速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#46
○委員長(竹下豐次君) それでは速記を始めて下さい。懇談会で各委員の間で意見の御一致があつたように伺いましたのですが、十二日、十四日及び十七日の本会議を休むということに、そうして委員会に集中するということに決定することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#47
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
#48
○佐々木良作君 十七日と決まりましたから、先程門屋君が條件的みたいに言つておられましたけれども、若し休んでおる間に電力関係の二法案が出るならば、これに言うまでもなく重要法案ですから、それ以後に開かれる本会議で提案理由の説明を聞くということにして置いて貰いたいと思います。
#49
○委員長(竹下豐次君) 只今佐々木君の御発言、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#50
○委員長(竹下豐次君) 異議ないものと認めます。
  ―――――――――――――
#51
○委員長(竹下豐次君) それから先程請願の取扱いに関する件をお諮りいたしまして、留保ということになつたのでありますが、今山田議員が見えておるのでありますから、もう一遍お諮り願いますか、どうですか。その点をお諮りいたします。
#52
○事務総長(近藤英明君) 先刻の請願取扱と申しますのは、裁判に関係ある請願というので、それを処理するや否やということを前回で一応事務当局が御説明申上げ、そのときに留保になつた。そのときにも山田さんが何度かお見えになつたのですが、つい諮らずに、御説明が聞けなくて今留保になつたのです。本日も山田さんがお見えになつたのが、時間がずれた。当初お見えにならなかつたのですが、今お見えになりましたので、御説明だけ山田さんに伺うということは、この取扱いを留保にするのだということとは必ずしも何じやないかと思います。その点はお聞きになるかどうか、それは御自由でございます。
#53
○委員長(竹下豐次君) それでは説明を聞くことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#54
○委員長(竹下豐次君) それでは山田さん。
   〔「簡単に」と呼ぶ者あり〕
#55
○委員外議員(山田節男君) お許しを得まして、請願の取扱を御説明申上げます。実は先程請願課長からも御説明があつたと思いますが、この請願は要するに町議会解散に関する投票に関する請願ということになつております。町議会が今広島県選挙管理委員会、それから広島県忠海町選挙管理委員会、それから広島高等裁判所に今提訴されているのであります。それでこの提訴しておりますると同時に、町議会解散に関する提訴の費用を、町会議員個人として負担するのか、或いは町会がこれを負担するのかということは、地方自治法によつてはつきりいたしません。それで地方自治庁の解釈は、最初はこれは町会の負担にすると言つたのですが、ところが法務庁の意見調査局ですか、そこの見解では、これは町会議員個人として負担すべきもの、こういうような見解が今示されているわけであります。そういうようなことで、ここの地方行政委員会で、この問題を是非請願として御提出の上御審議願いたい、こういう実はお願いであります。請願課の方では、従来裁判係争中は請願を受理しないという慣例はないけれども、前の憲法ではそういうことになつているけれども、後の新憲法ではそれがどうも明暸でないというようことで、実は迷つておりますので、この取扱方について一つ議院運営委員会の方で御審議頂きたいと思うわけであります。よろしくお願いいたします。
  ―――――――――――――
#56
○山下義信君 次回でもようございますが、今国会が終了いたしまして、次の国会になるまで、いわゆる国会休会中に、従来もあつた休会中の会議の継続審査ができるかできないか、これをやつていいかどうかということを議運で御検討願いたい。次回でよろしうございますか、一応決定して置いて頂きたいと思います。
#57
○佐々木良作君 今の問題は、今度閉会した場合の継続審議ができるかできないかだけでなくて、その間にもいろいろな問題がありますから、包括的に研究をして、会期中に結論を出したらいいと思います。それらのものと関連して閉会中にやつても……(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#58
○鈴木清一君 山田さんの問題は解決したと思いますが、(「留保」と呼ぶ者あり)御意見ないですな。では別の問題です。私は実は今日の討議になりますか、又後になりますか、小川さんの除名につきましては、昨日の院議を以て態度が決定できたのでありますけれども、これに対しまして、どういうわけで除名したかということについては、やはり非常に国民一般に疑惑が持たれている点もあるのじやないかと思うことと、今一つは、このような小川さんの今までの宣伝方式から考えますと、むしろこれを利用して次の選挙戦に出るということも考えられるかと思うのであります。勿論それは個人の問題ですから、どういたそうと構いませんけれども、一応除名したということについて、委員長といたしまして、できれば何と申しますか、決議案と言いますか、何か意思表示を声明的なものとして出さなければ、非常に国民の中に疑惑が残るのではないかと思いまして、声明とするかどうかは別といたしまして、何らかその点について院議を出したいということ、この動議を提出するわけでございます。
#59
○委員長(竹下豐次君) 今鈴木さんが動議を提出されましたが、今日の日程に公共企業体労働関係法を載せておるのであります。これをどう取扱うかということを決めた後に御相談願つたらどうかと思います。
#60
○鈴木清一君 はい。
  ―――――――――――――
#61
○委員長(竹下豐次君) 公共企業体労働関係法はどういうことにいたしますか。研究が大分続いて相当に長引いてもおりますのですが……
   〔「留保」「休会明け」と呼ぶ者あり〕
#62
○委員長(竹下豐次君) それでは成るべく早く取扱うことに考えて頂くことにして、本日はこれで留保するということに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#63
○委員長(竹下豐次君) それじや異議なしと認めます。
  ―――――――――――――
#64
○委員長(竹下豐次君) それじや鈴木君の動議が出ましたからお諮りいたします。
#65
○佐々木良作君 鈴木君の動議には私賛成ですが、ただやり方について一番よい方法を……今決議票のお話がありましたけれども、一番よい方法を考えて貰いたいと思います。一つの案を出しますけれども、決議ということになると、ちよつと堅過ぎるし、院内で申合せるということになるますから、外向けの発表としては声明的なものがよいと思います。その場合には全部の名前を連ねるのがよいと思いますけれども、それも困難ならば、院を代表する意味で、議長声明というようなこともよいのではないかと考えます。趣旨には賛成ですが、法方は一番よい方法を考えて貰いたいということを思つておるのでございます。
#66
○鈴木清一君 皆さんの御賛成を頂いたのですが、先ず動議を取上げて頂いて、それの御賛成を得たらあとは声明にするか、決議にするか、議長発表にするかは、具体的な問題は議運にかけて頂いて決定して貰いたい。動議の件についてお諮り願いたいと思います。
#67
○門屋盛一君 私は反対であります。反対の理由は、余りにそれは小川君というものを妙な工合に扱い過ぎる、苟くもどういうことがあつたにせよ、議員として最後の除名ということが嚴粛なる本会議で決められた。それで国民の代表であるところの国会の最高の意思が表明された後において、如何なる形にしても、声明なり決議の必要は絶対ないと思います。
#68
○大野幸一君 私は社会党としてまだ相談もしてありませんし、他の会派の委員とも相談しておりませんが、又委員長にも相談したのではなく、私の見解でありますが、これはもう小川君に対して委員会において結論を出して、これは決議しておるので、これ以上何ら言うことは根拠もなければ、法的基礎もないと思います。従つて私個人としては反対であります。
#69
○鈴木清一君 私も実は今回の問題限りについてのみなら、そうした点も考えたくもなかつたのでありますけれども、あの人が今までおられました間におけるあの人の言動、行動というものについて、相当いつも話題になる程批判的のものがあつた筈であります。従つてそれが今回たまたま本人からああした行動にはつきり醜態的のものを自分みずから出したのであつて、こういう除名のことが出たと思うのです。従つて勿論ここで声明を出すなりするということは、過去のことも幾分触れてこれを出すなりしなければ、あの人の宣伝の仕方如何によりますれば、逆に国民が、こういうふうに決定されたことを理解しておるであろうというような、こつちの甘い考えだけでなくして、むしろ除名されたことを以て次の選挙戦に使つて、そうして院を誹謗するような態度というものに利用される嫌いが十分あると思います。こうしたことにわざわざ私らが何も動議を出す必要がないかも知れませんが、個人では何といたしましても、参議院という大きな立場から言へば、或いは冒涜されるような言動がなされるという心配の余り、これを提出したわけれあります。
#70
○門屋盛一君 それは恐らく常識的に考えたら相当冒讀するようなことは言うだろうと思いますが、併しすでにこの院としての体面を、院を相当冒讀したというところで除名が決定されておるのでありますので、それ以上私は声明なんかして深入りしない方がいいと思います。若しそれではつきり判断の付かない国民がおつて、再び小川君が出て来て、非常に改まつてよくなればいいし、又出て来て惡くなれば、又除名すればいいのじやありませんか、これは二回か三回引続いて除名してもいい、直さなければ……それからもう一つ、それはどうしてもそういう必要があるとすれば、院議を以て決議するということはできないし、それから公平の立場にあつて、院を代表しておる議長声明ということもいけない。若しそういうお考えであれば、労農党としての御声明を出されるか、社会党としての声明を出すか、民主党として出すか、これは各人が国民に向つて争う上において、こうこうこういうことがあつたから、前例のない除名にまでしたのであるということを、政党なり個人でやることはいいが、議長談とか、決議案というのは、どうも私は好ましくないと思います。
#71
○鈴木清一君 ただ私が申上げたいのは、小川君個人の問題のようにおとりになつておられる点があるようでありまするけれども、そうでなくて、参議院議員を少くとも除名するということについては、その人の個人的人権に対しましても相当関与した問題にもなるので、こうしたことを、個人の人権を尊重するという別な政治的な立場から、考え方から言つても、何故しなければならなかつたかというようなことを、ただ単に除名されたから、それで参議院で除名されるような人だつたからというようなことでなくして、どうしてそういう個人的な人権まで剥奪するような措置に出なければならなかつたかということの態度を、やはりはつきり出さなければいけないと、こう思うのです。
#72
○中村正雄君 いろいろ御意見もあると思いますが、この場で結論が出そうにもありませんし、動議は佐々木君が賛成されて成立しているので、この次にしたらどうですか。
#73
○委員長(竹下豐次君) それではこの次に持ち越すことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#74
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
  ―――――――――――――
#75
○佐々木良作君 外の問題についてちよつと……
#76
○委員長(竹下豐次君) お急ぎのことでしたら……
#77
○佐々木良作君 急ぎです。昨日の本会議で來馬君の討論のうちに「本いんは、本いんは」ということで、つまり院を代表するというような意味があつたようでありますが、若し速記に「本いんは、本いんは」となつておるなら、あの人の意見が全部本院の意見になるように聞えるので、これに速記録を認めた上で適当に御措置願いたいと思います。それを確めて……本議員ならいいのです。
#78
○門屋盛一君 速記を止めて下さい。
#79
○委員長(竹下豐次君) 速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#80
○委員長(竹下豐次君) 速記を始めて……
#81
○岩間正男君 佐々木委員の用語の問題と関連して、動議の場合に本員となつておりますが、あれでなければまずいのですか。私はというような書き方をしては……(「自由だ」と呼ぶ者あり)原稿などを見ると本員となつておるが、ああいう点もう少し言葉を平明にするということは必要じやないかと思いますが、どうでしよう。
#82
○事務総長(近藤英明君) その点につきましては、過去にも一遍お話がございまして、私共の方では衆議院の方もこちらも両方とも本員はという書き方をしておりました。併しそういうふうにしてはどうも堅過ぎはしないかというお話があつて、結構でございますというので、その後は原稿を書いて差上げますにも、私と書いております。
#83
○岩間正男君 昨日なんかのを見ると本員になつておる。
#84
○事務総長(近藤英明君) それは間違いだと思います。私共といたしましては、最も平易な用語を使いたいと思いますし、以前はさような言葉は極めて通俗に使われておりますが、最近は極めて稀なことになつておりますので、言葉の変遷に応じて、最近は私といたしております。
#85
○委員長(竹下豐次君) それではこれで散会いたします。
   午後零時九分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     竹下 豐次君
   理事
           石原幹市郎君
           大島 定吉君
           大隈 信幸君
   委員
           大野 幸一君
           中村 正雄君
           山下 義信君
           小林 英三君
           佐々木鹿藏君
           城  義臣君
           門屋 盛一君
           中井 光次君
           油井賢太郎君
           宇都宮 登君
           小宮山常吉君
           岩間 正男君
           佐々木良作君
           鈴木 清一君
  委員外議員
   労働委員長   山田 節男君
  ―――――――――――――
   副議長     松嶋 喜作君
  ―――――――――――――
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (事務次長)  芥川  治君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
   参     事
   (請願課長)  土屋 政三君
ソース: 国立国会図書館
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