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1949/04/29 第7回国会 参議院 参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第64号
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1949/04/29 第7回国会 参議院

参議院会議録情報 第007回国会 議院運営委員会 第64号

#1
第007回国会 議院運営委員会 第64号
昭和二十五年四月二十九日(土曜日)
   午前十時四分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○委員の辞任及び補欠選任の件
○庶務関係小委員の辞任及び補欠選任
 の件
○社会福祉主事の設置に関する法律案
 の委員会審査省略要求の件
○失業対策確立に関する決議案の委員
 会審査省略要求の件
○議案の付託に関する件
○憲法施行記念式典における議長の式
 辞案に関する件
○裁判官彈劾法の一部を改正する法律
 案(衆議院送付)
  ―――――――――――――
#2
○委員長(竹下豐次君) 議院運営委員会を開会いたします。先ず委員の変更の件についてお諮りいたします。
#3
○参事(河野義克君) 自由党から運輸委員の中山壽彦君、建設委員の植竹春彦君、厚生委員の今泉政喜君がそれぞれ辞任されまして、後任として運輸委員に植竹春彦君、建設委員に今泉政喜君、厚生委員に中山壽彦君をそれぞれ推薦されて参つております。
#4
○委員長(竹下豐次君) 議事部長から報告の通り承認することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(竹下豐次君) 御異議なしと認めます。
  ―――――――――――――
#6
○委員長(竹下豐次君) 庶務関係小委員の辞任及び補欠に関する件についてお諮りいたします。
#7
○参事(宮坂完孝君) 山下義信君が辞任され、その代りに中村正川君を庶務関係小委員に指名されたいというお申出ででございます。
#8
○委員長(竹下豐次君) 承認することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
#10
○委員長(竹下豐次君) 次に委員会審査省略要求に関する件についてお諮りいたします。
#11
○事務総長(近藤英明君) これは先刻の運営小委員会でちよつと申上げました件でございますが、山下義信君外六名から社会福祉主事の設置に関する法律案なるものが提出に相成つております。これは委員会の審査を省略して頂きたい、かようなお申出ででございます。
#12
○委員長(竹下豐次君) 御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(竹下豐次君) 御異議なしと認めます。ちよつと速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#14
○委員長(竹下豐次君) 速記を始めて下さい。
#15
○参事(河野義克君) 民主党から地方行政委員の竹中七郎君、文部委員の木内キヤウ君が辞任され、後任に地方行政委員に木内キヤウ君、文部委員に竹中七郎君を指名されたいという申出ででございます。
#16
○委員長(竹下豐次君) 議事部長の報告通り変更の件を承認することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
  ―――――――――――――
#18
○委員長(竹下豐次君) それから尚本日私の方の予定としましては、裁判官彈劾法の一部を改正する法律案、それから継続審査要求に関する件、継続調査に関する件、憲法公布記念日の議長の式辞に関する件、これだけお諮りしなければならんことになつておりますが、暫く休憩いたしたいと思います。
   午前十時九分休憩
   ―――――・―――――
   午前十一時十八分開会
#19
○委員長(竹下豐次君) それじや再開いたします。決議案の問題についてお諮りいたします。
#20
○参事(佐藤吉弘君) 失業対策確立に関する決議案が村尾重雄君外四十一名から発議になりまして、これは失業者が増加しつつあるからその事態を認識して確固たる失業対策を確立せよという決議案でありますが、これにつきまして委員会の審査を省略せられたい旨の要求書が提出されております。
#21
○委員長(竹下豐次君) 只今の御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#22
○委員長(竹下豐次君) それでは異議なしと認めます。
  ―――――――――――――
#23
○委員長(竹下豐次君) 次に議案の付託に関しましてお諮りいたします。
#24
○参事(佐藤吉弘君) 本件は国土総合開発法案という法案が内閣から提出されまして、その内容は国土の自然的條件を考慮して経済、社会、文化等に関する施設の総合的見地から国土を総合的に開発し、及び保全し、並びに産業立地の適正化を図り、併せて社会福祉の向上に資する目的を以ちまして、国土総合開発審議会というものを内閣総理大臣に勧告する機関として置きまして、総合開発計画を立てこれを実行しようという法律でありますが、この法律案は、前の北海道開発法案が内閣委員会に付託になりました関係から申しますと、国土開発審議会の内容がその大きな部分を占めておりますので、その組織の決定という関係から、内閣委員会ということが一応考えられるわけでありまして、一方におきましては、この国土の総合開発という目的からいいまして、建設委員会がその所管かと思われるわけであります。両委員会にまたがつておりますので委員長の間で結論を得ませんので、適当にここでお決め願いたいと思います。
#25
○門屋盛一君 やはり内閣の方が至当ではないかと思いますが、その理由は、この国土開発のことについて、建設省の関係のものが主であつた場合には建設委員会ですけれども、この場合は国土開発審議会を置くということに重きを置かれておるので、国の制度の問題ですから、やはり内閣委員会が主であつて、建設委員会なり他の委員会が従であるというのが本筋ではないかと思います。
#26
○委員長(竹下豐次君) 門屋君の御発言がありましたが、他に御発言ございませんか。……それでは内閣委員会に付託して、必要なときに関係のある他の委員会と合同審査して貰うということに決定して御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#27
○委員長(竹下豐次君) それでは御異議ないと認めます。
#28
○参事(佐藤吉弘君) もう一件お諮りしたいのですが、政府に対する不正手段による支払請求の防止等に関する法律を廃止する法律案、内閣から提出されたのでありますが、廃止前の法律はこれは元大蔵委員会において審議された法律であります。但し今度の法律案は、廃止に伴いまして、連合軍のために労務に服する労務者及び公共事業費を以て経費の全額又は一部を支弁する事業の労務に服する労務者の賃金の支払に関する規定、それからそれに関連する範囲内における一般職種別賃金の告示に関する規定、その二つを全般的な国等を相手方とする契約における労働條件に関する法律が制定施行されるまで、その効力を延長しようという暫定的な計画措置がついておるわけです。元来はこの廃止する法律は、廃止だけを規定いたしまして、一方において全般的な一般職種別賃金というものを規定する法律ができる筈でありましたのが、それが間に合いませんために、こういう暫定的な措置がされたわけでありまして、そのために立案されたのは労働省でありまして、この法律を初め審議されたところが大蔵委員会であつたという点、及びそれを廃止するための措置としては、今その條文をただ延長するという点だけであるから、大蔵委員会の所管かと思われますが、ただその内容が労働の基準賃金という関係でありますので、両委員長共自分の委員会の方が主であるというふうにおつしやつておられますので、お決め願いたいと思います。
#29
○中村正雄君 法の形式から言つたら、大蔵委員会だろうと思いますが、内容は労働関係が殆んど全部でありますので、労働省が立案しておる関係から労働委員会に付託いたして、必要があれば大蔵委員会と合同審査をするということが妥当じやないかと思います。
#30
○委員長(竹下豐次君) 中村君から御発言がございましたが如何取計らいますか。
#31
○門屋盛一君 どちらでもいいのですか、本当の問題は、労働省の方でこれに対する職種別賃金というものを作らなければならんことになつておるので、内容から言えば、労働委員会の方で、百七十号と思うのですが、百七十一号は実際使つておるのは大蔵省が使つておるのです。この法律を廃止するという建前から言えば大蔵委員会、それから全部廃止するのじやない、法律の中のこれこれの部分を残しておくということになるのだから、合同審査をしなければならん、どちらでもいいんじやないかと思いますが、外に御意見が出なかつたら労働委員会でいいんじやありませんが。
#32
○委員長(竹下豐次君) 労働委員会に付託することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#33
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。そうして合同審査をして頂くことにお願いいたします。
#34
○委員長(竹下豐次君) 憲法公布記念日の議長の式辞の案をお手許に配りましたが、それについて御意見を承わりたいと思います。お手許に配付いたしました案で御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#35
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
#36
○委員長(竹下豐次君) 次に裁判官彈劾法の一部を改正する法律案についてお諮りいたします。これは予備審査であります。提案者がお見えになつておりますから御説明を承わることにいたします。
#37
○衆議院議員(古島義英君) この改正案を出しましたのは、緊急止むを得ない点もありまして出したのでありますが、逐條的に申上げますと、第三條につきましては、訴追委員会は誰を訴追するか分らないというような機関であつてはならないのでありまして、一方に人事官の訴追というのがありますので、それを混同する虞れがありますから、ここに特に裁判官の訴追委員会ということにしたいというのが第三條の改正であります。
 第五條の一項につきましては、第三條を改正します結果、同様の訴追委員でありますから名稱を改正したいという意味合であります。同條の第五項につきましては、訴追委員及びその予備員は国会で選挙する関係上、欠員が生じますると閉会中はこれを補充することができないということになります。而も辞職については訴追委員会は別に干与いたさんのでありますから、これでは訴追委員会の活動、殊に閉会中における活動を制肘されるという心配がありますので、委員長は委員の変動を事前に知るという必要がありますので、かように改正いたしたいのであります。それから同條の九項がありますが、八項の次に一項を加えるという九項でありますが、国会議員の歳費及び旅費手当等に関する法律第九條の二にかようなことがありますので、各議院の役員及び特別委員長は国会開会中に限り、予算の範囲内で日額二百円までの議会雑費を受けることになつている。こういう関係から、訴追委員会の委員長も、その職務の重要性から考えまして、特別委員長に準じて職務雑費を定めることが妥当であると信じますので、その雑費は既得の予算の経費の中から賄い得るのでありますので、別段に予算的措置を講じないでも済むのでありますから、かように改正いたしたいと思うのであります。
 第七條の七項でありますが、委員長は事務局事務の複雑化に伴いまして、各職員の担当事務及び職費を明確にいたしまして局務の運行を円滑にするために分課を定める必要があると思いますので、これを規定いたしたいと思うのであります、殊に課以上のものを設けるのは法律的の根拠がないとできませんので、裁判官の訴追委員長にはこれができるというようなことにいたしたいという希望であります。
 それから十一條の二第三項についてでありますが、訴追委員会が調査のために訴追委員を派遣したときは旅費をやらねばならんのでありますので、その旅費の支給をいたしたいという希望からかような改正案を出したのであります。
 十六條の第六項及び十項についてでありますが、裁判員及びその予備員の辞職及び裁判長の職務雑費につきましては、裁判官訴追委員会における第五條第五項及び九項の説明中に述べたと同様の趣旨において裁判員の方もこういうふうに改正いたしたいと思います。
 それから十八條の二項でありますが、彈劾裁判所は国会中に設けられた独立の機関でありますので、一般庶務及び会計事務の外裁判官彈劾法、刑事訴訟法及び彈劾裁判所規則の定めるところによりまして公判立会、調書の作製等の事務があるのであります。その事務は新刑事訴訟法の事務に伴いまして一段と複雑化したのであります。又その事務につきましては参事又は主事の法的資格を必要とするのでありまして、而も一事件の審理につきましては少くとも十回以上も開延し、数十名の証人を喚問するようなこともあります。こういう関係からやはり増員の必要がありまするので、是非これを増員にいたしたいという希望がありますので、この法律を提出いたしたのであります。それから同條の八項でありますが、事務の系統を明らかにいたしまして職責の帰属を定めておく必要があると思いますので、訴追委員会第七條の第七項の改正と同様の趣旨においてこれを改正いたしたいのであります。
 二十九條の二第三項でありますが、彈劾裁判所が審理裁判するため裁判員を派遣したときは、やはり旅費を出さねばなりませんので、こういうふうな規定を必要といたしたのであります。
 三十條につきましては、事務局長は参事たる資格がありまする者がこの事務に従事することが妥当でありますので、第三十條の改正をいたしたい。
 四十四條一項及び二項は、時代の変遷によりまして三千円の罰金というのでは一向に罰金の意味合がありませんから、これを増額して一万円くらいにいたしたいという、現在の経済事情に照しての罰金刑の値上であります。かような状態でありますから、どうか御審議を願いたいと思います。
#38
○委員長(竹下豐次君) 国家公務員の職階制に関する法律案の採決までに、もう七、八分きり時間がないそうであります。御質問もあるかと思いますけれども、質問される余裕もなかろうかと思いますので、御説明だけに止めておいて、必要があつたら後で御質問願いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#39
○委員長(竹下豐次君) 速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#40
○委員長(竹下豐次君) 速記を始めて下さい。それじや本日はこれで散会いたします。
   午前十一時三十七分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     竹下 豐次君
   理事
           石原幹市郎君
           黒川 武雄君
           大隈 信幸君
           鈴木 直人君
   委員
           中村 正雄君
           山下 義信君
           佐々木鹿藏君
           門屋 盛一君
           宇都宮 登君
           加賀  操君
           高田  寛君
           兼岩 傳一君
  ―――――――――――――
   副議長     松嶋 喜作君
  ―――――――――――――
  衆議院議員    古島 義英君
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (事務次長)  芥川  治君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
   参     事
   (議案課長)  佐藤 吉弘君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
ソース: 国立国会図書館
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