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1976/05/02 第80回国会 参議院 参議院会議録情報 第080回国会 本会議 第11号
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1976/05/02 第80回国会 参議院

参議院会議録情報 第080回国会 本会議 第11号

#1
第080回国会 本会議 第11号
昭和五十二年五月二日(月曜日)
   午後三時八分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第十一号
  昭和五十二年五月二日
   午後三時開議
 第一 銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正す
  る法律案(内閣提出)
 第二 小規模企業共済法の一部を改正する法律
  案(内閣提出、衆議院送付)
 第三 昭和五十一年分所得税の特別減税のため
  の臨時措置法案(衆議院提出)
 第四 昭和五十一年分所得税の特別減税の実施
  のための財政処理の特別措置に関する法律案
  (内閣提出、衆議院送付)
 第五 皇室経済法施行法の一部を改正する法律
  案(内閣提出、衆議院送付)
 第六 沖繩の復帰に伴う特別措置に関する法律
  の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院
  送付)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、日程第一より第六まで
 一、領海法案(内閣提出、衆議院送付)
 一、漁業水域に関する暫定措置法案(内閣提
  出、衆議院送付)
     ―――――・―――――
#3
○議長(河野謙三君) これより会議を開きます。
 日程第一 銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案(内閣提出)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。地方行政委員長高橋邦雄君。
   〔高橋邦雄君登壇、拍手〕
#4
○高橋邦雄君 ただいま議題となりました銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案について、地方行政委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。
 本法律案は、最近における暴力団による拳銃等の不法所持、拳銃使用犯罪が多発する傾向にあり、いわゆるモデルガンを改造する事犯が増加していることに対処するため、所要の改正を行おうとするものであります。その内容を申し上げますと、まず第一は、金属でつくられ、拳銃、小銃、機関銃、または猟銃に類似する形態と撃発装置に相当する装置を有するいわゆるモデルガンと言われるもので、銃砲に改造することが著しく困難なものとして総理府令で定めるもの以外のものを模擬銃器とし、それらを輸出のための製造または輸出を業とする者が業務上所持する場合を除き、販売目的で所持してはならないものとすること。第二は、拳銃等の密輸入、密製造または不法に所持した者等に対する法定刑の引き上げ、密製造に係る営利製造罪と未遂罪の新設等、罰則の強化を図ることであります。
 委員会におきましては、参考人の意見聴取を行う等、慎重審査を行い、モデルガンの製造、保有の実態、安全性確保のための業者の自主規制の実情、総理府令の内容等、多岐にわたって質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知を願います。
 質疑を終了いたしましたところ、日本社会党を代表して、野口委員から、総理府令を定めるに当たっては、模擬銃器審議会を設け、その意見を聞かなければならないこととする修正案が提出されました。
 次いで討論に入り、日本社会党を代表して小山委員、日本共産党を代表して神谷委員から、修正案に賛成、原案に反対、自由民主党を代表して安孫子委員から、原案に賛成、修正案に反対の意見が述べられ、採決の結果、修正案は賛成少数をもって否決、原案は賛成多数をもって可決され、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本案に対しては、総理府令を定めるに当たっての慎重な配慮、暴力団犯罪の取り締まりの徹底等、三項目の附帯決議を行っております。
 以上御報告いたします。(拍手)
#5
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#6
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#7
○議長(河野謙三君) 日程第二 小規模企業共済法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。商工委員長加藤武徳君。
   〔加藤武徳君登壇、拍手〕
#8
○加藤武徳君 ただいま議題となりました小規模企業共済法の一部を改正する法律案につきまして、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、小規模企業者の福祉の増進を図るため、経済事情の変化に対応して、小規模企業共済契約の掛金限度を月額一万円から三万円に改定するとともに、老齢給付の受給資格を加入期間二十年から十五年に緩和する等の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、法律改正の背景、共済金の給付内容の改善及び加入者に対する還元融資制度の拡充等、本共済制度をめぐる各般の問題について質疑が行われましたが、その詳細は会議録に譲ります。
 質疑を終わり、討論なく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対しまして、竹田現照理事から、共済制度への加入促進対策、国の助成措置の強化の検討等を内容とする各会派共同提案による附帯決議案が提出され、全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。
 以上御報告を申し上げます。(拍手)
#9
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#10
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。
     ―――――・―――――
#11
○議長(河野謙三君) 日程第三 昭和五十一年分所得税の特別減税のための臨時措置法案(衆議院提出)
 日程第四 昭和五十一年分所得税の特別減税の実施のための財政処理の特別措置に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。大蔵委員長安田隆明君。
   〔安田隆明君登壇、拍手〕
#12
○安田隆明君 ただいま議題となりました両案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 まず、昭和五十一年分所得税の特別減税のための臨時措置法案は衆議院大蔵委員長提出によるものでありまして、最近における社会・経済情勢に顧み、中小所得者の所得税負担を軽減する等のため、一年限りの特例措置として、昭和五十一年分の所得税を減額し、これを昭和五十二年において還付する措置を講じようとするもので、これによる減税額は約三千億円と見込まれております。
 次に、昭和五十一年分所得税の特別減税の実施のための財政処理の特別措置に関する法律案は、特別減税の実施による租税収入の減少を補うため、昭和五十一年度の一般会計歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例を定めるとともに、なお不足する財源を確保するために必要な金額を限り、同年度の特例公債の発行残額の範囲内で、特例公債を発行できる等の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、両案を一括して質疑を行いましたが、その詳細は会議録に譲ります。
 質疑を終了し、討論なく、両案を順次採決の結果、昭和五十一年分所得税の特別減税のための臨時措置法案は全会一致、また、昭和五十一年分所得税の特別減税の実施のための財政処理の特別措置に関する法律案は、可否同数となりましたので、委員長これを決し、両案はいずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#13
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 まず、昭和五十一年分所得税の特別減税のための臨時措置法案の採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#14
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。
     ―――――・―――――
#15
○議長(河野謙三君) 次に、昭和五十一年分所得税の特別減税の実施のための財政処理の特別措置に関する法律案の採決をいたします。
 表決は記名投票をもって行います。本案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票願います。
 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。
   〔議場閉鎖〕
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
#16
○議長(河野謙三君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れはないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
#17
○議長(河野謙三君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。
   〔議場開鎖〕
   〔参事投票を計算〕
#18
○議長(河野謙三君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数        百八十三票
  白色票          九十七票
  青色票          八十六票
 よって、本案は可決されました。(拍手)
     ―――――・―――――
  〔参照〕
 賛成者(白色票)氏名      九十七名
      安孫子藤吉君    青井 政美君
      青木 一男君    井上 吉夫君
      岩動 道行君    石破 二朗君
      糸山英太郎君    稲嶺 一郎君
      上田  稔君    上原 正吉君
      江藤  智君    遠藤  要君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      大島 友治君    大鷹 淑子君
      大谷藤之助君    岡田  広君
      岡本  悟君    長田 裕二君
      加藤 武徳君    鹿島 俊雄君
      片山 正英君    上條 勝久君
      亀井 久興君    木内 四郎君
      木村 睦男君    久次米健太郎君
      熊谷太三郎君    黒住 忠行君
      剱木 亨弘君    源田  実君
      小林 国司君    後藤 正夫君
      郡  祐一君    佐多 宗二君
      佐藤 信二君    斎藤栄三郎君
      斎藤 十朗君    坂野 重信君
      坂元 親男君    迫水 久常君
      山東 昭子君    嶋崎  均君
      新谷寅三郎君    菅野 儀作君
      鈴木 省吾君    世耕 政隆君
      園田 清充君    高橋 邦雄君
      高橋 誉冨君    高橋雄之助君
      橘直  治君    棚辺 四郎君
      土屋 義彦君    寺本 廣作君
      戸塚 進也君    内藤誉三郎君
      中西 一郎君    中村 太郎君
      中村 禎二君    中村 登美君
      中山 太郎君    永野 嚴雄君
      夏目 忠雄君    鍋島 直紹君
      西村 尚治君    橋本 繁蔵君
      秦野  章君    初村滝一郎君
      鳩山威一郎君    林田悠紀夫君
      原 文兵衛君    平井 卓志君
      福井  勇君    福岡日出麿君
      藤井 丙午君    藤川 一秋君
      藤田 正明君    二木 謙吾君
      細川 護煕君    堀内 俊夫君
      前田佳都男君    増田  盛君
      増原 恵吉君    町村 金五君
      丸茂 重貞君    宮崎 正雄君
      宮田  輝君    望月 邦夫君
      安井  謙君    安田 隆明君
      山崎 竜男君    山本茂一郎君
      山内 一郎君    吉田  実君
      吉武 恵市君
    ―――――――――――――
 反対者(青色票)氏名      八十六名
      阿具根 登君    青木 薪次君
      赤桐  操君    案納  勝君
      上田  哲君    粕谷 照美君
      片岡 勝治君    片山 甚市君
      久保  亘君    栗原 俊夫君
      小柳  勇君    小山 一平君
      志苫  裕君    杉山善太郎君
      瀬谷 英行君    竹田 現照君
      竹田 四郎君    対馬 孝且君
      鶴園 哲夫君    寺田 熊雄君
      野田  哲君    秦   豊君
      浜本 万三君    福間 知之君
      村田 秀三君    目黒今朝次郎君
      森  勝治君    森下 昭司君
      矢田部 理君    安永 英雄君
      吉田忠三郎君    和田 静夫君
      阿部 憲一君    相沢 武彦君
      内田 善利君    太田 淳夫君
      柏原 ヤス君    上林繁次郎君
      黒柳  明君    桑名 義治君
      小平 芳平君    塩出 啓典君
      白木義一郎君    鈴木 一弘君
      田代富士男君    多田 省吾君
      中尾 辰義君    二宮 文造君
      藤原 房雄君    三木 忠雄君
      峯山 昭範君    矢追 秀彦君
      矢原 秀男君    岩間 正男君
      上田耕一郎君    小笠原貞子君
      加藤  進君    神谷信之助君
      河田 賢治君    沓脱タケ子君
      小巻 敏雄君    近藤 忠孝君
      須藤 五郎君    立木  洋君
      塚田 大願君    内藤  功君
      橋本  敦君    星野  力君
      安武 洋子君    山中 郁子君
      渡辺  武君    柄谷 道一君
      木島 則夫君    栗林 卓司君
      三治 重信君    田渕 哲也君
      中村 利次君    藤井 恒男君
      向井 長年君    和田 春生君
      青島 幸男君    市川 房枝君
      喜屋武眞榮君    下村  泰君
      野末 陳平君    松岡 克由君
     ─────・─────
#19
○議長(河野謙三君) 日程第五 皇室経済法施行法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。内閣委員長増原恵吉君。
   〔増原恵吉君登壇、拍手〕
#20
○増原恵吉君 ただいま議題となりました皇室経済法施行法の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。
 本法案は、最近における経済情勢にかんがみ、内廷費の定額一億六千七百万円を一億九千万円に、皇族費算出の基礎となる定額千五百三十万円を千七百六十万円に、それぞれ改定しようとするものであります。
 なお、本法案は衆議院において施行期日について所要の修正が行われております。
 委員会におきましては、内廷費、皇族費の改定根拠、皇室に対する警備のあり方、皇族が営利団体に関係することの是非、陵墓に関する諸問題、憲法記念日式典開催に対する政府の見解、元号問題等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録に譲りたいと存じます。
 質疑を終わり、別に討論もなく、採決の結果、本法案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#21
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#22
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#23
○議長(河野謙三君) 日程第六 沖繩の復帰に伴う特別措置に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。沖繩及び北方問題に関する特別委員長稲嶺一郎君。
   〔稲嶺一郎君登壇、拍手〕
#24
○稲嶺一郎君 ただいま議題となりました沖繩の復帰に伴う特別措置に関する法律の一部を改正する法律案について、沖繩及び北方問題に関する特別委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。
 本法律案は、沖繩県の復帰後における社会経済情勢の変化等にかんがみ、復帰に伴う内国消費税及び関税に係る特例の期限の延長等を行おうとするもので、その主な内容を申し上げますと、まず、内国消費税の特例については、沖繩県産酒類に対する酒税の軽減措置、揮発油税及び地方道路税の軽減措置並びに料飲店用輸入ウイスキー類に対する酒税の軽減措置の期限を五年延長するとともに、砂糖消費税の免除措置及び沖繩県産品に対する物品税の免除措置を免除または軽減措置に改めた上、その期限を五年延長しようとするものであります。
 次に、関税に係る特例については、特定の製造用原料品及び消費生活物資にかかわる減免措置の期限を五年以内において所要の延長等を行うとともに、発電用の燃料油にかかわる免除措置及びいわゆる観光戻し税の制度について、その適用期限を五年延長しようとするものであります。
 委員会におきましては、復帰特別措置の効果、振興開発計画の進め方等、多岐にわたる熱心な質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑終局の後、討論なく、採決の結果、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本案に対しては、復帰特別措置法の延長に伴う今後の処置、沖縄の特性に適した各産業の振興及び県民生活の安定向上、沖縄における消費者米麦価格の特例等について遺憾なき措置等、適切な施策を求める六項目の附帯決議を行っております。
 以上御報告いたします。(拍手)
#25
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#26
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。
     ―――――・―――――
#27
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、
 領海法案
 漁業水域に関する暫定措置法案
  (いずれも内閣提出、衆議院送付)
 以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#28
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
 まず、委員長の報告を求めます。農林水産委員長橘直治君。
   〔橘直治君登壇、拍手〕
#29
○橘直治君 御報告いたします。
 まず、領海法案は、近年、わが国近海における外国大型漁船の操業により、わが国の沿岸漁業に被害が頻発し、操業も制約されるなど、重大な影響が出ている実情と、第三次国連海洋法会議の動向等を踏まえて、わが国の領海を、海岸の低潮線を基本とする基線からその外側十二海里の線までの海域に拡張するとともに、宗谷海峡、津軽海峡、対馬海峡東水道、対馬海峡西水道及び大隅海峡並びにこれらの海域に隣接する一定の海域に係る領海については、当分の間、基線からその外側三海里の線及びこれと接続して引かれる線までの海域とすること等を定めようとするものであります。
 なお、衆議院において、中間線に関する規定を設け、施行の期限を一ヵ月短縮する修正が行われております。
 次に、漁業水域法案は、国際的な二百海里時代の急速な到来に対処するとともに、最近における日ソ漁業交渉の進展等を踏まえ、第三次国連海洋法会議の結論が出るまでの間、暫定的に、わが国の領海の基線から二百海里までの海域のうち領海を除いた海域を漁業水域とし、この海域においては、わが国が漁業及び水産動植物の採捕に関する管轄権を行使することとし、外国人が行う漁業等を規制することとする等の措置を講じようとするものであります。
 なお、国際情勢の変化に対応し得るよう、政令で定める海域を漁業水域から除外し、また、政令で指定する外国人及び海域にはこの法律案に定める規制措置の全部または一部を適用しないことができることとしております。
 本案についても、衆議院において、施行の期限を一ヵ月短縮する修正が行われております。
 本委員会におきましては、両案を一括して審査するとともに、委員派遣を行い、参考人の意見を徴し、さらに運輸、外務、内閣の各委員会とそれぞれ連合審査会を開きました。
 また、本日特に福田総理の出席を求めて質疑を行いました。
 問題になりました主な事項は、日ソ漁業交渉に臨む政府の方針と二法案の意義、減船等に伴う救済対策、漁業水域を政令で削減し、規制しない外国人や海域を政令で定められることにした理由、五海峡の領海幅を現状に凍結する理由、二百海里時代に対応する水産業政策のあり方、海上保安体制の整備方針等であります。
 質疑を終局しましたところ、領海法案に対し、鶴園委員から、日本社会党、公明党、日本共産党及び第二院クラブ共同の修正案が、また、民社党和田委員から修正案が提案され、別に討論なく、領海法案について採決の結果、二つの修正案は賛成少数をもって否決、本案は全会一致をもって衆議院送付案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 続いて、漁業水域法案に対し、日本共産党小笠原委員から修正案が提案され、別に討論なく、漁業水域法案について採決の結果、修正案は賛成少数をもって否決、本案は全会一致をもって衆議院送付案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#30
○議長(河野謙三君) これより両案を一括して採決いたします。
 両案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#31
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、両案は全会一致をもって可決されました。(拍手)
 本日は、これにて散会いたします。
   午後三時四十三分散会
ソース: 国立国会図書館
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