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1976/05/26 第80回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第080回国会 災害対策特別委員会 第8号
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1976/05/26 第80回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第080回国会 災害対策特別委員会 第8号

#1
第080回国会 災害対策特別委員会 第8号
昭和五十二年五月二十六日(木曜日)
    午前十時三十四分開議
 出席委員
   委員長 湯山  勇君
   理事 天野 光晴君 理事 有馬 元治君
   理事 今井  勇君 理事 兒玉 末男君
   理事 柴田 健治君 理事 広沢 直樹君
   理事 渡辺  朗君
      小島 静馬君    谷川 寛三君
      津島 雄二君    中島  衛君
      西田  司君    村上 茂利君
      森   清君    渡部 恒三君
      伊賀 定盛君    川俣健二郎君
      瀬野栄次郎君   平石磨作太郎君
      古川 雅司君    津川 武一君
      山原健二郎君    永原  稔君
 出席政府委員
        国土庁長官官房
        審議官     四柳  修君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 閉会中審査に関する件
 災害対策に関する件(震災対策に関する問題)
 請 願
  一 宮城県の冷害対策に関する請願外七件(
    西宮弘君紹介)(第二三号)
  二 冷害防止対策の確立に関する請願(椎名
    悦三郎君紹介)(第三三八号)
  三 青森県の冷・風害による被害農家救済等
    に関する請願(津川武一君紹介)(第九
    二四号)
  四 同(津川武一君紹介)(第九七九号)
  五 同(津川武一君紹介)(第一〇三三号)
  六 雪害に対する特別措置に関する請願(津
    島雄二君紹介)(第一三四二号)
  七 同(古寺宏君紹介)(第一三四三号)
  八 同(竹内黎一君紹介)(第一四二五号)
  九 同(熊谷義雄君紹介)(第一五六三号)
 一〇 国庫補助除雪事業の採択基準拡大に関す
    る請願(平林剛君紹介)(第一八〇五
    号)
 一一 豪雪に対する国の特別措置に関する請願
    (津川武一君紹介)(第一八六五号)
 一二 除雪等に対する特別措置に関する請願(
    津川武一君紹介)(第一九三七号)
 一三 冷害対策の確立に関する請願(椎名悦三
    郎君紹介)(第二八五九号)
     ――――◇―――――
#2
○湯山委員長 これより会議を開きます。
 災害対策に関する件、特に震災対策について調査を進めます。
 昨年十月、本院において震災対策に関し決議いたしましたが、この際、対策の現状について政府から説明を聴取いたします。国土庁四柳審議官。
#3
○四柳政府委員 震災対策の現状につきまして御報告申し上げます。
 政府は、四十六年の中央防災会議の決定によりまして、大都市震災対策推進要綱というものを設けておりますが、この要綱に基づきまして、現在まで一応震災対策を進めてまいりました。しかし、御承知のとおり、震災対策の内容は非常に広範多岐でございまして、多くの行政分野に関係ございます。具体的な措置の検討につきまして、防災会議の事務局に、関係十八省庁で大都市震災対策連絡会議というものを設けまして、事務的な検討を進めてまいりました。
 具体化を必要とします措置が数多くございますが、その中で、現在、震災応急対策の実施に欠くことのできない緊急災害事態が生じた場合の対策本部の設置運営要領、あるいは震災時の情報の収集伝達、広報の実施等々、防災体制の整備につきましてはとりわけ緊急を要する問題でございます。その具体案の策定を急ぎまして、現在のところ、事務当局の案の取りまとめをほぼ終わっておる状況でございまして、近い将来、防災会議におきまして本部決定という形に持っていきたいと思っております。
 これら震災発生時におきます被害軽減あるいは応急対策の問題とは別に、ご案内のように、最近、東海地域におきまして大地震発生の可能性が指摘されております。これに伴いまして、新たな対応措置が必要になってまいりました。
 このため、政府といたしましても、同地域に各種の観測を集中強化しまして、二十四時間の常時監視体制を行い、大地震発生の可能性を緊急に判定いたします組織としまして、東海地域判定会というものを設けました。なお、当面の課題としましては、この判定会から出されました予知の情報に対応しました防災措置を講ずることが必要でございますので、現在、関係省庁あるいは地元の地方公共団体等と、予知情報が、いつ、どこで、どの程度のものがあるか、あるいはその内容が確実かどうかといった点、内容が非常に不明確な点がございますけれども、そういったことも踏まえながら、それぞれの段階に対応しました防災措置の対応策というものの検討を急いでいる段階でございます。
 なお、現在の段階では、このような予知情報が出されますと、この予知情報に対応しまして、防災側の伝達ルートが一応整備されておりますけれども、これに応じましてどのような措置を講ずべきか、社会的にも経済的にも与える影響が非常に大きいものがございますので、今後一層詳しい調査検討をあわせて行ってまいりたいと考えております。
 震災対策につきましては、昨年、本院におきましてその強化のための御決議をいただき、本年度から震災対策のためにも私どもの方も組織の充実強化を見たところでございますけれども、先ほど申し上げました新しい問題も含めまして、今後とも総合的な防災対策を積極的に進めてまいる覚悟でございますので、よろしくお願い申し上げます。
 なお、この際、先般のルーマニア地震に関する調査結果につきまして簡単に、途中でございますけれども、御報告申し上げたいと思います。
 政府は、去る三月四日に発生いたしましたルーマニア地震に関しまして、ルーマニア政府から要請のございました一、地震の解析及び測地学的研究方法の指導、助言、二、被災建築物の調査及び補強方法等の技術的な指導、三、土木施設の耐震構造の調査、助言、この三項目につきまして技術的な指導を行うために、四月八日から二十八日までの間、この方面の専門家を現地に派遣いたしました。
 派遣されました専門家グループは、現在その調査結果を取りまとめておりますけれども、途中私どもが伺いましたことを総合いたしますと、今回のルーマニアの地震につきましては、一つは、震源地から遠く離れた都市等で比較的大きな災害が発生しております。震央ではそれほど大きな事故はございません。
 二番目に、地震によります被害の大部分が、建築物の倒壊等によるものでございます。
 三番目に、被害の大きかった地点のほとんどが、どちらかと申しますと、地盤の不安定な河川沿いの地域だそうでございます。
 四番目に、地割れ等の地盤の被害は比較的なかったというようなことを伺っております。
 また、ルーマニアの政府が公式に発表いたしました一般的被害につきましては、死者が千五百七十人、負傷者が約一万一千人、この大部分が首都ブカレストでございます。住宅被害が約三万三千戸、家を失った者が三万五千世帯、企業の被害が約七百棟、被害総額、邦貨に換算いたしまして約二千五百億円となっておりますけれども、地震発生後にルーマニア政府も中央に災害対策本部を設けまして、官民一体の救援活動を迅速に実施するとともに、破壊されました建築物の補強等の応急復旧が行われたそうでございますが、なお一部地震が続いているそうでございます。
 このルーマニア調査団の調査結果につきましては、国際協力事業団におきましてこの事業を実施いたしたものでございますが、いずれ取りまとめられることと存じますけれども、その詳細を検討の上、わが国の地震対策にも生かしてまいりたいと存じます。
 以上、御報告申し上げます。
     ――――◇―――――
#4
○湯山委員長 次に、請願の審査に入ります。
 今会期中本委員会に付託されました請願は、本日の請願日程に記載してありますとおり十三件であります。請願日程全部を議題といたします。
 まず、審査の方法についてお諮りいたします。
 各請願の内容については、文書表等ですでに御承知のことでありますし、また先刻の理事会で内容は十分に御検討を願いましたので、紹介議員の説明等を省略し、直ちに採決を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○湯山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 これより採決いたします。
 本日の請願日程中、第二の請願は、採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○湯山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 なお、残余の各請願は、いずれも採否の決定を保留いたしたいと存じますので、御了承を願います。
 なお、ただいま議決いたしました請願に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○湯山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
    ―――――――――――――
    〔報告書は附録に掲載〕
    ―――――――――――――
#8
○湯山委員長 なお、本委員会に参考送付されました陳情書は、水稲冷害に伴う救済対策に関する陳情書外八件であります。念のため御報告申し上げます。
     ――――◇―――――
#9
○湯山委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
 先刻の理事会におきまして協議いたしましたとおり、災害対策に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○湯山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 次に、お諮りいたします。
 閉会中審査案件が付託になりました場合、本会期中に設置いたしました災害対策の基本問題に関する小委員会につきましては、閉会中も引き続き存置することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○湯山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 なお、小委員及び小委員長は従前どおりとし、その辞任の許可及び補欠選任等は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○湯山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 次に、閉会中、委員会及び小委員会において、参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合は、参考人の出席を求めることとし、その人選及び出席日時等につきましては、それぞれ委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○湯山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 次に、閉会中の委員派遣に関する件についてお諮りいたします。
 閉会中審査案件が付託になり、審査のため委員派遣の必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣の承認申請をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○湯山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 なお、派遣委員の氏名、人数、派遣地、期間、その他所要の手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○湯山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十時四十六分散会
ソース: 国立国会図書館
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