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1975/05/24 第77回国会 参議院 参議院会議録情報 第077回国会 本会議 第14号
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1975/05/24 第77回国会 参議院

参議院会議録情報 第077回国会 本会議 第14号

#1
第077回国会 本会議 第14号
昭和五十一年五月二十四日(月曜日)
   午前十時三分開議
    ―――――――――――――
#2
○議事日程 第十四号
  昭和五十一年五月二十四日
   午前十時開議
 第一 核兵器の不拡散に関する条約の締結につ
  いて承認を求めるの件(第七十五回国会内閣
  提出、第七十七回国会衆議院送付)
 第二 国際通貨基金協定の第二次改正の受諾に
  ついて承認を求めるの件(衆議院送付)
 第三 国際連合大学本部に関する国際連合と日
  本国との間の協定の締結について承認を求め
  るの件(衆議院送付)
 第四 振動規制法案(内閣提出、衆議院送付)
 第五 冬期孤立集落の集落機能維持制度の創設
  に関する請願
 第六 森林国営保険制度の改善に関する請願
 第七 配合飼料価格の安定に関する請願
 第八 農業政策の抜本的対策の確立に関する請
  願
 第九 国際漁場の確保に関する請願
 第一〇 のりの価格の補償に関する請願
 第一一 米の消費拡大に関する請願
 第一二 北海道における国立試験研究機関の暖
  房費等の増額に関する請願
 第一三 昭和五十一年産生産者米価決定に関す
  る請願(六件)
 第一四 農林漁業の振興に関する請願
 第一五 国民生活安定特別対策事務取扱費交付
  金の増額に関する請願(二件)
 第一六 水質汚濁防止法に基づく水産加工排水
  に関する請願
 第一七 日中平和友好条約の早期締結に関する
  請願
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 一、常任委員長辞任の件
 一、常任委員長の選挙
 一、検察官適格審査会委員及び同予備委員の選
  挙
 一、日程第一より第一七まで
 一、国際連合大学本部に関する国際連合と日本
  国との間の協定の実施に伴う特別措置法案
  (内閣提出、衆議院送付)
 一、石油開発公団法の一部を改正する法律案
  (内閣提出、衆議院送付)
 一、放送法第三十七条第二項の規定に基づき、
  承認を求めるの件(衆議院送付)
 一、経済協力開発機構金融支援基金への加盟に
  伴う措置に関する法律案(内閣提出、衆議院
  送付)
 一、アフリカ開発基金への参加に伴う措置に関
  する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、
  衆議院送付)
 一、米州開発銀行への加盟に伴う措置に関する
  法律案(内閣提出、衆議院送付)
 一、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加
  盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する
  法律案(内閣提出、衆議院送付)
 一、日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案
  (内閣提出、衆議院送付)
 一、法務省設置法の一部を改正する法律案(内
  閣提出、衆議院送付)
 一、私立学校に対する財政援助に関する請願外
  二千三百五十一件の請願
 一、委員会の審査及び調査を閉会中も継続する
  の件
     ―――――・―――――
#3
○議長(河野謙三君) これより会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。
    建設委員長     中村 波男君
    決算委員長     瀬谷 英行君から、それぞれ常任委員長を辞任いたしたいとの申し出がございました。
 いずれも許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。よって、いずれも許可することに決しました。
     ―――――・―――――
#5
○議長(河野謙三君) つきましては、この際、欠員となりました常任委員長の選挙を行います。
#6
○和田静夫君 常任委員長の選挙は、その手続を省略し、いずれも議長において指名することの動議を提出いたします。
#7
○斎藤十朗君 私は、ただいまの和田君の動議に賛成いたします。
#8
○議長(河野謙三君) 和田君の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。よって、議長は、建設委員長に竹田四郎君を指名いたします。
  〔拍手〕
 決算委員長に鈴木力君を指名いたします。
  [拍手〕
     ―――――・―――――
#10
○議長(河野謙三君) この際、欠員となりました検察官適格審査会委員及び同予備委員各一名の選挙を行います。
#11
○和田静夫君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
#12
○中村利次君 私は、ただいまの和田君の動議に賛成いたします。
#13
○議長(河野謙三君) 和田君の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
 よって、議長は、検察官適格審査会委員に寺田熊雄君を、
 同予備委員に向井長年君を、それぞれ指名いたします。(拍手)
     ―――――・―――――
#15
○議長(河野謙三君) 日程第一 核兵器の不拡散に関する条約の締結について承認を求めるの件(第七十五回国会内閣提出、第七十七回国会衆議院送付)
 日程第二 国際通貨基金協定の第二次改正の受諾について承認を求めるの件
 日程第三 国際連合大学本部に関する国際連合と日本国との間の協定の締結について承認を求めるの件
  (いずれも衆議院送付)
 以上三件を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。外務委員長高橋雄之助君。
   〔高橋雄之助君登壇、拍手〕
#16
○高橋雄之助君 ただいま議題となりました条約三件につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告します。
 まず、核兵器の不拡散に関する条約につきまして申し上げます。
 この条約は、国連及び十八カ国軍縮委員会における審議を経た後、一九六八年の第二十二回国連総会の決議により推奨され、一九七〇年三月五日に効力を生じたものでありまして、わが国は同年二月三日に署名を了しております。
 その主な内容は、核兵器国は、核兵器その他の核爆発装置またはその管理をいかなる者にも移譲しないこと、非核兵器国は、核兵器その他の核爆発装置またはその管理を受領せず、また、それらを製造その他の方法により取得しないことを、それぞれ約束するものであります。
 委員会におきましては、三木内閣総理大臣、宮澤外務大臣及び坂田防衛庁長官の出席を求めて、慎重かつ熱心な質疑が行われました。その内容は、この条約を批准することの意義と今後わが国が軍縮問題に果たすべき役割り、非核三原則及び核の国際海峡通過に関する問題米ソ戦略兵器制限交渉等の核軍縮の問題、核兵器の不使用協定の締結とアジア・太平洋非核地帯設置の問題米国の核抑止力への依存の問題、原子力機器の輸出及び保障措置に関する問題、条約参加により将来の世代を長期にわたつて拘束することの責任等、各般にわたりましたが、詳細は会議録によって御承知願います。
 去る二十一日質疑を終え、討論に入りましたところ、まず日本共産党を代表して立木委員より、この条約は、核保有国の核独占体制を維持、強化するものであり、また核持ち込みを放置しているなどの理由から反対の意見が述べられ、次いで、自由民主党を代表して秦野委員より、この条約を批准することにより、わが国が軍縮問題に確かな発言力を得ることに意義がある。今後米国に対して堂々と意見を述べ、米国との関係が活力ある同盟となることを望むとの賛成意見が、また、日本社会党を代表して戸叶委員より、この条約の批准を起点として核兵器の全面禁止を目指し、創造的平和外交の推進に協力するとの賛成意見が、また、公明党を代表して塩出委員より、批准しないからといって条約の不十分な点を改めることも、核軍縮も望めないので、むしろこの条約の批准を第一歩として、被爆国日本の使命に立った外交の推進を望むとの賛成意見が、また、民社党を代表して向井委員より、不十分な条約であるが、核兵器の国際管理への第一歩となり得るものであるとの賛成意見がそれぞれ述べられました。
 次に、採決の結果、本件は多数をもって承認すべきものと決定いたしました。
 なお、委員会におきましては、非核三原則をいかなる場合にも遵守すべきこと等を内容とする決議案が、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の共同提案として提出され、全会一致をもって委員会の決議とすることに決定いたしたので申し述べます。
 次に、国際通貨基金協定の第二次改正は、世界経済の安定的発展のための枠組みとも言うべき国際通貨制度を現状に適合したものとして再建しようとするものでありまして、固定為替相場制度を基礎とする現行の規定を改めて、各加盟国が自由にその為替相場制度を選択できることとすること、国際通貨制度における金の役割りを漸進的に縮小すること等を内容とするものであります。
 また、国連大学本部協定は、国連大学本部の効果的な機能の遂行に資することを目的とするものでありまして、国連大学本部のために政府が建物及び土地を提供すること、それらの建物及び土地は不可侵とすること、国連の職員である大学本部職員は一定の特権及び免除を享有すること等を定めたものであります。
 両件についての質疑の詳細は会議録によって御承知願います。
 去る二十二日質疑を終え、別に討論もなく、採決の結果、国際通貨基金協定の第二次改正は多数をもって、また国連大学本部協定は全会一致をもって、それぞれ承認すべきものと決定いたしました。
 以上報告いたします。(拍手)
#17
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 まず、核兵器の不拡散に関する条約の締結について承認を求めるの件の採決をいたします。
 本件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#18
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本件は承認するごとに決しました。
     ―――――・―――――
#19
○議長(河野謙三君) 次に、国際通貨基金協定の第二次改正の受諾について承認を求めるの件の採決をいたします。
 本件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#20
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本件は承認するととに決しました。
     ―――――・―――――
#21
○議長(河野謙三君) 次に、国際連合大学本部に関する国際連合と日本国との間の協定の締結について承認を求めるの件の採決をいたします。
 本件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#22
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本件は全会一致をもって承認することに決しました。
     ―――――・―――――
#23
○議長(河野謙三君) 日程第四 振動規制法案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。公害対策及び環境保全特別委員長藤田進君。
   〔藤田進君登壇、拍手〕
#24
○藤田進君 ただいま議題となりました振動規制法案は、公害対策基本法に定める典型七公害のうち唯一の法律上の未規制公害でありました振動公害により、生活環境が損なわれることを防止するため、工場及び事業場における事業活動並びに建設工事に伴う振動について規制を行うとともに、道路交通振動に係る要請の措置を定める等を内容とするものであります。
 委員会においては、質疑を終了しましたところ、公明党内田委員、日本共産党小巻委員よりそれぞれこの法律案に対する修正案が提出されました。
 次いで討論に入り、公明党内田委員より、日本共産党修正案、原案ともに反対、公明党修正案に賛成の討論が、また自由民主党森下委員より、両修正案に反対、原案に賛成の討論が、日本社会党矢田部委員より、両修正案に反対、原案に賛成の討論が、日本共産党沓脱委員より、両修正案、原案ともに賛成の討論がそれぞれありました。
 続いて、まず両修正案についてそれぞれ採決いたしましたところ、賛成少数でこれを否決し、次に原案について採決を行い、多数をもって原案どおり可決すべきものと決しました。
 なお、道路交通公害の著しい幹線道路について総合的な対策の確立を図ること、新幹線による振動について防振技術の研究開発を図ること等を内容とする附帯決議を全会一致で付することに決しました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#25
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#26
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#27
○議長(河野謙三君) 日程第五より第一七までの請願を一括して議題といたします。
    ―――――――――――――
#28
○議長(河野謙三君) これらの請願は、各委員長の報告を省略して、各委員会決定のとおり採択することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#29
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
 これにて休憩いたします。
   午前十時十八分休憩
     ―――――・―――――
   午後五時二十八分開議
#30
○議長(河野謙三君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、日程に追加して、
 国際連合大学本部に関する国際連合と日本国との間の協定の実施に伴う特別措置法案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#31
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
 まず、委員長の報告を求めます。文教委員長山崎竜男君。
   〔山崎竜男君登壇、拍手〕
#32
○山崎竜男君 ただいま議題となりました法律案につきまして、文教委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 本法律案は、国際連合大学本部に関する国際連合と日本国との間の協定の実施に伴って、国際連合大学に対して国有財産を無償で使用させることができることとするとともに、国際連合大学またはこれに類似する名称の使用を制限する等の措置を講じ、もって国連大学の発展に寄与しようとするものであります。
 委員会におきましては、国際連合における国連大学の位置づけと国連大学の存在意義、国連大学本部の役割り、国連大学基金充実のための日本政府の努力の必要性、世界の飢餓、人間と社会の開発及び天然資源の利用と管理の三つの研究領域の意義、無償使用の対象となる国有財産の範囲、わが国における研究・教育環境の国際化等の諸問題について熱心な質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
 質疑を終わり、討論もなく、採決の結果、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#33
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#34
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。
     ―――――・―――――
#35
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、石油開発公団法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#36
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
 まず、委員長の報告を求めます。商工委員長柳田桃太郎君。
   [柳田桃太郎君登壇、拍手〕
#37
○柳田桃太郎君 ただいま議題となりました法律案につきまして、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、石油製品販売業の構造改善を促進するため、石油開発公団に臨時の業務として石油製品販売業に係る構造改善事業の実施に要する資金の出資及び貸し付けを行わせようとするものであります。
 委員会におきましては、法改正の必要性、石油企業の構造改善の基本的考え方、石油の開発部門と精製・販売部門との一元化問題、その他石油政策全般について質疑が行われましたが、その詳細は会議録に譲ります。
 質疑を終わり、討論なく、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#38
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛者成起立〕
#39
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#40
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、
 放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件(衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#41
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
 まず、委員長の報告を求めます。逓信委員長森勝治君。
   〔森勝治君登壇、拍手〕
#42
○森勝治君 ただいま議題となりました案件について、逓信委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。
 本件は、日本放送協会の昭和五十一年度収支予算、事業計画及び資金計画について国会の承認を求めようとするものであります。
 その概要を申し上げますと、まず収支予算につきましては、今後三カ年間の経営見通しに基づき、受信料を、普通契約にあっては月額三百十五円から四百二十円に、カラー契約にあっては四百六十五円から七百十円にそれぞれ改めることとしております。
 次に、事業計画につきましては、その重点をテレビ難視聴解消の促進、放送番組の充実刷新、広報・営業活動の強化などに置いております。
 委員会におきましては、公共放送事業体たる協会の地位にかんがみ、特に放送の不偏不党並びに公正中立を基本とすべき協会の経営姿勢に関する問題を初め、受信料改定理由と今後の経営見通し、国民の意向を事業運営に反映させるための施策、受信料免除措置の適正化などの諸点について熱心な質疑を重ねたほか、関係有識者を参考人として招致し、その意見を聴取するなど慎重な審査を行いました。
 質疑を終え、採決の結果、本件は全会一致をもってこれを承認すべきものと決定いたしました。
 また、本件に対し委員会は、放送による表現の自由の確保と不偏不党の堅持、難視聴解消対策の推進、国民の意向を事業運営に反映させる施策の強化など八項目にわたる附帯決議を付することに全会一致をもって決定いたしました。
 なお、四月一日から五月二十四日までの期間の収支予算等につきましては、協会は、放送法の定めるところにより、郵政大臣の認可を受け、これを実施しております。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#43
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 本件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#44
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本件は全会一致をもって承認することに決しました。
     ―――――・―――――
#45
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、
 経済協力開発機構金融支援基金への加盟に伴う措置に関する法律案
 アフリカ開発基金への参加に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案
 米州開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律案
 国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案
 日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案
  (いずれも内閣提出、衆議院送付)
 以上五案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#46
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
 まず、委員長の報告を求めます。大蔵委員長岩動道行君。
   〔岩動道行君登壇、拍手〕
#47
○岩動道行君 ただいま議題となりました五法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 五法律案の概要を申し上げます。
 経済協力開発機構金融支援協力基金への加盟に伴う措置に関する法律案は、経済開発機構金融支援基金への加盟に伴い、政府は、外国為替資金特別会計の負担において同基金との間に資金の貸し付け及び借り入れ等の取引を行うことができることとする等所要の規定の整備を図ろうとするものであります。
 アフリカ開発基金への参加に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案は、アフリカ開発基金の出資の額が増額されることとなるのに伴い、政府は、同基金に対し、従来の出資額のほか三千万計算単位、すなわち邦貨換算額約百三億円に相当する金額の範囲内において、本邦通貨により出資することができることとしようとするものであります。
 米州開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律案は、開発途上にある中南米諸国の経済的、社会的開発の促進を目的として設立されている米州開発銀行へ今回わが国が加盟するのに伴い、同銀行に対する出資及び同銀行の特別業務基金に充てるための拠出等について所要の規定を設けようとするものであります。
 国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案は、国際通貨基金の出資額の増額及び国際通貨基金協定の第二次改正の発効に伴い、同基金に対し、十六億五千九百万特別引き出し権に相当する金額の範囲内において、特別引き出し権または本邦通貨で出資することができることとするほか所要の規定の整備を図ろうとするものであります。
 日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案は、日本輸出入銀行の業務の円滑な運営と資金調達の多様化等を図るため、同銀行の借り入れ及び債券発行の限度額を自己資本の十倍に引き上げ、同銀行と協調融資を行う金融機関の範囲を拡大するとともに、大蔵大臣の認可を受けて、同銀行は外貨債券を発行することができることとするほか所要の規定の整備を行おうとするものであります。
 委員会における五法律案の質疑につきましては、会議録によって御承知願います。
 質疑を終了し、討論なく、五法律案について順次採決の結果、いずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案に対し野々山委員より各派共同提案に係る附帯決議案が提出され、全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#48
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 まず、経済協力開発機構金融支援基金への加盟に伴う措置に関する法律案、アフリカ開発基金への参加に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案並びに国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案を一括して採決いたします。
 以上三案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#49
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、三案は可決されました。
     ―――――・―――――
#50
○議長(河野謙三君) 次に、米州開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律案の採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#51
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#52
○議長(河野謙三君) 次に、日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案の採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#53
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#54
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、
 法務省設置法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#55
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
 まず、委員長の報告を求めます。内閣委員長中山太郎君。
   〔中山太郎君登壇、拍手〕
#56
○中山太郎君 ただいま議題となりました法務省設置法の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本案の内容は、訟務行政の円滑な運営を図るため、大臣官房訟務部を廃止し訟務局を設置するとともに入国管理局次長を廃止しようとするものであります。
 委員会におきましては、訟務部を局に昇格さぜる理由、訟務行政の現状、政府の行政改革に対する基本的姿勢のほかロッキード事件に関する諸問題、出入国管理行政の改善、国政調査権と検察権との関係等について質疑が行われたのでありますが、その詳細は会議録に譲りたいと存じます。
 質疑を終わり、討論に入りましたところ、日本社会党を代表して野田委員より反対、自由民主党を代表して中村委員より賛成、日本共産党を代表して岩間委員より反対の旨の発言があり、次いで採決の結果、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#57
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#58
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。
     ―――――・―――――
#59
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、本日、文教委員長外九委員長から報告書が提出されました私立学校に対する財政援助に関する請願外二千三百五十一件の請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#60
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
#61
○議長(河野謙三君) これらの請願は、各委員長の報告を省略して、各委員会決定のとおり採択することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#62
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
     ―――――・―――――
#63
○議長(河野謙三君) この際、委員会の審査及び調査を閉会中も継続するの件についてお諮りいたします。
#64
○議長(河野謙三君) まず、大蔵委員会において審査中の昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案について採決いたします。
 本案の委員会審査を閉会中も継続することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#65
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案の委員会審査を閉会中も継続することに決しました。
     ―――――・―――――
#66
○議長(河野謙三君) 次に、各委員長要求に係るその他の案件について採決いたします。
 これらの案件は、いずれも委員会の審査または調査を閉会中も継続することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#67
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。よって、いずれも委員会の審査または調査を閉会中も継続することに決しました。
     ―――――・―――――
#68
○議長(河野謙三君) 第七十七回国会を終了するに当たり、一言ごあいさつ申し上げます。
 今期国会においては、財政、経済及び国民生活等各般にわたり重要な諸案件が提出されました。しかるに、会期の中途において突然ロッキード問題が起こり、国会運営上異常な事態となりましたが、その後、各会派の御協力により精力的に議案の審議が進められ、ここに円満に閉会することができますことは、議長として衷心より感謝にたえないところであります。
 特に、幾多の議案を議了し、常会が会期延長もなく閉会いたしますのは五年ぶりのことでございます。このことがよき先例となるよう、今後とも話し合いに基づく円満な国会運営がなされることを希望してやみません。
 いまや内外の情勢多端の折、各位におかれましては御自愛の上一層の御活躍あらんことを願ってやみません。(拍手)これにて散会いたします。
  午後五時四十九分散会
ソース: 国立国会図書館
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