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#1
第075回国会 議院運営委員会 第22号
昭和五十年七月三日(木曜日)
   午前二時四十五分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 七月一日
    辞任         補欠選任
     大塚  喬君     野々山一三君
 七月二日
    辞任         補欠選任
     宮崎 正雄君     森下  泰君
     佐藤 信二君     藤川 一秋君
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         鍋島 直紹君
    理 事
                土屋 義彦君
                細川 護熙君
                森  勝治君
                安永 英雄君
                黒柳  明君
                塚田 大願君
                中村 利次君
    委 員
                上條 勝久君
                坂野 重信君
                高橋雄之助君
                戸塚 進也君
                中西 一郎君
                林  ゆう君
                福岡日出麿君
                藤川 一秋君
                森下  泰君
                山崎 竜男君
                片岡 勝治君
                沢田 政治君
                内藤  功君
        ―――――
       議     長  河野 謙三君
        ―――――
   事務局側
       事 務 総 長  岸田  實君
       事 務 次 長  植木 正張君
       議 事 部 長  鈴木 源三君
       委 員 部 長  川上 路夫君
       記 録 部 長  江上七夫介君
       警 務 部 長  指宿 清秀君
       庶 務 部 長  前川  清君
       管 理 部 長  佐橋 宣雄君
       渉 外 部 長  武田  實君
   法制局側
       法 制 局 長  杉山恵一郎君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○決議案の委員会審査省略要求の取り扱いに関す
 る件
○緊急質問の取り扱いに関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(鍋島直紹君) 議院運営委員会を開会いたします。
 決議案の委員会審査省略要求の取り扱いに関する件を議題といたします。
 事務総長の報告を求めます。
#3
○事務総長(岸田實君) 去る六月三十日、矢追秀彦君外三名から、大蔵大臣大平正芳君問責決議案が、内藤功君外三名から、自治大臣福田一君問責決議案がそれぞれ提出されました。
 また、一昨七月一日、星野力君外一名から、副議長不信任決議案が提出されました。
 これらの決議案には、いずれも発議者全員から、委員会の審査を省略されたい旨の要求書が付されております。
 これらの要求につきまして御審議をお願いいたします。
#4
○委員長(鍋島直紹君) 本件につき御意見のある方は御発言を願います。
#5
○黒柳明君 私どもが大平大蔵大臣に対する問責決議案を出しておりますのは、物価問題に対する大蔵大臣の態度に対し、また、昨日の酒、たばこ値上げ法案に対する強行採決に対して、全く大臣として問責に値する、こう思う次第であります。
 ぜひとも、皆さんの御賛同をいただき、本案を通過さしていただくようお願いする次第であります。
#6
○内藤功君 私は、まず次の理由によりまして、福田自治大臣問責決議案を本会議にぜひとも上程すべきであると考えます。
 以下、簡単に理由を三点にわたって申し述べます。
 第一点は、民主主義と言論の自由を抑圧する反民主主義的公職選挙法改悪案を、多くの国民の反対にもかかわらず国会に提出し、審議時間を不当に制限し、衆議院に引き続いて参議院でもこれを強行的に採決せんとしておる、この責任者であるということ。
 第二に、福田自治大臣は、審議において誠実な答弁をなさず、また、国民の自由にかかわる重大な問題についても、しばしば事実上答弁を拒否されるなど、憲法六十三条に抵触する答弁拒否の行為をなしておられる。また、国家公安委員長の職にありながらへ労働組合の規約を形式的に変更しさえすれば、機関紙代金の支払いがなくとも、有償配布違反として取り締まりの対象にしないことにする、というようなことを述べられて、事実上の脱法行為を教唆しておられるということであります。
 第三点に、福田自治大臣は、今日の深刻な地方財政危機にもかかわらず、住民奉仕のための抜本的な改善措置をとらないばかりか、次官通達によって地方自治への不当介入と統制を強化し、財政危機の責任を地方自治体に押しつけようとしておることであります。
 以上三点が、福田自治大臣に対する問責決議案を本会議に上程すること、委員会の審査を省略するということを要求する理由でございます。
 引き続きまして、大平大蔵大臣問責決議案を本会議に上程すべきであるとの提案に、私は次の理由で賛成をいたします。簡単に四点にわたって申し述べます。
 第一点は、大平大蔵大臣は、昭和五十年度予算に見られますように、予算編成の責任者として失格者であり、インフレと不況のもとで、大企業と中小企業、大資産家と勤労者の格差が拡大しているのに、不公正是正を図るのではなくて、従来の高度成長型の支出を維持し、歳入では大企業の特権的減免税を温存し、公共料金の大幅値上げを図るなど、国民無視の予算を編成したのは大蔵大臣として不適格である。それが第一点。
 第二点。大平大蔵大臣は、酒、たばこの大幅値上げにより国民の家計を圧迫し、また、その値上げは大企業の製品一斉値上げの引き金にもなることはだれの目にも明らかであります。その責任者としてその責任を問われなければなりません。
 第三点。過大な歳入見積もりを行い、四十九年度で八千億円の歳入欠陥を生じたことは大蔵大臣の責任であり、五十年度予算審議中には歳入欠陥を覆い隠し、四月二日予算成立後二週間もたたないのに財政危機宣言を発表したのは、国会の審議を無視するものであり、同時に、歳入欠陥を口実に、社会保障制度、公共料金の見直しなど国民に負担を強め、また、自治省事務次官通達に示されるように、地方財政への介入、地方公営企業の料金値上げを強制しようとしております。その責任は重大であります。これが第三点。
 最後に、第四点として、大平大蔵大臣は田中金脈問題の追及を守秘義務というものを盾に一切の資料提出を拒み、田中前総理を擁護し、また虎の門公園跡地払い下げ事件など、国有財産払い下げにまつわる疑惑を何一つ解明しようとせず、その職責を果たさなかった。
 以上、四点の理由によりまして、大平大蔵大臣問責決議案を本会議に上程すべきである、こういうふうに考えるものでございます。
 簡単でありますが、以上趣旨説明並びに賛成の討論といたします。
#7
○委員長(鍋島直紹君) 他に御発言もなければ、本件につき採決を行います。
 まず、副議長不信任決議案の委員会審査を省略することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○委員長(鍋島直紹君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 次に、大蔵大臣大平正芳君問責決議案の委員会審査を省略することに賛成の諸君の挙手を願います。
  〔賛成者挙手〕
#9
○委員長(鍋島直紹君) 少数と認めます。よって委員会審査省略要求の件は否決されました。
 次に、自治大臣福田一君問責決議案の委員会審査を省略することに賛成の諸君の挙手を願います。
  〔賛成者挙手〕
#10
○委員長(鍋島直紹君) 少数と認めます。よって、委員会審査省略要求の件は否決せられました。
    ―――――――――――――
#11
○委員長(鍋島直紹君) 次に、緊急質問の取り扱いに関する件を議題といたします。
 神沢浄君外三名から、お手元の資料のとおり緊急質問が提出されております。
 これらの緊急質問を行うことに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○委員長(鍋島直紹君) 御異議ないと認め、う決定いたします。
 暫時休憩いたします。
   午前二時五十四分休憩
  〔休憩後開会に至らなかった〕
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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