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1972/07/13 第71回国会 参議院 参議院会議録情報 第071回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第12号
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1972/07/13 第71回国会 参議院

参議院会議録情報 第071回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第12号

#1
第071回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第12号
昭和四十八年七月十三日(金曜日)
   午前十一時五十一分開会
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         森中 守義君
    理 事
                金井 元彦君
                杉原 一雄君
                内田 善利君
    委 員
                青木 一男君
                君  健男君
                斎藤 寿夫君
                田口長治郎君
                林田悠紀夫君
                原 文兵衛君
                渡辺一太郎君
                加藤シヅエ君
                高山 恒雄君
                沓脱タケ子君
   国務大臣
       国 務 大 臣
       (環境庁長官)  三木 武夫君
   政府委員
       環境庁長官官房
       長        城戸 謙次君
       環境庁自然保護
       局長       首尾木 一君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        中原 武夫君
       常任委員会専門
       員        菊地  拓君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○連合審査会に関する件
○自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正す
 る法律案(内閣提出、衆議院送付)
    ―――――――――――――
#2
○委員長(森中守義君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。
 連合審査会に関する件についておはかりいたします。
 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案について運輸委員会に対し、健康保険法等の一部を改正する法律案について社会労働委員会に対し、それぞれ連合審査会の開会を申し入れることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○委員長(森中守義君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○委員長(森中守義君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
    ―――――――――――――
#5
○委員長(森中守義君) 自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律案を議題といたします。
 速記をとめて。
  〔速記中止〕
#6
○委員長(森中守義君) 速記をつけて。
 別に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(森中守義君) 御異議ないと認めます。
 それではこれより討論に入ります。――別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
 自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。
  〔賛成者挙手〕
#8
○委員長(森中守義君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
#9
○杉原一雄君 私は、ただいま可決されました自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党、日本共産党、以上五党共同提案による附帯決議案を提出いたします。
   自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)
  政府は各種開発行為による自然環境の破壊が進行している現状にかんがみ、自然環境保全行政をより強化するために、次の諸点について努力すべきである。
 一、環境庁長官は法令によつて附与された調整権限を十分に活用することによつて、自然環境保全行政を積極的に推進すること。
 二、自然環境保全地域及び自然公園内の民有地買上げ制度を拡充強化するとともに、先買い制度及び買取り請求制度等につき検討すること。
 三、自然環境保全地域及び自然公園内の国有林野について、自然環境保全等の見地から適切な森林施業を行なつてその保護育成を図るとともに、国有林野事業の公益的業務分野に係る費用負担の改善を図ること。
 四、国立公園等の普通地域及び自然環境保全地域の普通地区においても許可制とすることにつき再検討すること。
 五、自然環境保全法及び自然公園法の施行に当つては、次の事項について措置すること。
  (一) 自然環境保全法第五条の規定に基づく基礎調査を実施するために必要な経費を十分に確保するとともに、地方公共団体が自然環境保全のために支弁する経費については、当該地方公共団体の財政事情にかんがみ、国はその財源について、十分な措置を行なうこと。
  (二) 国立公園等の地域において、自動車道、レジャーランド、ゴルフ場等の大規模な開発行為がすぐれた自然環境を破壊している現状にかんがみ、公園計画の定期的な見直しを行ない、保護管理の方針を明確にするよう検討すること。
    また、国立公園の現地における保護管理の実施体制については、管理事務所の増設、管理員の増員等その強化に努めるとともに、国定公園及び都道府県立自然公園に関しても都道府県を十分指導援助すること。
  (三) 自然環境保全法の本格的な施行体制を整備し、同法による地域の指定をすみやかに行なうとともに、都道府県の自然環境保全条例の施行についても十分な指導援助を行なうよう努めること。
  (四) 自然保護取締官制度については、具体的な運用方針を早急に決定し、現地管理の機能を十分に発揮できるような体制を整備すること。
  (五) 自然環境保全法および自然公園法に基づき許認可等を行なうに当つては、その基準を明確にすること。
  (六) 自然環境保全地域の普通地区又は国立公園等の普通地域における届出を要する行為について届出があつた場合には、所定の期間内に審査ができるようその体制を整備すること。
  (七) 自然環境保全地域及び自然公園の区域内の生業の維持と自然の保護との調整を図ること。
  (八) 自然保護のための研究体制を整備するとともに、自然保護思想の普及強化を図ること。
  (九) 法令違反行為を迅速に把握し、改善指導、中止命令、原状回復命令、告発等必要な措置を的確に講ずること。
  (十) 開発を理由とする公園指定の解除については、自然環境の保全の重要性にかんがみ、これを行なわないことを原則とする基本方針で臨むとともに、公園地域内における開発行為の許可にあたっては、地域住民の意向が十分に尊重されるよう配慮すること。
   右決議する。
 何とぞ御賛同くださいますよう、よろしくお願いいたします。
#10
○委員長(森中守義君) ただいま杉原君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行ないます。
 本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。
  〔賛成者挙手〕
#11
○委員長(森中守義君) 全会一致と認めます。よって、杉原君提出の附帯決議案は、全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。
 ただいまの決議に対し、三木環境庁長官から発言を求められておりますので、この際、これを許します。三木長官。
#12
○国務大臣(三木武夫君) ただいま全会一致をもって御決議をいただきました趣旨を体して、今後十分に努力をいたします。
#13
○委員長(森中守義君) なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○委員長(森中守義君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。本日はこれにて散会します。
  午前十一時五十九分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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