1972/07/13 第71回国会 参議院
参議院会議録情報 第071回国会 災害対策特別委員会桜島等の火山活動による災害及び個人災害等の対策に関する小委員会 第4号
#1
第071回国会 災害対策特別委員会桜島等の火山活動による災害及び個人災害等の対策に関する小委員会 第4号昭和四十八年七月十三日(金曜日)
午前十一時二十九分開会
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小委員の異動
七月十三日
辞任 補欠選任
宮崎 正義君 上林繁次郎君
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出席者は左のとおり。
小委員長 佐藤 隆君
小委員
古賀雷四郎君
中村 英男君
上林繁次郎君
藤井 恒男君
星野 力君
事務局側
常任委員会専門
員 中島 博君
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本日の会議に付した案件
○個人災害等の対策に関する件
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#2
○小委員長(佐藤隆君) ただいまから桜島等の火山活動による災害及び個人災害等の対策に関する小委員会を開会いたします。個人災害等の対策に関する件を議題といたします。
前回の小委員会におきまして私が提示いたしました災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案要綱等に関し、これより質疑を行ないます。
御質疑のある方は順次御発言を願います。
#3
○上林繁次郎君 二、三お尋ねをしてみたいと思いますけれども、まず私ども公明党が提出いたしておりますこの法案がありますが、私どもの法案の内容は、死亡見舞い金、それから身体障害者見舞い金、それから傷病見舞い金、住居家財見舞い金、この四点でありますけれども、死亡見舞い金については、これは五十万ということで、いま提出されたものと同じ額であります。また傷病とそれから住居家財、これは私どもが提出した法案の内容によりますと、国が全額支給するということになっております。そこで新しく提案されたものについては、これは援護資金の貸し付けということでございます。これはどちらがいいかということになりますと、いろいろな論議があると思います。そこでこれはさておきまして、私どもの提案している中には身体障害者見舞い金、これがございますが、新たなものの中にはこの身体障害者に対する配慮がないということ、これについてはどういうふうに今後考えていくかという問題が一つ私どもとしては残るわけです。この点いかがでしょうかね。#4
○小委員長(佐藤隆君) ただいまの上林委員の御発言に便宜私から答えさしていただきますが、先ほど各党の御意見を懇談の機会にお話をしておりましたときも出ておりましたように、傷病者に対する問題、医療の問題、これと直接関係が出てまいりますので、医療制度の中でどうしたらいいだろうかという議論も実は今日まで議論の過程にございました。しかし、これを勢い見舞い金という形で法律に盛っていま直ちに実行できるかどうかということになりますと、障害の程度、そうしたものについて非常にもう区分がめんどうである、金額を多くしようとすればするほどなかなか無理であると、こういうようなこともありまして、相当の時間も要することであろうし、やはり今後医療という問題の中でまた議論も新しい議論をしていかなければならぬからと、こういうようなことで実は除いたわけであります。私どもの案でも、実は当初は何かそうしたものについての見舞い金はどうだろうかという考え方もございましたが、いま申し上げましたような経過で、この際は一応それは取り除いて、弔慰金だけと、そしてさらに貸し付け制度の中で一歩でも半歩でも前進すればということで、貸し付け制度の中で実はこの障害者に対してのことを重傷者ということで、一家の、被害世帯の世帯主がという形で、それを貸し付けという形ではありますが、ひとつ救っていこうと、こういうことにしたわけであります。#5
○上林繁次郎君 わかりました。#6
○小委員長(佐藤隆君) 他に御発言もなければ、お手元に配付の災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案を小委員会の案として決定することに御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○小委員長(佐藤隆君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。なお、小委員長報告の内容等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○小委員長(佐藤隆君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。これにて散会いたします。
午前十一時三十五分散会