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1972/07/09 第71回国会 参議院 参議院会議録情報 第071回国会 議院運営委員会 第27号
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1972/07/09 第71回国会 参議院

参議院会議録情報 第071回国会 議院運営委員会 第27号

#1
第071回国会 議院運営委員会 第27号
昭和四十八年七月九日(月曜日)
   午後一時十三分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 七月九日
    辞任         補欠選任
     田渕 哲也君     中村 利次君
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
   委員長          植木 光教君
   理 事
                桧垣徳太郎君
                宮崎 正雄君
                安田 隆明君
                竹田 現照君
                山崎  昇君
                峯山 昭範君
                須藤 五郎君
   委 員
                岩動 道行君
                柴立 芳文君
                嶋崎  均君
                高橋雄之助君
                玉置 和郎君
                鍋島 直紹君
                丸茂 重貞君
                柳田桃太郎君
                小野  明君
                内田 善利君
                中村 利次君
       ―――――
       議     長  河野 謙三君
       副  議  長  森 八三一君
       ―――――
   事務局側
       事 務 総 長  岸田  實君
       事 務 次 長  植木 正張君
       議 事 部 長  鈴木 源三君
       委 員 部 長  川上 路夫君
       記 録 部 長  西村 健一君
       警 務 部 長  江上七夫介君
       庶 務 部 長  上野山正輝君
       管 理 部 長  前川  清君
       渉 外 部 長  武田  實君
   法制局側
      法 制 局 長   今枝 常男君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○本委員会の運営に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(植木光教君) 議院運営委員会を開会いたします。
 本委員会の運営に関する件を議題といたします。
 先日来、理事会におきまして、核に関する決議案に対する態度等をめぐり種々論議が行なわれました。
 そのうちおもなるものは、七月五日の理事会決定とその後の日本共産党の態度変更の問題、日本共産党の釈明の問題、赤旗の記事の問題、運営上の問題と議案処理の問題でありますが、これらにつきまして、この際、御意見をお述べ願いたいと存じます。順次御発言を願います。(「委員長、審議に入るに先立って……」と呼ぶ者あり)
#3
○山崎昇君 発言を許されましたので、私から少し述べさしていただきたいと思うのです。
 私ども社会党は、今度の問題が起きましてから、この問題はきわめて重要な内容を含んでおると考えまして、今日まで冷静に討議に参加してまいりましたし、また私どもの意見も述べてまいりました。
 一番私が力点を置いておりましたのは、まず第一に、事実関係を正確に把握をすべきではないか、その上に立って私どもはそれに具体的な対処のしかたをすべきである、こら考えまして、今日まで委員長から報告のあったもの、事務局から報告のあったもの、また私ども野党内部でいろいろ相談したもの等々を私はまとめてみました。
 そこで、この機会に、その経過を私は時間を追ってまず明らかにしておきたいと思うのです。
 七月の三日に、衆議院で本会議の決議案が採択をされました。
 六月の二十九日に、参議院では第二号決議案と申しまして、日本共産党の決議案が提出をされました。
 七月の四日に第三号、第四号、第五号、第六号、これは第三号が公明党、第四号が社会党、第五号が民社党、第六号が自民党の案がそれぞれ提出をされました。
 この七月四日の午後三時の理事会におきまして、これらの扱いをどうするかという理事会の討議が行なわれました。しかし、これは、五党それぞれ案が出ておりますし、ここですぐまとめるということも困難であり、またきわめて各政党の持っております核政策に関連をする問題でありますから、これは各党に持ち帰って十分議論をすべきである、こういうことになりまして、それぞれ持って帰ったところであります。
 越えまして七月の五日、九時半から理事会が持たれました。共産党から休憩の話もございましたので、一たん休憩をした後、私どもはこの問題の討議に入ったわけであります。しかし、この間まだまだ各党の議運段階における意見調整まで至りませんので、それぞれ国対委員会等が持たれるということになりまして、私ども野党四党は、この五日の十時から午後五時半まで四回にわたりまして、各野党の国対委員長、あるいはときには第二院クラブの御出席等もいただきまして、私ども社会党である程度まとめました案を土台に検討をしていただきました。しかし、午後の五時半ごろになりましてから、公明、民社の方々は、とうていこれでは意見がまとまらないという意味で退場されまして、最終的には社会党と共産党との間に話し合いを行ないましたけれども、とうていこれは国対委員長会談として意見が一致をしない、そういうことになりまして、すべて議運理事会、国会の機関で議論をすべきである、こういうことになりまして、これは各党とも意見が一致いたしまして、御存じのとおり、七月五日午後六時から議運理事会が開会をきれました。
 私は、この午後六時の理事会に、社会党が案を出しておりましたけれども、各党の出しました案をいろいろ検討いたしました。その際に、一つの前提条件として私から申し上げました。それは、各党から議長に正式に提案をされておりますこの決議案を土台にして私は案をつくる以外にないのである、したがって、この正式に議長に提出されました案を土台にしまして、私ども最大公約数を得るとずればこういう案になると思います、こういう形で私は説明をし、提案をいたしました。その間、自民党、公明、民社の皆さんからそれぞれ賛意が表され、それぞれ出しております決議案を撤回をするということになりました。しかし、共産党の須藤さんから、この四党の案には賛成できない、共産党、最終的な案がこれでございます、ということでありましたが、印刷にされておりませんでして、口頭で読み上げられました。しかし、私どもは、まだ決議案の二号が出ており、さらに口頭では議論することになりませんから、その最終案は、この理事会の議題にすることはふさわしくないという私ども判断をいたしまして討議を進めたわけであります。
 その結果、私どもとしては自民、社会、公明、民社の四党の共同提案とすることにして、自民党が提案説明を行なう、社会、公明、民社はそれぞれ賛成討論を行なう、しかし、共産党からはそれに賛成できないので反対討論を行なう、討論の時間はそれぞれ先例等もあるから十分以内にする、また反対討論が一番先に行なわるべきであるから、反対討論を行なう共産党が一番最初に発言をする、それも確認をいたしますということになりまして、委員会審査省略の委員会を持つべきである、こうなりまして、この理事会は御存じのとおり、時間的に私は正確に申し上げますが、十八時から十八時二十三分までこの理事会がかかりました。十八時三十三分から十八時三十五分まで委員会が持たれまして、委員会審査省略、七月六日本会議上程をここできめたわけであります。
 ところが、そのあとたいへん問題が起きてまいりました。
 十八時三十分に共産党から、須藤理事が読み上げました決議案と同じ内容のものが文書で議事部に提出をされ、二号決議案が取り下げを行なわれました。十九時になりましてから、共産党の事務局から四党案に賛成するかもしれないという連絡が事務局に入りました。十九時二十分、賛成討論の通告が文書で行なわれました。十九時四十五分、まだ検討中だから棄権することもあり得る、賛成討論通告は一応保留してもらいたい旨の事務局に連絡が入りました。二十時十分賛成討論をしたいと正式にまた連絡がございました。二十時二十分、須藤理事から事務次長並びに議事課長と会見が持たれまして、賛成討論の通告、委員会審査省略には本会議でも反対する旨、さらに決議案は撤回しない旨の発言があった旨、理事会で正式に事務局から報告がございました。
 こういう経過を経まして、この問題が端を発してまいったわけであります。
 そこで私ども社会党は、こういう事実関係を基礎にいたしまして、いま委員長から論議をしてもらいたいという標題の第一に、「理事会決定とその後の共産党の態度変更の問題」という点が出されまして、第一に、議運理事会における各党の発言問題等がたいへん論議をされてまいったわけであります。
 そこで私は、いま皆さんに申し上げましたように、委員長の報告並びに事務局の報告、私どもが記録をいたしましたものを中心にしまして、いま時間を追って事実関係を明らかにいたしました。
 これからまいりまして、私ども正確ではありませんが、十九時二十分ごろ野党各党の国対委員長が記者会見を行なわれまして、その席上に星野、須藤両氏が出席をされて、反対から賛成に回るという趣旨の記者会見が持たれたと報告を受けているわけであります。
 そこで、私どもこの問題はきわめて重要な内容を含んでおる。一つは、国会の機関で議論をし決定されたことが、機関の以外のところで変更されるということになれば、どういう形で私どもは機関運営を行なうべきかという問題が提起をされてまいりました。
 もう一点は、正式に党の代表として私ども今日まで――私は二年目でありますが、須藤さんともずいぶんやりとりもありました。しかし、いずれも党の代表として理事が出席をして発言をし、決定をし、それに従って院の運営が行なわれてまいりました。それが個人の発言であるということになれば、これはまた大問題を含んでいるのではないか、こういう点から私ども今日まで議論をしてきたところでございます。
 したがいまして、私は、今回の問題は、単なる手続問題という意味よりも、もっともっと議会の民主主義の問題、あるいは議会の運営そのものを含んでおるのではないか、こういう私ども判断をいたしまして、今日まで実は討議に参加をしてまいったわけであります。したがって、いまここに議題とされておりますが、私はやっぱり遺憾である。それはどういうことかといえば、理事会の決定あるいは議運委員会の決定等があるにかかわらず、そこに何の連絡もなしに、いきなり記者会見でこれらの決定と百八十度違うことが述べられて、それが訂正したんだからいいではないかということになれば、私はこれは院の運営に責任を持つことができない、こういう意味で、この点は共産党にもやはり譲歩といいますか、反省といいますか、そういうことのないように私ども求めざるを得ないのではないか、こう一つ判断をいたします。
 第二は、個人の発言問題に関連をするわけでありますが、これもまた私は理事会で申し上げました。それはいま皆さんに時間で申し上げましたが、須藤さんが最終案を述べましたのが、十八時から十八時二十三分に至る理事会であります。そして、ここで議院運営委員会を開いておる間に、十八時三十分、共産党から正式に八号決議案が議事部に提出をされているわけでありますから、これは須藤理事と、私は共産党との間に何のそごもないのではないか、須藤さんが共産党の意向を間違えて理事会で発言したということにはならないのではないか、この点を私は理事会でも申し上げました。
 したがって、これらのことを考えてみますと、今回のこの事件というのはきわめて重要な内容を含んでおると私ども判断をし、先ほど来申し上げておりますように、今日まで私ども発言をしてまいりました。特に私は重大視をいたしておりますのは、衆議院本会議におきまして、これは赤旗の記事でございますけれども、共産党の金子議員が発言をした内容が伝えられております。それは、今回、一致性というこれまでの慣例を踏みにじって四党案が本会議に提出されました、これは議会制民主主義に反するものであり、共産党はこれに強く反対をすると、こう述べられております。言うならば正規の――私は当否は別にいたしましても、委員会での正規の決定を正式に別な決定に取りかえることは、当否としては政党でいろいろ判断がございます。しかし、いずれにいたしましても、それすら議会制民主主義を踏みにじるというこの共産党の主張からいくならば、今回の共産党のとった措置は、どういうふうに私どもは理解をしたらいいんだろうか、私もかなり悩みました。議会始まって以来の事件だと言われるだけに、私は社会党のかつて議運理事をやられた方々を歴訪しまして、いろいろ過去の例、あるいは今日までの問題点等を尋ねてみましたけれども、なかなかいい案等もございませんでした。そういう意味で、私ども自身もきわめて私は悩んでこの問題の討議に参加をしてきた一人であります。
 しかし、いずれにいたしましても、いま私はここで明らかにいたしたわけでありますが、こういう事実関係の上に立ちまして、私どもはあくまでも民主主義というのは手続が大事である、どんなにりっぱな決議案、法律案でありましても、誤った手続のもとでやることはたいへんだと私は考えております。そういう意味で多少時間かかっておりますが、理事会――かなりな理事会を開きましてこの問題についての議論を進めてきたわけであります。
 そういう意味で私はこの委員会で各党それぞれ、これは問題があろうと思いますが、いずれにいたしましても、事は国会の運営に関する重大な内容を含んでおるわけでありますから、十分なひとつ論議を願いたい、こう思います。
 かいつまんで私は私どものとりました態度と、私どもの考えておりますことと、さらに事実関係をここで明らかにして、社会党の一応の意見としておきたいと思うんです。
 あと、また問題別によりまして、私どもそれぞれ発言をさしていただきたいことを留保しまして、一応の発言を終わらしていただきます。
#4
○峯山昭範君 ただいま経過等につきましては、社会党さんから詳細にありましたので、私はもう重ねてここで発言することは省きますが、いずれにしましても、議院運営委員会の理事会が実質的議院運営の中枢的な役割りを果たすものであることは、もうこれは皆さんも御存じのとおりだと思うんです。しかし、私はほんとうにこの議運で各政党の代表の方が出席をして、そして一つ一つ発言することが、一々それは党を代表した発言であるのか、あるいは個人の発言であるのか、それを一々明確にしなくちゃならないということは非常に残念であります。当然、私は議運に出席して発言する場合は、それは当然党を代表した発言であるのは当然であると思います。そういうような観点から見まして、実はきょうはここに幾つかのテーマが上がっておりますが、本来ならば、こういうようなテーマも議運の理事会で一つ一つ解決をしていくべき問題だと思うんです。しかしながら、いま社会党の理事の方から説明がありましたように、議運の理事会で確認したこと一つ一つが、あとで全部あれは確認してなかったということになってくると、一つ一つの問題をどうしてもやっぱりこれは速記をつけるなり、ちゃんとしてやらないとどうしようもない。私たちはこういうふうにしてやらなくちゃならないことは、ほんとうに残念でありますし、またやりきれないような気持ちであります。私たちは先ほど社会党さんから説明がありましたように、少なくともこの決議案の問題につきましては、私たちも共産党さんに一生懸命一緒にやろうということで説得もしてまいりましたし、また、今回衆議院の態度と違った態度を表明されたことについても、私たちは歓迎すると、こういうぐあいに意向を明らかにいたしております。
 しかしながら、要するにあれだけのことをやっておきながら、議運の理事会における共産党の理事さんが発言されたことは、要するにあれは党の責任はないんだ、全部須藤個人の問題だということになってまいりますと、今後の問題もありますし、重要な問題を含んでおりますので、どうしてもやっぱり公開の場で明らかにする必要がある、この点が一つ重要な問題としてクローズアップされてまいりました。さらに議論をすればするほど重要な問題が出てくるわけであります。
 たとえば昨日の理事会におきまして、これは民社党の田渕理事から発言があったわけでありますが、いまこういうふうな問題をもし自民党さんがやったら一体どういうことになるのか、もし自民党がやったならば、これはもうとてもじゃないけど国会は全部ストップしてしまうような重要な問題である。しかも法案が間違っていた場合にあとで訂正すればいい、そんな簡単なものなのか、そういう民社党さんの理事の質問に対して須藤さんは、そのときの私の記録によりますと、これもまた正確にではないかもしれませんが、とにかく法案が間違っていた場合はあとで訂正すればいいじゃないか、間違いを認めてもやむを得ないと、こう簡単におっしゃるわけです。そうして、この問題がそういうぐあいに簡単に訂正されるのかどうかという問題が一つあります。
 さらに、これも理事会で問題になったことでありますが、小さな問題、ごちゃごちゃした問題をつついて私たちが決議をおくらしておる、だから決議を早くやれというような発言もありました。これもちょっと私は非常に、運営上の問題を先にするか、議題を。きょうのテーマの中にもありますけれども、非常にこれは重要な問題を含んでおる。すなわち運営上の問題はたな上げにして、本題に先に入れというわけでありますけれども、そういうわけにも実際問題いかない、いわゆる先ほど話もありましたように、議会制民主主義の根本は手続であります。手続をいいかげんにして議題に入るというわけにはいかないわけであります。そういうような観点から考えましても、私はこの問題は少なくともきょう委員長がまとめてくださって私たちの手元に全部で四項目、何点かの点が指摘されておりますが、こういう点について少なくとも共産党さんで一つ一つ明快にお答え願いたいと思いますし、また、一つ一つの問題を明らかにしてすみやかに私たちは決議をやりたい、こういうぐあいに考えております。
#5
○中村利次君 委員の交代については御確認をいただいたんでしょうか。
#6
○委員長(植木光教君) 手続、きちんと済んでおります。
#7
○中村利次君 本問題の経過とその事実関係につきましては、先ほど順を追うて詳細に御発言がございましたので、私もこれはあえて繰り返しません。
 たいへんにこの核実験に関する本院の決議は、私はきわめて重要であると思いまするので、したがってここに提起されておりますような問題にかかわりなく、これはぜひ決議をすみやかにやりたいという気持ちで一ぱいであります。
 しかしながら、いままで各委員から御発言がございましたように、院の運営についてけじめをつけないということは、これは何としても今後に大きな禍根を、決定的禍根を残すものでありますから、この点については私は明確な答えを当然出されるべきであると考えます。
 ただいま議題になっております、この委員長がまとめていただいたものをずっと追っていきましても、議運の理事会における各党の理事の発言と党の責任の問題まことに明確でありましてね、理事個人のミスということでこの問題は片づけられない、もしそういうものが通るとしますと、皆さんおっしゃいましたように、今後の議運の理事会の運営というものは、全くこれはもう各党が責任が持てないということになるわけでありまして、私はやはりこういう初歩的なことが、イロハのイにも類することが議運の理事会、あるいは委員会において議論をされなければならないというところに、まことに重大な問題があると思いますね。そういうことは少なくとも理事会においても委員会においても議論をされるべきことではない。これはもう当然明々白々のことでありますし、そのことが議論をされなければならないというところに私はたいへんに本院の運営がゆがんでおるということを指摘せざるを得ないと思うんです。
 それから、理事会の決定申し合わせ後に、これと異なる事態が生じたことを事前に外部に発言した問題にいたしましても全く同じでありまして、これはもう明らかに院の機関の無視ということにならざるを得ません。
 それから釈明の問題でありますけれども、これもやはり同じことが言えるわけであります。
 赤旗の記事の問題につきましても、きょうの理事会でもこれは議論をされましたけれども、七日及び八日の問題ですね、特に八日の問題につきましては、これは七月の六日の理事会における決定に従って議運の委員長が処置をされたことに対して、八日付の赤旗の記事は一問一答、須藤参議院議運委の理事との一問一答という形で、委員長のこの処置に対して、越権行為であってとんでもないことであるという意味の記事になっておるわけであります。この一問一答の事実があるのかないのかという質問に対して、須藤さんは一問一答の事実はないというお答えがあった。ところが、先ほど再開をされました理事会では、一問一答という形はとらなかったけれども、赤旗の記者と話をしたことはした。したがって、赤旗の編集上一問一答の形をとるかどうかということは、これは赤旗の問題であって、自分とは全く関係がない。したがって、そういう点についての異議があれば赤旗の編集局にじかに抗議なり、あるいは話をすればよろしかろうということでありましたけれども、しかしながら、その中で越権行為であってとんでもないことであるという意味の発言をされたかどうかという点については、そういう発言はしていないというお答えであったわけでありますから、これはそのまま残っているわけですね。ですから私はもうこれ以上申し上げませんけれども、すべてが事実に反するようなことで本院のこの運営というのがたいへんに混乱をしておるわけでありますから、きょう議題となっておりますようなことを事実関係に従ってこのことを確認をして私は決着をつけていただきたい、こういうぐあいに考えます。
#8
○桧垣徳太郎君 核実験に対する反対の決議をめぐりまして今日まで至りました事実関係、その経緯についての山崎理事の御報告は私ども全くそのとおりであるということを確認をいたします。
 私どもとしては、この重要な核実験反対の決議を行なうということについて、各党間の了承の上に全会一致で決議をいたしたいという念願に燃えまして、私どももできるだけの協調をいたしたつもりでございます。
 で、私は、それがこういうふうに延引をいたしてきました理由が、日本共産党の態度変更、あるいはその代表であります須藤理事の発言に端を発しているということは、これはもう明々白々であると思うのでございます。
 なぜそれが問題となったかは、いままで各理事から、各委員さんから御発言のありましたとおり、いやしくも議会の運営というものは、一定のルールに従って取り進められなければならないということは当然のことでございまして、もしルールのない議会というものがありますならば、それは私は何らの権威も持ちませんし、私は国民から負託せられました国政の権能を果たす場とは言えないというふうに思うわけでございます。でございますから、議会運営の中枢的な役割りを果たすものとして期待されております議院運営委員会理事会というものは、それぞれ交渉各派を代表する者によって責任ある発言が行なわれ、また責任ある発言に基づいて決定を行なわれるということでなければ、理事会の存在理由は私はないと思うわけでございます。
 この問題をめぐりまして、日本共産党の代表須藤理事からはいろいろな御発言がございますが、これは逐次順を追って問題点を解明、はっきりさせていくということが、この委員会を持ちました理由であるというふうに思いますので、そういうお立場からひとつ御議論をいただきたい。
 たいへんかってなこと、言い方になるかもしれませんが、決議を早く本会議に上程をして決議として成立をさせたいという念願は、自社公民四党におきましては、当初からの考え方でございます。現に共産党は反対をなさいましたけれども、私ども四党は、委員会の審査省略ということに賛成をいたしまして、直ちに上程を望んだのでございます。こういう点につきまして、われわれの基本的な態度がどこにあったかということと、本日この委員会が開かれるに至りましたその理由というものを、ひとつよく御理解をいただきまして御発言をいただきたいと思いますし、私どももその観点からの発言を今後続けさしていただきたいと、かように思います。
#9
○須藤五郎君 私は、先ほど議事進行について質問いたしましたのは、これは、実は私はまだ昼食をとっておりません。それで、先ほどサンドイッチ一つ口にほおばったときに事務局から連絡がありまして、それで、私はまだ食事中ですから、食事が済むまで待ってもらえないかという発言をしたんです。そうしたら、委員長のほうから、待てないというお答えでしたから、私はずいぶんひどいものだなと思って実はやって参りましたが、まず私が先ほど申した内容は、そういうことを発言したかったんだということです。だから、人間というものは、やはり食事は必要ですから、せめて昼食事ぐらいは落ちついてさしてもらいたいということなんです。(発言する者多し)いや、それならどうぞ、それは御自由でございますけれども。それでですね、かねがね、いつも私は申してまいったわけでございますが、こういう問題は、この場で論議する問題ではないと私は思っております。しかし、皆さんがいろいろとこういう問題について御発言をなすっている、意見を述べていらっしゃいますから、私もいささか発言をいたしたい。
 いま必要なことは、私たちの党、わが党の、決議案に対する賛成の態度表明に基づきまして、賛成討論を私たちは申し入れました。それは先ほどの山崎議員の経過報告にもあったようです。いま残されておる問題は、この賛成討論をどう扱うかということをきめていただくこと、決議案の本会議採決の手順に入っていくということだと私は思っておるんです。いま残っておる問題はこれだけであると、私はこういうふうに考えておりますが、いま皆さん方がいろいろと態度を表明されましたから、私も私の考え方を少し述べさしていただきたいと思います。
 まあ、最初の「七月五日の理事会決定とその後の共産党の態度変更の問題」、それから第四にある「運営上の問題と議案処理の問題」と、この一と四の問題に関連して私は述べさしていただきたいし、またその一の中には一、二、三とあります。こういうことも含めて、一括した私の意見を聞いていただきたいと思うんです。
 第一は、核実験問題に関する決議案をめぐる参議院議院運営委員会での私の態度変更について、これが議会制民主主義の根本にかかわるものであるとか、国会運営のルールに反するなどの非難が行なわれておりますが、ここには、政党の政策決定や議案に対する態度決定の根本にかかわるきわめて原則的な問題が含まれております。この際、わが党の基本的見地を明らかにしておく必要があるように思います。
 第一は、本来、政党がその政策や議案に対する態度を決定するにあたりましては、外部の何人からも干渉を受けるものでないことは理の当然だと思っております。政党が一度表明した態度を、何らかの事情によって変えることも当然あり得ることであり、その政党の権利に属することであります。今回の場合は、核実験決議案の最終的処理に対する議員団の態度が決定される以前に、私が熟さない判断によりまして誤った態度表明をしたので、後に議員団の態度決定に基づいて変更訂正したものでありますが、いずれにしましても、この態度表明の変更は、わが党の責任と固有の権限において行なわれたものであり、そのことについて、他の政党や国会の機関の承認を必要とする性質のものではないことは明瞭だと思います。態度変更の結果、その政党が、外部からどのような評価を受けようとも、それはその政党自身の利害にかかわる問題ではあっても、新しい態度表明そのものを、外部から、他の政党であろうとあるいは国家機関であろうと、それを承認するとかしないとかいう性質の問題ではあり得ないのであります。したがいまして、今回の場合のように、核実験問題決議案に対する私の党議に沿わない誤った態度表明に関して、党を代表する理事の誤った態度表明を訂正する新しい態度表明がなされた場合、その党の内部のいきさつや真意のせんさくを、他党が納得ゆくまでしなければならないということは、いたずらに不必要な混乱を持ち込むものであると思います。他の政党が、態度の変更、訂正について批判があるならば、それは議事運営とはかかわりのない政党次元の問題としまして、言論をもって行なえばよいのであると思っております。
 なお、理事会で表明した態度を訂正変更するにあたりまして、次の理事会まで外部へそれを一部発表すべきでないなどの議論が行なわれておりますが、これも政党の政策決定と表明の自由を侵す誤った議論といわなければなりません。
 なお、この際、私は一言つけ加えておきますが、私たちの五日の晩反対をしたその態度を賛成に訂正しました。そうして、私はその直後、委員長に連絡をしようと思ってさがしましたが、委員長は見当たりませんでした。もうすでにお帰りのあとでございました。そうして、私は自分の部屋に帰っておりました。そうすると、社会党の鈴木さんから電話がありまして、自分はこれから記者会見をしようと思っておるが、君のところはどうするんだということでございましたから、うちもやることにしておると、こう申しました。それでは一緒に行こうではないかというので、私は社会党の部屋へ参りました。そうしたら、鈴木国対委員長はすでにもう記者会見に出席されたあとなので、私は追っかけて参議院の記者室へ参ったわけです。そのとき私と一緒に行ったのは星野君だったと思います。そこで私は初めて記者諸君に話をしたわけですが、その席上、鈴木さんも、それから民社党の向井さんもいらっしたと思います。だから、そこで社会党の鈴木さんも、民社党の向井さんも、共産党の態度が変更されたことをお知りになったことだと思っております。そうしてその帰りのときだったと思いますが、私は公明党の部屋を訪れまして、われわれは反対から賛成に態度を変更しましたということは、公明党の部屋に参って報告いたしました。反対から賛成に変わったことを私は報告したはずです。
 なお、委員長にお会いすることができなかったので残念に思いまして、六日の早朝です。私は委員長の宅へ電話で連絡をしたいと思って連絡をいたしました。そうしたら、もう委員長はすでに国会へ出発したと、こういうお答えでした、留守の方が。それで、委員長には急いで報告する必要があると思って、私は九時ごろ登院をいたしました。そうして委員長のところへ報告に参ったと思っております。それで、ああいう場合に、私はできる限りの手を尽くして、いっときも早く委員長のお耳に入れて、しなきゃならぬと、こういうふうに考えて、私は不十分ながらそういう措置をとったということを、この際つけ加えておきたいと思っております。
#10
○山崎昇君 一つ一つ、これ、あとでまとめなきゃならぬと私は思うんですが、いま須藤さんから言われたことで、私は重要なことがあると思いますから、ちょっと補足をさして意見を述べさしてもらいたい。
 それは、私も政党政治を否定するものではありません。また、政党はどこからもとやかく言われる性格のものでないことも、私も承知をいたしております。しかし、国会で問題を処理するのは、国会の機関で議論をしてきめてやっていかなければなりませんから、議運委員会の理事会あるいは議運あるいはその他の機関が置かれているわけです。ここできめたものは、そこで変更するのが私はやはり議会制民主主義の手続でなければいけないと思います。しかし、国会の機関でものごとがきまるまでの間に、各政党が政党同士で話をすることもけっこうです。あるいは内部でどういうふうに検討するのも自由であります。これは私もそうだと思います。したがって、今度のこの決議案を上程するにあたりまして、一方では野党内部の国対委員長会談で相談をまる一日やりました。また非公式に、私ども中心でありましたから、社会党の国対委員長と自民党の国対関係者との間に、いま野党ではこういう点が議論されますということを連絡していることもまた事実であります。しかし、先ほど私が申し上げましたように、野党四党の国対委員長会談がまとまりませんから、これは国会の問題であるから、議運理事会で正式に議論をすべきだということで、五日の晩六時から議運理事会に舞台が移って、そして、理事会で須藤さんも出席の上で議論をし、先ほど御報告申し上げたような決定を行なったわけであります。加えて議院運営委員会で決定をしたわけであります。ですから私は、もし共産党が、その態度を改めることはあなた自身の党の決定でよろしいと思うんですが、外部といいますか、いきなり、国会の理事会の招集もなければ何にもないのに、記者会見で、おれのほうは賛成である、態度がまるっきり変わってまいるわけであります。
 また、私は先ほど時間的な記録を申し上げましたが、七時二十分には正式に文書で賛成討論の通告をいたしておるわけです。一体これは私ども、どう理解したらいいんですか、私はおかしいと思う。もしも賛成討論の通告をするというなら、翌日理事会を開いてそこで行なうか、そのあとに手続としてはとるべきものではないでしょうか。共産党が、政党でものをきめたら、国会の機関できめたことをどうでもいいということには私はならぬと思う。その点は、私は一共産党の問題でありませんで、議会の機関の運営に関することだから、私は正確にものを申し上げているわけであります。この点は、委員長、きちんと私はしてもらいたいと思うわけです。
 それから、須藤さんから個人の問題が出されました。私は、人間ですから誤りをおかさないなんていうことはないと思います。だから、少し余談でありますが、田中総理が就任直後原稿を読み違えた点がありました。しかし、私は総理大臣といえどもものを間違えるときがある、総理大臣だからものを間違ええないんだということを考えること自体が誤りだと私は思っております。ですから、故意に誤れば別でありますけれども、どうしてもしょうがない理由等で誤った場合には、すなおに私ども人間関係として認めるべきだという私は態度をとりました。そういうことから考えると、私は須藤さんだって、また私だって、いつどういう形で誤りをおかさないなんということは言えません。しかし、これもやっぱり限度の問題がございます。私は、先ほど時間的に申し上げたのはその点でありまして、須藤さんが理事会で述べられたあと、あなた方の党は正式に決議案を文書で提出しているではありませんか、第八号決議案というものを。では、あなたが理事会で述べたことと、党が正式に文書で出されたこの決議案提出という行為と、どういうふうに私ども理解をしたらいいんだろうか、それはあなたが個人的な誤りだと言うにはあまりにも飛躍があるんではないだろうか、こう私は判断をいたします。
 そういう点で、私はあなたを疑い責めるわけではありませんけれども、やはりあやまちはあやまち、そうして手続的に間違いをおかしたんならおかしたということを明確にして、今後そういうことのないようにしながら、私ども参議院の運営というものをやっていくのが筋道ではないでしょうか。これが今日まで私ども社会党が重要視をしてまいったことでございます。
 なお、私は、言論は自由だから自由にやりなさい、そのとおりであります。しかし、どの政党でも、お互いに国会でものごとをきめていくわけでありますから、国会の機関の決定ということは、一番私は重要視をしなければ議会制民主主義は成り立たないと思っています。そういう意味で、どうか、その点はひとつ十分御反省を願いたいし、また委員長に私は要望するんですが、この案にございますように、今後私ども理事会へ臨む、あるいは議運委員会ばかりでございませんで、その他の委員会もそうであります。また本会議もそうであります。ですから、この議事手続を重要視をするがゆえに、国会法があり、規則があり、慣例があり、さらにその内部にわたりまして一事不再議の原則でありますとか、あるいは委員会で反対をして本会議で賛成をすれば懲罰に値する事案になってくるとか、さまざまな罰則等を設けられるのは、私は民主主義下における議会制度というのは、実はこの手続が重要だから、そういう、今日まで何年かにわたって各党の英知がここに盛られておるものだと私は思うんです。
 そういう意味で、今回のこの事件は、単なる個人の誤りというにはあまりにも大きい問題を含んでおる。そういう意味で、私は感情的にならずに、冷静にひとつ国会の運営というものを、各党は分析をしながら、またいま起きております問題を扱って、今後こういうことのないように私ども気をつけてまいりたい。こういう趣旨で私ども社会党やっておりますので、どうか、この第一の点につきましては、重ねて委員長に要望いたしますが、今後やっぱり各党とも、国会の機関で議論をし、きまったものは、そこを通じてやはり変更あるいはその他の方法を講じていくんだ、こういう態度だけはこの機会に明確にしておきたい。そして、何かの機会に個人のミス等が出た場合、それが許さるべき限度のものならば、当然本人からやはり遺憾の意の表明があって、それをもとにして私ども今後お互いにそういうことのないようにつとめようではないかという態度を堅持をしつつ、これらの問題に対処していくのが一番正しいのではないか。そういう意味で、ここに出されておりますこれらの問題は、私ども社会党としては、これは常識の問題だと考えておりまして、委員長のこの提案に賛成をしておきたい、こう思うんです。
#11
○峯山昭範君 いま、社会党、山崎さんから話ございましたが、私もただいまの社会党の意見に全く同感であります。さらに一点だけ私は、先ほど須藤さんの発言ございましたのでつけ加えておきますが、これは、やっぱり私たちは議運の理事でございますから、各党を代表して出席し、そうして各党を代表して発言するというのは当然であります。したがって、先ほどの発言の中で、党の内部の問題に云々しようということは、話ございましたけれども、私たちは、決してその中の問題について云々しようなんで全然思っておりませんでして、この間の五日の理事会で須藤さんが反対されたのは、要するに共産党を代表して出席し、共産党を代表して反対したんだと、これだけ認めてもらえば、もう何ら問題ない問題でありまして、共産党を代表して出席をし、そうして、発言は須藤個人の問題となるから問題なのでありまして、この点ははっきりしておきたいと思います。
#12
○竹田現照君 これはあまりむずかしい問題じゃないんですね。この決議案をめぐる問題、先ほどからいろいろありましたけれども、いま須藤さんからいろいろ釈明がありましたけれども、五日の最終段階に、野党四党間のいろいろな経緯について、それからまた、共産党の決議案の案文について等も、最終段階で須藤さんから読み上げられました。その上に立って、日本共産党の最終案なるものが提案されたわけですね。そのときに私のほうから、読み上げられたのではわからぬと、こう言ったら、いま党で印刷をしているさ中です。では提案をされている決議二号はどうなんだと言ったら、これは撤回をして新たな決議を提案をするようにいま党が進めています、という段階で討議があったんですね。ですから、須藤さんが言われているように、いま党の議員団で検討中であるから、しばらく待ってもらいたいとか何とかという発言は全然ない。ですから、あのときの理事会の雰囲気からいっても、もしそういう御発言があれば、理事会は休憩をするにやぶさかでなかった状態にあったと私は思います。そういう状態の中で、党の最終案なるものを出されまして、その後先ほどから問題になっているような事態であります。
 それから、六日の理事会でもその点がいろいろ出されましたけれども、この決議八号について私からただされたときも、須藤さんは、そういうものが出されていることを知らないとおっしゃったんですよ、出されたままで知らないと。では、こういう対案を出しておきながら四党案に賛成をすることが筋が通らないではないかと私が言ったら、いや、これは賛成をするんだから当然撤回をいたします、こういうことだった。しかし、先ほどわが党の山崎理事からいろいろ言われたように、五日の八時二十分の段階で正式に賛成討論通告をなされたときに、須藤さんが、共産党があとから出された決議八号を取り下げる意向がないとおっしゃっているわけですね。そうすると、そういう面から、一貫して理事会におけるやりとりについて須藤さんのおっしゃること、共産党がとられているいろいろな一連の動きがどうもちぐはぐでありまして、さっぱり一貫性がないところにわれわれは今後の院の運営に非常に責任が持てないから、この問題は手続上明確にしてものごとを進めるべきだ、こういうことを主張しているわけでありまして、これをいろいろ、白黒並べる必要はないんです。ただ、五日以来の経緯に照らして、共産党がとられた手続が、須藤さん個人のミスだなんていうことではなく、党自体が手続をとられた経緯を含めて、間違いだったら間違いだということを認めた上に立って、この決議案に同調されるかどうかということはその次の問題なんです。このことだけはっきりすれば、この問題は簡単に決着つく問題だと私は思っておるんです。
#13
○中村利次君 やはり、これは問題のすりかえはいけないんです。ですから、事実関係は実に明確になっておるわけでありますから、七月の五日の理事会で須藤さんが反対の――この委員会ですね、委員会の議決をするときに、共産党として須藤さんが反対をされたという事実と、それから決議八号を日本共産党から出されたという事実というものは、ぴたっとこれは合っているんです。ですから、先ほどの須藤さんの御釈明によりますと、党の議員総会の意思を十分承知しない中で、自分は理事会、委員会において態度を表明をしたというお話でありましたけれども、それは事実に反するということは、いまの事実関係からいっても明確でありますし、それからもう一つは、政党の決定、態度を変更することは、何人といえどもこれは容喙することはない。そのとおりです。これはだれも容喙してないんですから。共産党さんが反対を賛成に変えられたという事実に対していい悪いと言っている者はだれもいないんです。私どもはこれは歓迎をすると言っているんです。ということと、だから、そういうことは政党の自由であるから、したがってそのことを議論するのは間違いである。だれもそのことは議論していないんですから、そういうすりかえをしないで、いわゆる公的機関の議運の理事会、委員会の決定に対して、そこに参画をされた須藤さんが共産党を代表されたのかどうか、第一点ですね、これは。ですから、これは私のミスであって、党には責任はないと言われたことは、これは先ほどの釈明では何ら釈明になっておりません。ですから、これはやはり党の責任として、委員長、これはひとつここでけじめをつけていただきたい。それから、したがって第二項の個人のミスかどうかの問題は、これは問題になりません。
 三項の「理事会の決定申合わせ後に、これと異なる事態が生じたこと」、これは事実関係については須藤さんもお認めになっておるわけでありますから、したがって、そのことは何ら、公党が事前であろうと事後であろうと、そのことを対外的に発表したって、そんなことは何ら非難さるべきではないという御意見でありますけれども、しかし少なくとも、これは各党あるいは各議員がルールに従って運営をしておるのに、そのルールを無視した、そういうのは必要ないんだという御発言は、これは全く、そういうことを実際容認していたんでは、今後の院の運営というものは、すべてこれはでたらめになるわけでありますから、どこに責任の所在を求め、何をたよりにして、基本にして、院の運営をやっていくのかという根幹に触れることですから、これもひとつ、私も委員長のここでお出しになっておるこのとおりに賛成をいたします、このとおりに確認をして議事を進めていただきたい。
#14
○委員長(植木光教君) もう一人、それでは。(「もう二人だ」と呼ぶ者あり)
#15
○桧垣徳太郎君 いろいろ御議論が進んできたわけですが、ここの議題の中で明らかにされておりますように、いやしくも、議運の理事会、大きく言えば国会の運営全体でございますが、国会の機関において各党代表の理事が発言をしたということが、それは協議の過程において訂正をされるということは、これはあり得ることでございます。しかし、反対、賛成というきわめて重要な決定について発言をしました限り、それは当然党の責任ではないかということを私どもは言ってきた。ところが、これは私の聞き違いかしれませんが、いまだかつてこのことについて、共産党代表の須藤理事からは、党の責任でありますということを聞いてないわけでございます。でございますから、この点についてはっきりさしていただきたい。
 それから、党の責任であるということであるならば、須藤理事を通じて表明されました共産党の態度が、その後、訂正といいますが、変更されたと、少なくとも理事会の問題としては扱わざるを得ない、当然のことだと思うのであります。で、須藤さんは何回も何回も、あるいは何十回と言ったほうが正しいかと思いますが、あれは須藤個人のミスであるというお話でございますが、これがミスであるかどうかの認定については、これは私も他の理事さんのお話しのとおり、当人の主張をしました時間と、党の中で事務局に正式に手続をしております時間とは全く一致をいたしておるのでございますから、その間にそごがないのに、個人のミスが起こったということは理解しかねる。しかし、一歩譲って須藤さんに何らかのミスがあったといたしましても、それは共産党内部の問題でございます。私どもがそのことによって理事会の決定ということについての権威をどうこうするわけにはいかないというふうに私は思っております。そのように、それぞれの代表によって十分に討議をされた上で、また事前の折衝が行なわれた上で、理事会の決定申し合わせが行なわれた、その決定申し合わせを変更するということであるならば、当然外部に公表をいたします前に、国会の機関に、実はこうこうで変更になりましたということを、表示、表明をいたしました上で私は外部に発言するというのが当然のことではないか。これが、いま須藤理事のお話しのように、あたかも党の政策決定が何人の干渉も受けることなく自由であるということとすりかえられては困る、私はそう思うわけでございます。
 言うまでもなく、政党の政策決定、あるいは決定したものを変更が自由であるということは、これは当然のことでございまして、重ねて申し上げますが、議運の理事会におきまして、共産党の政策転換ということについて、何らの批判もしたこともございませんし、それについて干渉がましい片言隻句も出たことがないということは、はっきり申し上げておきたいと思います。
#16
○玉置和郎君 一番最初に、須藤さんが発言されましたことについて言及したいと思いますが、私は昼めし食っておるからこの会議をやるな、やってもらっては困るというふうにとられるような発言があったということは、私まことに残念だと思う。もうすでに院の議長、副議長が出られて、そうして、問題を起こしたのは共産党のほうなんです。須藤君なんです。その須藤君が反省の色一つもなしに、おれが昼めし食って、サンドイッチ食っている間やるなというような、それに近いような、これは暴言ですよ。こういうことで委員会を開くということについて、私ははなはだ疑問を持つ。この辺から私は委員長の見解をまず聞きたい。
 それから二番目に、この当時ちょうど委員会開かれておりまして、私の前に須藤さんがすわっておった。渡辺君が血相変えて入って来た。耳打ちをした。そうしたら須藤さんが、ちょっと待ってくれと言うんで、ははあ、私はどこからか指令がきたなと思った。それがきょう聞いてみたら、議員団の態度が熟していなかったから云々と言う、そうして、ようやくきまったから云々と言う。はたしてその当時、参議院の議員団なるものがどこで開かれておったのか、この辺の究明も私はなされてしかるべきだと思う。これは大事なことなんです。院の運営に関することなんだから、私はあえて共産党、他党のことにまで言及して言うんです、言及するんです。この辺の真相究明が今後の私は大きな課題だと思う。
 もう一つ、三番目には、委員長が、赤旗に書かれておるこういう事実関係の記事、おかしいというので、あなたは赤旗に申し入れをされた。それに対して赤旗は、これは共産党の機関紙です、委員長の申し入れに答えるにですね、われわれの聞いておる範囲におきましては、真実をもってしていない。こういうことに対して委員長はどうしたのか、今後どうされるのか、これも聞きたい。
 私はこの辺で、こういう問題は、河野議長さん、議会制度に関するたいへんな問題だと思うんです。議会制民主主義を守るというわれわれの基本的な立場からいったら、これはないがしろにできない重大な問題、単に議運の委員長だけの問題じゃない。院全体の問題だ。そうして釈迦に説法でございますが、先ほどから山崎理事、皆さんが言っておられますように、議会政治というものは手続を尊重するということなんです。その手続を一方的にこれを踏みにじって、そうして今日まで重大な核決議の、この決議案なるものを延引をさして、いまだに党として陳謝がない、須藤個人としても陳謝がない。私はこの辺一体どうするのか、この辺のところも議長の判断を仰ぎたいところなんです。
 それに加えて、将来おそらく共産党も議席をふやして、そうして理事も各委員会で持ちたいと思う、そういう願いを持っておると思う。そうした場合、理事が出てきたら、またこんなことをやられたらたまったものじゃない。そこで各委員会は、この問題について、質疑に入る冒頭に、各委員会の自主性において、委員長がこの問題について、各委員会で各委員にはかって、こういうことのない申し合わせをしていただきたい。こういうことについて議長の御見解をお漏らしいただきたいと思います。
#17
○議長(河野謙三君) 私に名ざしで御質問か御意見かお尋ねがありましたが、私は決してこの問題を軽視しておりません。大事な問題であるだけに、こうして議運の理事なり、議運の委員会も連日にわたって慎重審議されておる。むしろ、はたから見ますと、何をしているかと言われるぐらい、疑問さえ起こるぐらいに慎重に討議されておる。このこと自体、私はこういうふうに慎重に扱われるということに対して、私は深く敬意を表しております。
 で、議会というのは、私はいつも言うように、議論の場所ですから議論は十分したらよろしい。そういう意味で、特に事が重大でありますから、たっぷり議論をしてもらうという意味で、こうして、理事会で済むことと思いますことを委員会まで開いてやっておられる。私はこの措置は非常に委員長として妥当である、かように考えております。
 それでよろしゅうございますか。
#18
○玉置和郎君 各委員会の取り扱いは。各委員会で、こういう問題、将来起こらぬように常任委員長に……。
#19
○議長(河野謙三君) だから、起こらぬように、そういうことをここにいま、委員長の見解として、国会の運営の正常化について委員長の見解が出ておるわけです。これに対して皆さんの御意見を聞いておるわけです。私は非常に妥当な取り扱いだと思います。よろしゅうございますか、私は全面的に是認しております、これは。
#20
○委員長(植木光教君) ただいま御質問がございましたが、この委員会は一時に開会をすることを理事会においてきめまして、そのような手続をとった上で開会をしたものでございまして、一部理事がおくれて来られましたことは残念に存じますが、いずれにいたしましても、今後はきめました時間に開会をすべくお互い努力をいたしたいと存じます。
 なお、赤旗記事の問題につきましては、後ほどまだ論議がされようかと思いますので、それに譲りたいと存じます。
 先ほど来それぞれ各党、各委員から御発言がございました。これは七月五日の理事会決定とその後の共産党の態度変更の問題、日本共産党の釈明の問題、さらに運営上の問題と議案処理の問題についていろいろ御見解が述べられ、また建設的な御意見が展開をされているのでございます。したがいまして、私といたしましては、この議院運営委員会及び理事会が、実質的に議院運営の中枢的な役割りを果たしているという事実にかんがみまして、第一には、各理事は、それぞれ会派の代表として出席し、発言するとともに決定に参画するものであるので、その意思表示については最終的には会派が責任を負うべきものであること。
 一、理事会の決定については、各会派とも最大限に尊重し、順守すること。
 一、一たん理事会で決定した後、これに変更を加える事情が生じたときは、まず理事会において協議を行なうこととし、いやしくも事前に理事会外において発表するようなことはしないこと。
 この三点につきまして御確認をいただき、今後、努力を続けてまいりたいと考えております。したがいまして、この三点についての確認を後ほど開きます理事会において行ないたいと存じますので、さよう御了承をお願いいたしたいと存じます。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○委員長(植木光教君) 次に、もう一つの問題として残っています赤旗記事の点について、山崎君君。
#22
○山崎昇君 私からまた、この問題について、私の固有名詞も出ておるだけに、意見を述べさしていただきたい、こう思うのです。
 この記事の内容が議院運営委員会の理事会の内容を報道しているだけに私は重要視をいたしております。特に、この議院運営委員会の理事会は非公開でございますから、私ども理事と、関係する事務局の職員だけが出席をしております。したがって、理事が発言をしない限り、外にこういう問題が出ていくということは、私はあり得ないと思っているわけです。で、理事会の申し合わせとしては、理事会が終了すれば、特殊な問題は別でありますが、委員長が代表しまして記者会見をして理事会の経過並びに結果等が話をされておるわけであります。これは私ども今日まで守られたと思いますし、それが一番正しいと思っております。しかし、各政党が独自で記者会見することを私どもとやかく言うつもりはありません。ただ、問題になりましたのは、おとといの理事会でございまして、七月七日の赤旗に私の名前、自民党の名前、名ざしで発言が報ぜられました。
 そこで、私は一回も理事会でこういう発言をしたことがない、こう私ども須藤さんに申し上げまして、須藤さんからちょっと休憩にしてもらいたい、党に帰っていろいろ協議をしてくるということになりまして、帰ってまいりましてから、私どもに対する答弁としては、赤旗の問題については議員団は責任がないのだ、赤旗に問題があれば赤旗に言いなさい、こういう態度表明がございました。
 そこで、私から重ねて、それじゃ理事会に出席しておった須藤さんにお伺いするが、私はこういう発言をしたとあなた思いますか、須藤さんから、そういう発言がなかった、こういう発言がございまして、理事会はこの七月七日の赤旗に載せられておりますような内容の発言がなかったということを確認をして、これは重要なことであるから、委員長は赤旗にやはり訂正等の要望をすべきではないか、その取り扱い等は委員長に一任をするという理事会の決定がありまして、実は委員長から赤旗に対して訂正の要望書が出されておるわけであります。それに対しまして、赤旗からの答弁は、きょうの理事会で報告がございましたけれども、これまた院と関係はない、あるいは、あれは赤旗が責任を持ってやったことだから、まあ、簡単に言えば、とやかく言うなというばかりの回答であります。私どもは政党の機関紙でありますから大切にしなければならぬと思う。だが、出席をしておりました理事が、そんな発言がなかったのだということを言いながら、赤旗は、あたかもそれがあったように報道される、これは私はことばは悪いが捏造ではないか、あまりにもひどいではないか、こういうふうに私は考えまして、この問題をとっておるわけです。特に、非公開の理事会の内容でありますだけに、私は院の運営と関連があると考えまして、実はこの問題を取り上げました。
 さらに、日曜日の赤旗がまた問題になりました。それはなぜかといえば、委員長のとった措置が越権行為である、あるいは先ほどちょっと出ましたが、須藤さんとの間に一問一答がなされたという形で須藤さんの発言内容が報道されておる。そこで、先ほどの理事会で須藤さんにお聞きをしましたら、一問一答はありませんでした。委員長の越権行為だなんということを言った覚えがありません。こういうことになりました。私が理事会で、もし須藤さんがそうだとするならば、一体、赤旗というのは、どこからどういうふうに記事を取って書かれるのか、それは御自由でしょう。しかし、あまりにも国会の運営について、こういう、なかったものをあったような形でやられる、あるいは、それの訂正を申し入れれば木で鼻をくくったようなあいさつをされる。一体、院の権威はどうやって保っていくのだろうか、私はここに問題があるのではないかと考えまして、この問題を取り上げているのです。ただ赤旗がどうだこうだという非難で申し上げておるわけではありません。特に私ども固有名詞を掲げての記事でありますだけに、私は社会党を代表しておりますから、社会党の名誉にも関する問題でありまして、これは政党同士の問題としても重要ではないだろうか、こう考えて私はとっておるわけであります。しかし、今日まで私はきわめてこの問題等についても冷静にものを述べたつもりでありますし、お聞きをしたつもりであります。そういう意味で、今後、私は赤旗等が、この非公開であります議運理事会等の問題を書かれる際には、慎重の上にも慎重を期していただく。さらには公党の名誉にかかわるようなことはやめてもらいたい、そうして事実に基づいて私は書かれることにはやぶさかではありません。その点をこの機会に強く私は要望しておきたいと思うのです。したがって、委員長は、ああいう答弁を赤旗の編集局の次長からされたわけでありますが、重ねて委員会としては、赤旗に対して、今後慎重な態度でやられますように、特に院の運営に関することでありますから、私は要望をしておきたいと思うのです。
 これ以上、私はこの問題についてあまり多くのことを申し上げるつもりはありませんけれども、今日まで四日間、七月五日の理事会以来、終始一貫こういう問題で理事会が議論されて、一たんは理事会で確認をされて、休憩後になるとそれがまた変わってくる、これでは私どもやっぱり人間的な信頼関係にもひびが入ってくると思われます。
 さらに、ここにあげてあられますように、二つ目の問題とも関連いたしますが、私どもも党の幹部から報告を受けております。六日の日に各党の部屋を回りまして、渡辺さんと星野さん、それに共産党の事務長である櫻井さんというのだそうでありますが、三人、各党を回られまして、あれは須藤が党の方針を誤ったのだというような発言、さらには須藤個人の責任である、たいへん御心配かけ、御迷惑をかけて申しわけありませんでした、三人で歩かれたという、そうして共産党としては賛成することになったのだから御了解くださいと、こう言って回られたという。四党全部同じであります。私どもも国対委員長と副国対委員長がこれに立ち会っております。しかし、次の日の理事会で御本人に確かめたら、遺憾でありましたと言った覚えはありませんという須藤さんの話であります。これでは私は、一体、各党の控室を回って党を代表して述べられることがどうなってくるのだろうと、私どもはだれを信用して話をしたらいいのだろうか、少なくともそれがうそだというならば、各政党をたぶらかしたと言われてもやむを得ぬではないだろうか、こうさえ私は考えさせられます。そういう意味では、私は共産党もやっぱり謙虚に、まずかったならまずかった、しかし、私どもの内部でいろいろ検討した結果、四党に同調することになったから今後も一緒にやろうではありませんか、手続的に誤った点があれば私ども直すし、今後そういうことのないように理事にはやらせますと、そういう形でこの問題の処理に当たるのが私は常識じゃないかと思っています。そういう意味で、私はきわめてこの事件もまた遺憾だと思います。どうか、そういう意味で私は、きょう共産党弾劾みたいなことばになっておりますが、深刻に私どもも悩んでおるのです。そういうことを申し上げておきたいと思うのです。やはりお互いに政党でありますから、ときには対立いたしますけれども、人間的な信頼関係を失ったら、これはもう何もできません。そういう意味で政策上の対立は対立としても、やはり議院運営だとかその他につきましては、私は人間的な信頼の上に今後ともこれらの問題の処理に当たって、そうしてこの参議院の独自性、自主性、あるいは参議院の権威というものを守っていく必要があるのじゃないだろうか、こう考えて、私ども二人理事でありますが、深刻に討議をしながら、また幹部とも相談をしながら、実はこの委員会に臨んで発言をしておるわけです。どうかそういう意見で、ぜひともこれらの問題については重ねて委員長にお願いいたしますが、今後こういうことのないように、ひとつ委員長からも御努力願いたい、また共産党も謙虚に、まずかった点はまずかったとお認めになるのが公党の立場ではないだろうか、こう考えて、今後ともそういうことのないように、ひとつこの機会にお願いをしておきたい。
 また、赤旗もどれだけ権威あるものか私は知りません。他党の機関紙でありますから知りません。しかし、私も一人の政党人として言えば、自分の政党の機関紙がこういう誤りをおかしたときには当然直すと、私はこの場で誓っておきたいと思うのです。そういう意味では、やはり須藤さんが出られまして、そういう発言がなかったと言われ、さらには先ほどの理事会で、一問一答のようなものはなかったと、こう私どもに言うわけでありますから、赤旗の記事についても、できればひとつ訂正を願いたい、こうこの場で要望しておきます。しかし、これは議院運営委員会でありますから、赤旗の記事をここで直す云々なんということを決議するわけにもまいりませんから、私は公党の立場として、議会運営に関連をしますから、この点については、ひとつ議院運営委員会の私は理事でありますから、要望、意見として述べておきたい。委員長において適宜お取り計らいをいただければ幸いだ、こう思って、この点についての意見を申し上げておきます。
#23
○桧垣徳太郎君 ただいまの山崎委員の御発言に関連いたしまして、私も若干の補足的な意見を申し上げさしていただきたいと思います。
 この日本共産党の渡辺、星野両国対副委員長が各党をお回りになった場合の発言の問題及び赤旗記事の問題は、根本的には議運の理事会運営の相互の信頼問題に帰すると私は思うのであります。もちろん赤旗記事の問題については、いやしくも報道紙というものが正確な事実を報道すべきであるという一般的責任があることは言うまでもないわけでございますから、委員会の中で、そういうことがなかったということが、各理事全部認めておりますことについては、私は率直に記事の誤りを訂正してもらいたいという気持ちがございます。また、その方向で委員長から適宜の御措置を願いたいというふうに思います。それから山崎理事の御発言にありませんでしたが、日本共産党の渡辺、星野両国対副委員長が各党をお回りになって、わが党におきましては、昨日の議運において、わが党の須藤五郎委員長が党の意見を勘違いし、十分に確かめないで核実験反対決議に反対討論をする旨の意思表示をしたため、たいへん御迷惑をかけておりますことは申しわけありませんと、こう言っておりますよということを申し上げましたら、須藤理事は、私はそういう二人が各党を回ったという事実を知りませんというお話がありまして、確かめに帰りますということで、いま山崎理事のお話のありましたように、共産党としてはそういう陳謝、あるいは釈明のことをやった覚えはございませんということでございまして、私どもは、一体、そういうことを、そのまますなおに受け取れるであろうかということに非常に疑問を持たざるを得ないわけでございます。つまり、そういうような不信感が積み重なっていきましたのでは、とても議運の理事会という率直な話し合いの場としての意味を失ってしまうというふうに思いますので、この点は私も山崎委員同様に、共産党におきまして、また共産党を代表される須藤理事としては、すなおに率直に、事実は事実としてお認めになる、また陳謝すべきことは陳謝をする、遺憾の意を表明すべきことは遺憾の意を表明するという公明な態度をおとり願いたい、私はそれを要望をいたします。
#24
○峯山昭範君 ただいまの問題に私のほうもちょっとだけ関係がございますので、一言はっきりさしておきたいのでありますが、私たちの党にも、いま自民党さんから発言がございましたような同趣旨の発言がありました。実は私のほうにも星野、渡辺両国対副委員長が参りまして、いま同様の申し入れがございました。
 この問題につきましても、須藤理事の話によりますと、要するに、あの決議案に対して反対から賛成に変わったということだけで、前段の項は全然なかったということでありますので、ほんとうに私たち非常に遺憾だと思います。
 それからもう一点は、先ほどの山崎さんのお話の中で、ちょっとさらに追加して私は言っておきたいと思うのですが、赤旗の記事のミスの問題につきましては、正確に三点ミスがありました。これはもうすでに議運の委員長の申し入れで明確でありますので、私は読みませんが、すなわち、この問題については山崎理事が確認すると同時に、あのときには須藤さんもその場でメモを全部めくって、須藤さんのメモに書いてあったことは、五日の時点の理事会に返ってというそこまでしかありませんでした。したがって、そのあとのいわゆる反対で行動されたいとか、あるいは反対討論すべきだとか、そういうようなことが明確にありませんでした。したがって、委員長から、いまのような発言はなかったということを須藤さんに対して理事として確認しますかということについて、二回、議運の委員長から発言がありまして、このとき須藤さんは、この三つは具体的になかったことを確認します、こういうぐあいに明確に発言をしておられます。それがきょうの赤旗によりますと、「私は断じて確認していません。当然のことです。」と、まあ、こうなっておるわけですが、ほんとうにこれ、議運の理事会でこのように確認したことが、この赤旗によりますと、「私は確認していない」というのが大きな活字になって出ておりますし、こういうぐあいになりますと、非常に私たち議運の理事会で話し合いをしたこと、また確認したことがひっくり返るということは非常に残念であります。したがって、こういう点もやっぱり明らかにしていただきたいと思います。
#25
○中村利次君 これはもう簡単に、第二項については皆さんから意見が述べられておりまして、大体私も同じでありますから省略をいたします。赤旗の記事についても、これは六日の理事会における各党の発言についての七月七日付の赤旗の記事、これは事実と反するということは確認されておるわけでありますから、これも私は多言を要する必要はないと思う。
 特にそれに加えて、御指摘もありましたけれども、きのうの七月八日付の赤旗の記事が、七日付の記事は、これは各党の代表発言に対することでありますから、公党に対する、これは公党としての名誉の問題でございましょうが、七月の八日の赤旗の記事につきましては、議運委員長の越権行為云々という、とんでもない話だという記事になっておる。これは各党というよりも、本院の議院運営委員会の代表としての委員長の発言を否定するこれは記事でありますから、まことにこれはきわめて重大な内容だと思いますから、私はこれは念を押して、そういう事実があったのかないのかということをだめ押しをした結果、そういう事実はない、越権行為であって、とんでもないことだというようなことを言った覚えはないという事実否定を須藤委員おやりになっておるわけなんでありますから、一連の、こういう、まことに、何だそんなことをくどくど言わなくてもというような見過ごされがちなことが、実はこれはたいへん重要な問題でありますから、したがって、これはぜひ私は訂正をさせなければ片がつかない問題だと思います。少なくとも権威ある議運の委員長が、理事会の意思によって代表して訂正を申し入れたことに対して、それが事実と反し、越権行為であるというような記事になるということは、全くこれは事実に反するどころじゃなくて、きわめて重大、これはひとつぜひ訂正させるべきである。
#26
○宮崎正雄君 私は先ほど議長が、こういう形で討論することは非常にけっこうだと、こういうような趣旨の御発言がございましたが、問題によってはこういうような形で議論をするということは私もけっこうであると思います。しかし、きょうのこの委員会が、理事会で討議しても、それが信頼できないから、委員会を開いて速記をつけなければ協議ができないというようなことになりますと、そういう形で開かれたことにつきまして、私はきわめて遺憾に存じます。
 第二点は、まあ、私はあえて議員の数の多数を言うわけじゃございませんが、今度の問題は、まあ、議員数から言いますというと、二百五十二名の中の十一名の共産党さんが自説を固持されたがために起こった問題でございます。しかも、あの決議案の内容につきましては、われわれは、わが党といたしましては相当問題はありましたけれども、何とか決議案の上程は従来のよき慣習、全党一致でまとめて上程し決議をしたいという、何とかそういうことで話がつかないものかということで、まあ、相当わが党といたしましては譲歩し、それらの点を基礎にして社会党、あるいは各党が終日かかってこの決議案の取りまとめに御努力をされたことは先ほど社会党のほうから御説明があったとおりでございます。それで共産党が反対されるのも、内容において絶対に相いれないと、賛成できないということで、あくまで自説を固執されるなら、これは私は党のことでございますから何も申し上げません。しかし、共産党の言い分も相当取り入れられて、残った点はほんとうにきわめて微々たる点であった。その点を最後まで固執されて、ついにいままで守られてきた全党一致で、しかも話し合いによって円満に決議案をまとめたいというこの慣習が、わずか十一名の方々が自説を固執して歩み寄りを示されず、徹底的にがんばられたというところに私は今日の事態が起こったと思う。今後、このようなことが起こったら、私は参議院の運営はとても正常に円満にいかないと思います。したがいまして、共産党のほうも、いろいろいきさつもあったと思いますが、今回の問題を契機として、やはり民主主義の原則に従って、それぞれの主張や政策はあっても、最大多数がこれでいこうということであって、しかも、それが党として絶対に譲れないというものでなかったら、やはり協調して参議院の円満な運営に協力をしていただくように私はこの機会に切に切望しておきたいと思います。
 以上。
#27
○委員長(植木光教君) 須藤君、御発言ございませんか。
#28
○須藤五郎君 私は、先ほど私たちの党の意見はまとめて述べておりますから、あらためてここで発言を重ねる必要はないように思いますが、重ねて意見を述べろというと同じことになるわけなんです。ただ一つ、私は山崎さんにちょっとお答えしておきたい。それは理事会でもお答えしましたが、あなたは私に反対討論をやれというふうな、そういうことばは使っていらっしゃらないのです。その点は私は明らかにしておきたいと思うのです。しかし、あの中に、五日の時点で本会議を開いてほしいということは桧垣さんもおっしゃったように思いますし、それから山崎さんのことばの中にもあったように思うのです。そうすると、その続きが私のメモにないわけです。だから、私はそこで、そこだけメモがしてあるのです。そうすると、五日の時点に戻ってというと、共産党は反対討論をやるという五日の決定に従ってと、こういうふうに、それは私の解釈ではなくて赤旗の解釈だと、こう言わざるを得ないのですね。だから、その点が、私が、山崎さんは私が反対討論やれと言いましたよとまでは私は言っていないのでございまして、五日の時点に立ってという意見が、桧垣さんや山崎さんからそういうことばが出た、こういうことは私は話したように思うのです。そういうふうに理解をしておいていただきたいと思います。
 もう、こういう問題をこの場でやるよりも、私は意見としては、早く決議案の採決に入ってもらいたいというのが私の意見です。
#29
○丸茂重貞君 一言。この問題は私ずいぶん長く国会に籍を置いているのだけれども、きわめて簡単なことだと思うのですよね。そうでしょう。議運の理事会で決定したことを、あとで自分の党の都合で、どうもあれじゃぐあいが悪いぞ、あとから変えろといったけれども、もう決定したあとだから、何とかこれをうまく世間に糊塗するようにするにはどうしたらいいだろう、そのこじつけとすりかえだけなんですよ。したがって、こういうことを、まあ、反省したらどうだろうかとか、重大なひとつあれをしてくれというふうなことをしますと、今後、将来、こういう政党はあまりほかにはありませんけれども、かりにある一党がこれにまねをして、苦しくなったら、ああいう前例があるのだから、理事会で決定したことでも、あとでひっくり返してやろう、こういうことが出ないとも限らない、おそらく私は委員長のこのメモの中に、今後絶対さようなことをさせない決意が入っていると思う。これから承りますが、しかし、それだけじゃない、これだけの混乱を巻き起こして、大事な反対決議を今日まで遷延さしたその責任問題、あわせて私はどうしてもこの際明らかにしておきませんと、信賞必罰の実はあがらぬ、非常に私は民主主義のルールに対しまして、こんな最大の危機だ、これほど大きな危機はない、したがって、私は議会全体の立場から、ぜひともこれは峻厳な態度をとりたい、お願いします。
#30
○委員長(植木光教君) 赤旗記事の問題につきましては後ほど理事会において協議をいたします。
 他に御発言はございませんか。
#31
○中村利次君 私は最後に、事実関係はきわめて明確になったわけでありますから、そこで日本共産党がやはり陳謝をされて、こういう事実関係が明確になっておるのに、これは陳謝をされるのが当然でありますから陳謝をされて、そうしてすみやかに本院がやろうとしておる決議に、核実験に対する決議をすみやかにできるようにお取り計らいを願いたい。
#32
○玉置和郎君 責任は明確にはっきりさせてもらわなければ困るよ。陳謝しなければいかぬ。こういう混乱さしたら、議運の中から理事を遠慮してもらうとか、そういうはっきりしたものが出てこないと、これはぴしゃっと締まらぬよ。
#33
○委員長(植木光教君) ほかに御発言ございますか。
 ただいま種々論議がございました。委員会はこの程度といたしまして、ただいま述べられました御意見をもとにいたしまして、理事会におきまして協議いたしたいと存じます。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#34
○委員長(植木光教君) 暫時休憩いたします。
   午後二時五十二分休憩
  〔休憩後開会に至らなかった〕
ソース: 国立国会図書館
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