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1972/07/12 第71回国会 参議院 参議院会議録情報 第071回国会 社会労働委員会 第19号
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1972/07/12 第71回国会 参議院

参議院会議録情報 第071回国会 社会労働委員会 第19号

#1
第071回国会 社会労働委員会 第19号
昭和四十八年七月十二日(木曜日)
   午前十一時三十六分開会
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         大橋 和孝君
    理 事
                玉置 和郎君
                丸茂 重貞君
                須原 昭二君
                小平 芳平君
    委 員
                上原 正吉君
                川野辺 静君
                君  健男君
                斎藤 十朗君
                高橋文五郎君
                橋本 繁蔵君
                田中寿美子君
                藤原 道子君
                矢山 有作君
                柏原 ヤス君
                中沢伊登子君
                小笠原貞子君
   国務大臣
       労 働 大 臣  加藤常太郎君
   政府委員
       運輸省港湾局長  岡部  保君
       労働省職業安定
       局長       道正 邦彦君
       労働省職業安定
       局審議官     中原  晁君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        中原 武夫君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○連合審査会に関する件
○港湾労働法の一部を改正する法律案(内閣提出、
 衆議院送付)
    ―――――――――――――
#2
○委員長(大橋和孝君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
 参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。
 健康保険法等の一部を改正する法律案、厚生年金保険法等の一部を改正する法律案、両案の審査のため参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○委員長(大橋和孝君) 御異議ないと認めます。
 なお、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○委員長(大橋和孝君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#5
○委員長(大橋和孝君) 連合審査会に関する件についておはかりいたします。
 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案について運輸委員会に対し連合審査の開会を申し入れることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○委員長(大橋和孝君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(大橋和孝君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
    ―――――――――――――
#8
○委員長(大橋和孝君) 港湾労働法の一部を改正する法律案を議題とし、前回に引き続き質疑を行ないます。
 質疑のある方は順次御発言を願います。
#9
○須原昭二君 港湾労働法の一部を改正する法律案について当委員会は審議をいたしてまいったわけでありますが、実はこの審議の過程の中で、特に労使間の正常化がなければこの法律をつくっても価値がない、すなわち砂上の楼閣であると、こういう政府当局からの答弁があったわけでありますが、その前提に立ちますと、この労使関係がどうなっているか、こういうことでいろいろ問題が出てきておったわけです。
 御案内のとおり、三・二二協定を破棄をした、これをもう一ぺん有効にして発効させる、再確認をさせる、さらにそれについての中央の団交を再開をせよ、これが前提条件である、こういうことで、実は前々回の当委員会において確約書並びに念書まで、異様な措置をとったわけです。その後、実は七月四日だったと思いますが、日本港運協会において中央団交は七月の十三日――あすですね、あす行なう、再開をする。そして三・二二協定についてもこの中央団交で確認をする、こういう前提でお話がございました。きょう実は理事会を開いて、総会を開いて、あすの団交に臨むということでありますが、時あたかもこの「海事新聞」を見ますと、「確認書は承服できぬ」、高嶋さんが労働省あるいは運輸省と話し合った、そして、それを順守する、こういう確認書を結んだことについてはけしからぬと、特に、七月十日の「海事日報」ですか、ちょっと読んでみますけれども、「港湾労使による中央団交再開問題をめぐって、東京、横浜両港運協会は昨九日、緊急理事会をひらいて、日港協中央に対し、疑義を文書で正式に通達した。
 東京港運協会の場合は、中央団交再開と、三・二二協定遵守についての高嶋会長代行の確認書問題に対し、団交再開に対する反対と三・二二協定内容に対し疑義ある旨を文書で通知したものである。
 また、横浜港運協会の場合は、日港協中央が従来のように全国港湾代表者と中央団交する方式で再開することに反対している。」、こういうふうに堂々と事実を報道いたしておるわけです。
 御案内のとおり、六大港がありまして、名古屋はこれに参加をしておりません。したがって、門司等における――関門ですね、門司の港湾協会においても、この問題についてさいせんから反対をいたしておるわけで、これまた、東京も横浜もということになりますと、五大港のうち三つが反対をしている。あと二つの大阪、神戸についてはまだ消息を私は存知いたしておりませんけれども、こういう状態になりますと、実はきょう、ほんとうに理事会が開かれて、総会までこぎつけられるかどうか、この問題に重大な関心を持たざるを得ないわけです。われわれ理事会の中でも論議がございましたけれども、この問題については政府当局に少なくとも当委員会までに団交までこぎつけなさい、こういう要請をいたしました。労働省はこれに全力を払って責任を持ちますと、こういうことまで実は聞いておったわけですが、それができていないわけです。すなわち、確約書、念書を結び、さらにまた、今度の十二日、きょう、あすに控えておる中央団交は確実だと、二度こう論議をしたわけでありますが、この二つともいまの状況では、われわれも実現を期待をいたしておったところが、非常に期待はずれと、こういう状態になっておるわけでありまして、まことに遺憾といわなければならないわけです。したがって、労使の状況が正常化にならない以上、いかに港湾労働法の一部を改正する法律案というものを審議しても私は価値がない、こういうふうに断ぜざるを得ないわけでありまして、この点の経過について一応労働省の見解をお尋ねをいたしたいと思います。
#10
○政府委員(道正邦彦君) 前回の当委員会に御報告申し上げましたように、去る四日、全国港湾と日本港運協会の最高責任者の間に予備折衝が持たれまして、十三日に中央団交を再開する。その際、三・二二協定については確認をするという申し合わせがなされたわけでございます。ただいま先生が言われましたように、業界のほうの内部にいろいろの意見があるということも新聞その他で私ども仄聞いたしておりますが、現在、労務関係の専門の委員会でございまする日本港運協会の業務委員会が開催中でございます。その結果はまだ判明いたしておりません。それを受けまして、午後から理事会の総会が開かれるわけでございますが、それも本日の午後の問題でございます。それを受けてあしたの中央団交にどういう態度で臨むか、これもまだ未確定でございます。われわれといたしましては、労使関係の正常化のために、行政権としてなし得る限界ぎりぎりまで努力を続けたっもりでございますが、現状はいま御報告申し上げましたとおりでございます。
#11
○須原昭二君 実は、きょう政府側からこうなりました、御心配をかけましたけれども、こういう円満に、正常化になりました、こういう御答弁があると期待をいたしておったわけですが、残念ながら、いまの御答弁のように、私が申し上げました「日海新聞」あるいは「海事日報」等々の報道に基づく状態がいまなお続いておる。いまお話しございましたように、常任理事会ですか、理事会が開かれるといわれましても全部参加するかどうか、そこで参加をいたしましてもあすの団交までにこぎつけられるかどうか、これはまさに未確定であると、こういう御報告でございますが、こういう事態では、私はこの法律案を審議をしても価値がない。したがって、この問題はひとつ委員長のほうでお取り計らいを願いたい、この理事間で御協議を賜わるように。このまま継続をしても論議が無意味ではないか、こういうふうに感じます。お取り回しをひとつお願いをしたいと思います。
#12
○委員長(大橋和孝君) それでは、本案に対する質疑は、午前中はこの程度にとどめます。
 午後三時まで休憩いたします。
   午前十一時四十五分休憩
  〔休憩後開会に至らなかった〕
     ―――――・―――――
七月十日本委員会に左の案件を付託された。
 一、労働者災害補償保険法の一部を改正する法
  律案(予備審査のための付託は五月十一日)
 一、船員保険法の一部を改正する法律案(予備
  審査のための付託は三月三日)
ソース: 国立国会図書館
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